2019年5月19日 (日)

福島県会津地方の食文化 -馬刺し・ニシン・鯉・くきたち菜・三五八漬け・こづゆ・天ぷら・揚げまんじゅう・そば・会津山塩・なめこ茸-

 2019年3月に福島県会津若松市を訪問しました。

 会津若松は,周りを山に囲まれた盆地にあり,交通手段が発達していない昔は,人や物資の交流もままならなかったため,独自の生活文化圏・食文化が形成されてきました。

 そのため,会津若松の食文化は,桜肉(馬肉),ソースかつ丼,輪箱(わっぱ)飯,こづゆ,会津蕎麦,日本酒,鯉料理,羊羹など,会津若松ならではの,他地域では珍しい料理もたくさんあります。

 会津若松ならではの食文化を知りたいと思い,会津若松市内のそば・郷土料理店を訪問しました。


馬刺し・ニシンの山椒煮・鯉の甘煮・くきたち菜

 今回訪問したお店では,会津若松のいろんな郷土料理が一度に堪能できる「おもてなし御膳」というメニューが用意されていたので,こちらを予約注文させていただきました。

 1人でも快く予約を引き受けてくださり,きちんとした席も御用意いただいたので,遠方(広島)から訪問した私にとっては,とてもありがたかったです。

(馬刺し・ニシンの山椒煮・鯉の甘煮・くきたち菜のお浸し)
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 写真左上が馬刺し,中央がニシンの山椒煮,右上が鯉の甘煮,左下がくきたち菜のお浸しです。

 個別に料理を御紹介します。

【馬刺し】

(馬刺し)
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 会津地方には桜肉(馬肉)を食べる文化があり,桜肉を売る精肉店もあります。

 これは会津地方が旧越後街道の交通の要衝として栄え,人々の生活と密接に関わりを持っていたことや,会津坂下町に馬の「せり場」があったことに由来します。

 今回の馬刺しは,醤油に「にんにく唐辛子みそ」(写真手前の薬味)を溶いていただきました。

【ニシンの山椒煮】

(ニシンの山椒煮)
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 かつて海から離れた会津地方は,海産物と言えば乾物が中心でした。

 身欠きニシン,棒タラ,スルメ,貝柱などが挙げられます。

 そのため,会津地方では,そうした乾物を一旦戻して調理した料理も多く存在します。

 ニシンの山椒煮(山椒漬け)は,そんな会津地方の保存食の1つです。

 同じような料理に,スルメを人参と漬け込んだ「いかにんじん」や,棒タラを砂糖・醤油で味付けして長時間煮込んだ「棒たら」などがあります。

【鯉の甘煮】

(鯉の甘煮)
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 私は,会津にも鯉の甘煮があることにとても興味を持ちました。

 かつて訪問した山形県米沢市でいただいた鯉の甘煮と同じだったからです。

 会津と米沢はいずれも盆地であること,地理的にも近いこと,藩政改革をきっかけに鯉料理が食べられるようになったことなど,共通点が多くみられます。

 醤油・砂糖・酒などで甘辛く煮た鯉の甘煮は泥臭さもなく,美味しくいただきました。

【くきたち菜のお浸し】

(くきたち菜のお浸し)
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 くきたち菜は会津に春の訪れを知らせる野菜とされています。

 辛子醤油で味付けされ,すりゴマがたっぷりかけられたお浸しでした。


三五八漬け・こづゆ

 続いて,「三五八(さごはち)漬け」と「こづゆ」を御紹介します。

【三五八漬け】

(三五八漬け)
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 三五八漬けは,ご飯に米麹を加えて糖化させたものに塩を加えた漬け床に野菜などを漬けて作られます。

 野菜の持ち味を生かし,ほんのりとした甘味が楽しめる漬物です。

【こづゆ】

(こづゆ)
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 こづゆは,会津地方で江戸時代後期から明治時代初期にかけて武家料理や庶民の御馳走として広まり,冠婚葬祭の料理として振る舞われる郷土料理です。

 干し貝柱,きくらげ,干しシイタケ・里芋・人参・糸こんにゃく・豆麩などが主な食材で,乾物を多く用いられることが特徴となっています。

 具だくさんのすまし汁なのですが,いろんな乾物からよい出汁が出ていました。


会津の天ぷら盛合せ・揚げまんじゅう

 会津の郷土料理でぜひ食べてみたかった料理の1つが,会津の天ぷらです。

 会津には,ほかでは例のなさそうな,珍しい食材の天ぷらが多いのです。

【会津の天ぷら盛合せ】

(会津の天ぷら盛合せ)
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 天ぷらにすると衣で元々の食材がわかりにくいですが,写真左から右へ順に,スルメ,ニシン,鯉,まんじゅう,ふきのとうの天ぷらです。

 保存食である乾物のスルメやニシンは天ぷらにするとやわらかく,美味しくいただくことができます。

 鯉の切身を天ぷらにするのも,鯉を美味しく食べるための工夫から生まれた発想なのでしょう。

 ふきのとうは春の訪れを感じさせてくれる天ぷらでした。

 なお,今回の天ぷらに添えられた大根おろしは,金山町で採れた野生の大根「アザキ大根」です。

【まんじゅうの天ぷら】

 続いて「まんじゅうの天ぷら」です。

 この料理は会津訪問前からとても気になっていたので,単品でも注文しました。

(まんじゅうの天ぷら)
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 この天ぷら,私はその見た目や大きさから,一瞬「しいたけの天ぷら」かと思いました。

 それでは天ぷらの中身を見てみましょう。

(まんじゅうの天ぷら(中身))
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 こしあんが入った薄皮饅頭の天ぷらです。

 私はこの饅頭を見て,福島県郡山市の日本三大まんじゅうの1つ,「柏屋の薄皮饅頭」を思い出しました。

 饅頭自体が大きい上に,衣をつけて揚げてあるので,結構ボリュームがあります。

 私はこのまんじゅうの天ぷらを,盛合せと単品を合わせて2つもいただき,とてもお腹いっぱいになりました。

 私の住む広島にもホルモンの天ぷら(広島市)やもみじ饅頭の天ぷら(宮島)といった珍しい天ぷらありますが,会津の天ぷらも強者です。


盛りそば

(盛りそば)
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 盛りそばです。福島県が育成したオリジナルそば品種「会津のかおり」が使われています。

 白くてコシのある美味しいそばでした。


会津山塩

 会津の郷土料理を堪能した後,私はお店の方に気持ちばかりの広島のお土産をお渡しし,お礼申し上げました。

 1人の予約にも快く応じてくださり,きちんとした席も用意していただき,いろんな会津の郷土料理を味わわせていただいたことが嬉しかったからです。

 すると厨房でお忙しくされていた店主さんが出てこられ,「これをお土産にどうぞ」とお店でも使われている会津の山塩をいただきました。

(会津山塩)
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 大塩裏磐梯温泉(福島県耶麻郡北塩原村)の温泉水を薪窯で煮詰めて作られる珍しい塩です。

