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2016年11月

2016年11月28日 (月)

愛媛が誇るゼリーのような高級みかん -紅まどんな・愛媛果試第28号-

 私が「紅まどんな」と初めて出会ったのは,数年前,職場の人から「紅まどんな」をおすそ分けしていただいた時です。

 その時,こんなおいしいみかんがあるのかと感動しました。

 「紅まどんな」の出荷時期は,11月下旬から1月上旬にかけてと,みかんの品種の中では比較的早い時期となります。

 そんな「紅まどんな」の本場,愛媛県松山市にあるJAえひめ中央農産物直売所「太陽市(おひさまいち)」へ行ってきました。


太陽市と愛太陽ファーマーズマーケット

(太陽市と愛太陽ファーマーズマーケット)
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 この日(2016年11月23日)は,敷地内で「愛太陽(あいたいよう)ファーマーズマーケット」が開催されていたこともあり,大勢の人で賑わっていました。

 「愛太陽(あいたいよう)ファーマーズマーケット」は,愛媛大学法文学部のゼミとJAえひめ中央「太陽市」が主催するイベントです。

 農家と消費者が直接出会う場を創出し,「食」と「農」のつながりを地域に取り戻すことを目指す「ファーマーズマーケット(対面販売方式の農家市)」で,年数回実施されているようです。

 愛媛大学の学生さんが愛媛県の地図が描かれたボードを私の前に持ってきて,「今日はどちらから来られましたか。」と尋ねられたので,私はボードからはみ出た上の方を指差し,「この地図の上の広島から船で来ました。」と答えると,少し驚いておられました。


「愛果28号」・「温室あいか28号」

 「紅まどんな」は,愛媛県果樹試験場で「南香(なんこう)」と「天草(あまくさ)」を交配してつくられたみかんで,品種名は「愛媛果試第28号」といいます。

 「紅まどんな」という名称はJA全農えひめの商標登録で,ほかにも「愛果28号」,「温室あいか28号」,「媛まどんな」などの名称で販売されています。

 太陽市には,「紅まどんな」,「愛果28号」,「温室あいか28号」という名称で販売されていました。

(愛果28号販売の様子)
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 高級みかんですが,そっけなく「愛果28号」と書かれて販売されているところが,かえって「地元の人間は本物を知ってるんだぞ」と語っているようにも感じました。

 写真のように,ばら売りで気軽に買えるものや,「温室あいか28号」として箱詰めされた贈答用のものなど,「紅まどんな」という名称以外でもおなじ品種の高級みかんが販売されていることは理解しておくべきでしょう。


JAえひめ中央の「紅まどんな」

 JAえひめ中央の「紅まどんな」です。

(「紅まどんな」販売の様子)
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 「紅まどんな」は箱詰めのみで,規格別に3L,2L,Lの3種類が販売されていました。

 写真は3Lの販売の様子で,2LやLも同じように箱詰めされ,積み上げられていました。

 お店の方に,ばら売りされている「愛果28号」との違いを尋ねたところ,「甘味のセンサー選別がされているかどうかの違い」だと伺いました。

 ただ「今の時期は十分甘味があるので,そんなに違いはないだろう」ともおっしゃっていました。

 甘味の選別にあたっては,薄くデリケートな果皮を守るため,桃の選果機が利用されているようです。

 せっかく広島から愛媛まで来たので,思い切って「紅まどんな(L)」を1箱買って帰りました。

 購入時,お店の方が箱を開けて,1個1個,「紅まどんな」を裏返して丹念に様子を確認してくださったのがとても印象的でした。

 大きな箱を持って松山市内を移動し,松山と広島を結ぶ高速船「スーパージェット」に積み込んで持って帰るのは,目立つし重いしで大変でした(笑)。


紅まどんなについて

 帰宅し,箱を開けてみました。

(紅まどんな(箱詰め))
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 まばゆいばかりの紅まどんなです。

 説明書や個数分の「紅まどんな」のロゴシールも同梱されていました。

(紅まどんな(横1/2カット))
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 紅まどんなを横半分に切った様子です。

 赤みの濃いオレンジ色で,果皮や薄皮(小袋,じょうのう)が極限まで薄いことがわかります。

(紅まどんな(食べ方の説明書))
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 外皮がとても薄いため,手で皮をきれいにむいて食べることは難しいです。

 食べ方の説明書には,縦にナイフを入れ,くし形にカットするのがおすすめとあったので,そのようにカットしてみました。

(紅まどんな(くし形カット))
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 紅まどんなを実際にいただいてみました。

