2018年5月22日 (火)

チューピーの耳かき -岡山県倉敷市-

岡山県倉敷市,瀬戸大橋の近くにある遊園地「鷲羽山ハイランド」のキャラクター「チューピー」の耳かきです。

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鷲羽山ハイランドにはジェットコースターや大観覧車など様々なアトラクションがありますが,すぐ目の前に瀬戸内海や瀬戸大橋が迫っているので,スリル満点です。

このチューピーの耳かきは,鷲羽山ハイランド内のショップで購入しました。

チューピーが着ている緑と黄色の上着は,ブラジルの国旗をイメージしたものでしょう。

鷲羽山ハイランドは正式名称を「ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド」といい,ブラジル出身のメンバーによるサンバやダンスショーなど,ブラジルムードあふれる遊園地です。

私は,このブラジルショーが好きで,サンバの「ブラジルの水彩画」やボサノバの「デザフィナード」,「イパネマの娘」,「トリステーザ」などの歌が流れると,つい一緒になって口ずさみ,踊ってしまいます。

鷲羽山ハイランドは,様々なアトラクションやブラジルショーで1日中楽しめる遊園地です。

2018年5月16日 (水)

広島の名物・郷土料理4 -でんがく・ホルモンおでん,田楽とおでんの食文化史-

 広島には「ホルモン天ぷら」のお店が数多くありますが,こうしたお店の中には,天ぷら以外にもホルモンを使った広島ならではの料理が用意されていることがあります。

 その代表的な料理が「でんがく」と「ホルモンおでん」です。

 今回は,この2つの料理を御紹介したいと思います。


でんがく

 店内のメニューには「でんがく(汁)」や「でんがくうどん」と表記されているのですが,実際に出されてみないと名前だけで理解するのは難しい料理だと思います。

 「でんがく」は,地元広島でも御存知の方は少ない料理でしょう。

(でんがく)
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 これがその「でんがく」です。

 ひらがなで表現されたやさしいイメージとのギャップを感じてしまうような見た目です(笑)。

 「でんがく」は,一言で表現すれば,ホルモン汁のことです。

 具は,小腸,チギモ(脾臓),ヤオギモ(肺),センマイ(牛の第三胃袋),ガリ(軟骨)など様々な種類のホルモンと,キャベツや春菊などの野菜で構成されています。

 ホルモンを煮込むことで抽出されるだしを塩味で整えたシンプルな味付けですが,様々な部位のホルモンを入れて煮込むことで,ホルモン本来のうまみや,脂のコクが凝縮された奥深い味の汁に仕上がっています。

 キャベツや春菊といった野菜は,口内をさっぱりとリフレッシュさせる効果もあります。

 ホルモン天ぷらとは違い,見た目そのままのホルモンが入っているので,野趣あふれる料理ですが,やわらかく煮込まれており,いろんなホルモンを確認しながら味わえるというメリットがあります。

 この「でんがく」に,うどんを加えると「でんがくうどん」,そうめんを加えると「でんがくにゅうめん(でんがくそうめん)」と呼ばれる料理になります。

 広島の「でんがく」は,様々なホルモンを一度に,そのうまみを余すことなく味わえる汁だと定義することができるでしょう。


ホルモンおでん(牛スジ・ヤオギモ)

 「でんがく」はホルモンの煮込み汁ですので,「おでん」に近い料理だと言えます。

 ところが,「でんがく」を提供している広島のホルモン天ぷら店には大抵,牛すじやホルモンを出汁にした黒い汁が特徴の「ホルモンおでん」も提供されているのです。

 こちらがその「ホルモンおでん」です。

(ホルモンおでん)
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 上の串が牛スジ,下の大きな塊の肉が牛の肺です。

 スジ肉は,市販のおでんの具としてもよくみかけますね。

 ただ,今回のスジは,ホルモンを扱う店のスジだけに,一回り大きく,肉付きも多いように思いました。

 一方,牛の肺(フワ)は,広島では「ヤオギモ」と呼ばれます。

 かなり大きく重い塊なので,箸でつまみ上げるのは難しく,お店の方に大きな金網で掬い上げてもらいました。

 広島以外の方には馴染みが薄い肉かも知れませんが,広島にはこの「ヤオギモ」を醤油,砂糖,生姜などで甘辛く煮た「牛やおぎも煮」という料理があり,専門店のみならず広島市内のスーパーの惣菜コーナーなどでもよく販売されています。

 ですので,「ヤオギモ」のおでんは,地元広島の方であれば,そんなに抵抗ないという方も多いでしょう。

 この黒い汁が特徴の広島の「おでん」と,すまし汁に近い広島の「でんがく」は,同じ煮込み料理でありながら対照的な料理となっています。


「田楽」と「おでん」の食文化史

 今回御紹介した広島の「でんがく」は,豆腐やこんにゃくなどに味噌を塗って焼いた「田楽(でんがく)」と関係があるのでしょうか。

 このことを考える前提として,「田楽」と「おでん」の食文化史にも少し触れておきたいと思います。

 「田楽」という名称は,平安時代に田楽法師が竹馬に乗り,田植えの豊作を祈願して舞い踊る姿が,豆腐に長い串を刺し味噌をつけて焼く料理に似ていたことに由来しています。

(豆腐の味噌田楽(愛知県岡崎市))
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 この「田楽」が,のちに接頭語の「お」を付けた「おでんがく」となり,略されて「おでん」と呼ばれるようになりました。