 一般的な食塩に比べて,結晶が細かく,その分塩辛さも強いように感じました。

 そしてただ塩辛いだけでなく,その塩辛さをやさしく包み込むような甘味やうま味が後から追い掛けてくるようにも感じました。

 海から遠く離れた会津ならではの塩です。

 店主さんの温かい人情にも触れることができ,思い出に残る食事となりました。


地元のお店で会津の食探し

 お店から会津若松駅に向かう途中,会津ならではの食品が売られていないかと,地元のスーパーマーケット(「リオンドール千石店」)に寄ってみました。

 店内には,身欠きニシン,馬肉,揚げまんじゅうなど,会津地方ならではの食品がたくさん売られていました。

 また別のお店へ行くと,「なめこ茸」の缶詰が売られており,これも会津の名産だと伺いました。

(なめこ茸(缶詰))
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  大根おろしと一緒にいただくのがおすすめだそうです。

 これらの食品は,会津の食生活とかかわりが深いことが理解できました。


まとめ

 今回の旅で,私は「会津の三泣き」(※)を実感しました。

 ※「会津に来たときはその閉鎖的な人間関係に泣き,なじんでくると人情の深さに泣き,去るときは会津人の人情が忘れ難く泣く」こと(福島県庁ウェブページから抜粋)

 訪問したどのお店でも広島から来た私を歓迎してくださり,話が盛り上がって自然と滞在時間が長くなりました。

 特にNHK大河ドラマ「八重の桜」で八重を演じた綾瀬はるかさん(広島市出身)の話題はどこでも盛り上がりました。

 そうした会津のみなさんの人情深さには,涙が出る思いがしました。

 そしてわずか半日の滞在でしたが,夜,会津若松駅を出発した電車の中で温かい人々にめぐり会えたことを思い出すと,会津を離れがたい気持ちになりました。

(会津若松駅・磐越西線・郡山行)
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 会津若松駅から磐越西線の電車で郡山駅へ行き,郡山駅から東北新幹線で東京駅まで戻りました。

 次回会津を訪問する際は,もっとゆっくり滞在するプランにし,また会津の温かい人情に触れたいと思いました。

 その時もきっと,西田敏行さん(福島県出身)のように,涙もろくなってしまうんだろうな(笑)


<関連リンク>
 「徳一」(福島県会津若松市東千石1-5-17)
 「電車で会津の旅 会津の隠れた名物郷土料理『鯉の甘煮(うまに)』を食べる」(東武鉄道)
 「会津山塩」(会津山塩企業組合)

<関連記事>
 「あずきの研究12 -なぜ冬に水ようかんを食べる地方があるのか-」(東山温泉「松本家」の水ようかんと湯の花羊羹)
 「山形の食文化の特徴1 -米沢の鯉料理と食用菊-
 「広島の名物・郷土料理1 -ホルモン天ぷら,ホルモン天ぷらの種類と特徴-
 「広島の名物・郷土料理2 -ホルモン天ぷら(ビチ・チギモ),スマートな注文方法-

<参考文献>
 尾形希莉子・長谷川直子「地理女子が教えるご当地グルメの地理学」ベレ出版
 「dancyu おいしい鉄道旅 2018年12月号」プレジデント社

2019年5月11日 (土)

ムーミンの耳かき -埼玉県飯能市-

埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」で販売されていたムーミンの耳かきです。

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ムーミンの耳かきが販売されているとは思ってもなかったので,ショップで見つけた時はとても嬉しかったです。

私が広島から埼玉の「ムーミンバレーパーク」へ行った一番の目的は,ムーミンやフィンランドに関連する料理を味わうことでした。

なので,入場すると真っ先に「コケムス」と呼ばれる施設の中のレストランへ向かったのですが,入口に240分待ちとあったので,中に入らず,あきらめました。

当日は雨が降っていたので,屋内のムーミングッズのお店を中心に見てまわったのですが,そこでたまたま見つけたのがこの耳かきでした。

その時私は思いました。「この耳かきがあっただけでも,来た価値があった」と(笑)

後日,実は「コケムス」の中には,レストランだけでなく,パーク内で最も大きなムーミングッズショップなどもあることを知りました(笑)

「こちらにもムーミン一家の耳かきがあったかも」と思うと,もう少し調べて行けばよかったと少し後悔しましたが,また行った時の楽しみにしようと思います。

2019年5月 8日 (水)

フィンランド料理の特徴と主な料理2 -ムーミンビスケット・サルミアッキ・ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー-

 今年(2019年)は,「日本フィンランド外交樹立100周年」にあたります。

 そこで私は,埼玉県飯能(はんのう)市にある「メッツアビレッジ」と「ムーミンバレーパーク」,そして「フィンランドフェア」(2019年3月1日~5月31日)が開催されている東京・池袋の「タイムズ・スパ・レスタ」を訪問し,日本でフィンランドの世界を楽しんできました。

 今回は,フィンランドのお菓子をいくつか御紹介したいと思います。


ムーミンビスケット

 ファッツエル(Fazer)社のムーミンビスケットです。

 埼玉県飯能市の「ムーミンバレーパーク」で購入しました。

(ムーミンビスケット(箱))
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  ファッツエル社はフィンランドのお菓子メーカーで,「サルミアッキ」のメーカーとしても有名です。

(ムーミンビスケット(ムーミンとリトルミー))
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 ビスケットは一口大の大きさで,日本でもおなじみのビスケットの味です。

 写真左がムーミン,写真右がリトルミーのビスケットです。

 このほか,ムーミンパパやムーミンママなどのビスケットも入っていました。


サルミアッキ

 フィンランドを代表するお菓子と言えば,「サルミアッキ」が挙げられると思います。

 サルミアッキはリコリスと塩化アンモニウムを主成分とする飴で,その独特な味から「世界一まずい飴」とも呼ばれています。

(サルミアッキ)
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 写真左が原形,右が半分にした様子です。

 約1cm角の大きさの平べったい飴で,深緑色をしています。

 広島市内のカフェで,お客様からのフィンランド土産を分けていただきました。

 外側の新緑色の部分が飴で,リコリス(甘草)というハーブが入っています。

 中の白いパウダーが塩化アンモニウムだと思います。

 飴の部分は,ほのかな甘味を感じ,ディルかフェンネルのような香りがしました。

 カフェでは,アニスの香りに近いというお話もありました。

 そして中のパウダーは,いろんな味が混ざった複雑な味がしました。

 イメージとしては,岩塩とうま味調味料と砂糖とタンサン(重曹)を一緒にして粉末にしたような,しょっぱくて,独特のうま味があって,甘みがあって,少し苦味も感じるような味でした。

 世界一まずいと感じるかどうかは人によりけりと思いますが,複雑な味が舌の上で長時間残ることは確かです。

 私は以前,黒いゴムのようなサルミアッキも食べたことがあるのですが,それはゴムか昆布飴のような食感・風味だったと記憶しています。

 サルミアッキはフィンランドで人気のお菓子だけに,種類も豊富にあるようです。


ヘルシンキ ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー


 続いて,ダンメンベルグ(Dammenberg)社の「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」とビオキア(Biokia)社の「チョコレート リンゴンベリー」を御紹介します。

 埼玉県飯能市の「メッツアビレッジ」内の北欧ショップで購入しました。

(ヘルシンキ ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー(箱))
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 写真左が「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」,写真右が「チョコレート リンゴンベリー」のパッケージです。