 みかんゼリーのようなジューシーでプルンとした食感です。

 薄皮も薄いため,一緒に食べても気になりません。

 種もほとんどないので,みかんゼリーが丸ごと外皮で包まれている印象を受けます。

 甘味の強い,みかんとオレンジの中間のような,とても食べやすいみかんです。

 糖度が高く,濃いオレンジ色をした「南香」と,やわらかい果肉でとろけるような食感の「天草」の特長がよく出ています。

 「天草」はもともと「タンゴール(※)」と呼ばれるみかんとオレンジの交配品種がルーツとなっているため,オレンジの果肉・風味も強いのでしょう。

 後日,今回御紹介した「くし形カット」ではなく,オレンジの一般的な切り方のいわゆる「スマイルカット」でも食べてみたのですが,「くし形カット」の方が,より薄皮を意識することなく食べることができるように思いました。

※タンゴール(tangor):みかん(tangerine)とオレンジ(orange)を交配した品種の呼称。


紅まどんなのスイーツ

 紅まどんなのスイーツをいくつか御紹介します。

(紅まどんなのジェラート)
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 太陽市に隣接する売店で販売されていた,紅まどんなのジェラートです。


(紅まどんな入りの各種ゼリー)
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 太陽市で販売されていた「紅まどんなのゼリー」と「紅まどんな入り飲むゼリー」です。


(「まどんなのよろこび」)
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 松山市内の土産物店で販売されていたグリップコーポレイションの「まどんなのよろこび」です。

 紅まどんなを贅沢に使用した柑橘系パウンドケーキです。

 紅まどんなの風味豊かな,しっとりとしたケーキは,贈り物としても喜ばれると思います。


「みきゃん」と「ダークみきゃん」

(「みきゃん」と「ダークみきゃん」)
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 愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」(写真左)と,最近出現した,みきゃんのライバルキャラクター「ダークみきゃん」です。

 「ダークみきゃん」はカビが生えたみかんがモチーフとなっています。

 松山三越の開店70周年を記念しての展示で,記念撮影している人も多く見かけました。


まとめ

 紅まどんなが開発,栽培されるようになった背景には,地球温暖化対策の一環として,高温に強いみかんの品種を求められるようになったことも挙げられます。

 環境の変化や高品質・高級化志向の消費者ニーズに合わせ,より高付加価値で農家に十分な利益をもたらす品種の開発,販売が求められていると言えるでしょう。

 紅まどんなの箱に「愛媛産には愛がある」と書かれていますが,今回松山を訪問し,本当にそのとおりだと実感しました。

 愛情いっぱいに育った愛媛のみかんを買い,消費者も農家も笑顔になれたらいいなと思います。

 そんな笑顔に「あいたいよう(愛太陽)!」。


(関係リンク)
愛太陽ファーマーズマーケット(facebook)
https://www.facebook.com/AitaiyoFarmersmarket/

2016年11月27日 (日)

船長の耳かき -兵庫県神戸市-

「みなとまち神戸」のイメージにぴったりな船長の耳かきです。

モデルは欧米人だと思いますが,神戸の街に似合います。

航海する人にとって,船から眺める神戸港と六甲山の景色は特別なもののようです。

異国情緒あふれる神戸ならではの耳かきです。

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2016年11月23日 (水)

キットカットもみぢ饅頭味 -冗談から生まれ,ギャグで広まったもみじ饅頭-

広島のご当地キットカット

 キットカットの「ご当地お土産シリーズ」を旅先でもよく見かけるようになりましたが,私の地元,広島市内のデパートやスーパーでも広島オリジナルのキットカットを見かけるようになりました。

 広島の名菓「もみじ饅頭」をもとに作られたキットカットが発売されているのです。

(キットカットもみぢ饅頭味と高津堂「元祖もみぢ饅頭」の販売)
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 広島市内の物産店で,「キットカットもみぢ饅頭味」と,高津堂「元祖もみぢ饅頭」が一緒に販売されていました。

 上段にキットカットが,下段にそのキットカットのモデルとなった高津堂のもみぢ饅頭が陳列されています。

 キットカットともみぢ饅頭をセットで購入できるよう工夫されており,面白い企画だと思いました。


冗談から生まれ,ギャグで広まったもみじ饅頭

 「高津堂」のもみぢ饅頭は,もみじ饅頭の元祖と言われており,他のメーカーのもみじ饅頭に比べ,もみじの形が精巧で,生地もしっとりもちもちした食感に仕上げられているのが特徴です。

(高津堂「もみぢ饅頭」(紙袋))
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 紙袋には,伊藤博文公が茶店の可愛い娘を見て「もみぢのように可愛い手だね…」と冗談を言ったことを受け,高津堂の高津常助がもみぢ饅頭を考案したと説明されています。

