2020年2月18日 (火)

ソーセージのイベントとソーセージ・豚肉の基礎知識 -フランクフルター・ホワジャオヴルスト・クラカウワー・レバーケーゼ-

 2020年1月11日,広島市佐伯区にあるドイツ製法のハム・ソーセージ店「グリュックスシュバイン」さんと,同市南区のカフェ「あかいはりねずみ」さんのコラボイベント「ソーセージ4種食べ比べ」と「できたてレバーケーゼを食べよう」に参加しました。

 「グリュックスシュバイン」は,広島県安芸太田町で営業されていた時からのファンで,ハム・ソーセージ・ベーコンの本当の美味しさを教えてくださったお店です。

 今回のイベントでは,いろんなソーセージを味わえただけでなく,店主さんからハム・ソーセージにまつわる様々な興味深いお話を伺うことが出来たので,御紹介したいと思います。


「ソーセージ4種食べ比べ」

 「ソーセージ4種食べ比べ」では,フランクフルター(エマルジョン・粗挽き)・ホワジャオヴルスト・クラカウワーの4種をいただきました。

(フランクフルター・ホワジャオヴルスト・クラカウワー)
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 写真上から,フランクフルター(エマルジョン),フランクフルター(粗挽き),ホワジャオヴルスト,クラカウワーです。

(ソーセージ食べ比べ説明書き)
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 フランクフルターは,ドイツ・フランクフルトの地名を冠した日本でもお馴染みのソーセージです。

 エマルジョンは,原料肉を細かくカッティングして結着・乳化させるソーセージの製法の1つです。

 きめ細やかな食感のエマルジョンタイプと肉の味わいを生かした粗挽きタイプを食べ比べることが出来ました。

(フランクフルター・ホワジャオヴルスト・クラカウワー(断面))
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 ホワジャオヴルストは,麻婆豆腐など四川料理によく使われるスパイス「ホワジャオ(花椒)」入りのソーセージ(ドイツ語でソーセージは「ヴルスト」と呼ばれます)です。

 ホワジャオは,広島では「汁なし担々麺」のスパイスとしても有名で,広島ならではのソーセージとも言えます。

 クラカウワーは,馬蹄形のサラミタイプのソーセージで,その名称はポーランドのクラクフという地名に由来しています。
ボリュームのある肉のようなソーセージをお好みの人向けです。


ソーセージ・豚肉の基礎知識

 ソーセージの食べ比べを楽しみながら,グリュックスシュバインの店主さんからソーセージや豚肉にまつわるいろんな興味深いお話を伺うことが出来ました。

 今回私が学んだことをまとめておきます。

【エマルジョン製法】
 肉と脂と氷をカッティングしながら,乳化・結着させる製法。肉と脂だけだとカッティングの際に摩擦熱が生じ,結着できなくなるため,氷を入れて肉を冷ます。

【食品添加物(「亜硝酸」,「リン酸塩」,「ビタミンC」)を使用する理由】
 ・「亜硝酸」はポツリヌス菌(毒素)を抑制するため,そして熟成臭(部位独特の香り)を引き出す(ケモノ臭を抑える)ために使用(メイキングフレーバー)。
 ・「リン酸塩」は死後の肉にはリンが減り,結着度が弱まるため,食塩とともに結着材として使用。
 ・「ビタミンC」は亜硝酸の毒性を弱め,劣化を抑えるために使用。

【ウインナーという名称の由来】
 ドイツ・フランクフルト出身のソーセージ職人がウィーンで作った牛と豚の合挽き肉のソーセージをウィーン風フランクフルターと名付けたのがはじまり。

【ソーセージの形】
 動物の腸で作られたソーセージはアール(円形カーブ)を描く。人工の腸のようにまっすぐにはならない。

【肉のアク】
 きめが細かい肉は保水力が高く,茹でてもアクがほとんど出ない。

【カッティングと塩の「遊び」】
 原料肉がよくカッティングされていると塩がよく馴染む。逆にカッティングが不十分だと塩にバラつきが出て(塩が「遊んで」)塩味を強く感じるようになる。