 ちなみに,この「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」の箱の絵は,カフェの店主さんから,フィンランド・ヘルシンキの街と中央の筒状の建物が「テンペリアウキオ教会」だと教えていただきました。

(ヘルシンキ ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー)
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 写真左が「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」,写真右が「チョコレート リンゴンベリー」です。

 「チョコレート リンゴンベリー」は,その名称のとおり,乾燥させたリンゴンベリー(こけもも)にチョコレートをコーティングしたお菓子で,甘酸っぱいリンゴンベリーとチョコレートがよく合う,麦チョコみたいな形のお菓子でした。

 そして謎のお菓子「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」です。

 「White chocolate with salty liquorice」ですから,「しょっぱいリコリス風味のホワイトチョコレート」なのでしょうが,「SALMIAKKI(サルミアッキ)」という言葉にやはり少し抵抗を感じました。

 そこで私がいただく前に,カフェの皆さんに試食をおすすめしました(笑)。

 すると意外に平気な様子でしたので,それならと私もいただきました(笑)。

 ホワイトチョコがベースなのですが,サルミアッキ風味が添加されているので,ホワイトチョコに岩塩とうま味調味料と砂糖とタンサン(重曹)が混ぜられたような,複雑な味のホワイトチョコでした。

 御興味がある方は,ぜひ味わってみてください。


<関連リンク>
 「日本-フィンランド外交関係樹立100周年」(駐日フィンランド大使館)
 「メッツアビレッジ・ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市宮沢327-6)

<関連記事>
 「フィンランド料理の特徴と主な料理1 -日本フィンランド外交関係樹立100周年・ムーミンバレーパーク・フィンランドフェア-

2019年5月 3日 (金)

フィンランド料理の特徴と主な料理1 -日本フィンランド外交関係樹立100周年・ムーミンバレーパーク・フィンランドフェア-

日本フィンランド外交関係樹立100周年

 今年(2019年)は「日本フィンランド外交関係樹立100周年」にあたります。

 この記念すべき年を迎え,日本各地ではフィンランドにまつわる様々なイベントが実施されています。

 フィンランドと言えば,私はトーベ・ヤンソンのムーミンを思い出します。

 そこで今回,私は埼玉県飯能(はんのう)市に今年3月19日にオープンしたムーミンのテーマパーク「ムーミンバレーパーク」と,「フィンランドフェア」(2019年3月1日~5月31日)が開催されている東京・池袋の「タイムズ・スパ・レスタ」を訪問し,日本でフィンランドの世界を楽しんできました。


埼玉県飯能市・ムーミンバレーパーク

 広島から新幹線で東京駅へ,東京駅から東京メトロ丸ノ内線で池袋駅へ,池袋駅から西武鉄道池袋・秩父線に乗って飯能駅に到着しました。

(西武鉄道飯能駅とムーミンの駅名標)
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 飯能駅からムーミンバレーパークのある「メッツア」へはシャトルバスを利用しました。

 この日は雨が降っていたのですが,大勢の人で賑わっていました。

 私もムーミンバレーパークを散策し,ムーミンの世界を楽しみました。

(ムーミン屋敷(ムーミタロ))
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 レストランやショップでムーミンやフィンランドにまつわる料理・ドリンクが味わえるため,それも楽しみに訪問したのですが,ゴールデンウィーク期間中ということもあり,どのお店も長蛇の列で,待つにも240分待ちと気の遠くなるような時間だったので,今回はあきらめました。

 次に行く機会があれば,スナフキンの緑の帽子をイメージした「緑の帽子パスタ」や,「リンゴとプルーンの本格ローストポーク」などを味わってみたいです。

 パークには,飲食店やムーミングッズのショップはもちろん,ムーミンとトーベ・ヤンソンの企画展やムーミン世界の体験コーナーなど,数多くの施設・イベントがありました。

 「リトルミイの店」や「はじまりの店」には,リトルミイ・ムーミン・スナフキンの耳かきもありました(笑)


フィンランドフェアのフィンランドプレート

 翌日,東京・池袋のサンシャインシティ前にある「タイムズ・スパ・レスタ」を訪問しました。

 こちらのレストランで駐日フィンランド大使館商務部監修のフィンランド料理を味わいました。

(フィンランドフェア「フィンランドプレート」)
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 この「フィンランドプレート」は,今回のフェアで用意されているフィンランド料理をワンプレートで味わうことができるお得なセットです。

 フィンランドの人気ブランド「ペンティック」のお皿が使用されています。

 それでは個別に料理を御紹介します。


【ライ麦パンのオープンサンドとライ麦パン】

(ライ麦パンのオープンサンドとライ麦パン)
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 写真左がライ麦パンのオープンサンド,写真右がライ麦パンです。

 フィンランドなど北欧ではライ麦パンが主流で,どっしりとしたライ麦パンの上にいろんな具をのせたオープンサンドも好まれます。

 今回のオープンサンドは,レタス・トマト・オリーブの実・チーズなどがのせられていました。


【ジャガイモとソーセージのバター炒め】

(ジャガイモとソーセージのバター炒め)
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 ジャガイモとソーセージのバター炒めです。
 (プレートの中にあり,わかりにくくて申し訳ありません)

 フィンランドはパンと並んでジャガイモも主食となっています。

 ソーセージがジャガイモに負けず大きくて,食べ応えがありました。


【鹿肉のペッパーグリル リンゴンベリーソース添え】

(鹿肉のペッパーグリル リンゴンベリーソース添え)
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 フィンランドでは,鹿やトナカイ,ウサギなども食べられます。

 鹿は少しクセのある肉ですが,写真手前の甘いリンゴンベリー(こけもも)のソースを添えていただくと,美味しくいただけました。

 まさかフィンランドのサンタクロースさんもトナカイを食べて…(笑)


【牛肉の煮込み】

(牛肉の煮込み)
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 牛肉をビーツと一緒にやわらかく煮込んだ料理です。

 フライドポテトも添えられていました。


【サーモンのグリル ホワイトソース仕立て】

(サーモンのグリル ホワイトソース仕立て)
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 サーモンはフィンランドで好んで食べられる魚で,それをオーブンでパリッとグリルして,ホワイトソースをかけた料理です。

 ホワイトソースにはキドニービーン(赤いんげん豆)などの豆が入っており,これもフィンランド料理の特徴の1つなのだそうです。


【ベリーソースのチーズケーキ】

(ベリーソースのチーズケーキ)
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 デザートとして,ベリーソースのかかったチーズケーキをいただきました。

 レアチーズケーキに似た白いフワフワしたケーキ生地で,甘酸っぱいベリーソースとよく合いました。


リンゴンベリーのドリンク

 フィンランドは国土の7割以上が森で覆われていることもあり,ベリーが豊富に採れます。

 ブルーベリーに似た「ビルベリー」や,「こけもも」とも呼ばれる「リンゴンベリー」が代表的なベリーです。

 今回のフェアでは,この2つのベリーのドリンクが用意されており,フィンランドプレートのセットドリンクにもなっていたので,私はリンゴンベリーのドリンクをお願いしました。

(リンゴンベリーのドリンク)
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 イチゴシロップかザクロジュースに近いイメージですが,野イチゴのような独特の風味も感じました。