 これがそのもみぢ饅頭です。

(高津堂「もみぢ饅頭」)
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 広島のもみじ饅頭は,伊藤博文の冗談に始まり,B&Bの島田洋七の「もみじまんじゅーう!」というギャグによって全国的に知られるようになったお菓子なのです。


キットカットもみぢ饅頭味

(キットカットもみぢ饅頭味(外箱))
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 和菓子のもみじ饅頭の味がする洋菓子のキットカット。

 その不思議な組み合わせに魅かれ,購入して味わうこととしました。

 横長の箱に入った12枚入,縦長の箱に入った5枚入,そしてレギュラーサイズの3枚入が販売されています。

 お土産店で売られているのは主に12枚入,地元のスーパーやコンビニでは主に5枚入か3枚入が販売されているようです。

 写真は5枚入です。

(キットカットもみぢ饅頭味(外箱裏面))
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 外箱の裏面を見ると,
 「広島を代表する菓子「もみぢ饅頭」。その味わいをもみぢ饅頭の元祖「高津堂」監修のもと実現しました。ウエハースの間に餡パウダーを練り込み,もみぢ饅頭風味のチョコレートで包み込みました。また表面に紅葉の葉型を刻印。ユニークな見た目,小豆の風味とチョコレートのほどよいバランスをお楽しみください。」
 と説明されています。

(キットカットもみぢ饅頭味(包装))
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 包装されたキットカットの様子です。


 続いてキットカットを袋から取り出してみました。

(キットカットもみぢ饅頭味)
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 写真ではわかりづらいのですが,表面にもみじ饅頭にも似た紅葉の葉型と,「Kit Kat」のロゴが刻印されています。

 また,キットカット独特のパキンと割る「みぞ」も,蛍光灯のような,もみぢ饅頭味オリジナルの形をしています。

(キットカットもみぢ饅頭味(断面))
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 キットカットを切って断面を見てみると,焦げ茶色のウエハースが現れました。
 これはチョコレートではなく,小豆パウダーの色です。

 実際食べてみると,もみぢ饅頭風味のホワイトチョコレートと小豆味のウエハースがうまく調和し,和菓子風の洋菓子となっていました。

 特に小豆の風味が強調されているので,レギュラー品のキットカットとは別物のお菓子を食べているように感じました。

 そして,ホワイトチョコレートのまろやかさや風味から,小豆あんのもみぢ饅頭よりは,栗あんのもみぢ饅頭に近いように思いました。

 そこで,高津堂のもみぢ饅頭も,小豆あんではなく,あえて「ぜいたく栗あん」を買って,このキットカットと味を比べてみました。

(もみぢ饅頭(ぜいたく栗あん))
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 食べ比べると,やはり栗あんのもみぢ饅頭の方がキットカットもみぢ饅頭味により近いように思いました。

 味の感じ方は個人差があると思いますが,いずれにせよ,これまでのキットカットにはない和のテイストが味わえる不思議なキットカットには間違いありません。

 この商品は広島地区限定販売ですが,お土産品として,全国の皆様に味わっていただけたらいいなと思っています。


(関連リンク)
ネスレ キットカット ご当地お土産MAP
https://nestle.jp/brand/kit/gotouchi/

元祖もみぢ饅頭 高津堂
http://takatsudo.com/index.html

2016年11月19日 (土)

昆虫食の研究3 -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボの甘露煮とヘボ・蚕のロースト-

 これまで「くしはらヘボまつり」の「ヘボの巣コンテスト」(「昆虫食の研究1 -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボの巣コンテスト-」参照)と「ヘボ五平餅とヘボ飯」(「昆虫食の研究2  -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボ五平餅とヘボ飯-」参照)について御紹介しましたが,今回は「くしはらヘボまつり」の会場で販売されていたヘボの甘露煮やスナック菓子などを御紹介したいと思います。

※昆虫が苦手な方にも御覧いただけるよう,写真の一部を縮小して表示しています。御理解・御了承ください。


ヘボの甘露煮

 農事組合法人「くしはら田舎じまんの会」の販売ブースで販売されていた「ヘボの甘露煮」です。

(ヘボの甘露煮(パッケージ))
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 70g入り(2,000円)と140g入り(4,000円)の2種類が用意されていました。

 昼前に販売コーナーに行ったのですが,すでに70g入りと140g入りがそれぞれ1個ずつ残るのみとなっていました。

 私はこの残りの2個を購入し,そのうち70g入りは,当日お世話になったスズメバチ研究者の山内博美さんにお礼として差し上げました。


(ヘボの甘露煮)※クリックすると拡大します。
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 さすが140g入りだけあって,ヘボ(クロスズメバチ,シダクロスズメバチ)がずっしりと詰め込まれています。