【三元豚】
 豚の3品種を交配させて生まれた豚のこと。日本ではランドレース,大ヨークシャー,デュロックの三元交配豚が普及している。

【豚のウデ肉とモモ肉】
 豚肉の場合,モモ肉よりもよく動かす前足のウデ肉の方が肉質は固いが美味。

【日本のハム・ソーセージの普及は第一次世界大戦後のドイツ人捕虜から】
 日本では,第一次世界大戦後のドイツ人捕虜によってハム・ソーセージの製造技術が広まった。
  ※広島から全国に広まったバウムクーヘンと同じ歴史的経緯


 ハム・ソーセージを理解することは,結局はその素材である豚肉の特徴を理解することなのだということがよくわかりました。


できたてレバーケーゼとピッツアケーゼ

 ソーセージの食べ比べをしつつ興味深いお話を伺っていると,オーブンのレバーケーゼ・ピッツアケーゼが焼き上がりました。

(レバーケーゼとピッツアケーゼ)
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 食パンに近いほど大きな型焼きソーセージです。

 写真左がレバーケーゼ,写真右・手前がピッツアケーゼです。

 レバーケーゼは原料肉をペースト状になるまでよく練り,型に流し込んで焼き上げたソーセージです。

 ケーゼはドイツ語で「チーズ」の意味ですが,チーズを入れるからではなく,その型に由来するようです。

 一般的にレバーが配合されていれば「レバーケーゼ」,配合されていなければ「フライシュケーゼ」と呼ばれますが,レバーなしでも「レバーケーゼ」と呼ぶ地域もあります。

 ピッツアケーゼには,レバーケーゼの中にチーズ・パプリカ・マッシュルーム・ベーコン・カバノス(ソーセージ)といった食材が入っていました。

 9人で囲んだテーブルの真ん中に用意された出来たて熱々のレバーケーゼとピッツアケーゼ。

 次にこれを誰が切り分けるかという話になったのですが,たまたま包丁を手に取って眺めていた私が切ることとなりました。

 できたての巨大な厚焼き玉子を切るような感触なので,まっすぐ均等な厚さで切るのは容易ではありませんが,まず3等分し,それをさらに3等分する方法で何とか9枚に切り分けました。

(レバーケーゼ切り分けの様子)
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  グリュックスシュバインfacebookの写真を引用

 グリュックスシュバインさんが撮影された写真ですが,切り分けているのは私なのでお許しください。
 
 みんな均等になるよう,黙って真剣に切り分けました。

 するとどこからか「こーじさんが(お店で)黙っているところ初めて見た」という声が…。

 最後にカットした端の1枚だけが分厚くなってしまい,皆さんにすすめられて切り分けた私がいただきました。

 「これはかなり分厚い」ということで,お店のパンではさみ,「レバーケーゼゼンメル」を作らせていただきました。

(レバーケーゼとピッツアケーゼ(1人分))
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 パンと全然バランスがとれてません…(笑)

(レバーケーゼを撮影する様子)
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 グリュックスシュバインfacebookの写真を引用

 私のこんな行動まで写真撮影されてたとは…(笑)

(超厚切りレバーケーゼゼンメル)
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 こんな厚切りのレバーケーゼゼンメル,商品にすると一体いくらになるのでしょう(笑)

 結局,この超厚切りレバーケーゼはさらにカットしてお店の方々と美味しくいただきました。


 今回はドイツのソーセージと,ソーセージ・豚肉にまつわるお話を御紹介しました。

 何か1つでも御参考になるお話があれば幸いです。


<関連サイト>
 「グリュックスシュバイン」(広島市佐伯区五日市町石内5842-2)
 「Cafe Igel あかいはりねずみ」(広島市南区的場町1-7-2)
 「厚木ハム」(神奈川県厚木市及川1142-1)

<参考文献>
 「ハム&ソーセージ大全」スタジオ タック クリエイティブ

<関連記事>
 「「バウムクーヘン博覧会」 -広島からはじまる日本のバウムクーヘンの歴史-

2020年2月11日 (火)

エクアドル料理の特徴と主な料理 -鶏のスープ・チチャモラーダ・チチャ-

 広島市内のカフェで南米・エクアドルの料理をいただきました。

(鶏のスープ・ライス・サラダ・チチャモラーダ)
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鶏のスープ