 「田楽」に用いる食材も,豆腐のほかにこんにゃくも使われるようになり,醤油も登場することによって,焼く料理から煮込む料理へと組み替えがなされるようになりました。

(こんにゃくの味噌田楽(愛知県岡崎市))
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 そして,具材も鳥獣肉や魚肉練り製品にまで広がり,「おでん」という料理に変化して現在に至っています。

 つまり「おでん」は元々の「田楽」という料理からは別物の,独立した料理へと進化したわけです。


広島の「でんがく」の意味を考える

 こうした「田楽」と「おでん」の食文化史を踏まえた上で,改めて広島の「でんがく」という名称の由来について考察してみたいと思います。

 広島の「でんがく」はホルモンを煮込んで作られる「おでん」とよく似た料理です。

 しかしながら,広島ではホルモンは「おでん」を作る際の出汁や具材としても使われていますので,ホルモン煮込み汁のことまで含めて「おでん」と呼ぶと,それぞれの料理の区別が付かなくなってしまいます。

 そこで,「おでん」とは別の料理という意味で,おでんのルーツとなった名称である「でんがく」という呼び名が用いられるようになったのではないでしょうか。

 このお話は私の推論に過ぎませんが,広島の「でんがく」という料理の名称は,何らかの形で「おでん」や「田楽」と関係性があるのではないかと考えます。


<関連記事>
 「広島の名物・郷土料理1 -ホルモン天ぷら,ホルモン天ぷらの種類と特徴-
 「広島の名物・郷土料理2 -ホルモン天ぷら(ビチ・チギモ),スマートな注文方法-

2018年5月12日 (土)

青森のソウルフード探訪記 -万茶ンの太宰ブレンド・りんごジュース自動販売機・イギリストースト-

太宰治も通った喫茶店「万茶ン」

 青森県弘前市を訪問しました。

(弘前駅に停車する701系電車)
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 弘前駅の発車メロディーは,津軽三味線による「津軽じょんがら節」です。

 弘前では,「奇跡のりんご」のスイーツが味わえる「パティスリー山崎」や,バナナ最中の「旭松堂」,「弘前市立観光館(想い出ショップさくらはうす)」,弘前城などを巡りました。

 見どころ満載の弘前市内において,太宰治ファンなら押さえておきたい店があります。

 喫茶店「万茶ン(まんちゃん)」です。

(喫茶店「万茶ン」)
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 創業が昭和4年と東北最古の喫茶店で,文豪 太宰治をはじめ,洋画家の阿部合成や作家の石坂洋次郎なども通い,この店で珈琲を楽しんだようです。

 店内は静かで落ち着いた雰囲気で,旅の疲れを癒してくれました。

 私は昭和の珈琲「太宰ブレンド」を注文しました。

 店内を見回してみると,私が座った席の真後ろに太宰治の本が集められていました。

(太宰治の本)
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 「人間失格」,「走れメロス」,「斜陽」,「お伽草子」,「女生徒」…中高生時代にいろんな作品を読んだなと懐かしく思いました。

 カウンターではマスターがサイフォンでコーヒーを丁寧に淹れておられました。

 コーヒーが出来上がり,テーブルに運ばれてきました。

(「万茶ン」の「太宰ブレンド」)
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 コーヒーがカップに注がれた後,置いていかれたサイフォンの中にもう一杯分のコーヒーがあったので,コーヒーを2杯分ゆっくりと楽しむ事ができました。

 深みがあり,後味がすっきりした味わいのコーヒーでした。

 私の旅はいつも駆け足の「走れメロス」状態なのですが,できればこの喫茶店でしばらくゆっくりしたいなと思うほど,落ち着いて雰囲気の良いお店でした。


青森駅・りんごジュースの自動販売機

 続いて青森市を訪問しました。

 青森駅で降り,ねぶたの展示・体験施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」やりんごを中心に青森のグルメを集めたショップ「AーFACTORY」,「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」などを散策しました。

(青森駅周辺施設)
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 3月中旬だったので,まだ雪が積もっていますが,写真の橋が「青森ベイブリッジ」,橋のふもと,写真左側が「AーFACTORY」,写真右側手前が「ねぶたの家 ワ・ラッセ」,さらに写真中央奥には青函連絡船として活躍した八甲田丸も見えます。

 青森駅構内を歩いていると,青森らしい自動販売機がありました。

(青森駅・りんごジュースの自動販売機)
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 青森のりんご(ふじ・トキ・つがる・きおう)100%のジュースだけがずらりと販売されています。

 りんごジュースの飲み比べができるなんて,青森らしくていいアイデアですね。


工藤パンの「イギリストースト」

 青森駅から青森市街を散策していると,コンビニエンスストアで面白い商品案内を見つけました。

(イギリストースト商品案内)
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 「青森県のソウルフード イギリストーストありま~す♪」

 青森県のソウルフード?青森とイギリス?