 原材料は,「ヘボ(恵那市串原産),醤油,砂糖,酒,みりん」と表記されています。

 ヘボの幼虫,さなぎ,成虫すべてが入っている,贅沢な甘露煮です。

 ヘボの巣からこうした様々な成長過程にあるヘボが取り出されたのでしょう。
 

(ヘボの甘露煮(拡大))※クリックすると拡大します。
Photo_5

 味についてですが,幼虫やさなぎは,弾力があり,小粒ながら濃厚なうまみがありました。よく煮詰められているからか,見た目もそんなに気になりませんでした。

 一方,成虫は煮詰めることで殻までやわらかくなっていました。殻に覆われた体全体のパリッとした食感を楽しめると言えます。

 いずれも,甘露煮にすることでやわらかくなっており,クセもないので,食べやすかったです。

 味が濃いので,ご飯のおかずとしてもおいしくいただけると思います。しじみやいかなごの佃煮を食べる感覚とよく似ています。

 ただ1つ,成虫を食べていて,気になることがありました。

 ヘボに刺されたからかも知れませんが,成虫を食べている最中,「舌など口の中を毒針に刺されるのではないか」と思ったのです。

 スズメバチの毒針はメスの産卵管が発達してできたものであり,まだ巣にから出ていない未熟な成虫に十分な毒針は備わっていないでしょうし,毒針がある成虫の場合でも,加熱することによってその機能は失われるでしょうから,何も問題はないと頭では理解しているつもりなのですが・・・。


ヘボ・蚕のロースト

 会場内で,ヘボや蚕をローストしたスナック菓子が販売されていました。

(ヘボ・蚕のロースト販売の様子)
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写真提供:山内博美 氏

 ヘボは,甘露煮と同様,幼虫から成虫まで様々な成長過程のヘボをローストしたものが販売されていました。
 これには,かぼちゃの種のローストも一緒に詰められていました。

 一方,蚕の方は,さなぎをローストしたものが袋詰めされていました。

(ヘボ・蚕のロースト(包装))※クリックすると拡大します。
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 「甘いのと塩味とどちらにされますか」と尋ねられ,どっちもよくわからないなと思いつつ,おつまみ風に塩味のローストを購入しました。

(ヘボのロースト)※クリックすると拡大します。
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 ヘボのローストですが,幼虫は見た目や食感は松の実に似ているように思いました。よく乾燥しており,幼虫の濃厚なうまみが凝縮されていました。

 成虫は全体的に殻がパリパリしており,干し海老のような味・食感でした。

 いずれもクセがないので,ヘボの甘露煮と同様,食べやすかったです。


(蚕のロースト)
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 蚕のさなぎのローストです。

 試食をすすめられた際,御一緒いただいた山内さんは少し苦手な様子でしたが,先入観のない私は,試食の段階ではすんなり食べられたので,購入して帰りました。

 しかしながら,自宅に帰り,封を開けて改めて観察すると,蚕のさなぎが,芋虫のローストのような,グロテスクな食べ物に見えてきました。

 食事の際,一緒に出されると少し抵抗を覚えます。

 実際に食べてみると,しっかりローストされているので,サクサクと食べられるのですが,クワの葉などの植物を食べて育っているからか,若干青臭さや泥臭さも感じられました。

 青臭いにおいも感じました。

 そして何より,見た目のハードルが高いように感じました。


松浦軒本舗の「カステーラ」

 せっかくの機会ですので,明智鉄道沿線の名菓も御紹介したいと思います。

 恵那土産として有名な松浦軒本舗の「カステーラ」です。

(カステーラ(包装))
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 帰り際に,山内さんからお土産としていただいたものです。

 銅板造りの小釜を使い,風味をそのままに,1本1本念入りに焼き上げるという江戸時代の長崎でのカステラの技法を今に伝えるカステラです。

(カステーラ)
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 カステーラの表面には「松浦軒」という文字の焼印がされています。

 市販のカステラに比べ,一回り小さいのですが,その分,生地にしっかりとした弾力があります。
 そして,卵のコクと砂糖や和三盆糖の甘味など,カステラ本来の風味が楽しめる仕上がりとなっています。

 古き良き農村景観や町並みが残る恵那らしいお土産だと思います。


まとめ

 岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」に参加したことで,ヘボとふれあい,ヘボとともに暮らしてきた人々の文化を知り,ヘボ料理などの昆虫食を味わい,スズメバチ研究者の山内博美さんとも出会うことができました。

