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2018年6月

2018年6月28日 (木)

デンマーク料理の特徴と主な料理2 -デンマークバター・ソフトカーネラグブロート・ダンスクウールブロート・スモーブロー-

 今年も広島アンデルセンで「デンマークフェア」が開催されました。

 フェア開催中だけに販売される食品もいくつかあり,デンマークゆかりの食を味わえる貴重なイベントです。

 このデンマークフェアで販売されていたデンマークゆかりの食品をいくつか御紹介したいと思います。


デンマークバター

 デンマークから取り寄せられた「LURPAK(ルアパック)」のバターです。

(デンマークバター「ルアパック」(包装))
Photo

 デンマークで生乳から作られた発酵バターです。

(デンマークバター「ルアパック」)
Photo_2

 このフェアでは,有塩バター・無塩バターとも販売されており,パンとともに両方試食させていただいたのですが,発酵バターでとてもクリーミーなので,有塩バターだけでなく,無塩バターとパンの組み合わせでも美味しくいただけました。

 やわらかく伸びがよいので,パンに塗りやすいのが特徴です。

 生クリームのように口どけがよく,風味豊かなバターです。

 パンはもちろん,料理やお菓子にも幅広く使えます。


ソフトカーネラグブロート

 ソフトカーネラグブロートは,パン生地にライ麦,丸麦,ひまわりの種がぎっしりと詰められ,表面にたっぷりとゴマがまぶされた黒パンです。

(ソフトカーネラグブロート)
Photo_3

 デンマークでは,気候的な条件もあって,ライ麦などの雑穀が使われた,いわゆる「黒パン」がよく食べられていますが,ここまで豊富に雑穀が入っていると,現代においてはこうしたパンの方がよっぽど贅沢な気がします。

 ライ麦パン独特のサワー種の酸味,少しボソボソとした歯応えが楽しめます。

 あわせて,ひまわりの種やゴマの香ばしさやコクも味わうことができます。

 そのままでも十分おいしいのですが,このパンにたっぷりとバターを塗ったり,好きな具をのせれば,よりおいしくいただけます。

(ソフトカーネラグブロートとルアパックバター)
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 デンマークバターの伸びがよく,表面に凹凸があるソフトカーネラグブロートにもきれいに塗ることができました。


ダンスクウールブロート

 ダンスクウールブロートは,黒ビールを使った生地で焼かれたパンです。

 デンマークの「アンデルセン」で人気のパンをお手本に作られているそうです。

(ダンスクウールブロート)
Photo_5

 クラム(パンの中身)は,水分を含んでモチモチしており,黒ビールのほのかな香りを楽しめます。

 一方,クラスト(パンの皮)は,米粉が使われていることもあって薄くてパリパリとしており,その香ばしさを楽しむことができます。

 このクラムとクラストの食感の違いが大きいのですが,そこがこのパンの魅力でもあります。

 このパンを厚めに切って,オープンサンドイッチで味わうのもおすすめです。


スモーブロー(デンマーク風ポテトサラダ・スモークサーモン)

 「スモーブロー」の「スモー」はバター,「ブロー」はパンを意味し,転じてオープンサンドイッチを意味します。

 デンマークが世界に誇る伝統料理です。

 美味しいパンとバターが揃ったので,私もスモーブローを作ってみました。

(スモーブロー)
Photo_6

 パン(ダンスクウールブロート)にデンマークバターを塗り,その上にデンマーク風ポテトサラダ(写真手前)とスモークサーモン(写真奥)をのせてみました。

 デンマーク風ポテトサラダはデンマークフェアで惣菜として販売されていたもので,じゃがいも,人参,ブロッコリー,セロリ,赤玉ねぎをサワークリームなどの調味料で和えたものです。

 じゃがいもはデンマーク料理の中心的役割を果たす食材の1つです。

 オープンサンドイッチはたくさんの具をパンの上にのせることができますが,その分,土台となるパンにしっかりと支える力が要求されるので,ライ麦パン(黒パン)や厚みのあるパンが適しています。

 自分の好きな具をのせて,おなかいっぱい食べられることがスモーブローの魅力と言えるでしょう。


<関連サイト>
 「広島アンデルセン

<関連記事> 
 「デンマーク料理の特徴と主な料理1 -なぜオープンサンドイッチが伝統料理なのか-
 「デンマーク料理の特徴と主な料理3 -フリカデラ・赤キャベツのピクルス・フレスケスタイ・フーゴ,デンマークとドイツの食文化-

2018年6月23日 (土)

ハマチの刺身の耳かき -大阪府大阪市-

刺身の盛合せです。

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手前から本マグロの中トロ,左側の白身がシマアジ,奥がハマチの刺身です。

えっ,今回は耳かきではなく食の記事じゃないかって?