 「鶏のスープ(Sopa de Pollo)」は,鶏肉と野菜のスープです。

(鶏のスープ)
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 鶏の手羽元,ジャガイモ,人参,キヌア,キャッサバ,グリーンピース,ジャイアントコーンなどの食材を煮込んで作られています。

 このスープの特徴は,「ユカ」と呼ばれるキャッサバ(芋)と,「チョクロ」と呼ばれる白く大きな粒が特徴のトウモロコシ(ジャイアントコーン)が食材に用いられていることです。

(ユカ(キャッサバ))
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 キャッサバは中南米原産の芋です。

 そのままでは毒性があるので,水に漬けたり,加熱するなどの「毒抜き」が必要です。

 また,キャッサバのデンプンは「タピオカ」の原料となります。

 店主さんが前日に「毒見」をされて問題のなかったキャッサバをいただいたのですが(笑),やわらかく煮たゴボウのような,しっかりした歯ごたえの芋でした。

(チョクロ(ジャイアントコーン))
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 チョクロ(ジャイアントコーン)は,白くて大粒のトウモロコシです。

 日本でよく見かける黄色くて甘いトウモロコシと比べて甘味が少なく,粒に弾力があるように思いました。


チチャモラーダ

 紫トウモロコシに水を注ぎ,シナモンやクローブなどのスパイス,果物,砂糖などを加え,煮出して作られる飲料です。

(チチャモラーダ)
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 見た目はぶどうジュースですが,酸味は控えめで,スパイスの香りが効いた甘い飲料でした。

(紫トウモロコシ)
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 こちらの写真は紫トウモロコシです。

 茹でても粒はあまりやわらかくなりません。

 1粒いただいてみましたが,甘味はなく,しっかりした皮付きの豆をいただいているような味・食感でした。


 ちなみにチチャモラーダとは別ですが,中南米には「チチャ」と呼ばれるトウモロコシを発酵させて作られるお酒もあります。

(チチャ)
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 この写真は,カフェのお客さんが南米に旅行された時に撮影されたチチャです。

 チチャの伝統的製法は,トウモロコシを口で噛んで,唾液に含まれる酵素アミラーゼによりデンプンを糖に分解し,その糖をアルコール発酵させて作るというものです。

 現代においては,こうした伝統的製法で作られるチチャはごくわずかとなっていますが,中南米はこうした「口かみ酒」の食文化圏として特徴づけられることを認識しておくと,中南米の食文化への理解が深まると思います。


<関連サイト>
 「Cafe Igel あかいはりねずみ」(広島市南区的場町1-7-2)

<参考記事>
 「ペルー料理の特徴と主な料理

<参考文献>
 石毛直道 鄭大聲 編「食文化入門」講談社

2020年2月 3日 (月)

ロシア料理の特徴と主な料理5 -松ぼっくりのヴァレーニエ-

 広島から成田空港経由でロシアのウラジオストクへ旅行されたカフェ仲間からのお土産,「ヴァレーニエ」を少しいただきました。

 ロシアでは,果実などのシロップ漬けを「ヴァレーニエ」と言います。

 お土産のヴァレーニエは,松ぼっくりで作られたヴァレーニエでした。

(松ぼっくりのヴァレーニエ)
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 シロップをいただいてみると,松葉を嗅いだ時と同じ,松独特の香りが口の中に広がりました。

 松ぼっくりの風味が楽しめるシロップだけを味わい,中の松ぼっくりまでは食べないのではないかと思いましたが,カフェ仲間から「これだけ松ぼっくりが入っているなら,松ぼっくりも食べられるはず」というお話が出て,興味本位でみんなで松ぼっくりも食べてみることとしました。

(松ぼっくりのヴァレーニエ(松ぼっくり))
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 1個が1~2cm程度,キイチゴほどの大きさの小さな松ぼっくりです。

 お店のナイフとフォークをお借りして,松ぼっくりを食べやすく切ってみました。

(松ぼっくりのヴァレーニエ(松ぼっくり中身))
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 シロップに漬けてあるとは言え,松ぼっくりなのでそれなりに硬さがありました。