 そして何より,私自身がヘボに刺されたことが,一番の体験であり,そのことから学んだことは多かったように思います。

 まさに体を張っての食文化事例研究の旅となりました。


<参考文献>
山内博美『都市のスズメバチ』中日出版社
松浦 誠『スズメバチを食べる-昆虫食文化を訪ねて』北海道大学図書刊行会

<関連リンク>
ヘボの巣コンテスト2016」(「都市のスズメバチ」山内博美氏のホームページ)

2016年11月12日 (土)

昆虫食の研究2 -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボ五平餅とヘボ飯-

 「昆虫食の研究1 -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボの巣コンテスト-」に続き,今回は「くしはらヘボまつり」で味わったヘボ料理(クロスズメバチ,シダクロスズメバチの料理)を御紹介します。

 併せて,今回のイベントでの出来事や思い出にも触れたいと思います。


代表的なヘボ料理

 ヘボは,昔から串原をはじめ,日本各地で食用とされ,様々な料理が伝承されて現在に至っています。

 会場に代表的なヘボ料理が紹介されていました。

(「ヘボを食べる」)
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 「ヘボは,主に幼虫やさなぎを巣から抜き,煮物,混ぜご飯,すしの具や五平餅のたれに使うなどの方法で食されます。」と説明されており,各料理の写真が掲載されています。

 さらに,右下に「宮崎県ではオオスズメバチをすき焼きやそうめんのダシにします。」という説明書きもあるのですが,スズメバチを出汁にして果たして美味しいのかどうか,興味のあるところです。


ヘボ五平餅

 ヘボの巣コンテストの会場から少し離れたところに,ヘボ料理をはじめとする飲食物の販売会場が用意されていました。

 ヘボ料理を味わい,串原の食文化を知ることを目的に訪問したので,私にとってはこちらがメイン会場でした。

(飲食物販売会場)
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 この会場で,一番の人気商品は「ヘボ五平餅」です。

 ヘボ五平餅を買い求める人で長蛇の列ができていました。

 スズメバチ研究者の山内博美さんに会場を案内していただきながら,ヘボ五平餅を購入するため,私も列に並びました。

 途中,岐阜県立恵那農業高等学校の生徒さん達がヘボや昆虫食についてのアンケート調査をされていたので,私も協力しました。

 「ヘボは幼虫と成虫どちらが好きですか」といった具体的な設問となっていたので,ヘボの食文化を理解するための貴重なデータが仕上がることと思います。

 五平餅は,ご飯をすりつぶし,竹や木の棒に練り付け,ぞうりや小判の形に成形して一度素焼きをし,表面に甘めの味噌だれや醤油だれを塗って,さらに香ばしく焼き上げた中部地方の郷土料理です。

(五平餅の素焼き)
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 五平餅とヘボ五平餅の違いは,味噌だれの中に軽くすりつぶされたヘボ(蜂の子)が混ぜられているかどうかにあります。

(五平餅にヘボ入り味噌だれを塗る様子)
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 写真で味噌だれに黒い粒々があるのが確認できるかと思いますが,これこそがヘボなのです。


(ヘボ五平餅を焼く様子)
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 なぜわざわざヘボを混ぜる必要があるのかと思いますが,ヘボを混ぜることにより,ヘボの捕獲を祝い,日常の五平餅がとびきりのごちそうになる効果があるからではないかと思います。


 購入後,ビニール袋に入ったヘボ五平餅を持ち歩いていると,生きたヘボが味噌だれの甘さに誘惑されて近づいてきました。

(ヘボ五平餅に近づくヘボ)
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 おーい,共食いになるぞ(笑)。


ヘボ飯

 続いては「ヘボ飯」です。

(「へぼ御飯」(包装))
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 醤油,酒,みりんなどで調味された炊き込みご飯なのですが,その具としてヘボの幼虫や蜂の子が入れられています。

(「へぼ御飯」)
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 ご飯の中の茶色いのが幼虫,黒いのが蜂の子です。

 幼虫や蜂の子が入っている様子を拡大した写真も掲載しておきますので,御興味のある方は写真をクリックして御覧ください。

(「へぼ御飯」の幼虫・蜂の子)※クリックすると拡大します。
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 食べた感想ですが,炊き込みご飯自体にヘボの風味があると感じられる程ではないのですが,幼虫は柔らかく,濃厚でクリーミーな食感を,蜂の子は殻がパリッとした食感を楽しむことができ,いずれもクセがなくて食べやすかったです。