いえいえ,ちゃんと耳かきが写ってますよ。ほら,奥にある…。

ということで,ハマチの刺身そっくりの耳かきです。
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大阪市平野区にある「森野サンプル(株式会社森野)」で作られている食品サンプルの耳かきです。

とてもよくできているので,市販の刺身と一緒に並べてみました(笑)。

飲食店で見かける食品サンプルは,いかに美味しそうに見え,お客さんに食べたいと思ってもらえるかどうかにかかっていると言えるでしょう。

この刺身の盛合せも見た目は美味しそうなのですが,シリコン製で,フィギュア人形のような樹脂の独特なにおいがするので,本物の食品と一緒に並べると逆に食欲は失せてしまいます(笑)。

2018年6月17日 (日)

デンマーク料理の特徴と主な料理1 -なぜオープンサンドイッチが伝統料理なのか-

バイキングとデンマーク料理

 デンマーク(Denmark)という地名は,北ゲルマン民族の「デーン人(Dane)」が7,8世紀ごろスカンジナビア半島南部からこの地(フランク王国との境界・国境を意味するマーク(Mark))に移動し,ジュート人を追い出して定住したことに由来しています。

 そして北ゲルマン人たちは,のちにバイキング(Viking,入り江の人々という意味)と呼ばれるようになります。

 バイキング独特のオードブル料理のことを「スモ―ガスボード(スミョールボイド)」と呼びますが,時代は下って1957年,日本の帝国ホテルの犬丸徹三さんが北欧視察の際にスモ―ガスボードの食べ放題に興味を抱き,食べ放題を「バイキング」と命名した逸話は興味深いところです。

 酪農業や水産業が盛んで,肉や魚は塩漬け・マリネ・薫製に加工して貯蔵され,年間を通じて豊かな食生活が送れるよう工夫されています。

 冬が長く厳しい環境にあるので,寒さに強いじゃがいも・ライ麦を使った料理やパン(黒パン)が中心となります。


スモ―ガスボード

 「スモ―ガスボード」の「スモ―ガス」はバター付きのパン,「ボード」はテーブルの意味で,合わせると「パンとバターの食卓」という意味となります。

 この意味が転じて,様々な料理を各自の好みで(オープンサンドイッチで)食べるビュッフェ形式の食事を指す言葉となりました。

 デンマーク料理のレストランで,スモ―ガスボードの前菜「スモ―ガスプレート」を味わう機会がありましたので,御紹介します。

(「スモ―ガスプレート」)
Photo

 写真上から時計回りに,デンマークキャビア,フレッシュノルウェーサーモン,ポークパテ,ニシンの酢漬けです。

 デンマークキャビアは,じゃがいものパンケーキと刻んだ玉ねぎの上にたっぷりとのせられており,贅沢な気分になりました。

 フレッシュノルウェーサーモンにはイクラやケイパー,ディルが添えられており,脂がのって身も厚く,食べ応えがありました。

 ポークパテにはピクルスやレタスが添えられており,このプレート唯一の肉の冷菜でした。

 そして特筆すべきはニシンの酢漬けです。

 ニシンは独特のクセがあり食べにくいイメージを持っていたのですが,このニシンには全くクセがなく,身が厚く,脂ものっていて,とても美味でした。

 冒頭でバイキングとはもともと「入り江の人々」という意味だと御紹介しましたが,その入り江で暮らす人々の主要な食料源は魚類であり,とりわけニシンやタラが重要な役割を果たしました。

