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2021年4月

2021年4月24日 (土)

福岡のブランドいちご・あまおう -あまおう生ジュース・いつでもあまおう(ドライフルーツ)-

大宰府と太宰府天満宮

 西鉄福岡(天神)駅から西鉄電車に乗り,大宰府へ行きました。

(大宰府駅ホームと西鉄電車)
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 大宰府と言えば,学問の神様・菅原道真公を祀る「太宰府天満宮」が有名です。

 大宰府駅ホームや駅舎も,太宰府天満宮にちなんだ朱塗りの施設・建物になっています。

(大宰府駅前)
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 大宰府駅のすぐ近くにあるとんこつラーメンのお店「一蘭 太宰府参道店」では,学業成就,合格にちなんだオリジナルラーメンがメニューにありました。

(合格ラーメン案内のれん)
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 合格にちなんだ五角形のどんぶり,59cm(ゴーカク)の超ロング麺など,縁起の良いラーメンが御用意されています。

(券売機(合格セットなど))
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 合格ラーメンにゆで卵,チャーシューなどのトッピングを追加した「合格セット」は1,410円で,券売機に2,000円を入れるとおつりが590円(ゴーカク)出るなど,合格に徹したお店です。

 大宰府ならではのお店ですね。

 また「令和」という元号が大宰府にあった大伴旅人邸で催された「梅花の宴」で詠まれた歌の序文から採用されたことから,太宰府市は令和ゆかりの地としても有名です。

 大宰府駅から太宰府天満宮へ続く参道には,お土産屋さんや飲食店などがたくさん並んでいます。

 久しぶりに太宰府天満宮へ足を運びました。

(御神牛)
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 菅原道真公とかかわりが深いとされるお使いの牛「御神牛(ごしんぎゅう)」です。

 太宰府天満宮と言えば,私は日本史で覚えた菅原道真の歌が思い浮かびます。

 「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな(春な忘れそ)」

 大宰府天満宮境内にもこの歌がどこかにあるのではと散策してみると,ありました。

(菅原道真公 歌碑)
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 この歌は,「(京の都から)東風が吹いたら,(太宰府に居る)私(菅原道真)のもとに梅の花の匂いを届けておくれ。主人(菅原道真)がいないからといって春を忘れないでね」という意味になります。

 この歌を聞いた京の都の梅は,菅原道真が大宰府に着くと,一夜にして太宰府へ飛んできたという「飛梅伝説」があります。

(飛梅と太宰府天満宮御本殿)
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 大宰府天満宮御本殿に寄り添うように飛梅が植えられています。


あまおう生ジュース

 ひととおり太宰府天満宮を見学した後,参道のお店を散策しながら太宰府駅へ戻ることとしました。

(太宰府天満宮参道)
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 すると,いちごの甘い香りが漂うお店がありました。

 「Kingberryあまおうチーズケーキファクトリー」というお店です。

 あまりにも甘くて良い香りがしたので,その香りに誘われるように店内に入りました。

 メニューを見てみると,福岡県産あまおうを贅沢に使用したプレミアムジュース「あまおう生ジュース」が目に飛び込んできました。

(メニュー(あまおう生ジュース・あまおうスムージー))
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 ミルクなどを加えず,いちごの果汁だけで作られる生ジュースに魅力を感じ,この生ジュースを注文しました。

 出来上がるのを待つ間,お店の壁にある「あまおう」の広告が目に留まりました。

(あまおう広告)
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 あかい,まるい,おおきい,うまいの頭文字をとって「あまおう」。

 最近は全国のお店でもよく見かけるようになりました。

 しばらくして,あまおう生ジュースが出来上がりました。

(あまおう生ジュース)
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 濃い赤色の生ジュースです。

 いただいてみると,甘いいちごの香りが口の中いっぱいに広がり,とても幸せな気持ちになりました。

 果肉がたっぷり含まれていて,ドロッとした飲み口でした。

 580円でしたが,その値段を上回る美味しさと感動を味わうことができました。

 帰りにお店の方に「いつも販売されているのですか」と尋ねると,「あまおうが出荷される期間のみ販売される生ジュースとなります」と教えてくださいました。

 またいつかぜひ味わいたいと思いつつ,お店を後にしました。

 「Kingberryあまおうチーズケーキファクトリー」(福岡県太宰府市宰府二丁目7-29)