 幼虫や蜂の子の見た目さえ気にならなければ,普通に炊き込みご飯として美味しくいただけると思います。

 こちらも,五平餅と同様,ごちそうとして食べられたのでしょう。


ヘボに刺される

 ヘボまつりの会場をひととおり回った後,会場近くの産直施設に入り,産直野菜やお土産品などを見て回りました。

 外で飛び回るヘボのことなどすっかり頭になかったその時,急に左手が痛み始めました。

 何事だろうと左手を上げた瞬間,目に飛び込んできたのは,私の手のひらを刺しているヘボでした。

 自分が刺されていることはわかっているのに,どうすべきなのか全く頭が働かなくなりました。

 その間,ヘボはおしりを上下させて,「グイ,グイ,グイッ」と手のひらをじわじわと刺してきました。

 触覚が短いので,刺す可能性のあるメスだということは理解できました。

 本当はすぐ払いのけるべきなのですが,しばらくの間,スローモーションで目の前の出来事が進み,手が出せずに成り行きを見守っていました。

 しばらくして,ふと我に返り,御一緒いただいた山内さんに助けを求めました。

 ヘボを払いのけ,施設内の洗面所に駆け込み,患部をつまんで毒を絞り出すようにして流水で洗い流しました。

(ヘボに刺された左手)
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 その後,応急処置を受けに救護所へ行きました。

 ピンセットで蜂の針を抜いてもらい,「インセクトポイズンリムーバー」で毒液を絞り出してもらった後,軟膏を塗ってもらって,とりあえず一件落着です。

 この時,もし私のそばにスズメバチにお詳しい山内さんがおられなかったら,私はその後の旅行を断念して,広島に戻っていたかも知れません。

 迅速に対応していただき,精神的支えにもなってくださった山内さんに心から感謝申し上げます。


ヘボに刺された原因と症状

 ヘボに刺された原因は,私の油断と無知によるものだと思います。

 産直施設内に居たことで,まさかヘボが一緒にいたとは思わず,油断していました。

 また,当日の身なりが黒いジャンパーに黒いジーンズ姿,そして無帽の黒髪,黒い靴,黒いリュックサック,黒いカメラとまさに全身黒一色だったのですが,後で山内さんの本『都市のスズメバチ』を読むと,「スズメバチはいずれの種も黒色に対して激しく攻撃する」とはっきり書かれており,ゾッとしました。

(黒いジャンパーに止まっているヘボ)
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 私の黒いジャンパーに止まっているヘボです。

 袖口が開いており,ヘボがこの袖の中に入ってくることもあるので,今となって考えると,非常に危険な服装です。

 このヘボがずっと私についてきて,最後に刺したのかもしれません…。 


 その後,約1日,手に太い釘を刺されたような痛さが続きました。

 その日の晩,あまりにも痛いので,旅先で鎮痛剤を買い,何とかしのぎました。

 ちなみにその日の夕飯は昼に買ったヘボ飯。

 食べるのを楽しみにしていた気持ちはすっかり失せ,痛みに耐えながら,長野市内のホテルの一室で,もくもくとヘボ飯を食べたのでした…。


病院で診察してもらう

 生まれて初めてスズメバチに刺された私は,痛みは治まったとは言え,一抹の不安があったので,2日後に広島市内の皮膚科へ行き,診察してもらうこととしました。

 診察前にあらかじめ「クロスズメバチに刺された」旨を記入し,受付窓口に提出しました。

 名前を呼ばれ,診察室に入ると,医師から開口一番「あんた1か月後には命ないかもよ」と言われ,蜂に刺されたことよりもはるかにショックを受けました。

医師:「どこでクロスズメバチに刺されたの。」

私:「岐阜県恵那市でクロスズメバチの巣を競い,その料理が味わえるイベントがあり,興味があって行ってきたのですが,そこで刺されました。」

医師:「なんでそんな所へ行ったの。私なら絶対行かない。」

私:「だって面白そうじゃないですか。ヘボ料理は広島では食べられませんし。」

医師:「・・・。これから1か月ぐらい経てば抗体ができます。その後に刺された場合,下手すればドッガーンとショックを受けるかも知れません。不安であれば,血液検査を受けに来てください。」

私:「・・・。」

 こうして,半ば脅されながら,抗ヒスタミン薬と最も強力な軟膏を処方してもらい,一件落着しました。


まとめ

 ヘボに刺されるという思わぬ事態にも巻き込まれた今回のイベント。

 でもその経験があったからこそ,スズメバチのことを深く勉強する機会にも恵まれました。

 会場行きのバスの中で偶然出会ったスズメバチ研究者の山内博美さんには,私が広島から1人で来ていたこともあり,御親切に会場を案内してくださり,ヘボをはじめとするスズメバチについても,いろいろと教えていただきました。

 山内さんと一緒に芝生に座って食べた「ヘボ五平餅」や「へぼ御飯」は1人で食べるよりずっと美味しく感じ,明智鉄道・中央本線の車内や喫茶店でスズメバチや鉄道話をはじめとする会話を楽しんだことも,旅の良き思い出となりました。

