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2017年1月 8日 (日)

将棋(左馬)の耳かき -山形県天童市-

 山形県天童市は将棋駒の生産で有名なまちです。
 その将棋駒の耳かきが販売されていました。

0601186

 「王将」と「左馬」の2種類の将棋駒がありました。
 あえて「馬」という字が逆の左上がりに書かれている「左馬」が気になり,お店の方になぜこんな字を書くのか伺ってみました。

 すると,左馬の由来の説明書きを見せていただきながら,

(1)馬は元来左から乗るものなので,左馬は長い人生をつまづくことなく過ごすことができ,昔から福や商売繁盛を招くめでたいものとされている

(2)馬の字が逆に書かれていることから,ウマの逆はマウ(舞う)で,舞いはめでたい席で催されることから,縁起が良いとされる

(3)左馬の下の部分が財布の巾着の形をしており,口がよく締まって,入った金が散逸しないことから,富のシンボルとなっている

(4)普通馬は人に引かれるが,逆に馬に人が引かれて入ってくることを示し,千客萬来を表す

(5)馬は元来左から乗るものなので,左馬は乗馬を意味し,これを持つ者は競馬に強いとされる

 と言った理由から,左馬が守り駒となっており,実際,山形では,招き猫よりも左馬を飾っている店・会社の方が断然多いと教えていただきました。

 とてもウマい表現ですね。

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コメント

山形の天童でも、左馬の縁起担ぎあるんですね^^
左馬、青森の南部地方でもずっと言われています。
http://aba.main.jp/rekishi.htm
馬産のある地域なんかだと、そういうものなのかも?

いつも、お心遣いありがとうございます^^

将棋の耳かきはまだ可愛い。
縁起物だとは知らなかったですが~
結構、何処の家にも山形のお土産で
将棋の駒の大きな飾りもんはあると思う。(笑)
子供の頃は、大きな駒を撫でてた~(* ̄ー ̄*)

山形出身の先輩に「おしょうしな」通じましたよ~!
先輩「標準語だと思っていた」とのこと、本当に地元じゃごくごく当たり前に使われいるんですね^^

おお?!逆さ馬の耳かきですか!こりゃ縁起がいい!!
そう言えば昔、うちに「歩&と」の耳かきがありました
コウジ菌さんのお話聞いていると、それも山形土産だったのかも?

個人的には「飛車」の耳かきほしいな~(笑)

こんにちは。
をー、やっぱり天童と言えば将棋の駒ですねー。
左馬に関しては、少なくとも地元では飾らないかも?大きい駒も置かないなあ。
巻菱湖の盛り駒欲しいなあ。高いだろうなあ、いくらするかなあ。

ここは 様

へぇー,奥州南部氏が治めるようになったのも,馬に精通している人物だったことが大きいようで,これは初めて知りました。
古代朝廷が短期間で一気に日本全国を支配できたのは,朝廷が騎馬民族出身だったからという説があるのですが,この説と,朝廷が陸奥などを馬産地として馬産を奨励した話と結びつけると一致することも多いように思いました。

教えていただいたことで,とても勉強になりました。

さすがここはさん!よく御存知ですね。

ヒナタ 様

そうです(笑)。山形のお土産屋さんに将棋の駒の飾り物がいっぱいありました。
この耳かきはそんな飾り物の1つとして売られてたものです。
広島の人間は見たことなくて,とても気になったんですよ(笑)。

将棋の駒の耳かきは,コンパクトでお土産にはちょうど良かったです。
広島の人間でも天童の将棋駒は知ってるぐらいですから,ヒナタさんのお住まいの地域ではもっと有名なのでしょうが,まさか多くの家で飾っておられるとは知りませんでした。

まだかわいいぐらいの大きさで私は十分。撫でてかわいがります(笑)

興味深いコメント,ありがとうございました!

tomo 様

山形御出身の先輩に「おしょうしな」通じましたか!!

良かったー。「おしょうしな」を使わない愛知と広島の人間の方が盛り上がってますが(笑)
山形でも米沢を中心とした地方の言葉のようなのですが,tomoさんの先輩はちょうどその地方の御出身のようですね。標準語だと思われておられるぐらい(笑)。

「歩&と」の耳かきをお持ちなのですね。
確かに山形からのお土産の可能性が高そうです。

飛車の耳かきですか。「王将」と「左馬」はありましたが,天童市内のお土産屋さんにはもっとあるかも知れません。
私は将棋の駒全種類の耳かきをそろえて,将棋盤の上で,焼き鳥の串をひっくり返すかのように将棋を指すのが夢です(笑)

じもん 様

やはり天童の将棋駒は全国的に有名ですね。

ただ,じもんさんお住まいの関東まで来ると,左馬の将棋の駒を飾る家は少ないようですね。

巻菱湖体の将棋駒は初めて知りました。
よく御存知ですね!将棋が御趣味なのでしょうか。
買ったら高いでしょうね。それこそ,使わずに大切に飾っておかないと(笑)。
耳かきで巻菱湖体の将棋駒が売られていたら…やっぱり買うと思います(笑)

こんにちは。
将棋は子供の頃ですねー。今もNHK杯と新聞将棋欄は見ますけど、実戦してないからなー。
で、巻菱湖はなにせ、字体が素晴らしい。将棋の駒の書体は色々とありますけど、
個人的には巻菱湖が一番。
使わずに、って、駒は使われて、馴染んで良くなっていくものです。当然手入れは
必要ですが。
駒には、書き駒、掘り駒、埋め駒、盛り上げ駒とありまして、最上級は盛り上げです。
わざわざ掘って、漆で埋めて、さらに盛り上げる、という過程を経て出来上がりです。
コレクターでないし、金もないですけど、巻菱湖の駒(出来れば虎斑)があればなあ。
って、検索したらまあ100万は下らないぐらい(苦笑)

じもん 様

ネットの画像で確認しましたが,確かに巻菱湖は魅力的ですね。
うかつに駒を投げて遊ぶ「歩まわり」なんかできませんね(笑)。

何事も極めてくると,物の価値がわかってくるという実例ですね。
盛り上げの駒も見てみたいです。
そして,今回教えていただいた将棋の知識を,いつか会話などを通じて自慢してみたいです。

どこかに巻菱湖の書体の将棋駒の耳かきを売ってたらいいのですが(笑)。

ヘボ(クロスズメバチ)に刺された私にお似合いなのは「ヘボ将棋」だと言われそうなので,先手を打っておきます(笑)。


こんにちは。
そう、書体がとても魅力的。
こんなんありました。
http://meikoma.com/susume.html
将棋に興味がなくても、楽しめるページかと思います。
ヘボ?なんでしたっけ?(笑)
既に次のネタ提供を心待ちにしているじもんなのでした(笑)

じもん 様

「銘駒のススメ」読ませていただきました。
確かに駒の種類や書体の種類など,写真付きでわかりやすいですね。
新鮮な話ばかりで,大変勉強になりました。

ありがとうございました。

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