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2014年6月 6日 (金)

タスマニアビーフハンバーグ

 同程度のメーカー品と同額か,少し高めの価格設定になっているという強気のPB商品,トップバリュ「セレクト」のタスマニアビーフで作られたハンバーグが精肉コーナーで売られていたので,購入しました。

 以前の「タスマニアビーフカレー」が期待以上の味だったので,税込で1個398円(170g)と,スーパーで売られているレトルトのハンバーグでは高価格帯だと思いつつ,興味を持って購入しました。

(左:デミグラスソースハンバーグ,右:和風ハンバーグ)
Photo

 イオンの広告を見ると,いずれのハンバーグも全体の7割をタスマニアビーフが占め,ステーキのような食べ応えのあるハンバーグとあり,和風ソースは,小豆島産再仕込み醤油(※)や淡路島産玉ねぎ等を,デミグラスソースは,赤ワインや淡路島産玉ねぎ等を使い,深みのあるソースに仕上げているとのことです。

 ※再仕込み醤油…醤油は通常,麹を食塩水で仕込むが,この食塩水の代わりに生醤油(加熱処理されていない醤油)で
                            仕込んだ醤油。醤油を二度醸造するような製法であることから名付けられた。

 確かにレトルト食品のハンバーグとしては少し高く感じますが,ほかのレトルトハンバーグは,1個100g前後であること,全体の7割を肉,しかも牛肉が占めていることなどを考慮すると,相応の価格設定なのだと思います(本来のハンバーグはこの内容が前提なのですが…)。

 ハンバーグは,食材をごまかしやすく,廉価にしようと思えば,肉の質を落としたり,つなぎを多くしたりすることで,いくらでも可能です。今回のタスマニアビーフハンバーグの原材料を見てみると,「牛肉(オーストラリア),玉ねぎ,鶏卵,パン粉,卵白粉,食塩,香辛料,ソース…」となっており,加工食品のハンバーグとしては良心的です。

 この記事を書いていて思ったのですが,今回のこのハンバーグは,好評を得た食品メーカーやコンビニの高級路線ハンバーグを意識しての新商品でしょうね。

 前置きが少し長くなりましたが,開封して実食してみました。

(デミグラスソース)
Photo_4

(和風ソース)
Photo_5

 ボリューム(厚み)があり,十分食事のメインになります。中身は挽き肉と玉ねぎのみじん切りで構成されており,タスマニアビーフの持つ本来の旨みを味わうことができます。挽き肉はタスマニアビーフの様々な部位を細かく挽いてあるのだと思います。玉ねぎについては,ハンバーグのみならず,和風・デミグラスの各ソースにも「ソテーオニオン」として淡路島産の玉ねぎをを多用されており,これも大きな特長と言えるでしょう。

 和風ソースは,醤油と鰹節の風味を玉ねぎの甘みでまとめており,デミグラスソースは他の市販のデミグラスソースより赤ワインの割合を多くし,その分風味や色合いが濃いように思いました。

 ハンバーグを牛肉と玉ねぎで作るというのは,当たり前と言えば当たり前の話なのですが,これまでは,メーカーがそのコストを価格に転嫁させて販売しても,売れる見込みはなかったと思います。最近になって,こうしたハンバーグが売られるようになったのは,当然ながら売れる見込みがあるからであり,その背景には,消費者の高級志向やニーズの多様化などを受け,ただ安くてそれ相応の商品を売るだけではなく,売れる商品を売ろうという姿勢も感じられます。

 私は加工食品に対して,ブランドにこだわるとか,高級食材に憧れるといった思いはほとんどありません。それよりも,多少は仕方ないにせよ,極力,食品添加物を避けた食品や,素材本来の持ち味を生かした「(人工的に)美味し過ぎない」食品の方がありがたいと思いますし,同じ思いを持つ消費者も少なからずおられると思います。

 消費者のニーズは時代と共に変化しますが,適格に応えた優れた食品が増えるといいですね。

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