 切り分けた松ぼっくりをいただいてみると,弾力があり,かみしめるほどに甘い松の香りがしました。

 (食べ物ではありませんが)食感はコルクやおがくずに似ていると思いました。

 季節の果実などを使って作られるロシアの保存食「ヴァレーニエ」。

 パンに塗るだけでなく,紅茶に入れてロシアンティーにしたり,ヨーグルトやアイスクリームに添えたりと,様々な楽しみ方ができそうです。

2020年2月 2日 (日)

信州りんごちゃんの耳かき -長野県軽井沢町-

信州りんごちゃんの耳かきです。

軽井沢のお土産店で購入しました。

軽井沢土産物店

りんごの形をしていますが,手や足もあります。

葉っぱの上にちょこんと座って微笑んでいますね。

長野を訪問した際,長野ではブドウで作られるワインだけでなく,リンゴで作られる発泡酒「シードル」の製造も盛んなことがわかりました。

耳かきで信州シードルちゃんもないかな(笑)

2020年1月26日 (日)

リトアニアのお菓子 -Sesame Bars(セサミバー)-

 カフェの店主さんから「お店でお土産を預かってます」との連絡をいただき,お店を訪問しました。

 昨年(2019年)末に関西国際空港から日本を飛び立ち,オランダ経由でノルウェー,バルト三国(エストニア,ラトビア,リトアニア)と旅行された広島在住のカフェ仲間からのお土産でした。

(セサミバー(包装))
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 いただいたお土産は「Sesame Bars」(セサミバー)というゴマを板状に固めたお菓子でした。

 写真や文字からハチミツが入っていることまではわかりました。

 ただ,包装の裏に記載されているロシア語が混ざったような説明書きまでは読み取ることができず,一体どこの国のお土産なのかよくわかりませんでした。

(セサミバー(包装裏面))
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 包装裏面の説明書きに「Vilnius Lietuva」と記載されているので,リトアニア(ヴィリニュス)のお菓子かと思ってみたり,でも食材や見た目から言えば中国のお菓子にも近いなと思ってみたりと,謎の多いお菓子でした。

(セサミバー)
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 ゴマを飴状のハチミツでぎっしりと固めた板状のお菓子です。

 ゴマの香ばしさとハチミツの甘味が味わえる美味しいお菓子でした。


 後日,お土産を買ってくれたカフェ仲間にお会いすることが出来ました。

 購入された国を尋ねるとリトアニアでした。

 併せて,フィンランドから船でエストニアへ渡ったこと,年末でどの国もクリスマスマーケットで賑わっていたこと,親切な人々に助けてもらいながら鉄道やバスで旅行されたことなど,今回旅行された時のお話もたくさん伺うことが出来ました。

 そうしたお話の中で一番興味深かったのが,
「日本からサトウのごはん(レトルトごはん)を持って行くといい」
というお話でした。

 美味しいイクラが豊富にあるようで,レトルトごはんを持参すればいくらでもイクラ丼が食べられるのだそうです(笑)

 カフェの店主さんに「幸せに行ってきます!」とお話されて旅行に行かれたようですが,そのとおりの旅となったようで,私も楽しませていただきました。

2020年1月19日 (日)