 興味を持って店内に入り,イギリストーストなるものを購入してみました。

 宿泊先のホテルで開封し,いただきました。

(イギリストースト(包装))
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 イギリスの旗,ユニオンジャックがデザインされた「イギリストースト」。

 地元青森の工藤パンの商品です。

 なるほど,山形の食パンをイギリスパンと呼ぶことから,イギリスなんですね。(工藤パンでは山形の食パンを「イギリスブレッド」として販売されています。)

 でもトーストされて(焼かれて)ないのに,トーストとは面白いネーミングです。

(イギリストースト(中身))
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 イギリスパンが二枚合わせになっており,中にマーガリンとグラニュー糖のフィリングがはさまれています。

 グラニュー糖がたっぷりで,ジャリジャリした食感が楽しめます。

 マーガリンとグラニュー糖のコンビ。

 そう言えば,二枚合わせではありませんが,食パンの上にマーガリンとグラニュー糖が塗られた「シュガーマーガリン」という昔ながらの菓子パンがあります。

 「イギリストースト」は,この「シュガーマーガリン」を二枚合わせにした菓子パンのことです。

※「シュガーマーガリン」,私の住む広島だけではないですよね…。広島では,シュガーマーガリンにさらにイチゴジャムまで塗られたパンも見かけるのですが,全国区かと言われれば少し自信がありません。

 訪問したお店では,ほかにもグラニュー糖が多い「ジャリ増し」や,ラスクも売られていました。

(「イギリストースト ラスク」)
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 ラスクの方がトーストっぽい気もします。

 ラスクなら,ジャリ感とともにバリバリ感も味わえます。

 イギリストーストに関するウェブサイトを見てみると,地元青森ではオリジナル商品のほかにも,チョコレートやコーヒークリーム,小倉あん,ジャムなどいろんな種類のイギリストーストが販売されているようです。

 中には,フレンチトーストやフレンチトースト・ピザ風まで販売されたこともあるようで,こうなると,イギリスなのかフランスなのかイタリアなのか,一体どこの国のパンなのかわからなくなってしまいます(笑)。

 ちなみに,以前当ブログで,青森や秋田ではバナナが好まれ,バナナ最中という郷土菓子まであることを御紹介しましたが,「工藤パン」でも,「スペシャルバナナ」や「バナナオムレット」などバナナのパンも販売されているようです。


 青森には魅力的な食べ物や飲み物がたくさんありますので,食をテーマにした旅行もおすすめです。


<関連サイト>
 「万茶ン」(青森県弘前市土手町36-6)
 「青森りんごシリーズ」(「acure(アキュア)」JR東日本ウォータービジネス)
 「工藤パン」(イギリストースト)

<関連記事>
 「青森・秋田の郷土菓子 バナナ最中 -青森・秋田でバナナ最中が好まれる理由-

2018年5月 8日 (火)

大間のマグロの耳かき -青森県大間町-

有名な青森「大間のマグロ」の耳かきです。

青森県五所川原市の「立佞武多の館(たちねぶたのやかた)」で購入しました。

台紙には「とろーり絶品!! 大間のマグロ 青森名物」と記載されています。

色つやが本物のマグロのような,リアルな耳かきです。

大間のマグロと言えば,テレビでもよく大間の漁師さんが一本釣りに挑まれる姿が放送されていますね。

一攫千金を夢見て来る日も来る日もマグロを追い求める漁師さんの姿,マグロがかかった瞬間一気に走る緊張感,人間とマグロの長時間に渡る格闘,独特な方言交じりの漁師さんのつぶやき,ジリジリと鳴り続ける電気ショッカー,釣り上げて猛スピードで港に帰る船,そうした様子をつぶさに伝えるナレーター…。

大間のマグロと言えば,即座にこうしたシーンが思い浮かびます。

釣り好きですが,釣りたいとまでは言いません。
一度でいいから食べてみたい!!

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2018年5月 4日 (金)

宍道湖の夕景 -夕景撮影と夜景撮影のポイント・比較-

 宍道湖の夕日を撮影したいと思い,広島市内から自動車で島根県松江市を訪問しました。

 尾道松江線(中国やまなみ街道)が開通したおかげで,以前と比べてずいぶんアクセスが良くなり,所要時間も短くなりました。


宍道湖夕日スポット

 夕方になり,国道9号沿いの宍道湖に面した「宍道湖夕日スポット」へ行きました。

 日没時刻の約1時間半前に着きましたが,すでにちらほら人が集まっていました。

 三脚にカメラをセットし,夕日スポットテラスに座ってベストタイムを待つこととしました。

 自然と隣の方と会話するようになり,お話を伺ったところ,その方は京都から夕日の撮影のために松江まで来られたとのことでした。

 オリンパスの機械式一眼レフカメラやフィルムを見せていただきましたが,お互いカメラ好きなので初対面でもすぐに話が合いました(笑)。

 日没時刻が近づくにつれ,徐々に人が増えてきました。

 そのうち,私と隣の方の間に割り込んでくるようにキャノンの立派な望遠レンズを付けたカメラを持った方が来られ,人が混んできたのかなと後ろを振り返ると,テラス一面に人だかりができていました。

 車だけでなく,バスやタクシーで見学に来られた方も大勢おられました。

 私のようにカメラや三脚を持ってきて,気合いを入れて写真撮影されている方も多く,記者会見の会場を思わせるような状況でした。

 私もカメラマンになりきり,夢中でシャッターを切りました。


宍道湖の夕日写真

 次の写真は,いずれも宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島と夕日を撮影したものです。

(宍道湖夕景A)
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※写真をクリックすると拡大します。
ニコンD7100・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6/80mm・マニュアルモード・f6.7・1/1500秒・ISOオート/900・AWB

宍道湖夕景Aは,全体的にバランスがよいと思い選びました。


(宍道湖夕景B)
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※写真をクリックすると拡大します。
ニコンD7100・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6/58mm・マニュアルモード・f8・1/1000秒・ISOオート/500・AWB