いつでもあまおう

 ところ変わって,福岡県大牟田市の大牟田駅の近くにある観光施設「おおむた観光案内所(大牟田観光プラザ)」で,「いつでもあまおう」というお菓子を購入しました。

(いつでもあまおう(包装))
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 福岡県みやま市の安達農園で栽培したあまおうを新鮮なうちに低温でじっくりと乾燥させて作られたドライフルーツです。

 袋を開けた瞬間,いちごの甘い香りが広がりました。

(いつでもあまおう)
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 1枚1枚は紙のように薄いのですが,その分あまおうの美味しさが凝縮されていました。

 あまおうは甘味と酸味のバランスが良いことが1つの特徴なのですが,ドライフルーツにすると,この甘味と酸味がより強く感じられる味となっていました。

 食べ始めると止まらなくなる,福岡のお土産にも最適なドライフルーツです。

 「安達農園」(福岡県みやま市瀬高町高柳641-1)


まとめ

 福岡のブランドいちご「あまおう」。

 今回,一番印象的だったのは,そのとろけるような甘い香りです。

 自分は虫になったのかと思うほど,あまおうの甘い香りに引き寄せられてしまいました。

 福岡を発つにあたり,菅原道真公にならって私も一句。

 「西風吹かば 匂いおこせよ あまおうと こうじなしとて春を忘るな」

 福岡のあまおうが自宅に飛んでこないかな(笑)

2021年4月17日 (土)

バウムクーヘン博覧会 2021 -ファットリア・ダ・コジモのガトーピレネー-

 広島で開催された「バウムクーヘン博覧会 2021」で味わってみたかったお菓子の1つに,福岡市南区・「ファットリア・ダ・コジモ(fattoria da Cosimo)」の「ガトーピレネー」があります。

 2日間通ったのですが,いずれの日も売り切れでした。

 人気商品で,博覧会開催期間の終盤だったこともあり,販売員さんからも再入荷の予定はないとのお話だったので,やむなくあきらめました。

 その後福岡県へ行く機会があり,天神の福岡三越で「ガトーピレネー」が販売されていたので,これはチャンスとばかりに購入しました。

 今回は,このファットリア・ダ・コジモ(fattoria da Cosimo)のガトーピレネーを御紹介したいと思います。


ファットリア・ダ・コジモ(fattoria da Cosimo)のガトーピレネー

 ファットリア・ダ・コジモのガトーピレネーは,備長炭で焼き上げるバウムクーヘンのようなお菓子で,地元の厳選食材を使い,1本3時間かけて手焼きされるため,販売できる数量も限られています。

(ファットリア・ダ・コジモ「ガトーピレネー」(箱))
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 和紙を使った特別な箱に入っています。

 箱に添えてある説明書きには,
 「ガトーピレネーとは,フランスとスペインの国境にそびえるピレネー山脈で造られているバームクーヘンのような焼き菓子です。私たちの作るガトーピレネーは,ガスの火で焼かれたものとは違い,手作業による『直火』の炭火で焼き上げた懐かしい『木の香り』が閉じ込められています。」
と紹介されています。

(ファットリア・ダ・コジモ「ガトーピレネー」(箱の中の様子))
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 箱を開けた様子です。

 ガトーピレネーをぴったり囲むように箱が作られています。

 それでは,ビニール袋を開封してみましょう。

 こちらが「ガトーピレネー」です。

(ファットリア・ダ・コジモ「ガトーピレネー」)
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 炭火焼きの良い香りがパーッと広がりました。

 層の仕上がりが均一でなく,焼き色もまばらなところに,手作り感がにじみ出ています。

 生地の外側はアイシングされています。

 見た目よりもずっしり重く感じました。

 一口大にカットしてみました。

(ファットリア・ダ・コジモ「ガトーピレネー」(カット))
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 生地がしっかりと焼き上げられているので,1つ1つの層(年輪)がはっきりとわかり,はがれやすい仕上がりとなっています。