 ほどよく酸味が効いた,すっきりした甘さのドリンクでした。


フィンランドは面白い

 フィンランドフェアの会場で,駐日フィンランド大使館が作成された冊子のパンフレットをいただいたのですが,その内容がとても面白かったので,少し御紹介したいと思います。

(フィンランド紹介パンフレット表紙)
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駐日フィンランド大使館「FINLAND」から引用

 いきなり「もい!」って何?と思いますが,これは「やあ!こんにちは」という意味で,「もいもい」と続けると逆に「バイバイ!」という意味になるそうです。

 これはパンフレットの「フィンたんのフィンランド語講座」に説明されています。

 私は高校時代,音楽でシベリウスの「フィンランディア」の歌を習い,その歌詞に出てくる「スオミ」の意味もわからず歌っていましたが,この講座で改めて「スオミ」が「フィンランド」という意味だと理解できました。

 そして,さらに面白いのが「絵文字で見るフィンランド」です。

 フィンランド外務省がフィンランドの特徴をイラストで表現した「絵文字スタンプ」として発表しているものです。

 駐日フィンランド大使館セレクションの絵文字スタンプの一部を御紹介します。

(失敗を祝う日)
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駐日フィンランド大使館「FINLAND」から引用

 説明文:「フィンランドでは10月に『失敗を祝う日』があります。失敗なくして成功はありえないという気持ちから生まれた日です」
 
 とてもユニークな日があるのですね。

 次に,

(真冬に鉄をなめる子ども)
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駐日フィンランド大使館「FINLAND」から引用

 説明文:「フィンランドの子どもはたいてい,真冬に鉄をなめる衝動に襲われ,はがれなくなる経験を一度はしています」
 
 何となくわかる気が…(笑)

 そして,

(パーソナルスペース重視の行列)
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駐日フィンランド大使館「FINLAND」から引用

 説明文:「フィンランド人はパーソナルスペースを大事にします。バスに並ぶときもこんな感じです」

 ホントですかぁ?(笑)


 こうした楽しい絵文字スタンプが30種類以上紹介されています。

 フィンランドについて楽しく学べる優れたパンフレットだと思います。


まとめ

 今回御紹介したイベントのほかにも,「日本フィンランド外交関係樹立100周年」を記念して,日本各地で様々なイベントが開催されます。

 皆さんもこの機会に「♪はずかしがらないで~ モジモジしないで~」フィンランドとムーミンの世界を楽しんでみられてはいかがでしょうか。

 ねぇ,ムーミン(笑)


<関連リンク>
 「日本-フィンランド外交関係樹立100周年」(駐日フィンランド大使館)
 「ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ内)
 「ムーミン公式サイト
 「タイムズ・スパ・レスタ」(東京都豊島区東池袋4-25-9 タイムズステーション池袋10階~12階)

<参考文献>
 駐日フィンランド大使館「FINLAND」

2019年4月24日 (水)

日本各地のレモン菓子・レモンケーキ3 -東京編(東京ばな奈「『銀座の春先きレモンケーキ』です。」・ユヌクレ「レモンケーキ」-

 日本各地で売られているレモン菓子・レモンケーキを御紹介します。

 今回は東京のレモンケーキを御紹介したいと思います。


東京ばな奈ワールド「『銀座の春先きレモンケーキ』です。」

 東京みやげブランド「東京ばな奈ワールド」の春限定商品「『銀座の春先きレモンケーキ』です。」です。

 羽田空港・第2旅客ターミナルのおみやげショップで「見ぃつけたっ」(笑)

(東京ばな奈ワールド「『銀座の春先きレモンケーキ』です。」(包装))
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 春の銀座をイメージしたおしゃれでレトロな感じの包装となっています。

(東京ばな奈ワールド「『銀座の春先きレモンケーキ』です。」)
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 形はおなじみの「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」と同じ俵形で,横約7cm,幅約4.5cm,高さ約2cmです。

 表面中央部分に,春先きのレモンをイメージした黄色と緑色のイラストがあります。

(東京ばな奈ワールド「『銀座の春先きレモンケーキ』です。」(中身))
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 軽くてふわふわのケーキ生地の中に,レモンピール入りのカスタードクリームがたっぷりと入っていました。

 このカスタードクリームもほんのりレモン風味を感じました。

 オリジナル商品の「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」と同じく,冷やして食べても美味しいです。

 春限定販売のレモンケーキです。


 「東京ばな奈ワールド


ユヌクレ「レモンケーキ」

 レモンケーキを求めて,東京都世田谷区・豪徳寺を訪問しました。

 豪徳寺は「招き猫」発祥の地として有名で,豪徳寺駅前にも招き猫の像があります。

 今回のお目当ては,小田急線「豪徳寺駅」・世田谷線「山下駅」から徒歩数分の場所にあるパン屋・カフェ「ユヌクレ(uneclef)」の「レモンケーキ」です。

 「ユヌクレ」は人気のパン屋さんで,私は開店して間もない時刻に訪問したのですが,すでにお店の外までパンを買い求める人の行列ができていました。

 雑誌「BRUTUS(特別編集 最高のおやつ)」に,「販売する日は不定期。にもかかわらず,店頭に並ぶと昼前には完売する出会えたらラッキーな幻の品」と紹介されるほどレアなレモンケーキのようです。

 訪問当日,お店にレモンケーキが山積みされているのを見つけた瞬間,心の中で「良かったー」とつぶやきました(笑)

(ユヌクレ「レモンケーキ」(包装))
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 これがユヌクレの「レモンケーキ」です。

 キャンディのように両端をクルクル巻いて包装されています。

(ユヌクレ「レモンケーキ」)
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 サイズは横約8cm,幅約5.5cm,高さ約3.5cmです。

 レモンの形のケーキ生地にアイシング(糖衣がけ)がされており,「ウィークエンドシトロン」系のレモンケーキとなっています。

(ユヌクレ「レモンケーキ」(中身))
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 ケーキ生地とアイシングのいずれにも絞ったレモン果汁がたっぷりと使われているため,レモンの酸味がよく効いていて,食べた後もレモン風味の余韻がしばらく続きます。

 みっしりと詰まったケーキ生地には細かなレモンピールも入っています。

 お店にはたくさんレモンケーキが販売されていましたが,まとめ買いされるお客さんも多く見かけ,人気の高さを実感しました。

 お店の方に私が広島からレモンケーキを目当てに来店した旨をお伝えすると,お店の方から「あっ,(レモンケーキの)本場からお越しになったのですね」とお返事いただき,嬉しくなりました(笑)

 レモン風味が強いので,レモンをまるごとかじるように豪快に味わうのがおすすめです。


 「ユヌクレ」(東京都世田谷区松原6-43-6)


 以上,レモン菓子・レモンケーキを購入される際の参考になれば幸いです。


<関連リンク>
 「レモンのお菓子」(「chibiaya日記」)
 chibiayaさんが,関東で販売されているレモンケーキを中心に,レモンケーキの情報を詳しく紹介されています。

<レモンケーキ関連記事>
 「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「レモンケーキ・レモン菓子」を御参照ください。

2019年4月13日 (土)