 宍道湖夕景Bは,夕日の色合いが出ていると思い,選びました。
 観光遊覧船も見えます。


(宍道湖夕景C)
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※写真をクリックすると拡大します。
ニコンD7100・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6/66mm・マニュアルモード・f8・1/500秒・ISOオート/720・AWB

 宍道湖夕景Cは,夕日に少し雲がかかっていますが,嫁ヶ島の上に鳥が群れ,観光遊覧船も写っているので,選びました。

 皆さんはどれが1番良いと思われましたでしょうか。

 「どれもいまいち」かも知れませんが…(笑)。


夕景撮影のポイント

 今回撮影してみてわかった夕景撮影のポイントをまとめてみました。

(1)プログラムオート撮影を除き,太陽が沈むにつれ,明るさも刻々と変化してくるため,その都度シャッタースピードや露出などを調整する必要がある。
(今回の写真は,マニュアルモード(シャッタースピードと絞りを自分で決める)で撮影しました。)

(2)太陽の光が強いため,ISO感度は低めで対応できる。
(ISO感度を高めに設定する夜景写真とは対照的です。)

(3)露出はマイナス補正すると夕日の色がより強調される。
(今回の写真はあえて補正せず,青系も含めたやわらかい感じの写真にしてみました。)

(4)絞りを絞る(f値を大きくする)と,夕日の輪郭がはっきり映るが,「ゴースト」(レンズの影響を受けた光の輪郭が起きる現象)や「フレア」(写真が白っぽくなる現象)も起きやすくなる。

(5)単調な風景の場合は,望遠モードや望遠レンズで夕日をクローズアップさせるとよい。
(今回の写真は嫁ヶ島や観光遊覧船を入れました。)

(6)構図は,水面(地上)に輝く夕日と夕焼け空のどちらを強調させたいかによって,強調させたい方の割合を多くするように水平線(地平線)の位置を決めるとよい。
(今回の写真は夕焼け空のグラデーションを強調させたいため,空の割合を多くしました。)

(7)夕日が沈む直前に雲があるかどうかが写真の出来に左右する。
(これはもう運です。何度か通うのがいいのでしょうが,撮影場所が遠いとなかなか難しいですよね…。)


 1つ参考例を御紹介します。

 (3)について,「宍道湖夕景B」の写真(RAWデータ)を,レタッチソフトを使って露出を-1.0補正してみます。

(宍道湖夕景B’)
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※写真をクリックすると拡大します。
ニコンD7100・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6/58mm・マニュアルモード・f8・1/1000秒・-1.0補正・ISOオート/500・AWB

 「宍道湖夕景B」と比較してみてください。夕日の色が強調されてますよね。

 その分,コントラストも強くなり,嫁ヶ島や観光遊覧船が黒くつぶれてしまうのですが,夕景写真では,そのコントラストも大切な要素となります。


夕景撮影と夜景撮影の比較・共通点

 以前,私は夜景を撮影したことがありますが,夕景撮影は夜景撮影より難しいと思いました。

 前述の「夕景撮影のポイント」と照らし合わせると,夜景撮影の場合は,

(1)シャッタースピードや露出を固定できる。
(シャッタースピードが遅くなるので三脚があった方がよい。)

(2)ISO感度が固定できる。
(夕景に比べ,感度を高めに設定する。)

(3)露出を大きく補正する必要がない。

(4)「ゴースト」や「フレア」の心配が少ない。

(5)夜景は明かりや色の分散・広がりがある場所が好まれるため,単調な写真とはなりにくい。

(6)真っ暗(夜の山や海など)か被写体(明かり)があるかの世界なので,自然と強調させたいもの(構図)が決まる。

(7)天候に左右されるが,雲の有無まで気を遣う夕景ほどではない。

といった点で,夕景撮影と比べて撮影しやすいのです。


 夕景撮影と夜景撮影で共通点もあります。

 「勝負の時間が限られている」ということです。

 夕景撮影は日没前から日没後のトワイライト(黄昏時)まで,夜景撮影はトワイライトから数時間後までと,勝負時間が決まっているのです。

 「夜景撮影は夜中でもいいのでは」と思われるかも知れませんが,薄明りのあるトワイライトの時が夜空にもグラデーションが出ますし,夜遅くなるにつれ,街の明かりもだんだん少なくなり,さみしい写真になってきます。


 こうした内容を理解し,夕景・夜景撮影をされるとよいかと思います。
 

<関連リンク>
 「松江 宍道湖夕日情報」(「水の都 松江」(一社)松江観光協会)

<関連記事>
 「広島市南区の黄金山と「黄金山まんじゅう」」(黄金山の夜景)
 「夜景写真 -皿倉山(福岡県北九州市)・火の山公園(山口県下関市)-

2018年4月30日 (月)

秋田と青森を結ぶリゾート列車「リゾートしらかみ」の魅力 -ジョイフルキャンディー・マグカツドック-

 今回は秋田と青森を結ぶリゾート列車「リゾートしらかみ」の魅力を御案内したいと思います。

 ゆっくりと旅するような気持ちでお付き合いください。


「リゾートしらかみ1号」秋田駅出発

 秋田駅から「リゾートしらかみ1号」に乗り,五能線沿線の旅を楽しみました。

(秋田駅構内「なまはげ」飾り)
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 出発前の秋田駅構内で見た「なまはげ」飾りも旅情をかきたててくれました。

 「リゾートしらかみ」は,五能線沿線の車窓の風景や車内イベントを楽しめるリゾート列車です。

(「リゾートしらかみ」と路線図)
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(JR東日本『北東北のってたのしい列車』パンフレットから引用)
※画像をクリックすると拡大します。