 いただいてみました。

 生地は,まるでバタートーストをいただいているかのように,高千穂発酵バター・無塩バターの風味を強く感じました。

 そのあと福岡・糸島産の濃い卵黄の風味が口の中に広がります。

 そして最後に北海道産のビート糖(てん菜糖)によるやさしく控えめな甘さを感じました。

 年輪の一層一層に弾力があるハードタイプで,炭火焼きの香ばしさと力強さが味わえます。

 柑橘の入った甘酸っぱいアイシングにより生地に甘さが加えられている感じで,その発想はウィークエンドシトロンとも似ていると思いました。

 炭火焼き製法,濃いバター風味,甘さ控えめでハードタイプの生地と,かなり大人の味わいのお菓子です。

 贈り物としても喜ばれる逸品だと思います。


まとめ

 「バウムクーヘン」ではなく「ガトーピレネー」を扱っておられるお店は,「ファットリア・ダ・コジモ(fattoria da Cosimo)」のほかに,東京の「オーボンビュータン」,神奈川の「ベルグの4月」などです。

 バウムクーヘンとガトーピレネーの違いについては,見た目や味からすると大きな差があるようには思いません。

 ただ,日本で一般的なバウムクーヘンは,緻密で繊細な仕上がりとなっているものが多いのに対し,ガトーピレネーは,素朴で野趣あふれる仕上がりになっているように思いました。

 それもあってか,私が職場でカットしたガトーピレネーを配った際,職員から「竹筒でバウムクーヘン作ったの?」と聞かれました(笑)
 ※広島では,竹筒などを使ったバウムクーヘン作り体験が盛んに行われていることも理由の1つです。

 あえてバウムクーヘンとガトーピレネーの明確な違いを言うならば,地域・名称の違いでしょうか。

 バウムクーヘンはドイツのお菓子(ドイツ語の名称),ガトーピレネーはフランスのお菓子(フランス語の名称)に分類されるからです。

 バウムクーヘンのようなお菓子のガトーピレネー。

 機会があれば御賞味ください。


<関連サイト>
 「ファットリア・ダ・コジモ(fattoria da Cosimo)」(福岡県福岡市南区高宮4-14-6)
 「AU BON VIEUX TEMPS(オーボンヴュータン)」(東京都世田谷区等々力2-1-3 ほか)
 「ベルグの4月(Avril de Bergue)」(神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-19-5 ほか)
 「バウムクーヘン博覧会」(バウムクーヘン博覧会実行委員会)
 「日本のバウムクーヘンのふるさと似島(バウムクーヘン作り体験)」(広島市似島臨海少年自然の家)

<関連記事>
 「バウムクーヘン博覧会 2021 -AI焼き立てバウムクーヘン・全国バウムクーヘン食べ比べ・バウムフリット・切り売りバウムクーヘン・詰め合わせセット-
 「日本のバウムクーヘン100周年イベント -2019広島みなとフェスタ・バウムクーヘン博覧会 2019-
 「「バウムクーヘン博覧会 2017」 -広島からはじまる日本のバウムクーヘンの歴史-
 「ドイツ・ウィーン菓子の特徴と主な菓子 -シュトロイゼルクーヘン・レープクーヘン・バウムクーヘン-

<参考文献>
 「&Premium おやつの時間」マガジンハウス
 「BRUTUS特別編集 福岡の大正解」マガジンハウス
 「BRUTUS特別編集 最高のおやつ」マガジンハウス

2021年4月11日 (日)

瀬戸内の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅(復路:尾道駅-広島駅編) -TEA STAND GENの尾道浜茶とたい焼き・エトセトラオリジナルカクテルとおつまみ-

 瀬戸内の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅。

(etSETOra・尾道駅)
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 今回は尾道で訪問したお茶のお店と,エトセトラ・復路の旅(尾道駅から広島駅まで)を御紹介したいと思います。


尾道の「TEA STAND GEN」

 往路,広島駅からエトセトラに乗車し,呉線経由で終点・尾道駅に到着しました。

(尾道駅2階から眺めた駅前の様子)
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 復路のエトセトラの出発時刻まで約2時間あったので,その時間を利用して尾道のお店を訪問しました。