 バイキングの移動は,北海・バルト海のニシンの回遊コースと一致していたという説もあるほどです。

 こうした歴史的背景もあり,ニシンはスモ―ガスボードに必要不可欠な食材となっています。


 スモ―ガスボードには,今回御紹介した料理のほか,肉類(牛肉・鶏肉・野鳥肉など),ローストビーフ,ハム,ソーセージ,牛タン,レバーペースト,小エビ,アンチョビ,ウニ,ウナギの燻製,鯖の燻製,タラの卵,チーズ,ピクルス,果物など多彩な料理があります。

 スモ―ガスボードの特徴は,(1)魚介料理が多い,(2)塩漬け(ハム,ソーセージなど),酢漬け,薫製,マリネなど長期保存可能な常備菜が多い,(3)酒と一緒に楽しむ「おつまみ(オードブル)」の要素も強い,とまとめることができるでしょう。


デンマークの食材から食文化を考える

 デンマークの食文化を「小麦」の視点からアプローチしてみたいと思います。

 北欧に位置するデンマークは,その気候条件から小麦の収穫がままならず,代わりにライ麦,大麦,じゃがいもなどの穀物に頼ることとなりました。

 パンにおいては,小麦粉を多用することができないため,ライ麦パン(黒パン)にしたり,小麦粉よりも酪農で得られるバターの割合を多くした「デニッシュ」(※)にするなどの工夫がなされています。
 ※ウイーン由来とされるため,デンマークではデニッシュではなく「ヴィエナーブロート(ウィーンのパン)」と呼ばれている。

 ライ麦パンはずっしりと重厚感があるため,たくさんの具をのせてもしっかりと受け止められるというメリットもあります。

 一方,酒においては,じゃがいもで作られた蒸留酒アクアビットや大麦で作られたビールなどが中心となります。

 それにスモ―ガスボードのような保存食中心の料理が加わるとどうでしょう。

 自然と,酒とスモ―ガスボードを組み合わせたビュッフェ,そしてライ麦パンにバターを塗りスモ―ガスボードの料理をのせたオープンサンドイッチ(スモーブロー)にたどり着くのです。

 スモ―ガスボードがオープンサンドイッチ(スモーブロー)も意味する言葉となっている理由は,こうした経緯もあるからでしょう。

 デンマークのオープンサンドイッチ店に行くと,巻物のようなメニュー表から多種多様な具材を選ぶことができるようですが,これも多種多様なスモ―ガスボードの流れを汲んでいるからだと説明できます。

 つまり,オープンサンドイッチはスモ―ガスボードを源流とするデンマークの食文化そのものを表現した料理であり,だからこそデンマークの名物料理になっていると説明することができるのです。

 日本で言えば,主食のご飯の上に多種多様な具をのせて楽しむ「丼」とよく似ていますね。


<関連サイト>
 「レストラン スカンディヤ」(横浜市中区海岸通り1-1)

<関連記事>
 「デンマーク料理の特徴と主な料理2 -デンマークバター・ソフトカーネラグブロート・ダンスクウールブロート・スモーブロー-
 「デンマーク料理の特徴と主な料理3 -フリカデラ・赤キャベツのピクルス・フレスケスタイ・フーゴ,デンマークとドイツの食文化-

<参考文献>
 21世紀研究会編「地名の世界地図」文春新書
 岡田哲「食文化入門」東京堂出版
 岡田哲「世界の味探究事典」東京堂出版
 玉村豊男「パンとワインとおしゃべりと」中公文庫
 越智敏之「魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ」平凡社新書

2018年6月10日 (日)

青森のソウルフード探訪記2 -味噌カレー牛乳ラーメン・味噌カレー牛乳煎餅・味噌バターカレー牛乳どらやき-

 青森県青森市を訪問しました。

 弘前駅から奥羽本線で青森駅へ向かったのですが,青森駅のホームに降り立つと,本州北端のターミナル駅なので,感慨深いものがありました。

 この駅の先にあるのは,かつての青森と函館を船で結んだ青函連絡船の旅客ターミナルです。

 現在は八甲田丸が係留保存され,一般公開されています。

(青森駅に停車する701系電車と青森ベイブリッジ)
701


青森のソウルフード「味噌カレー牛乳ラーメン」

 青森駅周辺を歩いていると,お土産店や飲食店で「味噌カレー牛乳ラーメン」という珍しいネーミングのラーメンをよく目にしました。

 このラーメン,知る人ぞ知る青森のソウルフードなのです。

 そこで,この「味噌カレー牛乳ラーメン」が一体どんなラーメンなのか,味わってみることとしました。

 私は牛乳(生乳)が全く飲めないので,少しためらいもあったのですが,食文化に興味を持つ者として,珍しい青森の郷土料理を味わうことなく帰る訳にはいかないと思い,「味噌カレー牛乳ラーメン」で有名なお店を訪問しました。

