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2019年12月24日 (火)

カンボジア料理の特徴と主な料理7 -トゥック・トレイ・コンコン,ナムガウ,モアン・アン,冬瓜茶,チョンボ,ドリアン-

サンボー・プレイ・クック訪問

 カンボジア・コンポントム郊外に「サンボー・プレイ・クック」と呼ばれるプレ・アンコール期の遺跡群があります。

 2017年7月,アンコール遺跡群とプリア・ヴィヘアに続き,カンボジア第3の世界遺産として登録されました。

 森の中に様々な遺跡が散在しています。

 現地のツアーガイドさんに英語で説明していただきながら,遺跡を見学しました。

(プラサット・サンボー遺跡)
Photo_20191223183101

 レンガ塔の壁には,ヒンドゥー教にまつわる様々な彫刻が施されています。

 レンガ塔の中にも入ってみました。

 線香やお供え物があるところは,日本とよく似ています。

 が,よく見ると,金色の皿から黒い生物がゴソゴソ出てきました…。

(プラサット・サンボー遺跡内のサソリ)
Photo_20191223183102

 「スコーピオン(サソリ)!」

 ガイドさんからそう聞いた瞬間,昆虫や動物全般が苦手な私は「ギャー!」と建物内に響き渡る声で叫んでしまいました。

 その後も,もしかしたらタランチュラが木の上から降ってくるのではないかと警戒して歩いたり(ガイドさんによると,逆に地中に住んでいるとのこと),刺されると腫れあがる大きな赤いアリが私のズボンの中に入ってきた気がして,メンバーの前でズボンを脱いでパンツ姿になったりと大変な思いをしました。

 また,サンボー・プレイ・クック近郊にある森では,木の上から黄緑色の大きなヘビ(しかも毒ヘビ!)がドサッと落ちてきたところも目撃し,震え上がりました。

 ただ,あまりに怖がる私の姿に呆れたガイドさんからは,「次はビッグワーム(巨大イモムシ)を見に行きますか?」と言われてしまいましたが(笑)