 限られた時間なので,お店を絞る必要がありました。

 そこで私が選んだお店が,お茶が楽しめるお店「TEA STAND GEN」です。

 このお店の煎茶は,すでに当ブログ・エトセトラの記事でも御紹介しています。

 「瀬戸内の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅(往路:海田市駅-尾道駅編) -オリジナルグッズ,瀬戸の小箱,煎茶,観光・リゾート列車の魅力-」でお菓子の「瀬戸の小箱」と一緒に御紹介している煎茶がそうです。

(「瀬戸の小箱 ~和~」と煎茶)
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 往路のエトセトラ車内で「TEA FACTORY GEN」の煎茶をいただいたのですが,その「TEA FACTORY GEN」の直販店・カフェが今回御紹介する「TEA STAND GEN」です。

 尾道駅から徒歩でお店を訪問しました。


尾道浜茶とたい焼き

 尾道駅から海岸通り沿いを東へしばらく歩いていると,「TEA STAND GEN」の入口を示す小さな置物があります。

(尾道・海岸通り・「TEA STAND GEN」の置物)
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 写真中心部の置物なのですが,実際に歩いていても見落とすぐらい小さな置物なので,置物を拡大してみましょう。

(尾道・海岸通り・「TEA STAND GEN」の置物(拡大))
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 湯沸かし用のやかんが目印となっています。

 矢印に従って路地に入ると,まもなくお店が見えてきます。

(「TEA STAND GEN」店舗(外観))
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 これもちょっと拡大してみる方が良さそうです(笑)

(「TEA STAND GEN」店舗(外観・拡大))
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 尾道ならではの狭い路地を入り,控えめなお店の看板なので,初めての方はお店にたどり着くのが少し大変かも知れません。

 私は2回目なのですが,初訪問の時は少し迷いました。

 お店は1階が厨房と喫茶スペース,2階が喫茶スペースとなっています。

 店内の様子です。

(「TEA STAND GEN」店内)
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 温かみのある店内で,1階はカウンター席でお茶をいただくことができます。

 このお店でゆっくりとお茶をいただくと,本当に心が和みます。

 メニュー表をひととおり見て,「尾道浜茶」というお茶に興味を持ちました。

 店主さんにお話を伺うと,茶葉を尾道の海風にさらしたお茶とのことでした。

 尾道ならではのお茶だと思い,このお茶とたい焼きのセットを注文しました。

 前回訪問した際は,たい焼きが売り切れていたので,たい焼きも楽しみでした。

 出来上がるのを待つ間,店主さんから扱っておられる様々な茶葉を見せていただきました。

(茶葉5種(茶花茶・尾道浜茶・ほうじ茶・和紅茶・煎茶))
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 茶葉5種,写真左から順に,茶花茶,尾道浜茶,ほうじ茶,和紅茶,煎茶です。
(少し記憶違いがあるかも知れませんが…。)

 茶花入りのお茶や和紅茶,また,縫い針のように細長い葉が特徴の手摘み一番煎茶・紅茶も取り扱っておられます。

 ほうじ茶は,注文を受けてから茶葉を焙じていただけます。

 店主さんやお客さんとの会話を楽しんでいるうちに,尾道浜茶とたい焼きが出来上がりました。

(尾道浜茶とたい焼きのセット)
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 いれたての尾道浜茶と焼きたてのたい焼きです。

 店主さんから,尾道浜茶は中国の白茶(中国茶の種類,緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶・花茶の1つ)に近いと教えていただきました。

 初めていただきましたが,雑味がなく,さっぱりとして,ほのかに甘みも感じる飲みやすいお茶でした。

 このお茶は名前のとおり,茶葉を尾道の浜風(潮風)にさらして作られたお茶で,この製法により,茶葉の甘みが増すのだそうです。

 尾道では小さなヒラメやカレイを潮風にさらして作る「デベラ」という干物がありますが,これも尾道浜茶のヒントになっているようです。

 お湯を足していただき,二煎目,三煎目も楽しみました。

(尾道浜茶(姫レモンピール入り))
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 三煎目は愛媛県・岩城島の「姫レモン」(見た目はオレンジに似ているレアなレモン)の乾燥させた皮を少し加えていただきましたが,とてもさわやかな香りがお店いっぱいに広がって,ほかのお客さんも「いい香り~」とおっしゃってました。