ポーランド料理の特徴と主な料理 -ピエロギ・ビゴス風スープ・チョコとベリーのケーキ,食の多様化と食堂車-

 バルト海に面した東欧の国ポーランド。

 正式名称は「Polska(ポルスカ)」で,「ポーレ人の国」という意味を持ちます。

 この「ポーレ」という言葉は古スラブ語で「平原」を意味する「Polie(ポリエ)」に由来するもので,その名のとおり,ポーランドは広大な平原が続く国です。

 東欧に位置し,平原が続くポーランドは,農地に適した土地に恵まれる一方で,どこからでも入ることができたことから,かつてはロシア・プロイセン・オーストリアに三分割される(ポーランド分割)など,国が分割・消滅を繰り返す悲劇の時代もありました。

 こうした地理的要因・歴史的背景は,ポーランドの食文化にも影響しています。

 ポーランド料理は,スラブ系をはじめとして,ドイツ,フランス,イタリア,モンゴル,ユダヤ系,アラブ系,そして中国に至るまで,様々な食文化の影響を受けているのです。

 また,ポーランドの料理は「酸味」も大きな特徴の1つです。

 酸味のある千切りキャベツの漬物「ザワークラウト」がスープや料理・前菜として多用されたり,サワー種特有の酸味と風味があるライ麦パンが食事に合わせられたり,リンゴやベリーなど果物をジャムやジュース・コンポートにして多く食べられるなど,酸味はポーランド料理をはじめとするスラブ系料理のベースの1つとなっています。


ポーランドの食堂車ごはん

 広島市内のカフェでポーランド料理が味わえるイベント「ポーランドの食堂車ごはん(Polski Lunch)」があったので,参加しました。

 ポーランドの列車の食堂車に乗ったような気分で,ポーランドの代表的な料理を味わいました。

(ポーランドの食堂車ごはん)
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 写真右上が「サニーサラダ」,そして時計回りに「ピエロギ」,そして赤いスープ皿に入った「ビゴス風スープ」です。

 写真には写っていませんが,ライ麦パンがセットでした。

【サニーサラダ】
 サニーレタス,ゆで卵,キュウリ,ニンジンなどのサラダです。
 バルサミコ酢で味が調えられていました。

【ピエロギ】
 ピエロギは,ポーランド版の餃子です。
 この料理は,中国の食文化の影響を受けていると考えてよいでしょう。
 このピエロギ以外にも,ロシアの「ペリメニ」,ウクライナの「ヴァレーニキ」,ジョージア(グルジア)の「ヒンカリ」,トルコの「マンティ」,イタリアの「ラビオリ」,ネパール・ブータンの「モモ」,モンゴルの「バンシ」,韓国の「マンドゥ」,そして日本の「餃子」など,ユーラシア大陸には中国の餃子をルーツとする具を小麦粉の皮で包んだ料理が数多く存在します。
 今回のピエロギは,ベジタリアンにも対応した,野菜のみの具で提供していただきました。
 もしこれに豚のひき肉も加わったら,いわゆる水餃子です。
 ポーランドでは,ピエロギの具として,レッドキドニー,ソラマメ,レンズ豆,ジャガイモ,ザワークラウト,キノコ,蕎麦のカーシャ,ブルーベリーなど様々な具材が使われているようです。

【ビゴス風スープ】
 ビゴスは,日本で言う味噌汁のような,ポーランド料理に欠かせない定番のスープです。
 ポーランドの各地域・各家庭により,具材や味付けも千差万別です。
 ザワークラウトと肉(豚肉・牛肉など)・ソーセージの組み合わせが基本となります。(古くは魚・ザリガニ・野生動物の肉なども具材となったようです。)
 ザワークラウトが使われるため,酸味が効いたスープとなります。
 今回いただいたビゴス風スープは,ザワークラウトと豚肉を基本にしたトマト風味のスープでした。
 スープに浮かべられたディルは,ポーランドや旧ソ連の国々でスープやシチューに幅広く使われています。
 ビゴスはパンとセットでいただくのが一般的で,今回はライ麦パンと一緒にいただきました。


チョコとベリーのケーキ

 デザートにチョコとベリーのケーキをいただきました。

(チョコとベリーのケーキ)
Photo_22

 ココアが入ったスポンジケーキ(チョコケーキ)にホイップクリームとベリーが添えられています。

 鮮やかな赤色のベリーは,「フサスグリ(レッドカーラント)」だと教えていただきました。

 甘さ控えめでほろ苦いチョコケーキに,ホイップクリームや甘みと酸味の効いたベリーがよく合いました。


日本とポーランドの鉄道つながり

 日本とポーランドの鉄道つながりのお話を1つ御紹介します。

 日本は明治から昭和のはじめにかけて,世界各国から鉄道のレールを輸入していました。

 その1つがポーランドのレールでした。

 かつて日本では,ポーランドのクロレウスカ社製のレールを輸入し,鉄道建設が進められたのです。

 このほかにも,フランスのミッシュビル社,ベルギーのコックリル社,アメリカのカーネギー社,ルクセンブルクのテレス・ルージュ社,ロシアのブリヤンスク社など世界各地からレールを輸入し,日本の鉄道網は構築されました。


食の多様化と食堂車

 ポーランドなどヨーロッパの鉄道には,長距離列車に限らず食堂車が連結されている列車が多く存在するそうです。

 一方,日本では,鉄道の高速化や中食・テイクアウト食品の普及に伴い,食堂車は減少の一途をたどっています。

 日本では,もはや食堂車に魅力を感じる人々がいなくなっているのでしょうか。

 私はそうではないと思います。

 食の多様化は,中食・テイクアウト食品の普及を促す一方で,食の高級志向・エンターテイメント志向・非日常性志向をも促しているからです。

 大衆的な食堂車が減少する一方で,一部の豪華寝台列車・イベント列車の食堂車が高い人気を得ているのも,こうした食の多様化に応じた1つの現象と言えるでしょう。

 車窓から流れゆく景色を眺めながら食事することができる食堂車は,乗客のお腹を満たすだけでなく,心をも満たしてくれる空間であり,これも鉄道文化の1つなのです。

 最近では,JR東日本の「TOHOKU EMOTION」や,西日本鉄道の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」,広島電鉄の「TRAIN ROUGE」など,豪華寝台列車レベルではなく,もっと気軽に,ちょっぴり贅沢で非日常的な気分が味わえる食事空間としてのイベント列車も増えてきています。

 今回私はお店で「ポーランドの食堂車ごはん」を味わったのですが,こうした世界の食堂車ごはんを日本の食堂車(イベント列車)で味わえるような企画も面白そうです。


<関連サイト>
 「Cafe Igel あかいはりねずみ」(広島市南区的場町1-7-2)
 「TOHOKU EMOTION」(JR東日本)
 「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」(西日本鉄道)
 「TRAIN ROUGE」(広島電鉄)

<参考文献>
 21世紀研究会編「地名の世界地図」文春新書
 池田邦彦「山手線ものがたり」日本文芸社
 永松潔・高橋遠州「テツぼん 7」小学館
 沼野恭子編「世界を食べよう!東京外国語大学の世界料理」東京外国語大学出版会
 マグダレナ・トマシェフスカ=ボラウェク「ポーランド料理道」Hanami Radoslaw Bolalek

2019年4月 7日 (日)