 秋田-青森間を奥羽本線・五能線経由で,途中主な駅に停車しながら走る快速電車です。

 全席指定席で,乗車券のほかに指定席券が必要となります。

 指定席券を事前購入したところ,私は1号車4番A席を用意していただきました。

 リゾート列車など乗ったことのなかった私は,出発前から期待に胸がふくらみました。

(「リゾートしらかみ1号」(橅編成))
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 秋田駅で出発を待つ「リゾートしらかみ1号」(橅(ぶな)編成)です。

 ホームで駅弁も販売されていました。

(「リゾートしらかみ1号」ドア付近)
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 ドア付近の様子です。

 白神山地のブナのデザインや青森行きを示す行先表示器が,旅の始まりを実感させてくれました。

 定刻の8時20分,「リゾートしらかみ1号」は青森へ向け出発しました。


五能線起点駅「東能代駅」

(東能代駅に停車する「リゾートしらかみ1号」と「キハ40系」)
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 秋田駅を出発し,奥羽本線経由で東能代(ひがしのしろ)駅に到着しました。

 クリーム色に青色のストライプ(五能線色)のキハ40系が停車していました。

 この駅が五能線の起点駅となり,ここから先は進行方向が変わって五能線となります。


「ORAHO」カウンター

 落ち着いたところで,車内の売店「ORAHO(おらほ)」カウンターへ行ってみました。

(「ORAHO」カウンター)
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 食に興味のある「おらほ(私)」の出番だ~(笑)。

 私は「GONO LINE ジョイフルキャンディー」を購入しました。

(「GONO LINE ジョイフルキャンディー」)
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 写真左が「ORAHO」販売商品の案内,写真右が「GONO LINE ジョイフルキャンディー」です。

 「リゾートしらかみ」の車両は全部で3種類あり,今回私が乗車した白神山地のブナ林をイメージした「橅」編成(緑色)のほかに,日本海や十二湖をイメージした「青池」編成(青色)と,白神山地に生息するクマゲラと夕陽をイメージした「くまげら」編成(橙色)があります。

 「GONO LINE ジョイフルキャンディー」は,その3種類の車両を色でイメージしたキャンディーの詰合せです。

 緑色がメロン味,青色がソーダ味,橙色がオレンジ味です。

 飴をなめつつ,のんびりと車窓から景色を眺めて過ごしていると,岩館駅を過ぎ,やがて青森県に入りました。


青森県深浦町の「マグカツドック」

 十二湖駅から地元の方が乗り込み,買い物かご一杯に用意された出来たての「マグカツドック」の車内販売が始まりました。

 これが大人気で,1個500円ですが飛ぶように売れていました。

 当然,私も買いました。

(「マグカツドック」)
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 「ORAHO」販売商品案内にも「マグカツドック」が紹介されています。

 深浦町は青森県内でマグロの水揚げナンバーワンで,「マグカツドック」以外にも,「深浦マグロステーキ丼(マグステ丼)」や「ザ・深浦マグロカレー」などマグロを使ったご当地グルメがたくさん用意されています。

 その深浦町で「深浦マグロ料理グランプリ 2014」の初代グランプリに輝いた料理がこの「マグカツドック」です。

 パンに深浦町特産のマグロをミンチにして揚げたカツがはさまれています。

 カツと一緒にはさまれている野菜はサンチュです。

 ソースは,中濃ソースとピリ辛でにんにくの効いた焼肉のタレが合わさったような味です。

 出来たてカリカリのマグロのカツに,この特製ソースがよく合っていました。

(「マグカツドック」(拡大))
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 紙の包みもパンの形に揃えられ,電車内で手や口を汚さずきれいに食べられるよう工夫されていました。

 原材料表示を見ると,特製ソースには,中濃ソースのほかに,しょうゆ,にんにく,みりん,コチジャン(唐辛子味噌),ごま油,砂糖,生姜,みそ,唐辛子,食塩,胡椒と記載されていました。

 まさに焼肉のタレの原材料です。

 ここで1つアイデアが浮かびました。
 青森のにんにく,りんご,地元深浦町特産の甘い「ふかうら雪人参」などを入れて,より青森らしさを込めたソースに仕上げるというのはいかがでしょうか。

 この地元食材を組み合わせたソースは,深浦町のご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼(マグステ丼)」などに応用することも可能でしょう。


「リゾートしらかみ」橅編成と青池編成

 軽食を楽しんでいるうちに,リゾートしらかみ1号は深浦駅に到着しました。

(「リゾートしらかみ」橅編成と青池編成(深浦駅))
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 深浦駅ホームに停車する「リゾートしらかみ号」です。

 写真左の青い列車が「リゾートしらかみ2号(青池編成)」青森発秋田行き,写真右の緑の列車が今回御紹介している「リゾートしらかみ1号(橅編成)」秋田発青森行きです。

 秋田-青森間のほぼ中間地点で,両列車とも始発駅から2時間30~40分後となります。

 これから終着駅まで行く場合は,お互いこの倍の距離・時間をかけて向かうこととなります。

 「乗ること」自体を楽しむリゾート快速列車なので,長いと感じる人は少なく,逆にいつまでも乗っていたいと思う人ばかりでしょうね。(秋田-青森間の移動でスピードを求めるなら,奥羽本線経由の特急「つがる」を利用すれば,半分の約2時間40分で行けます。)