 お茶と一緒にたい焼きもいただきましたが,焼きたてで皮がパリパリ,中のあんこも程良い甘さで,お茶受けにぴったりでした。


「TEA STAND GEN」で伺ったetSETOra(エトセトラ)のお話

 「TEA STAND GEN」・「TEA FACTORY GEN」の店主さんに,今回私は観光列車エトセトラに乗って広島から伺ったこと,そして,その車内で「TEA FACTORY GEN」の煎茶をいただいたことをお話ししました。

 店主さんからは,
 「当初はティーバッグでなく,急須で提供してほしいとお願いされたこと」
 「煎茶の採用にあたって,JR西日本の方が広島県世羅町の茶畑まで見学に来られたこと」
 「エトセトラで煎茶を味わったお客さんの中には,お茶を目当てに尾道駅からお店まで走って来る方もおられること」
 「店主さんはまだエトセトラに乗車されたことがないこと」
などなど,いろんな興味深いお話が伺えました。

 店主さんにお礼を言い,「次回尾道を訪れた際もまたお店に行こう」と心に誓って,お店を後にしました。


etSETOra(エトセトラ)復路・尾道駅から広島駅へ

 尾道駅に戻った私は,復路・宮島口行きのエトセトラを待ちました。

(尾道駅改札口・発車案内表示器)
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 待合スペースでは,往路の車内でお見かけした人もちらほら。

 改札を済ませ,ホームに入場すると,すでにエトセトラ入線待ちの方も多くいらっしゃいました。

 エトセトラが尾道駅ホームに入線すると,一斉に写真撮影が始まりました。

(etSETOra・尾道駅ホーム入線)
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 やはり人気の観光列車なんだと実感しました。

(JR西日本・尾道駅の皆さんからのお見送り)
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 「またお越しください 日本遺産の街 尾道へ!」

 JR西日本・尾道駅の皆さんから温かいお見送りを受けながら,エトセトラはゆっくり宮島口・広島方面へ走り出しました。


トレインバーでオリジナルドリンクとおつまみを楽しむ

 復路は山陽本線経由で広島・宮島口を目指します。

 尾道駅-広島駅間は,復路の山陽本線経由だと,往路の呉線経由に比べて約1時間早く到着します。

 その関係もあってか,復路は広島駅行きではなく,さらに延長した宮島口駅行きに設定されています。

 復路は2号車(往路は1号車)に乗車しました。

(etSETOra・車内・2号車)
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 2号車は床が尾道の石畳を,座席が瀬戸内の山の新緑をイメージした内装デザインです。

 復路のテーマは「上質なトレインバーで,せとうちの余韻に酔いしれる」で,車内に設置されたバー(トレインバー)で,酒どころ広島の様々なお酒(カクテル・ビール・ウイスキー・日本酒・ワイン・浄酎)やおつまみを購入して楽しめる趣向となっています。

(バーカウンターメニュー)
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 お酒に弱い私ですが,この日はせっかくなので少しお酒を飲もうと心に決めていました。

 エトセトラオリジナルカクテル「SETOUCHI BLOSSOM」を味わいたいと。

 しかしながら,往路の列車内でふと気付いたのです。

 「そう言えば,自宅から広島駅まで車を運転して来ている…」

 普段お酒を飲まない私は,お酒を飲んだ後のことまで想像することができなかったのです。

 「失敗したな…」と思ったのですが,そんな私にぴったりのドリンクがありました。

 エトセトラオリジナルのノンアルコールカクテル「SETOUCHI BLOSSOM」です。

 バーカウンターへ行き,このノンアルコールカクテルとおつまみ「牡蠣のオリーブオイル漬け」を注文しました。

 席へ持ち帰り,このドリンクとおつまみを味わいました。

(「SETOUCHI BLOSSOM」と「牡蠣のオリーブオイル漬け」)
Setouchi-blossom

 「SETOUCHI BLOSSOM」(ノンアルコール)は,フルーツスプレッド「まるごと果実 オレンジ」(広島県竹原市「アヲハタ」)入りのすっきりした甘さのドリンクです。