あかべぇの耳かき -福島県会津若松市-

会津で有名な「赤べこ」から生まれたマスコットキャラクター「あかべぇ」の耳かきです。

0702243

福島市内のお土産店を回った時は「赤べこ」の耳かきしか見つけられませんでしたが,会津若松市内のお土産店には「あかべぇ」の耳かきもありました。

会津若松は観光地なので,ご当地耳かきがたくさんありました。

会津若松駅へ行った際,駅前に大きな赤べこが設置されているのを見つけました。
ボタンを押すと,女性の声で「こんにちは。ぼく,赤べえだよ。会津を楽しんでね。あかべこ音頭,聞いてみる?とっことっこ会津はいいとこだっぺ~」と話し,感情たっぷりに歌ってくれるのです。
駅前で,静まり返った夜だったこともあり,最初に聴いた時はちょっと恥ずかしかったのですが,赤べこ音頭のメロディがとても面白かったので,二度三度とボタンを押して楽しませていただきました(笑)

会津若松駅を訪問された際には,ぜひこの赤べこ君に会って,声を聴いてみてください。

2019年3月31日 (日)

日本のバウムクーヘン100周年イベント -2019広島みなとフェスタ・2019バウムクーヘン博覧会-

 今から100年前(1919年)の3月4日,広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)でドイツ人捕虜による技術工芸品展示会が開催されました。

 その展示会で,ドイツの菓子職人カール・ユーハイム(後の「ユーハイム」の創業者)が焼き上げたバウムクーヘンが紹介されました。

 これが日本で最初に紹介されたバウムクーヘンです。

 これを記念して,毎年3月4日は「バウムクーヘンの日」とされ,広島が日本のバウムクーヘン発祥の地となりました。

 今年(2019年)の3月4日で100周年を迎えたことから,広島では数多くの記念イベントが開催されています。

 数あるイベントのうち,私は3月に開催された「2019広島みなとフェスタ」と「2019バウムクーヘン博覧会」へ出かけました。


2019広島みなとフェスタ

 「広島みなとフェスタ」は,広島市南区の「広島みなと公園」とその周辺地域,そして日本で最初にバウムクーヘンが焼かれた似島を会場として毎年開催されている広島の一大イベントです。

 今年は日本のバウムクーヘン100周年を記念して,様々なイベントが実施されました。

【似島バウムクーヘン】
 広島市南区の進徳女子高等学校と「パティスリーアニバーサリー」で考案された伝説スイーツ「似島バウムクーヘン」が販売されていました。

(似島バウムクーヘン)
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 「安芸小富士」と称される似島の形をイメージした三角形のバウムクーヘンです。

 このバウムクーヘンの特徴は,似島でも生産されているレモンが使われていることです。

 もっちりとした厚みのある生地に,大きめのレモンピールがザクザク入っており,外側はレモンチョコでコーティングされています。

 レモンケーキに近い,広島ならではのバウムクーヘンでした。


【Baumコロコロステーキ】
 広島市の洋菓子店「櫟(くぬぎ)」の出店ブースで販売されていた「Baumコロコロステーキ」です。

(Baumコロコロステーキ)
Photo_11
 バウムクーヘンをホットプレートの上で焼き,サイコロステーキのように一口大に切って,チョコレートソース・ピスタチオ・ドライフルーツをトッピングしたお菓子です。

 バウムクーヘンは焼いたり温めたりして食べると,風味が増してより美味しくなることがわかりました。


【ギネスに挑戦!世界一長いバウムクーヘン】

 今年は特別イベントとして「ギネスに挑戦!世界一長いバウムクーヘン」というイベントが開催されました。

 2019年にちなんで,世界最長となる2019cmのバウムクーヘンを100人で焼き,観客がその証人になろうという企画です。

 この長いバウムクーヘンの作り方は,
(1)長い鉄の棒をゆっくり回転させながらバウムクーヘンの生地を流し込む
(2)棒を炭火の上に平行移動させ,ゆっくり回転させながら生地を焼く
(3)生地が焼き上がったら,再度棒を手前に平行移動させ,焼けた生地の上にバウムクーヘンの生地を流し込む
(4)(2)~(3)の作業を繰り返し,バウムクーヘンの年輪を一層ずつ作る
というものです。

(世界一長いバウムクーヘンを作る様子)
Photo_12

 焼けた生地の上にバウムクーヘンの生地を流し込んでいる様子です。

 写真手前にも用意されている炭火を使ってじんわり・ふっくらと焼き上げられます。

(鉄の棒を平行移動させている様子)
Photo_13

 長さ36mに及ぶ鉄の棒の端で,バウムクーヘン生地の上と炭火の上とを交互に平行移動させている様子です。

 緩やかな山なり(アーチ形)の鉄棒ですが,バウムクーヘンの層が増すにつれ,その重みでMの字に変化していたのが印象的でした。

 こうした作業が約2時間続けられ,14層のバウムクーヘンが完成しました。

(世界一長いバウムクーヘン完成の様子)
Photo_14  

 歓声に沸く参加者の様子です。

 続いて,ギネス認証に向けた審査が行われました。

(ギネス審査員による審査)
Photo_15

 ギネス審査員により,バウムクーヘンとしてどの箇所もきちんとムラなく焼き上がっているかどうかが審査され,次に出来上がったバウムクーヘンの全長がメジャーで計測されました。

 そしていよいよ,メインステージで大勢の観客が注目する中,審査結果発表が行われました。

 結果は20m87cm

 目標の2019cm(20m19cm)を優に超えています。

 見事世界記録達成です!

(ギネス認定の様子)
Photo_16

 最後は全員で合言葉「ブンダバー」(※)と発声し,ギネス認定の喜びを分かち合いました。
 ※ドイツ語で「素晴らしい」・「美味しい」という意味


2019年バウムクーヘン博覧会

 今回で3回目の開催となる「バウムクーヘン博覧会」へ行きました。

【焼きたてバウムクーヘン】

 会場内でユーハイムのマイスターの方が手作りで丁寧に焼き上げられた「焼きたてバウムクーヘン」をいただきました。

(焼きたてバウムクーヘン)
Photo_17

 焼きたて・ホカホカで,しっとり・もっちりした食感があり,バターの風味が豊かなバウムクーヘンでした。


【バウムクーヘンBAR47】
 会場内では,日本全国47都道府県のバウムクーヘンが販売されており,それらのバウムクーヘンを一口サイズで味わえる企画もありました。

 そこで,私もいくつか味わってみました。

(バウムクーヘンBAR47・その1)
Photo_18

 写真上から時計回りに
 茨城県:「バームクーヘン専門店クローネ」の「クローネバウムクーヘン」
 青森県:「お菓子のみやきん」の「ふっくらバームクーヘン年輪焼」
 福島県:「お菓子の蔵 太郎庵」の「メープルバウム会津桐」
 静岡県:「リーベンローザ」の「リーベンバウム」
 山梨県:「パティスリー ザ・エレン」の「エレンバウム「時のなる木」ハードタイプ」
です。

(バウムクーヘンBAR47・その2)
Photo_19

 写真右上から時計回りに
 兵庫県:「杵屋」の「書写千年杉(小倉)」
 奈良県:「BAUM283」の「プレーン」
 滋賀県:「サロン・ド・カフェ・アプリ」の「さきらバウム」
 沖縄県:「大家スイーツ工房」の「福ブラウン(沖縄黒糖のこだわりバウム)」
 香川県:「フランス菓子工房ラ・ファミーユ」の「黄金バウムクーヘン」
です。