深浦駅~広戸駅間の絶景ポイント

 深浦駅を出発してしばらくすると,列車は速度を落とし,車内アナウンスで絶景ポイントの案内がありました。

(深浦駅~広戸駅間の車窓風景)
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 海や岩がすぐ目の前に見えます。
 五能線きっての絶景ポイントです。

 この後,千畳敷駅付近でも,海辺に石畳が広がる風景や太宰治文学碑などを見ることができました。


津軽三味線生演奏

 鰺ヶ沢駅でお2人の演奏者が乗車され,1号車にある車内イベントスペースで津軽三味線を演奏してくださいました。

(津軽三味線生演奏)
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 演奏の様子は各車両のモニターへも中継されますが,生演奏を聴きに1号車へ来られる乗客の方もたくさんおられました。

 私は1号車の前から4番目の席だったので,移動することなく間近で観賞することができました。

 「りんご節」や「津軽じょんがら節」などが演奏されました。

 私は特に「津軽じょんがら節」の緩急交えた力強い津軽三味線の音色に感動しました。

 青森の名峰「岩木山」を眺めながら津軽三味線の生演奏が聴けるなんて最高の贅沢です。

(岩木山)
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 車窓から眺めた岩木山です。迫力と威厳を感じました。

 太宰治も小説『津軽』の中で「なるほど弘前市の岩木山は,青森市の八甲田山よりも秀麗である。」と述べています。


五所川原駅到着

 津軽三味線の演奏もフィナーレを迎え,「リゾートしらかみ1号」は12時11分に五所川原駅に到着しました。

 私はこの五所川原駅で,名残惜しくも「リゾートしらかみ1号」とお別れとなりました。

(五所川原駅に停車する「リゾートしらかみ1号」と「キハ40系」)
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 写真右側,ホームの柱にある緑色の「ごしょがわら」と記載された駅名票には,リンゴの絵とJRのマークが描かれています。
 青森らしくていいアイデアですね。

 秋田駅を8時20分に出発して,五所川原駅まで約4時間。リゾート列車の旅を満喫することが出来ました。

 ちなみに,この列車に青森駅まで乗り続けた場合は,青森駅13時29分着ですので,約5時間の旅となります。

 乗車前は,途中で退屈になるだろうから,のんびり本でも読んで過ごそうと思っていたのですが,いざ乗車してみると,車窓から日本海の絶景などを楽しめるだけでなく,いろんな駅での途中下車(五能線起点駅「東能代駅」で記念写真,バスケの街・能代の「能代駅」でバスケシュート体験,「深浦駅」でのリゾートしらかみ待合せなど),絶景ポイントで案内放送を聴きながらの減速走行,「ORAHO」カウンターやご当地グルメの車内販売,津軽三味線の観賞,乗客同士の交流など様々な体験ができ,退屈するどころか,あっという間に時が過ぎてしまいました。

 まさに夢のような,幸せなひとときでした。

 今回,私は秋田駅から弘前駅・青森駅まで2日間乗り降り自由なきっぷ「五能線フリーパス」(3,810円)と指定席券で「リゾートしらかみ」に乗車しました。

 この「五能線フリーパス」を利用して,私はこのあとも,五所川原駅から弘前駅,弘前駅から青森駅,翌日に青森駅から新青森駅へと移動出来ました。
 とても便利でお得なきっぷです。

 魅力いっぱいのリゾート列車「リゾートしらかみ」の旅。

 皆様に自信を持っておすすめします。


<関連リンク>
 「五能線リゾートしらかみの旅」(JR東日本秋田支社)
 「リゾートしらかみ(のってたのしい列車)」(JR東日本)

2018年4月26日 (木)

ハタハタの耳かき -秋田県秋田市-

ハタハタの耳かきです。

台紙には,「ホロホロ美味しい ハタハタ 秋田名物」と記載されていました。

本物のハタハタを串に刺して焼いたような,リアルなハタハタ耳かきです。

ハタハタは秋田をはじめとする日本海側を中心に,塩焼き,しょっつる(魚醤),しょっつる鍋,ハタハタ寿司など様々な料理で食べられている人気の魚です。

私は広島の人間なので,実はこれまであまり馴染みがありませんでしたが,最近は広島の食料品店などでもハタハタが売られており,ハタハタの味を楽しめるようになりました。

このハタハタ耳かきを何本かまとめて買って,皿の上にズラッと並べて飾ってみたいです(笑)。

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2018年4月21日 (土)

広島のレモン菓子・レモンケーキ9

 広島で売られているレモン菓子・レモンケーキを御紹介します。


とびしま柑橘工房「レモンケーキ」


 広島県呉市川尻町にある「とびしま柑橘工房」の「レモンケーキ」です。

(とびしま柑橘工房「レモンケーキ」(包装))
Photo

(とびしま柑橘工房「レモンケーキ」(包装・裏面))
Photo_2

 包装の裏面には,「とびしま海道」(広島県呉市の下蒲刈島,上蒲刈島,豊島,大崎下島,平羅島,中ノ島,愛媛県今治市の岡村島を7つの橋で結ぶ海道)の地図とともに,「愛とレモンでしまおこし」と記載されています。