コスタリカ料理の特徴と主な料理 -ガジョピントとチキンのトマト煮込み-

 コスタリカは中米南部に位置し,南は太平洋に,北はカリブ海に面した国です。

 代表的な食材としては米,豆,トウモロコシ,ジャガイモ,バナナなどが挙げられます。

 全般的に優しい味付けで,日本人にも受け入れられやすい料理が多いのも特徴です。

 今回,広島市内のカフェでコスタリカの朝食を味わう機会があったので,御紹介したいと思います。


ガジョピントとチキンのトマト煮込み

 ガジョピントと目玉焼き,チキンのトマト煮込み,そしてオレンジジュースをセットにした朝食をいただきました。

(ガジョピントとチキンのトマト煮込み)
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(ガジョピント・目玉焼き)
 ガジョピントは,炊き上げたご飯と黒豆を,玉ねぎやにんにくと一緒に炒めた米料理です。
 今回の豆はブラジルの代表的な豆煮込み料理「フェイジョアーダ」などにも使われるフェイジョンと呼ばれる豆が使われており,小豆に似た小ぶりの黒豆でした。
 ウスターソースを使ってお米を炊き,コスタリカのガジョピントの味を再現されていました。
 見た目からは,ブラジルの塩辛い豆ご飯を想像しましたが,実際にいただいてみると,ほんのりと塩味・甘味を感じるやさしい味の焼きめしでした。
 半熟の目玉焼きの黄身をご飯にからめながらいただくと,よりマイルドでコクのある味になりました。
 ウスターソースやカラメルソースで色付けするという発想は,岡山のエビ焼きめし「えびめし」とも似ています。

(チキンのトマト煮込み)
 鶏肉,人参,ジャガイモ,青菜などをトマトで煮込んだ料理です。
 ガジョピントと一緒に食べると相性抜群でした。
 店主さんがコスタリカを訪問された際,ガジョピントと一緒に召し上がった料理でもあります。

(オレンジジュース)
 食事にフルーツジュースをつけるのが中南米の定番なのだそうです。私は食事後にいただきました。


 赤飯にも似たガジョピントやチキンのトマト煮込みは,日本人にも受けが良い料理だと思います。

 「ガジョピント」と聞いて,フジテレビのキャラクター「ガチャピン」を想像してしまうのは私だけでしょうか…(笑)


<関連サイト>
 「Cafe Igel あかいはりねずみ」(広島市南区的場町1-7-2)

<参考文献>
 「中国新聞セレクト 朝食から見た世界 -コスタリカ-」(2019年6月23日)
 「大使館の食卓 おうちで簡単レシピ集」(産経新聞出版)

2020年1月16日 (木)

あかいはりねずみのプリン -子年の干支スイーツ・子歳プリン-

 あかいはりねずみのプリンを御紹介します。

(子歳プリン)
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 正式名称は「子歳(ねどし)プリン」と言って,今年の干支のねずみにちなんだスイーツです。

 岡山県津山市の洋菓子店「スイートファクトリー アンジェ」で販売されていました。

 はりねずみの陶器の中にカスタードプリンが入っていて,その上に生クリーム,ホワイトチョコレート,赤いイチゴがのせられています。

(子歳プリン(中身))
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 プリンがたっぷりで,ほろ苦いカラメルソースも入っていて,プリン好き,イチゴ好きにはたまらないお菓子です。


<関連リンク>
 「スイーツファクトリー アンジェ」(岡山県津山市山北400-4)
 「Cafe Igel あかいはりねずみ」(広島市南区的場町1-7-2)

2020年1月12日 (日)

日本各地のおにぎり -青森県・若生おにぎり,富山県・とろろ昆布おにぎり,栃木県・ゆばむすび-

 ご飯を握ったおにぎりは,米を主食とする日本の代表的な食べ物です。

 おにぎりと言えば,ご飯と海苔の組み合わせのおにぎりが一般的ですが,海苔のほかにも日本全国にはいろんな食材で巻いたおにぎりがあります。

 今回は旅先で出会ったその地域ならではのおにぎりを御紹介したいと思います。


青森県五所川原市「若生おにぎり」

 青森県五所川原市,JR「五所川原駅」と津軽鉄道「津軽五所川原駅」に隣接する津軽鉄道本社1階にある「コミュニティカフェ でる・そーれ」で購入した「若生(わかおい)おにぎり」です。

(若生おにぎり)
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 「若生おにぎり」は,ごはんを海苔の代わりに昆布で巻いたおにぎりで,津軽の郷土料理です。

 「若生」は1年ものの薄くて柔らかい昆布を言います。

 広げた若生の上にご飯をのせ,ご飯の端を若生で包み,パタンと二つ折りにして作られます。

(若生おにぎり(中身))
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 昆布の繊維に平行になるよう,おにぎりを縦に持って噛み切る必要があります。