 バウムクーヘンと言っても,「しっとり系・ふんわり系・ハード系」,「プレーン(バター)風味・キャラメル風味・チョコレート風味・メープル風味・黒糖風味・抹茶風味・果物風味」,「年輪形・長方形・天然木形・スティック形」,「食材(米粉・卵・砂糖・生クリーム・はちみつなど)の重視」など,実にバラエティ豊かです。


【100周年記念バウムクーヘン】
 広島みなとフェスタ会場内でバウムクーヘン100周年記念スタンプラリーのカードをいただきました。

 広島市内の各デパートのバウムクーヘン記念イベント会場でスタンプを集めると,オリジナルバウムクーヘンがもらえると知り,頑張ってスタンプを集めました。

 そしてオリジナルバウムクーヘンをいただきました。

(100周年記念バウムクーヘン)
Photo_20

 博覧会会場では100周年記念シールもいただき,いずれも良い記念となりました。


 現在,広島の洋菓子店やお土産店では,バウムクーヘン100周年にちなんだバウムクーヘンがたくさん販売されています。

 今年はぜひバウムクーヘン発祥の地・広島でバウムクーヘンを御賞味ください。


<関連サイト>
 「バウムクーヘン博覧会」(バウムクーヘン博覧会)
 「3月4日はバウムクーヘンの日」(株式会社ユーハイム)

<関連記事>
 「「バウムクーヘン博覧会」 -広島からはじまる日本のバウムクーヘンの歴史-

2019年3月23日 (土)

特急リバティ会津・会津鉄道リレー号の旅 -浅草 鶏シューマイ弁当と浅草の和菓子-

浅草と会津を結ぶ「リバティ会津」・浅草駅-春日部駅

 東京(浅草)から福島(会津田島)までを結ぶ特急があります。

 「リバティ会津」です。

 「Revaty(リバティ)」とは,多線区で運行する「多様性」を意味する「Variety」と,路線を縦横無尽に走り回る「自由」を意味する「Liberty」を組み合わせた愛称です。

 「東武鉄道」(浅草-新藤原),「野岩鉄道」(新藤原-会津高原尾瀬口),「会津鉄道」(会津高原尾瀬口-会津田島)と3つの鉄道会社線を走る特急です。

 日本の私鉄で最長の乗車時間(浅草-会津田島間 約3時間20分)とトップレベルの距離(浅草-会津田島間 190.7km)を誇る「リバティ会津」。

 私はいつかこの特急に乗ってのんびり鉄道旅を楽しみたいと思っていました。

 そこで今回(2019年3月),広島空港から朝一番の飛行機で羽田空港へ向かい,羽田空港からは京急空港線・都営浅草線経由で浅草へ,そして東武浅草駅から「リバティ会津」に乗車して会津田島・会津若松を目指すこととしました。

(東武浅草駅・松屋浅草)
Photo

 東武浅草駅構内売店や松屋浅草で駅弁やお菓子を買い,東武浅草駅11:00発の「リバティ会津117号」に乗車しました。
 
 東武浅草駅に「リバティ会津」が入線すると,旅情感が一気に高まり,夢中で写真を撮りました。

(リバティ会津と行先表示)
Photo_1

 ここまで来ても,本当に浅草から会津まで行くのかと半信半疑だったのですが,行先表示(通称「サボ」)を見ると,確かに行き先が「会津田島」となっており,徐々に会津へ行く実感がわいてきました。

(リバティ会津・車内の様子)
Photo_2

 私は1号車に乗車しました。

 乗客でほぼ満席となった「リバティ会津117号」は,定刻に東武浅草駅を出発しました。

 途中,春日部駅ではクレヨンしんちゃんの「オラはにんきもの」が発車メロディーとして流れていて,思わず笑みがこぼれました。


車内で昼食・春日部駅-下今市駅

 車窓から関東平野を眺めながら,駅弁をいただきました。
(鮒忠「浅草 鶏シューマイ弁当」)
Photo_3

 今回私が選んだ「浅草 鶏シューマイ弁当」は,チキンシューマイ,厚焼玉子,鶏そぼろごはんなどがセットになった弁当です。

 豚肉ではなく鶏肉で作ったシューマイが珍しいので購入しました。

 シューマイは,よく練られた鶏肉のあんが入っており,上品でさっぱりとした味わいでした。

 甘辛いの鶏そぼろがかかったごはんとの相性も抜群でした。

 利根川を渡り,栃木県に入ったあたりから,間近に山が見えるようになりました。

 栃木駅から先は,私にとって初めての地でした。


下今市駅-新藤原駅-会津高原尾瀬口駅

 下今市駅で併結していた東武日光行「リバティけごん17号」と別れ,「リバティ会津117号」は会津田島を目指し,さらに北上しました。

(下今市駅・リバティ会津とSL大樹)
Photo_4

 写真右手前がリバティ会津,左奥がSL大樹です。

 栃木といえば,真岡市にある真岡鐡道の「SLキューロク館」へも行ったことがあるのですが,栃木はSLが多方面で活躍している印象を受けました。

 鬼怒川温泉駅で多くの乗客が下車され,席に余裕できました。

 新藤原駅から会津高原尾瀬口駅の区間は野岩(やがん)鉄道の路線となります。

 途中,ふと興味深い看板を見つけました。

(野岩鉄道・行先案内看板)
Photo_6

 浅草方面と会津方面を示す行先案内看板です。

 標高が高いからか,3月上旬ですが雪が残っていました。

 浅草出発時に比べて,車内も空いてきたので,松屋浅草で買ったお菓子をいただきました。

(舟和「おいものプリン」・梅園「梅園まんじゅう」・「きんつば」)
Photo_5

 テーブル上側が舟和の「おいものプリン」,下側が左から梅園の「きんつば」と「梅園まんじゅう」です。

 「おいものプリン」はスプーンが付いてなかったので,お土産にしました。


会津高原尾瀬口駅-会津田島駅

 しばらくすると,会津高原尾瀬口駅に到着しました。

(リバティ会津と野岩鉄道普通列車(会津高原尾瀬口駅))
Photo_7

 リバティ会津(写真左)と野岩鉄道・新藤原行の普通列車(写真右)です。

 この駅から先,会津方面は会津鉄道の路線となります。

 車窓から雪の残った山々をぼーっと眺めたり,普段なかなかできない読書を楽しんだりするうち,リバティ会津117号は終点の会津田島駅に到着しました。


会津田島駅-七日町駅

 特急リバティ会津は,この会津田島駅が終点(起点)です。

 会津若松市内へは,この駅で列車を乗り換える必要があります。

 ただ,会津鉄道の路線はこの会津田島駅で終わりではなく,会津若松市の玄関口・西若松駅まで続いています。

 そして西若松駅から会津若松駅まではJR只見線となりますが,会津鉄道が乗り入れているので,乗り換えなしに会津若松駅まで行くことができます。

 ここで私は疑問に思うことがありました。

 「なぜリバティ会津は浅草駅から会津鉄道の途中駅『会津田島駅』までしか走らないのだろうか」

 3つの鉄道会社線を走り抜けるリバティ会津なら,会津田島駅から先も,そのまま会津若松駅まで走らせた方が乗客の利便性は向上するはずです。

 なぜだろうと思いながら,終点会津田島駅でリバティ会津を下車し,隣のホームで待っていた2両編成の会津鉄道「リレー117号」に乗り換えました。

(会津田島駅・会津鉄道リレー117号)
Photo_8

 しばらくしてリレー117号が出発した瞬間,その謎が一発で解けました。

 ディーゼルモーター音を鳴らして走る「リレー117号」。

 つまり,会津田島駅から西若松駅(会津若松駅)までの区間は非電化区間なのです。

 だからリバティ会津のような「電車」を走らせることができないのです。

 特急もいいけど気動車も旅情があるなと思いつつ,列車はさらに1時間強かけて会津若松市を目指しました。

 途中,車内で車掌さんに西若松駅から七日町駅のきっぷを精算していただきました。(浅草駅では西若松駅までのきっぷを購入できます。)