(明智鉄道明智駅と列車)
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 ちなみに,この明智鉄道は,グルメや鉄道ファンが注目すべき鉄道でもあります。

 「おばあちゃんのお花見弁当」,「おばあちゃんの山菜弁当」,「寒天列車」,「きのこ列車」,「じねんじょ列車」,「枡酒列車」など,様々なグルメ列車が運行されているのです。

 こうした魅力いっぱいの岐阜県恵那市。

 お越しになると実感できると思います。
 恵那は「え~な」と。


<参考文献>
山内博美『都市のスズメバチ』中日出版社

<関連リンク>
都市のスズメバチ」(山内博美氏のホームページ)

 このサイトの中で,山内さんも今回の「くしはらヘボまつり」について執筆しておられます。
 ほぼ一緒に行動させていただいたので,似たようなアングルでの写真も掲載されており,あわせてお読みいただくと面白いと思います。
 もっとも,写真や文章のレベルは私のものとは比較にならないので,お恥ずかしい限りですが・・・。

ヘボの巣コンテスト2016


 次回は「くしはらヘボまつり」で購入したヘボの甘露煮,ヘボ・蚕のローストなどを御紹介したいと思います。
 (「昆虫食の研究3 -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボの甘露煮とヘボ・蚕のロースト-」)

2016年11月 7日 (月)

昆虫食の研究1 -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボの巣コンテスト-

毎年11月3日は「くしはらヘボまつり」の日

 毎年11月3日(文化の日)に,岐阜県恵那市串原で「くしはらヘボまつり」(ヘボの巣コンテスト)が開催されます。

 「ヘボ」とは,クロスズメバチ,シダクロスズメバチのことです。

 恵那市串原では,昔からヘボを採り,育て,貴重なタンパク源として食用にしてきた文化があります。

 「くしはらヘボまつり」当日は,ヘボの巣の出来具合を競うコンテストのほかにも,「ヘボ飯」や「ヘボ五平餅」などヘボ料理も売り出されます。

 昆虫や昆虫食はむしろ苦手な私ですが,こうした珍しい地域の食文化を学べる絶好の機会だと思い,意を決して広島から訪問することとしました。

 恵那市串原の会場は,山奥にあり,バスの便数も限られているため,自動車で来場される方がほとんどでしたが,広島市在住の私は公共交通機関を使って訪問することとしました。

 開始時刻が早いため,前夜に広島から夜行高速バスに乗って名古屋へ行き,名古屋駅から「快速ナイスホリデー木曽路」に乗って恵那駅へ,恵那駅から明智鉄道で終点明智駅まで行き,明智駅からは「恵那市自主運行バス」に乗って,やっとの思いで会場の串原にたどり着きました。

(明智鉄道明智駅)
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 駅近くに「明智光秀公ゆかりの地」と書かれた石碑があります。
 また,明智駅を出てしばらく歩くと,「日本大正村」があります

(関連リンク)
 「くしはらヘボまつり」(「え~な恵那」恵那市観光協会)
 「くしはらヘボまつり(ヘボの巣コンテスト)」(「ぎふの旅ガイド」岐阜県観光連盟)


くしはらヘボまつり会場

 恵那市自主運行バスを降りた途端,目についたのが注意看板です。

(恵那市自主運行バスと注意看板(応急処置))
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 「蜂に刺された場合 応急処置などはいたしますが ご入場は自己責任にてお願いします」

 蜂に刺される覚悟と,医療機関等での処置は自己責任で対応する必要があることを物語っています。

 さらに,

(注意看板(蜂アレルギー))
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 「蜂アレルギーの方は会場に近づかないようお願いいたします。」と書かれた注意看板もありました。

 これは相当の覚悟が必要なようですが,街中で育ち,事の重大さを知らない私はあまり気にすることもなく,会場入りしました。(それよりも,奥の看板にある「内閣ぞうり大臣」の方が気になります。)

 同じバスに乗ってこられた元名古屋市職員で長年スズメバチを研究されている山内博美さんと出会い,会場を案内していただけることとなりました。


ヘボについて

 「ヘボ」はクロスズメバチ,シダクロスズメバチの東濃地方での呼び名です。

 頭の上の触覚が長く,「への字」形になっているのがオス,触覚が短いのがメスです。

(「ヘボ」説明文)
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 攻撃性・威嚇性は強くありませんが,実際に人間を刺すのはメスだけです。

