福岡のブランドいちご・あまおう -あまおう生ジュース・いつでもあまおう(ドライフルーツ)-
大宰府と太宰府天満宮
西鉄福岡(天神)駅から西鉄電車に乗り,大宰府へ行きました。
(大宰府駅ホームと西鉄電車)
大宰府と言えば,学問の神様・菅原道真公を祀る「太宰府天満宮」が有名です。
大宰府駅ホームや駅舎も,太宰府天満宮にちなんだ朱塗りの施設・建物になっています。
(大宰府駅前)
大宰府駅のすぐ近くにあるとんこつラーメンのお店「一蘭 太宰府参道店」では,学業成就,合格にちなんだオリジナルラーメンがメニューにありました。
(合格ラーメン案内のれん)
合格にちなんだ五角形のどんぶり,59cm(ゴーカク)の超ロング麺など,縁起の良いラーメンが御用意されています。
(券売機(合格セットなど))
合格ラーメンにゆで卵,チャーシューなどのトッピングを追加した「合格セット」は1,410円で,券売機に2,000円を入れるとおつりが590円(ゴーカク)出るなど,合格に徹したお店です。
大宰府ならではのお店ですね。
また「令和」という元号が大宰府にあった大伴旅人邸で催された「梅花の宴」で詠まれた歌の序文から採用されたことから,太宰府市は令和ゆかりの地としても有名です。
大宰府駅から太宰府天満宮へ続く参道には,お土産屋さんや飲食店などがたくさん並んでいます。
久しぶりに太宰府天満宮へ足を運びました。
(御神牛)
菅原道真公とかかわりが深いとされるお使いの牛「御神牛(ごしんぎゅう)」です。
太宰府天満宮と言えば,私は日本史で覚えた菅原道真の歌が思い浮かびます。
「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな(春な忘れそ)」
大宰府天満宮境内にもこの歌がどこかにあるのではと散策してみると,ありました。
(菅原道真公 歌碑)
この歌は,「(京の都から)東風が吹いたら,(太宰府に居る)私(菅原道真)のもとに梅の花の匂いを届けておくれ。主人(菅原道真)がいないからといって春を忘れないでね」という意味になります。
この歌を聞いた京の都の梅は,菅原道真が大宰府に着くと,一夜にして太宰府へ飛んできたという「飛梅伝説」があります。
(飛梅と太宰府天満宮御本殿)
大宰府天満宮御本殿に寄り添うように飛梅が植えられています。
あまおう生ジュース
ひととおり太宰府天満宮を見学した後,参道のお店を散策しながら太宰府駅へ戻ることとしました。
(太宰府天満宮参道)
すると,いちごの甘い香りが漂うお店がありました。
「Kingberryあまおうチーズケーキファクトリー」というお店です。
あまりにも甘くて良い香りがしたので,その香りに誘われるように店内に入りました。
メニューを見てみると,福岡県産あまおうを贅沢に使用したプレミアムジュース「あまおう生ジュース」が目に飛び込んできました。
(メニュー(あまおう生ジュース・あまおうスムージー))
ミルクなどを加えず,いちごの果汁だけで作られる生ジュースに魅力を感じ,この生ジュースを注文しました。
出来上がるのを待つ間,お店の壁にある「あまおう」の広告が目に留まりました。
(あまおう広告)
あかい,まるい,おおきい,うまいの頭文字をとって「あまおう」。
最近は全国のお店でもよく見かけるようになりました。
しばらくして,あまおう生ジュースが出来上がりました。
(あまおう生ジュース)
濃い赤色の生ジュースです。
いただいてみると,甘いいちごの香りが口の中いっぱいに広がり,とても幸せな気持ちになりました。
果肉がたっぷり含まれていて,ドロッとした飲み口でした。
580円でしたが,その値段を上回る美味しさと感動を味わうことができました。
帰りにお店の方に「いつも販売されているのですか」と尋ねると,「あまおうが出荷される期間のみ販売される生ジュースとなります」と教えてくださいました。
またいつかぜひ味わいたいと思いつつ,お店を後にしました。
「Kingberryあまおうチーズケーキファクトリー」(福岡県太宰府市宰府二丁目7-29)
いつでもあまおう
ところ変わって,福岡県大牟田市の大牟田駅の近くにある観光施設「おおむた観光案内所(大牟田観光プラザ)」で,「いつでもあまおう」というお菓子を購入しました。
(いつでもあまおう(包装))
福岡県みやま市の安達農園で栽培したあまおうを新鮮なうちに低温でじっくりと乾燥させて作られたドライフルーツです。
袋を開けた瞬間,いちごの甘い香りが広がりました。
(いつでもあまおう)
1枚1枚は紙のように薄いのですが,その分あまおうの美味しさが凝縮されていました。
あまおうは甘味と酸味のバランスが良いことが1つの特徴なのですが,ドライフルーツにすると,この甘味と酸味がより強く感じられる味となっていました。
食べ始めると止まらなくなる,福岡のお土産にも最適なドライフルーツです。
「安達農園」(福岡県みやま市瀬高町高柳641-1)
まとめ
福岡のブランドいちご「あまおう」。
今回,一番印象的だったのは,そのとろけるような甘い香りです。
自分は虫になったのかと思うほど,あまおうの甘い香りに引き寄せられてしまいました。
福岡を発つにあたり,菅原道真公にならって私も一句。
「西風吹かば 匂いおこせよ あまおうと こうじなしとて春を忘るな」
福岡のあまおうが自宅に飛んでこないかな(笑)
最近のコメント