 お店のメニューには,味噌ラーメン,塩ラーメン,しょうゆラーメン,カレーラーメン,バターラーメンなどシンプルな味のラーメンも用意されていました。

 そうした単体の味がいろいろと組み合わされることでメニューが増やされ,味噌バター,味噌カレー,牛乳(バター入り),味噌カレーバターとだんだんと複雑なメニューとなり,その頂点に「味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)」が君臨しているのです。

 個人的には,札幌ラーメンなら味噌バター,冒険して味噌カレーバターまでがストライクゾーンかなと思ったのですが,青森のソウルフードは「味噌カレー牛乳ラーメン」なので,少し勇気を出して,このラーメンを注文しました。

(味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り))
Photo

 これが「味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)」です。

 味噌の褐色,カレーの黄色,牛乳の白色が混ざり,明るめの黄色いスープとなっています。

 具はもやし,メンマ,わかめ,チャーシューで,その上にバターの塊がのせられています。

 スープの表面がテカテカしており,相当こってりしているのではないかという印象を持ちました。

 テーブルには梅干しも用意されていました。

 スープがたっぷり注がれ,麺が見えないので,麺をアップで撮影してみました。

(味噌カレー牛乳ラーメン(麺))
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 黄色く太いちぢれ麺です。

 牛乳と表面の油脂で麺に光沢があります。

 ドキドキしながらラーメンをいただいてみました。

 スープは,味噌ベースのスープに牛乳を加え,カレー粉を加えた感じで,味噌の風味とスパイシーなカレー粉(カレールウではない)のおかげで見た目ほどこってりしておらず,牛乳っぽさも感じない仕上がりとなっていました。

 それぞれの味がうまく協調し合って,独自の美味しさを生み出しています。

 このスープをうまく受け止めているのが,札幌ラーメン系の太くコシのあるちぢれ麺です。

 スープと同じ黄色い麺で,色の一体感もあります。

 味の強さは商品名の順番と同じく,強い順に味噌味,カレー味,牛乳味そしてバター味だと感じました。

 「この味ならいける」と思い,完食しました。

 食べ終えた後になって,メニュー表に「味付けはいかようにも致します。お申し付けください。」と書かれていることに気付きました。

 そこで,レジでの精算時,お店の方に,「例えば牛乳を少なめとか注文できるのですか。」と尋ねたところ,あっさりと「はい,できますよ。」と教えていただきました。

 牛乳は少なめにお願いすればよかった…。

 お店を出ると,お店の入口で味噌カレー牛乳ラーメンを紹介する映像が流れていました。

(「味の札幌 大西」入口)
Photo_3

 その映像で味噌カレー牛乳ラーメンの作り方が紹介されていたので,興味を持ってひととおり観てみました。

 味噌カレーラーメンの作り方は,
(1)ラーメン丼に自家製味噌ペーストを入れる。
(2)このペーストに牛乳とカレー粉を加える。
(3)このスープベースを豚骨と鶏ガラベースの熱いスープで溶く。
(4)太ちぢれ麺を入れ,もやし,チャーシュー,メンマ,わかめ,そしてバターの塊をのせて完成。
というものでした。

 私にとっては,味噌ペーストに牛乳パックの牛乳をそのまま入れていた場面の映像が衝撃的でした。

 やはり…牛乳は少なめにお願いすればよかった(笑)。


味噌カレー牛乳煎餅

 青森のソウルフード「味噌カレー牛乳ラーメン」にちなんだ味噌カレー牛乳味のお菓子もあります。

 「味噌カレー牛乳煎餅」です。

(味噌カレー牛乳煎餅(包装))
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 「味噌のコクとスパイシーなカレー,牛乳のまろやかさが絶妙なご当地名物味のせんべいです。」と説明されています。