 広島はレモンが有名ですが,その輪切りものせられています。

 アルコール入りは,ジャパニーズクラフトジン「桜尾」(広島県廿日市市「サクラオブルワリーアンドディスティラリー」)が入っています。

 「牡蠣のオリーブオイル漬け」(広島県東広島市安芸津町「マルイチ商店」)は,安芸津・三津湾でとれた牡蠣をオリーブオイル漬けにしたものです。

 牡蠣のオリーブオイル漬けや燻製は少し値が張りますが,それに勝る美味しさがあるので,ぜひお試しいただきたい広島の味です。

 ドリンクとおつまみを味わいながら,ゆったりと広島県内の列車旅を楽しみました。

 私の席の向かいにもお客さんが乗車され,お酒とおつまみで楽しんでおられました。


瀬戸内の山々・街並みを眺めながら広島駅へ

 このあとエトセトラは日本三大酒処(灘・伏見・西条)の1つ,西条(広島県東広島市)に停車し,広島・宮島口に向けて走りました。

 私にとっては過去の通勤路線で,毎日のように眺めていた風景でしたが,エトセトラの車窓から眺めると,不思議とどこか違う感じがしました。

 名残惜しさを感じつつ,エトセトラは広島駅に到着しました。

(etSETOra・広島駅到着)
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 別れを惜しみながら,エトセトラを撮影してまわりました。

(etSETOraのショップ・バーカウンター)
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 何度も足を運んだ,エトセトラのショップ・バーカウンターです。

 エトセトラはこの後さらに,宮島口へと向かいます。

(広島駅3番ホーム・発車案内表示器とエトセトラ)
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 各駅でお見送りいただきましたが,とうとう私がお見送りする番となりました。

(宮島口駅へ向けて出発するetSETOra)
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 人気列車なので,きっぷが入手できるかどうかわかりませんが,また乗車して瀬戸内の列車旅を楽しみたいです。

 次回はお酒も楽しめるように,駅へは車ではなくバスを利用して(笑)

 エトセトラオリジナルのお菓子やドリンク,思い出に残るオリジナルグッズ,車内での楽しい演出や観光案内,各駅でのお見送り,尾道での散策,オリジナルカクテルとおつまみ,様々な人との出会い…それから,それから…etc(エトセトラ)。

 名前のコンセプトどおり,えっと(たくさん),せと(瀬戸)を楽しむことができました。

 広島の魅力を再発見する旅でもありました。


 etSETOra(エトセトラ),素敵な旅をありがとう!


<関連サイト>
 「etSETOra(エトセトラ)」(JRおでかけネット)
 「せとうちパレットプロジェクト」(JRおでかけネット・JR西日本)
 「TEA FACTORY GEN」(広島県尾道市土堂一丁目14-10)
 「アヲハタ」(広島県竹原市忠海中町一丁目1番25号)
 「サクラオブルワリーアンドディスティラリー」(広島県廿日市市桜尾一丁目12番1号)
 「マルイチ商店」(広島県東広島市安芸津町三津4069-5)

<関連記事>
 「観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅(往路:広島駅-海田市駅編) -うれしみプリン,パンを食べるサンド-
 「瀬戸内の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅(往路:海田市駅-尾道駅編) -オリジナルグッズ,瀬戸の小箱,煎茶,観光・リゾート列車の魅力-
 観光列車・イベントの記事については,パソコン版サイト「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化体験・イベント」も御覧ください。

<参考文献>
 大森正司著「おいしい「お茶」の教科書」PHP研究所
 「etSETOra(エトセトラ)」パンフレット(JR西日本)
 「JR gazzete(JRガゼット)2020年11月号・etSETOraとSEA SPICA」(交通新聞社)
 「JR時刻表 2020年11月号・よくばり列車旅 広島編 etSETOra」(交通新聞社)

2021年4月 4日 (日)

瀬戸内の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅(往路:海田市駅-尾道駅編) -オリジナルグッズ,瀬戸の小箱,煎茶,観光・リゾート列車の魅力-