 昆布の程よいしょっぱさがご飯の味を引き立て,海の香りが口の中に広がる美味しいおにぎりでした。


富山県・とろろ昆布おにぎり

 続いては,富山県富山市・富山駅構内にある「おむすび屋 源」で購入したとろろ昆布おにぎり「黒とろろ」を御紹介します。

 富山県は昆布の一世帯当たり消費金額が日本トップクラスを誇ります。

 それだけ昆布の美味しい食べ方をよく知っておられる方が多い県だと表現することも出来るでしょう。

 それがおにぎりにも生かされています。

(とろろ昆布おにぎり「黒とろろ」)
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 こちらがとろろ昆布おにぎり,商品名「黒とろろ」です。

(とろろ昆布おにぎり「黒とろろ」(中身))
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 おにぎりの具まで昆布の佃煮と,昆布づくしです。

 とろろ昆布がご飯をやさしく包み込み,海苔よりもさらに深いうま味がご飯とうまく結びついたおにぎりでした。

 後で知ったのですが,とろろ昆布おにぎりは富山だけでなく北陸地方全般で好まれているおにぎりのようです。


栃木県日光市・ゆばむすび

 栃木県日光市の「ゆばむすび」を御紹介します。

 日光は豆乳から作られる「ゆば」が代表的な郷土料理の1つです。

 京都のゆばも有名ですが,京都ではゆばを「湯葉」と表記されるのに対し,日光では「湯波」と表記される違いがあります。

 日光で,ゆばを海苔代わりにしたおにぎりが「ゆばむすび」です。

 栃木県日光市の「補陀洛(ふだらく)本舗 石屋町店」でいただいた「ゆばむすび」を御紹介します。

(ゆばむすびと「ススメ!栃木部」)
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 写真上側にある本は「ススメ!栃木部」という栃木愛にあふれた漫画で,日光のゆばむすびについて詳しく紹介されています。

 この本を読んで勉強になったのは,「京都のゆばは膜の端に串を入れて引き上げるため一枚なのに対し,日光のゆばは膜の中央に串を入れて引き上げるため二枚重ねとなる」ということです。

 二枚重ねとなる分,ボリュームもでて,おにぎりにも巻きやすくなるのでしょう。

(ゆばむすび)
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 ゆばむすび2個と漬物のセットです。

 もち米を出汁や醤油で味付けして炊いた「おこわ」をゆばで包んだおにぎりです。

 写真右がゆばむすびの外観,写真左がゆばむすびの中の様子です。

 ゆば自体は淡い味で,しかも海苔に比べて厚みがあるので,塩味のご飯より味付けしたおこわの方が味のバランスがとれて合うことがわかりました。


<関連リンク>
 「コミュニティカフェ でる・そーれ」(青森県五所川原市大町39 津軽鉄道(株)1F)
 「源(みなもと)」(JR富山駅構内ほか)
 「補陀洛(ふだらく)本舗」(石屋町店:栃木県日光市石屋町406-4 ほか)

<関連記事>
 「津軽鉄道食景色1 -津鉄汁セット,ストーブ列車石炭クッキー-
 「津軽鉄道食景色2 -若生おにぎり,中まで赤~いりんごジャム,干し餅,五農産米-

2020年1月 6日 (月)

ガレット・デ・ロワで新年の運試し

公現祭のガレット・デ・ロワ

 キリスト教で1月6日は公現祭の日(エピファニー)です。

 キリストが神の子として人前に現れた日とされており,フランスではこの日に「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」(「王様のお菓子」という意味)と呼ばれる焼菓子を食べる習慣があります。

 ガレット・デ・ロワは,アーモンド生地のパイで,ホールの中に「フェーヴ」(元々は空豆という意味)と呼ばれる焼き物のおもちゃが1つ入っています。

 切り分けられたガレット・デ・ロワの中にこのフェーヴが入っていた人は,みんなから祝福され,王冠が与えられてその日は王様・王女様になることができ,幸運な1年になると言われています。


ガレット・デ・ロワで新年の運試し

 2020年1月5日,広島市内のカフェで,東広島市にあるフランス系パン専門店「ブーランジュリー シェ ジョルジュ(Boulangerie Chez GEORGES)」さんのガレット・デ・ロワをみんなで食べようというイベントが開催されました。