 包装の裏面には,青森味噌カレー牛乳ラーメンについて説明書きがありました。

(味噌カレー牛乳煎餅(包装裏面))
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 味噌カレー牛乳ラーメンには,バターが自動的にトッピングされること(だから名称に「バター」が入ってないのですね。),30年以上の間,青森市民に愛され続けるソウルフードであることなどが説明されています。

 開封し,煎餅を取り出してみました。

(味噌カレー牛乳煎餅)
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 中心が盛り上がった一辺が約4.5cmの正方形で,黒ゴマが加えられた南部せんべい風のせんべいです。

 ただ,市販の南部せんべいと比べて軽い食感で,味は明治「カール カレーあじ」(2017年5月25日販売終了)に似ているように感じました。

 カレー粉と牛乳の味が前面に出ており,ほんのりと味噌味を感じました。

 この煎餅を汁の中に入れると,青森県八戸市の名物「せんべい汁」を進化させた「味噌カレー牛乳せんべい汁」ができそうです(笑)。


味噌バターカレー牛乳どらやき

 「青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ」内にある「青森ふるさとショップアイモリー」で面白いお菓子を見つけました。

 (ドラえもんの口調で)「味噌バターカレー牛乳どらやきー」(笑)。

(味噌バターカレー牛乳どらやき(包装))
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 味噌カレー牛乳ラーメン以上に味の想像がつかない食べ物です。

 「2012年ふるさと食品コンクール」で青森県知事賞を受賞した青森県推奨土産品認定商品です。

(味噌バターカレー牛乳どらやき)
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 袋を開けた瞬間,カレーの香りが広がりました。

 どらやきの皮は,小麦粉・卵・砂糖のほか,地元津軽の味噌が加えられており,水の代わりに牛乳でこねて焼き上げられたものです。

 味噌や牛乳が加えられていますが,一般的な甘いどらやきの皮とよく似ています。

 特徴的なのは中のあんです。

 甘い白あんにカレーが混ぜられているため,ベースは甘いのですが,カレーのスパイシーな風味も感じられる不思議な味のカレーあんに仕上がっています。

 そして写真のどらやきをよく御覧いただくと,カレーあんと皮の間に黄色の薄い層があることが御確認いただけるかと思います。

 これはバターの層です。

 バターがたっぷり塗られていることで,味噌,牛乳,カレーあんの味をうまく包み込み,全体がうまく調和した味に仕上がっているのです。

 このどらやきはバターが重要な役割をしているので,商品名も「味噌カレー牛乳」ではなく「味噌バターカレー牛乳」とされているのでしょう。

 味噌カレー牛乳をお菓子にするというアイデアも面白いのですが,「面白い,珍しい」にとどまらず,その味をうまくまとめ,立派な青森のお菓子に仕上げられていることが素晴らしいです。

 もちろん,ドラえもんにもおすすめです。


 味噌カレー牛乳にバターまで加わった青森のソウルフード,いかがでしたでしょうか。

 私はこう思いました。

 「わいは,めぇ!」(これはびっくり,うまい!)


<関連サイト>
 「味の札幌 大西」(青森市古川1-15-6 大西クリエイトビル1F)
 「有限会社マルカワ渋川せんべい」(青森市新田1-9-17)
 「青森ふるさとショップアイモリー」(青森市安方1-1-1)
 「松栄堂」(青森市栄町1-5-4)

<関連記事>
 「青森のソウルフード探訪記1 -万茶ンの太宰ブレンド・りんごジュース自動販売機・イギリストースト-

2018年6月 6日 (水)

ねずみ男の耳かき -鳥取県米子市-

 今年(2018年)3月まで在籍した職場の先輩から,鳥取県米子市に旅行したお土産としてご当地耳かきをいただきました。

 同じ職場の後輩からお土産にいただいた耳かき(「目玉おやじ(スタンド)の耳かき -鳥取県境港市-」)に続けて耳かきをいただくこととなり,郵送で届いた瞬間,目玉が,いや目頭が熱くなりました。

 旅行先で見つけていただいた「ゲゲゲの鬼太郎」の「ねずみ男」の耳かきです。

3111224

 鳥取県は「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生(鳥取県境港市出身)や「名探偵コナン」の青山剛昌先生(鳥取県北栄町出身),「孤独のグルメ」の谷口ジロー先生(鳥取県鳥取市出身)など多くの漫画家を輩出していることから,「まんが王国とっとり」として親しまれています。