(とびしま柑橘工房「レモンケーキ」)
Photo_3

 サイズは横約7cm,幅約5cm,高さ約3.5cmです。

 レモンチョコのコーティングはありません。

(とびしま柑橘工房「レモンケーキ」(中身))
Photo_4

 半分に切ると,中にレモンジャムが入っています。

 食べるとレモンのかなり強い酸味が感じられます。

 レモンチョコのコーティングがされてない分,レモンジャムはもちろん,ケーキ生地にもレモンの酸味・風味が味わえるよう工夫されています。

 生のレモンをかじったような感覚が味わえるレモンケーキです。

 「とびしま柑橘工房」(広島県呉市川尻町西5-1-5)


マロンドール「瀬戸内レモンケーキ」

 広島県福山市多治米町一丁目にある「マロンドール」の「瀬戸内レモンケーキ」です。

(マロンドール「瀬戸内レモンケーキ」(包装))
Photo

 お店では「60年の伝統の味」と紹介されていました。

(マロンドール「瀬戸内レモンケーキ」)
Photo_2

 サイズは横約8cm,幅約6cm,高さ約4.3cmと大きめです。

 粉糖のアイシングが厚めにコーティングされています。

(マロンドール「瀬戸内レモンケーキ」(中身))
Photo_3

 このアイシングにはレモン果汁とホワイトラムが入っており,酸味と深みが感じられます。

 ケーキ生地はさっくりとしており,レモンピールは入っていませんが,アイシングと一緒に食べるとレモン風味・酸味がうまく調和します。

 この厚めのアイシングが,オリジナリティと伝統を感じさせてくれます。


 「マロンドール」(広島県福山市多治米町1-6-11)


パティスリーラパン「おしい!広島レモンケーキ」

 広島市佐伯区城山一丁目にある洋菓子店「パティスリーラパン」の「おしい!広島レモンケーキ」です。

(パティスリーラパン「おしい!広島レモンケーキ」(包装))
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 包装紙に「日本一の広島レモンを使った日本で2番目においしいレモンケーキです。おしい!」と記載されています。

 広島ではなく,何と「日本で」2番目においしいレモンケーキなのです!

(パティスリーラパン「おしい!広島レモンケーキ」)
Photo_5

 サイズは横約7cm,幅約5.5cm,高さ約3.5cmです。

 レモンチョコのコーティングはありません。

(パティスリーラパン「おしい!広島レモンケーキ」(中身))
Photo_6

 断面を御覧いただけるとお分かりのように,ケーキ生地にレモンピールがたくさん入っています。

 ケーキ生地はしっとりとしたバターケーキです。

 贅沢にたっぷり入ったレモンピールのザクザク感がレモンケーキファンにはたまらない一品です。

 えっ,まだこのレモンケーキを召し上がったことがない?
 「おしい!」(笑)


 「パティスリーラパン」(広島市佐伯区城山1-17-8)


 以上,レモン菓子・レモンケーキを購入される際の参考になれば幸いです。


<関連リンク>
 「レモンのお菓子」(「chibiaya日記」)
 chibiayaさんが,関東で販売されているレモンケーキを中心に,レモンケーキの情報を詳しく紹介されています。

<レモンケーキ関連記事>
 「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「レモンケーキ・レモン菓子」を御参照ください。

2018年4月15日 (日)

青森・秋田の郷土菓子 バナナ最中 -青森・秋田でバナナ最中が好まれる理由-

青森・秋田にあるバナナのお菓子

 青森県や秋田県北部には「バナナ最中」と呼ばれる郷土菓子があります。

 バナナ風味の白あんを最中の皮で包んだお菓子です。

 北東北に位置する青森や秋田で,南国の果物であるバナナのお菓子が人々に好まれ,長年愛されているのはなぜか,秋田と青森のバナナ最中を御紹介しながら,その謎を解明したいと思います。


煉屋菓子舗の「煉屋バナナ」・「煉屋ミニバナナ」

 秋田市の「あきた県産品プラザ」で,「煉屋菓子舗(ねりやかしほ)」の「煉屋バナナ」と「煉屋ミニバナナ」を購入しました。

(「煉屋バナナ」・「煉屋ミニバナナ」(包装))
Photo

 写真の上側がレギュラーサイズの「煉屋バナナ」,下側がミニサイズの「煉屋ミニバナナ」です。

 レギュラーサイズは,バナナの実物大を意識してか,かなり大きいです。

(煉屋菓子舗「煉屋バナナ」・「煉屋ミニバナナ」)
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 最中の皮に「煉屋バナナ」と刻印されています。

 そしてバナナ風味のあんが包まれています。

 あんは白あんをバナナ風味にし,バナナをイメージする黄色に仕上げられています。

 あんのバナナ風味がとても強く,ねっとりとして,口に含むととろけるような食感もあるので,生のバナナそのものをいただいているような感覚になりました。

 やわらかくふんわりした仕上がりの最中と,バナナそっくりの香り・食感がするバナナあんが見事に調和した一品です。


旭松堂の「バナナ最中」

 青森のバナナ最中を求めて,青森県弘前市の「旭松堂(きょくしょうどう)」を訪問しました。

(旭松堂店舗)
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 老舗の和菓子店という感じですが,「エンゼルケーキ」と呼ばれる白いバタークリームケーキなど,洋菓子も販売されています。

(旭松堂「バナナ最中」(包装・しおり))
Photo_4

 旭松堂のバナナ最中です。

 大きさは上品な小ぶりのサイズで,秋田の「煉屋ミニバナナ」に近いです。

 箱に入っていたしおり(写真上側)には,「夢菓子」と「む」という文字が書かれています。

 「ゆめがし」ではなく「むがし」と読むのか,と思いましたが,このしおりを眺めていて,ふと気付きました。

 しおりの上から順に「夢菓子(むかし) なつかし バナナ最中」と読めばよいのですね!