トゥック・トレイ・コンコン

 サンボー・プレイ・クック近くの森で昼食をいただきました。

 当日は同じ場所で「第1回コンポントムマラソン」が開催されており,日本からも多くのランナーが参加されていました。

 昼食の前に,「トゥック・トレイ」と呼ばれる魚醤を使ったディップソース「トゥック・トレイ・コンコン」作りを体験させていただきました。

 木臼にヤシ砂糖,シーズニング,ニンニク片,唐辛子などを入れ,木の棒ですり潰します。

(トゥック・トレイ・コンコン作り体験(すり潰し))
Photo_20191223184601

 白い粉は主に「シーズニング(調味料)」なのですが,どんな調味料なのか興味を持った私は,味見をさせていただきました。

 味見をしてすぐに何かわかりました。

 カンボジアで「シーズニング」とは,日本の「うま味調味料(化学調味料)」のことなのです。

 十分すり潰したら,魚醤やライム汁を加えて仕上げます。

(トゥック・トレイ・コンコン作り体験(ライム汁))
Photo_20191223184602

 ライムを絞り,ライム汁を加えている様子です。

(トゥック・トレイ・コンコン)
Photo_20191223184603

 出来上がったトゥック・トレイ・コンコンです。

 塩味,甘味,辛味,酸味,うま味が一体となっていて,お隣タイの「スイートチリソース」そっくりの味でした。


サンボー・プレイ・クック近郊でのランチ

 サンボー・プレイ・クック近郊にある森の広場でカンボジア料理のランチをいただきました。

(サンボー・プレイ・クック近郊でのランチ)
Photo_20191223185601

 ナムガウ,モアン・アン,トゥック・トレイ・コンコン,プラホックのバナナの葉包み焼き,生野菜,ご飯などが揃った豪華なランチです。

 それぞれの料理を御紹介します。

(トゥック・トレイ・コンコン,ナムガウ,モアン・アン,ご飯)
Photo_20191223185602

 写真右側の皿がモアン・アンとご飯,それにプラホックのバナナの葉包み焼きとライムを添えたものです。

 写真左手前のスープがナムガウ,写真上側の皿がトゥック・トレイ・コンコンです。

 モアン・アンは,鶏の丸焼き,いわゆるローストチキンのことで,カンボジアでは屋台でも販売されています。

 ナムガウは,レモングラスや塩漬ライムを使った酸味のあるスープです。

 プラホックのバナナの葉包み焼きにつきましては,当記事の最後に御紹介しております関連記事を御参照ください。


冬瓜茶

 食事の飲み物として,冬瓜茶をいただきました。

(冬瓜茶)
Photo_20191223190101

 冬瓜エキスやパームシュガー(ヤシ砂糖)が入った甘くてさっぱりとしたソフトドリンクです。

 今回の食の旅でお世話になった「ナプラワークス」代表の吉川 舞さんがカンボジアの冬瓜を用意してくださいました。

(冬瓜(カンボジア産))
Photo_20191223190201

 カンボジア産の冬瓜です。

 この飲み物は,冬瓜のお茶というよりは,「ウィンターメロン(冬瓜)ジュース」と表現する方がイメージと合うと思いました。


チョンボ

 続いて吉川さんからカンボジアのナッツを分けていただきました。

(チョンボ)
Photo_20191223190701

 「チョンボ」と呼ばれるナッツです。

(チョンボ(中身))
Photo_20191223190702

 殻をむいて中身を食べます。

 椎の実(どんぐり)に近いナッツで,見た目はスライスアーモンドのようでした。

 コクがある美味しいナッツでした。


まとめ

 ランチをいただいた森でドリアンを見つけました。

(ドリアン)
Photo_20191223191001

 サンボー・プレイ・クックはカンボジアの内陸部に位置するとは言え,ここは南国なんだなと思いました。

 今回御紹介した料理も,当然ながらカンボジアで採れる食材の組み合わせで作られたものばかりであり,その土地の産物や文化について,「食」を通じて学ばせていただいたのだと改めて実感しました。


<関連リンク>
 「Napra-works(ナプラワークス)」(カンボジア・コンポントム州)
 (サンボー・プレイ・クック遺跡群の紹介を中心としたカンボジアのイベント・ツアー企画会社)

<関連記事>
 「カンボジア料理の特徴と主な料理4 -プラホックを使った料理(プラホック・チャー,バナナの葉包み焼き)・カンボジアの食文化-

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コメント

まるでインディージョーンズの世界ですね(^。^)
木の上から蛇が落ちてきたら、私なら腰を抜かすかもしれません(⌒-⌒; )
でも蛇を常食してる人からすればタナボタでしょうね(^。^)
冬瓜茶美味しそうですね^_^日本では売ってないのですか?

なーまん 様

なーまんさん,こんばんは!
いつもコメントいただき,ありがとうございます。

カンボジアには山らしき山はあまりないので,ヘビなどはあまり見かけないだろうと思っていたのですが,ヘビ大嫌いな私が初日にヘビを食べ,2日目に黄緑色の大きなヘビと黒いサソリに遭遇し,最終日に足元でグレーのヘビを見かけるという経験をしました。
ヘビや昆虫を食べる食文化は,ポルポト時代の食糧難の影響も大きいようですよ。

冬瓜茶は薄茶色のほんのり甘い飲み物で,香ばしさもありました。
薄茶色はヤシ砂糖の色だと思います。
冬瓜茶,その気になって探してないので日本にあるかどうかわかりませんが,もし見かけられたらお試しください。
東アジア・東南アジアでお茶・緑茶と言えば,加糖・微糖タイプが主流で,無糖タイプのお茶がほしい場合は,結局日本のメーカーのお茶しかないということを今回の旅行で理解しました(笑)

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