 「米子鬼太郎空港」・「鳥取砂丘コナン空港」と,鳥取県内の空港名(愛称)までまんがに由来しています。

 それだけに,まんがに関連するお土産・グッズも多く販売されているようです。

 この耳かきのねずみ男は黄色い服装ですが,確か灰色(ねずみ色)の服装だった時期もあったと思います。

 メモが同封されており,
 「鬼太郎シリーズをGetしたので送ります。ご笑納ください。梅雨に入るのも時間の問題ですが,(自転車の)傘さし運転はしないように…」(←耳かきとは全く関係ない!)
という,ありがた~いメッセージが添えられていました。

 このメッセージとねずみ男をしばらく眺めているうちに,なぜ私にねずみ男の耳かきをプレゼントしていただいたのか,だんだんとわかってきました。

 この耳かきには,「雨の日の自転車通勤の際は,傘さし運転ではなく,ねずみ男を見習って,頭を覆うフードの付きの雨合羽を着なきゃだめだよ。」という隠れたメッセージが込められているのです(笑)。

 だから間違っても,傘さし運転を想像させるような,傘のお化け「からかさ小僧」の耳かきがプレゼントされることはないでしょう。

 ねずみ男のコスチュームも市販されているようですが,こんな服を着て街中を走らせていると,今度はネズミ捕り(スピード違反取締り)に会うような気がしてなりません(笑)。


 「耳かき収集癖」があり「写真オタク」で「釣りキチ」で「食のマニア」である私をいつも温かく見守ってくれた優しい先輩に,この場をお借りして心からお礼申し上げます。

 ありがとうございました。お気持ちを含めて,とても嬉しかったです!

2018年6月 2日 (土)

広島のレモン菓子・レモンケーキ10

 広島で売られているレモン菓子・レモンケーキを御紹介します。


底押製菓「レモンケーキ」・「レモンロール」

 広島市南区宇品神田五丁目にある洋菓子店「底押(そこおし)製菓」の「レモンケーキ」です。

(底押製菓「レモンケーキ」(包装))
Photo

 レトロ感のあるレモンの絵に「Lemon Cake」と書かれた銀色のパッケージです。

(底押製菓「レモンケーキ」)
Photo_2

 開封した瞬間,レモンの香りが広がりました。

 サイズは横約7cm,幅約4.5cm,高さ約2.5cmです。

 レモンチョコが底までまんべんなくコーティングされています。

 店名にもあるとおり,そこ(底)がいち押しなのでしょう(笑)。

(底押製菓「レモンケーキ」(中身))
Photo_8

 中のケーキ生地はレモンのように黄色く,レモンピールは入ってませんが,レモン風味を強く感じました。

 レモンケーキとは別に,「レモンロール」というレモン菓子も販売されていたので,こちらも購入しました。

(底押製菓「レモンロール」(包装))
Photo_4

 パッケージには「レモンケーキ」と書かれていますが,裏面には商品名「レモンロール」と記載されており,ちょっとややこしいです(笑)。

(底押製菓「レモンロール」)
Photo_5

 開封してみると,ロールケーキが入っていました。

 生地はカステラがベースになっており,しっとりとした食感です。

 濃い黄色の生地で,レモン風味も感じられます。

 表面に焼き色のついたカステラ生地を海苔巻きのようにロールさせているため,ポケモンのモンスターボールのような模様になっています。

 この形にそって甘酸っぱいレモンジャムが入っており,生地とあわせてレモンの風味を強く感じられるロールケーキに仕上がっています。

 底押製菓はレモンケーキと並んでカステラも看板商品とされているのですが,広島では,カステラ,レモンケーキ,饅頭などの和菓子を一緒に販売されている和洋菓子店もよく見かけます。


 「底押製菓」(広島市南区宇品神田五丁目3-13)


ラフール「生詰檸檬蜜」

 広島県大崎上島町にある食品会社「LAFRULE(ラフール)」の「生詰檸檬蜜」です。

 瀬戸内の島,大崎上島の白水港近くにある「大崎上島町観光案内所(風まちの時間)」で販売されており,見た目がとてもかわいいレモン加工品だったので手に取りました。

(ラフール「生詰檸檬蜜」(箱))
Photo_6

 箱の裏には,「広島県の瀬戸内海に浮かぶ島で収穫されたレモンをひとつひとつ手搾りし,丁寧に手作りしています。生果汁の風味,色合いをできるだけ損なわないよう独自の『生詰製法』で瓶に詰めています。」
と説明されていました。