 1回につき8人ずつのメンバーで,ホールのガレット・デ・ロワを切り分け,誰が当たるか新年の運試しをしようという企画です。

 このイベントに私も参加させていただきました。

 席に着くと,テーブルにガレット・デ・ロワが用意されていました。

(ガレット・デ・ロワ)
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 誰だ~正月の鏡餅用のみかんを置いたのは(笑)

 写真上側は王冠とフェーヴです。

 本来は陶器のフェーブを入れるのですが,日本ではトラブル防止のため,アーモンドなどを使うことが多いのだそうです。

 じゃんけんでガレット・デ・ロワのピースを選ぶ順番を決めた上で,ガレット・デ・ロワを8つに切り分けていただきました。

(8等分されたガレット・デ・ロワ)
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 この中の1ピースにフェーヴ(今回はアーモンド)が入っている訳です。

 じゃんけんで勝った順に1ピースずつガレット・デ・ロワを選びました。

 私は4番目でした。皆さんが自分に一番近いのを選ばれていた中,私だけあえて自分から一番遠いのを選びました。

(ガレット・デ・ロワ(1ピース))
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 みんな一斉に食べ始めました。

 ガレット・デ・ロワは,表面がサクサクに焼き上げられたパイ生地,中がしっとりとしたアーモンドケーキ生地で,美味しくいただきました。

 しばらくして,私が選んだ隣のピースを選んだ女性にフェーヴが当たりました。

 私は王様になることができなかったのですが,この時,最初から私だけアーモンドが大量に入った袋詰めを持ってくればよかったと思いました。

 また昨年末から「私1人の参加なら必ず当たるのに…」と店主さんに主張していたことも事実です。

 こんな考えの人間には,今後も当たらないでしょう(笑)

 フェーブが入っていた女性のお客さんには,王冠と陶器のフェーブがプレゼントされ,みんなで拍手でお祝いしました。

(王冠と陶器のフェーヴ)
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その後,王冠をかぶった王女様から私に記念写真を撮るよう御指示があり,何枚かお撮りしました(笑)


ガレット・デ・ロワの模様

 ガレット・デ・ロワの表面の模様(レイエ)には,様々な種類があります。

(様々な模様のガレット・デ・ロワ)
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 写真左が「太陽」,右が「麦の穂」,そして私がいただいたのは「月桂樹」の模様です。

 ナイフの先で1つ1つ模様を作られるそうで,大変な作業です。


まとめ

 ガレット・デ・ロワによる新年運試しイベントは,とても盛り上がりました。

 最近では日本でもガレット・デ・ロワを販売されるお店が増え,徐々に知名度も上がってきています。

 ガレット・デ・ロワがあれば,新年から盛り上がること間違いなしです。


<関連サイト>
 「ブーランジュリー シェ ジョルジュ(Boulangerie Chez GEORGES)」(東広島市西条東北町2-14-101)
 「Cafe Igel あかいはりねずみ」(広島市南区的場町1-7-2)

2020年1月 3日 (金)

東京・日本橋三越本店「ランドマーク」のお子様ランチとプリン

お子様ランチは東京・日本橋三越本店のレストランから

 2020年のお正月に東京の日本橋三越本店を訪問しました。

 「お子様ランチ」をいただくためです。

 デパートのレストランなどでよく見かけるお子様ランチですが,実は東京・日本橋三越本店レストランの「御子様ランチ」が発祥なのです。

 昭和5年(1930年),世界恐慌に巻き込まれた日本で,三越の主任が「暗い世の中,せめて子どもに夢のある食事を」と発案されたのが「御子様ランチ」です。

 ケチャップライスに三越の旗を立て,コロッケ,ハム,スパゲッティ,サンドイッチなど子どもたちに人気のある洋食を盛り込んだ「御子様ランチ」は子どもたちの心をつかみ,たちまち大人気となったようです。