 幼虫やさなぎを食用にする習慣が,東濃地方をはじめ日本各地に残っています。


ヘボと串原

 ヘボは串原地方の貴重なタンパク源,珍味として食べられてきました。

 ヘボの巣を探し当てたり,飼育する技法が受け継がれてきたのですが,近年は環境の変化に伴い,個体数が減少傾向にあるようです。

 そのため,「くしはらヘボ愛好会」を設立し,同会で,ヘボの保護・増殖活動,飼育技術の研究,ヘボ料理の開発・普及に努めておられます。

 今回のイベントもその一環となっており,回を重ねるごとに串原を訪れるヘボ愛好者も増えてきているようです。

(地蜂(ヘボ)友好の碑)
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 「くしはらヘボ愛好会」発足12周年記念に建てられた石碑「地蜂(ヘボ)友好の碑」です。


ヘボの巣コンテスト

(日程表)
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 掲げられていた日程表によると,8時半から出品・販売用の巣の搬入の受付開始,その後計量審査を経て巣の販売,成績発表,串原ヘボ愛好会顧問で立教大学教授の野中健一氏による講評,優勝者体験発表というスケジュールになっています。

 写真左上の黒いテントが張られた場所が,蜂に刺された時に応急処置をしてもらえる救護所です。すでに刺された人が応急処置を受けておられます。


(ヘボの巣コンテスト会場の様子)
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 白い横長のテントの中でヘボの巣の搬入や販売が行われました。


(車でヘボの巣が搬入される様子)
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 軽トラックがずらりと並び,ヘボの巣がどんどん運ばれてきます。


(車でヘボの巣が搬入される様子(ビニールハウス内)1)
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 車からヘボの巣を取り出し,ビニール袋に詰める作業はネットが張られたビニールハウスの中で,防護服を着た人達によって行われていました。


(車でヘボの巣が搬入される様子(ビニールハウス内)2)
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 ビニールハウスにはヘボがたくさん飛び回っていました。


(ヘボの巣の計量審査・袋詰め)
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 ヘボの巣の計量審査・袋詰め作業の様子です。

 こうした作業を経て,ヘボの巣が隣の展示会場に展示・販売されます。


(ヘボの巣の展示・販売)
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 ヘボの巣は全て販売される訳ではなく,コンテストに出展・展示されるだけの巣もあります。

 販売可能な巣については,1kgあたり9,000円で販売されていました。


(ヘボの巣)
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 ヘボの巣について,山内さんからお話を伺いました。

 ヘボの巣は,最初に山で小さい巣を見つけたり,地元の人から譲ってもらうなどで入手し,その巣が大きくなるよう時間をかけて育てられるそうです。

 巣は層状になっており,下層にいくほど新しい巣となります。

 ヘボの巣は重そうに見えるのですが,意外と軽く,巣の重量のほとんどは幼虫やさなぎなど食用になるとのことでした。

 それにしても,次から次へとヘボの巣が販売され,それが飛ぶように売れて,多額の代金が支払われる様子を初めて見た私は,少しカルチャーショックを受けました。


(ヘボの巣購入の様子)
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 ヘボの巣を購入した人には,ビニール袋から巣を取り出す際,中で飛び交うヘボを除くための煙幕「はちとり」も配付されていました。

(煙幕「はちとり」)
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 「生きているスズメバチがたくさん入っている巣を新幹線で広島まで持って帰ることはできないな」と思いながら,取引きの様子を見守りました。

 販売終了後,計量審査の発表が行われました。

 ヘボの巣の最大重量は5,620gとのことでした。優勝者はこれまでの苦労が喜びに変わったことでしょう。

 とても貴重な体験となりました。

 次回は「くしはらヘボまつり」で味わったヘボ料理について御紹介したいと思います。
(「昆虫食の研究2 -岐阜県恵那市「くしはらヘボまつり」ヘボ五平餅とヘボ飯-」)


<参考文献>
 山内博美『都市のスズメバチ』中日出版社

2016年11月 5日 (土)

ヤンキー雪だるまの耳かき -新潟県妙高市-

 新潟県妙高市にある赤倉温泉街で購入しました。

 新潟の耳かきを入手したい一心で,岐阜県中津川市でレンタカーを借り,長野県を縦断して新潟県妙高市の赤倉温泉を目指しました。

 片道約240kmの道のりをひたすら車で走り,閉店時刻の約10分前に店に到着,そこでめぐり合えた貴重な1本です。

 温泉や登山,スキーなどで有名な観光地で,スキーや雪にまつわる雪だるまがキャラクター化されたことは理解できるのですが,なぜヤンキーなのかは謎です。

 さらに,Mr.マリックのようなサングラス,学ランの下は上半身裸,「ヨロシク!」と書かれたハチマキ,ヤンキーに似合わないかわいい帽子など,観察すればするほど謎が深まります。

 ほかの土産物店でも,この「ヤンキー雪だるま」シリーズのお土産が売られており,この温泉街では有名なキャラクターとなっているようです。

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