 そして浅草を出発して約4時間半。

 会津若松市の観光拠点の1つ,七日町駅に到着しました。

(七日町駅とリレー117号)
Photo_9
 私はこの七日町駅で下車し,会津若松の観光を楽しみました。


 長いようで,あっという間の約4時間半の鉄道旅でした。

 復路は,会津若松駅からJR磐越西線で郡山駅へ,郡山駅からは東北新幹線で東京駅まで戻ったのですが,往路に比べ,東京-会津若松間を一気に早送りして戻ったような感じでした。

 日常の喧騒を離れ,車窓の移り変わりを楽しみながらのんびりと走るリバティ会津・リレー号の旅。
 
 思い出に残る鉄道旅になること間違いなしです。


<関連リンク>

2019年3月16日 (土)

イラン料理の特徴と主な料理 -セカンジャビン・シャルバット,トルシ,ククサブジ,バルバリ,パニール,イランのお菓子-

 東京で世界各国の朝ごはんが味わえるお店「World Breakfast Allday(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)」外苑前店を訪問しました。

 2019年2月,3月はイランの朝ごはんが特集されていました。


セカンジャビン・シャルバット

 朝ごはんをいただく前に,お店の方にイランのドリンクについて尋ねたところ,「セカンジャビン・シャルバットはいかがでしょう」とお話いただいたので,このドリンクを注文してみました。

 酢とミントで作られた「セカンジャビン」と呼ばれるシロップが入ったドリンクです。
(イランではドリンクのことを「シャルバット」と呼び,この名称は「シャーベット」の語源ともなっています。)

(セカンジャビン・シャルバット)
Photo

 ミントの葉ものせられています。

 程よい甘さの,さっぱり,スッキリとしたドリンクで,梅酒かベリー系リキュールを炭酸水で割ったような風味でした。

 イランと言えばバラ水(ローズウォーター)も有名で,飲用だけでなく,料理やお菓子の香り付け・メイクなどにも幅広く使われています。


イランの朝ごはん

 続いてイランの朝ごはんプレートが運ばれてきました。

(イランの朝ごはんプレート)
Photo_2

 プレートの上側が「野菜サラダ」と「トルシ」,それから時計回りに緑色のオムレツ「ククサブジ」,手前が「ナン(バルバリ)」,小皿に入った「生クリームとはちみつ」,中心には白いチーズ「パニール」が盛り付けられています。

【野菜サラダとトルシ】
 ベビーリーフ・トマト・ラディッシュ・クルミなどの野菜サラダと,「トルシ」と呼ばれる漬物(ピクルス)のセットです。
 トルシは,オリーブの実とミニキュウリ(ガーキン)でした。

【ククサブジ】
 野菜とハーブ入りのオムレツ「ククサブジ」です。
 「クク」はオムレツ,「サブジ」は野菜(料理)という意味です。
 上に飾られた赤い実はラズベリーです。
 イラン原産のホウレンソウをはじめとする野菜やハーブがたっぷり入っており,本来は黄色いはずのオムレツが濃い緑色に仕上がっていました。
 ハーブは主に乾燥ハーブを使われたそうです。

【ナン(バルバリ)・生クリームとはちみつ】
 イランの主食「ナン」です。
 今回のナンは「バルバリ」と呼ばれる,大きなわらじのような比較的厚みのあるナンでした。
 パリッと香ばしいナンを小皿に入った生クリームや甘いはちみつと一緒にいただくと,「ナンなんだこのうまさは」と思えるほど美味しかったです。

【パニール】
 中央の白い塊は「パニール」と呼ばれるチーズです。
 クセがなく食べやすいチーズで,サラダやナンと一緒にいただきました。


イランのデザートプレート

 イランのデザートプレートも注文しました。

(イランのデザートプレート)
Photo

 皿の一番上が「サフラン風味のアーモンドタフィー」,以降時計回りに,「ローズウォーター&カルダモン風味のミルクプリン」,「イラン産のデーツ」,「ハルワ」,「サフランアイスクリーム」です。

【サフラン風味のアーモンドタフィー】
 細かく刻んだアーモンド入りのタフィー(トフィー)です。
 緑色のピスタチオ(イランは世界有数のピスタチオ生産国です)も添えられています。
 板状のキャラメルと香ばしいアーモンドのお菓子です。

【ローズウォーター&カルダモン風味のミルクプリン】
 イランでよく使われるローズウォーターとカルダモンを使ったミルクプリンです。
 シナモンパウダーがかけられています。
 私はミルクが苦手なのですが,バラやカルダモンの香りがする上品なミルクプリンに仕上がっており,美味しくいただくことができました。

【イラン産のデーツ】
 ドライフルーツの1つ干しデーツ(ナツメヤシの実)です。
 私は「神戸ムスリムモスク」でもこの干しデーツを見かけたことがあるのですが,それだけイスラム圏ではポピュラーな食べ物です。
 また,デーツはそのコク深い甘さから,お好みソースの原材料に採用している広島のメーカーもあります。

【ハルワ】
 ハルワは,バターで小麦粉をじっくり炒め,しっかりとかためたお菓子です。
 バラとピスタチオが飾られています。
 カボチャかサツマイモの甘いあんこ,もしくはスイートポテトをかたく丸めたような食感・風味のお菓子でした。

【サフランアイスクリーム】
 サフラン入りアイスクリームです。
 ピスタチオと生クリームを冷凍した白いアイスが添えられています。
 サフランは世界一高価なハーブ・スパイスとして有名ですが,イランではアイスクリームや「チェロウ」と呼ばれる黄色いバターライスなど,料理やお菓子に幅広く使われています。
 サフランの色や香りを楽しめるアイスクリームでした。


 イランの朝ごはんプレートだけでなく,イランのドリンクやデザートプレートもいただき,とても豪華な朝食となりました。


<関連リンク>
 「World Breakfast Allday」(東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F(外苑前店)ほか)
 「デーツとは~お好みソースとデーツの深い関係~」(オタフクお好みソース)

<関連記事>
 「ギリシャ料理の特徴と主な料理2 -ティロピタ・グリークサラダ・ギリシャヨーグルト・フルーツ・ガラトピタ-

<参考文献>
 沼野恭子編「世界を食べよう!東京外国語大学の世界料理」東京外国語大学出版会

«翔庵工房 黒竹の耳かき -広島県広島市-

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