ランドマークのお子様ランチ

 当日14時半に新館5階の「カフェ&レストラン ランドマーク」へ伺うと,遅いランチタイムなのに順番待ちのお客さんで一杯でした。

 整理券をいただくと,50人・約50分待ちとのことでした。

 三越店内で買い物をしながら待ち,15時過ぎにようやく席を御案内いただきました。

 席につくと,冷たい水と温かいお茶,おしぼりのサービスがありました。

 私はお子様ランチとプリンを注文しました。

 童心に戻り,お子様ランチとセットでイメージするプリンもいただくことにしました。

 私(大人の男性)1人だったことから,ウェイターの方から「お出しするプレートはこのメニューの写真にある汽車のプレートに致しましょうか。それとも別のお皿でお出ししましょうか。」とお気遣いいただいたのですが,私は「ぜひこちらの汽車のプレートでお願いします。」とお伝えしました。

 さらに,「ジュースはオレンジジュースとアップルジュースのどちらになさいますか。コップはお子様用ではなく普通のコップに致しましょうか。」と聞かれたので,私は「オレンジジュースを子ども用のコップでお願いします。」とお伝えしました。

 こちらのお店はお子様ランチ発祥のお店だけあって,お子様ランチを大人でも堂々と注文できるのですが,やはり見た目が恥ずかしいと思われるお客さんも少なからずいらっしゃるのでしょう。

 私はむしろ普通の皿やコップで出されたら残念に思いますが(笑)

 しばらくして,待望のお子様ランチが供されました。

(日本橋三越本店・ランドマークのお子様ランチ)
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 何と汽車の煙突からポッポと白い煙まで出ています。

 お花畑や線路,富士山などが描かれた特製ランチョンマットも,料理を待つ子どもを飽きさせないための工夫なのだそうです。

 これなら子どもだけでなく大人も心躍りますよね。

 ケチャップライス,ハンバーグ,ソーセージ,海老フライ,スパゲティ,フライドポテト,レタス,プチトマト,オレンジ。
 そしてドラえもんのコップに注がれたオレンジジュース。

 子どもが好む赤を中心とした暖色系の料理でまとめられています。

 メインのケチャップライスは,ケチャップライスと白いご飯を三角に握ることで富士山に見立て,三越の旗が立てられています。

 ハンバーグはレギュラーメニューのハンバーグのミニサイズにケチャップソースをかけたものでしょうし,エビフライもサクサクできちんとタルタルソースがかけられていました。

 そのほかのおかずも,すべて温かく,子ども向けだからと決して手は抜かれていませんでした。

 こうしたところに老舗百貨店・発祥のお店としてのプライドを感じました。

 このお子様ランチをおかずにビールを飲まれる大人のお客さんもおられるようですが,それも納得出来ます。

 大人が食べても美味しいお子様ランチでした。


ランドマークのプリン

 食事後,ウェイターの方が来られて,「お食事後の御準備を始めさせていただいてよろしいでしょうか。」とおっしゃったのでお願いしました。

 お子様ランチの「お食事後」にプリンを「御用意」…さすがにちょっと恥ずかしかったです(笑)

(日本橋三越本店・ランドマークのプリン)
Photo_20200103152602

 「ランドマーク」のプリンです。

 プリンにホイップクリームとイチゴがのせられています。

 いただいてみると,きちんと玉子の味と香りがする美味しいプリンでした。

 カラメルも甘さや苦さが控え目のやさしい味でした。

 さらにホイップクリームも,これだけでも十分美味しいと思える,きちんとホイップされた程よい甘さのクリームでした。


まとめ

 ちなみにこちらのお店では,お子様ランチだけでなく「大人ランチ」も御用意されています。

 「大人ランチ ランドマークプレート」というメニューで,チキンライス,ハンバーグ,カニクリームコロッケ,ローストビーフ,サラダ,スープなど洋食が盛りだくさんの,大人がワクワクするプレートとなっています。

 こちらの料理を注文されている大人の方はちらほら見かけましたが,大人の男性でお子様ランチそのままを注文し,ニヤニヤしながら写真を撮り,食べていたのは私1人だったように思います(笑)

 東京・日本橋三越本店の「ランドマーク」でお子様ランチやプリンを食べ,ちょっと童心に戻ってみるのも良いかも知れませんよ。


<関連リンク>
 「日本橋三越本店」(東京都中央区日本橋室町1-4-1)

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