 しおりの裏には,「バナナ最中 古都弘前.....昭和のはじめ,バナナという果物を食べた人は少なく 初代,万次郎が上京の際 高価で芳香な果物を食し後に,菓子で模したのがはじまりです....。」
と説明書きがありました。

(旭松堂「バナナ最中」)
Photo_5

 最中の皮には「バナナ」と刻印されています。

 中のあんは,白く上品なバナナ風味の白あんです。

 あんのバナナ風味が強く,とてもきめ細やかな仕上がりで,しっとりととろけるような食感もあります。

 香ばしくしっかり焼き上げられた最中の皮と一緒に食べることにより,バナナあんのとろけるような食感が強調され,生のバナナそのものを包んだ最中をいただいているような感覚になりました。


バナナ最中の一番の特徴とは

 当初,私がバナナ最中に抱いていたイメージは,「バナナカステラの中に入っているバナナ風味の白あん(バナナあん)を最中の皮で包んだお菓子」というものでした。

 バナナ最中を実際にいただいてみて,そのイメージに近いとは思いましたが,予想外の驚きもありました。

 バナナあんの食感です。

 バナナ最中のあんは,バナナ風味が強いだけでなく,とてもきめ細やかでねっとりとしているので,生のバナナをいただいているような風味や食感が楽しめるのです。

 これがバナナ最中の一番の特徴だと思います。


日本独自のパン・洋菓子の特徴とバナナ最中

 このように,バナナ最中は本物のバナナと風味や食感がそっくりに作られているのが特徴です。

 南国の果物であるバナナが高価で入手困難だった昭和初期,青森や秋田でもバナナの風味・食感に似た手頃なお菓子をと津軽の菓子職人により考案されたのがバナナ最中なのです。
(もっとも,現代ではバナナ最中1本より本物のバナナ1本の方が安いのですが…。)

 私はこうしてバナナ最中についてまとめているうちに,ふとレモンケーキのことが頭に浮かびました。

 私はレモンケーキについてまとめた際,昔から幅広い層に支持を得ている日本独自のパン・洋菓子には,

(1)果物とパンまたは焼菓子という組み合わせが多い。
(2)饅頭にヒントを得たあんパンなど,どこか和菓子の要素も取り入れている。
(3)昔はまだ珍しかった果物を加えたり,香り付けとして用いたりすることで,西洋の趣を持たせている。

という特徴が見出せ,そうした考えから生まれた菓子の1つがレモンケーキではないかとまとめました。

 この特徴は,青森や秋田で昔から支持されているバナナ最中にもそのまま当てはめることができます。

 バナナ最中の場合は,(1)果物(バナナ)と焼菓子(最中の皮)の組み合わせで,(2)最中という和菓子の要素を取り入れ,(3)昔はまだ珍しかった果物(バナナ)を白あんの香り付けとして用いている,と説明できるからです。

 ちなみにこの発想は,バナナカステラ,メロンパン,パインパンなどにも当てはまると思います。

 最近のお菓子では,東京土産の1つとなっている「東京ばな奈」もこうした特徴をうまくとらえたお菓子だと言えるでしょう。

 それに青森や秋田と同様,東京だってバナナの産地ではありませんよね(笑)。


青森・秋田でバナナ最中が好まれる理由

 このように考えると,場所は違えど,バナナ最中はレモンケーキと同じ発想から考案されたお菓子で,だからこそ今も昔も幅広い層から好まれているのだと説明できます。

 青森・秋田のバナナ最中は,遠い南国の果物であるバナナへの強い憧れが原動力となり,当時身近な和菓子であった最中にヒントを得て,白あんの香り付けや食感を本物のバナナそっくりに仕上げることで,多くの人に支持を得て,今も愛され続けている郷土菓子なのです。


<関連サイト>
 「煉屋菓子舗」(秋田県大館市泉町4-3)
 「旭松堂」(青森県弘前市本町102)

<関連記事>
 「広島のレモン菓子・レモンケーキ1 -和菓子から生まれた日本独自の洋菓子-

2018年4月12日 (木)

ちゃぐちゃぐ馬っこ(白馬)の耳かき -岩手県盛岡市-

 岩手のちゃぐちゃぐ馬っこ(白馬)の耳かきです。

 「チャグチャグ馬コ(ちゃぐちゃぐ馬っこ)」は,100頭ほどの馬が鮮やかな飾り付け・鈴・鳴輪などを付けて,岩手県滝沢市の蒼前神社から盛岡市の八幡宮までを行進するお祭りです。

 この耳かきの台紙には,「『ちゃぐちゃぐ』とは馬に付けた鳴輪や鈴が鳴る音のことです。人馬は祭りの前に神社で無病息災・家内安全,五穀豊穣を祈願して祭へと出発します。」と説明されており,鈴の絵とともに「ちゃぐちゃぐ」と鈴の音が表現されています。

 ここまで鈴の音を強調されるなら,ご当地耳かきによく付けられている本物の鈴を付けてみるのもリアリティがあって良いのではないでしょうか。

 鈴や鳴輪が実際にはどんな音がするのか,「チャグチャグ馬コ」の動画サイトで聴いてみたところ,私は「アルプスの少女ハイジ」でペーターが飼っている山羊の鈴の音と似ているように感じました(笑)。

 素朴でやさしい音色が魅力的な岩手のふる里伝統行事です。

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