 フレッシュなレモンの風味を味わえるレモンシロップのようなので,これは味わってみたいと思い,購入しました。

 自宅で箱を開けてみて,はじめてビンの形がわかりました。

(ラフール「生詰檸檬蜜」(ビン詰め))
Photo_7

 ビンの中にはドロッとしたレモンシロップが入っています。

 ふたを開けた瞬間,パーッとレモンの風味が広がりました。

 相当酸っぱいのかなと思いつつ,まずはそのままでいただいてみたのですが,レモンの酸味に負けないくらいシロップの甘みもあるので,そのままでも美味しかったです。

 次にレモンシロップをお湯で割ってホットレモンでいただきました。

 このシロップだけで簡単にレモン風味豊かなホットレモンができることに感動しました。

 これならと,紅茶にレモンシロップを入れてみると,見事にレモンティーができあがりました。

 このほかトーストやヨーグルト,パンケーキ等のデザートにも合うようです。


 「LAFRULE(ラフール)」(広島県豊田郡大崎上島町中野1841-12)


モロゾフ「瀬戸内レモンケーキ」

 モロゾフの「瀬戸内レモンケーキ」です。

(モロゾフ「瀬戸内レモンケーキ」(包装))
Photo_11

 パッケージに「瀬戸内れもん」とあるように,広島のモロゾフ店舗で広島土産として販売されているレモンケーキです。

(モロゾフ「瀬戸内レモンケーキ」)
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 サイズは横約6.5cm,幅約5cm,高さ約3cmです。

 バター風味豊かなケーキ生地の上に,レモンチョコがたっぷり含まれた黄色いケーキ生地がのせられた二層構造のレモンケーキとなっています。

(モロゾフ「瀬戸内レモンケーキ」(中身))
Photo_10

 下層のケーキ生地にはレモンピールが混ぜられています。

 しっとりきめ細かい生地で,レモン風味豊かなレモンケーキです。

 香ばしいアーモンドの香りもほのかに感じられます。

 モロゾフオリジナルの珍しいレモンケーキで,お土産にしても喜ばれることでしょう。


 「モロゾフ」(広島県内の各店舗ほか)


STICK SWEETS FACTORY「しまなみレモンケーキ」

 スティック状のケーキを中心に販売する広島の洋菓子店「STICK SWEETS FACTORY(スティック スイーツ ファクトリー)」の「しまなみレモンケーキ」です。

(STICK SWEETS FACTORY「しまなみレモンケーキ」(包装))
Stick_sweets_factory

 お店の方のお話では,このレモンケーキは今年(2018年)春から販売されている新商品で,STICK SWEETS FACTORYのおすすめ商品とのことでした。

(STICK SWEETS FACTORY「しまなみレモンケーキ」)
Stick_sweets_factory_2

 開封した瞬間,レモンの香りがただよいました。

 サイズは横約7cm,幅約5cm,高さ約3.5cmです。

 レモンチョコのコーティングは浅めです。

(STICK SWEETS FACTORY「しまなみレモンケーキ」(中身))
Stick_sweets_factory_3

 やわらかくふわふわなケーキ生地で,バターケーキよりはカステラに近い生地です。

 コーティングされているレモンチョコとケーキ生地のいずれもレモン風味が強く,レモンピールも入っているため,レモン好きにはたまらないレモンケーキだと思います。

 現時点では広島での販売が中心のようですが,全国のSTICK SWEETS FACTORY店舗で販売される日が来るといいなと思います。


 「STICK SWEETS FACTORY」(広島県内の各店舗ほか)


 以上,レモン菓子・レモンケーキを購入される際の参考になれば幸いです。


<関連リンク>
 「レモンのお菓子」(「chibiaya日記」)
 chibiayaさんが,関東で販売されているレモンケーキを中心に,レモンケーキの情報を詳しく紹介されています。

<レモンケーキ関連記事>
 「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「レモンケーキ・レモン菓子」を御参照ください。

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