ネパール料理の特徴と主な料理1 -サモサとパコラ-
広島市南区の楠那(くすな)公民館で開催された「楠那ふれあい広場」で,「楠那ネパール友好協会」の皆さんがネパール料理として,サモサとパコラを販売されていました。
(サモサの紹介)
(パコラの紹介)
楠那町とネパールは,1994年に開催された広島アジア大会の際の,「一館一国運動」(楠那公民館)がきっかけで設立された団体で,現在も積極的に国際交流・協力の活動をされています。
私も,ネパールの留学生の方たちとの交流会や,「シヴァラトリ」というヒンドゥー教・シヴァ神のお祭りイベントに参加させていただいたりして,いつも楽しませていただいてます。
そんな楠那ネパール友好協会の毎年恒例の料理が,サモサとパコラです。
いずれも,地域の人たちみんなで作る家庭的な温かみのある料理となっています。
(サモサ)
ネパール料理店やインド料理店で出されるサモサと同じく,クミンシードも入った本格的なサモサです。手作りで,イベントの際に作られる料理であるため,毎年微妙にスパイスの調合に変化があるようにも思われますが,そこが手作りの良いところで,毎年,味わうのを楽しみにしています。
(パコラとサモサ)
左上:パコラ,中央:サモサ,右上:サモサの中身
(パコラ)
パコラは南インドでの揚げ物料理を言います。写真のパコラは,チキンパコラで,ネパール版鶏の唐揚げです。生姜やスパイスでよく下味をつけられた鶏肉にガラムマサラの入ったころもをつけて揚げられており,サモサと同様,手間暇かけた,手作り感あふれる料理となっています。
「ネパールのおやつ」として売られていましたが,私は昼食として美味しくいただきました。
地域の人々が,ネパールとの交流や支援を通じて,異文化に触れ,貢献し,自らの地域も活性化する素晴らしい活動だと思います。私も地元住民として,微力ながら応援していきたいと思っています。
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