 瀬戸内の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅。

(etSETOra・ドア付近・ロゴマーク)
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 今回はエトセトラのオリジナルグッズやお菓子・ドリンクを御紹介したいと思います。


etSETOra(エトセトラ)のオリジナルグッズと車内販売のお菓子

 エトセトラは山陽本線と呉線の分岐駅・海田市駅を出発し,呉線経由で尾道駅を目指しました。

 車内の一角に,沿線の駅スタンプ帳と,エトセトラ・瀬戸内マリンビュー(エトセトラの前の観光列車)のミニチュアが展示されていました。

(駅スタンプ帳とエトセトラ・瀬戸内マリンビューのミニチュア)
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 呉駅の間で,車内販売のメニュー表が配られました。

(車内販売メニュー表)
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 広島市,呉市,竹原市,三原市,尾道市など広島県内のお菓子・おつまみ・ソフトドリンク・アルコールドリンク,そしてオリジナルグッズなどが販売されています。

 しばらくして,アテンダントの方がワゴンで車内販売に来られました。

 エトセトラ限定販売のオリジナルグッズとして,コースター(2種),キーホルダー,ランチトートが販売されていたので,私はコースターとランチトートを購入しました。

 また,一緒に「だるまベリー」という三原のお菓子も購入しました。

(etSETOra(エトセトラ)のコースターとランチトート・だるまベリー)
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 当初はコースターかランチトート,どちらか1つにしようと思っていたのですが,どちらも魅力的で,結局両方買いました。

 コースターは,JR西日本と「寄せ書き屋本舗(タフコム株式会社)」のコラボレーションにより商品化されたものです。

 寄せ書き屋本舗のある広島県府中市は「府中家具」で有名な街なのですが,アテンダントの方から,このコースターにも地元の木材が使われていると伺いました。

 UV印刷機とレーザー彫刻機を使い,「etSETOra」のち密な文字・デザインのコースターが見事に作られています。

 ランチトートは,深い紺色の生地に金色の文字・イラストが記載された高級感ある手提げ袋です。

 普段使いしようと買ったのですが,なかなかその勇気がありません。

 一方,車内販売のお菓子でチョイスしたのが「だるまベリー」というイチゴのお菓子です。

(だるまベリー)
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 広島県三原市の和風スイーツ店「共楽堂(きょうらくどう)」が,地元「三原だるま」をモチーフに開発したお菓子で,見た目がだるまそっくりです。

 フリーズドライのイチゴに,まるでチョコレートの塊をいただいているかのようにホワイトチョコがたっぷり浸み込んでいます。

 丸ごとイチゴの香り・甘酸っぱさが,甘いホワイトチョコレートと見事にマッチングしています。

 サクサクしたフリーズドライのイチゴと,口どけの良いホワイトチョコレートが口の中で合わさって,まさに新食感のスイーツです。

 お土産としてまとめ買いされる方もおられました。


エトセトラ限定・「瀬戸の小箱 ~和~」と煎茶

 車内販売を楽しんでいるうちに,エトセトラは呉駅に到着しました。

(etSETOra・呉駅)
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 呉は,かつて戦艦大和をはじめとする軍艦を建造し,横須賀,舞鶴,佐世保に並ぶ海軍の要衝として栄えたまちです。

 このことに由来して,呉駅のホームで流れるメロディーは「宇宙戦艦ヤマト」となっています。

 呉駅を出発して間もなく,ネットで事前予約したお菓子が席に届きました。

 このお菓子はエトセトラ限定で,乗車日の3日前までに事前予約しておく必要があります。

 名称は「瀬戸の小箱」で,和菓子(広島・呉「旬月 神楽」)と洋菓子(広島「カスターニャ」)から選べ,これに飲み物としてコーヒー(宮島「伊都岐珈琲」)か煎茶(尾道「Tea Factory Gen」)が付いて2,000円(税込)です。

 今回は「瀬戸の小箱 ~和~」を予約注文しておきました。

 飲み物はその場で選べるので,私は煎茶を注文しました。

(「瀬戸の小箱 ~和~」と煎茶)
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 こちらが「瀬戸の小箱 ~和~」と煎茶です。

 箱の中にお品書き(写真右下)と和菓子の詰合せが入っていました。

 それぞれのお菓子と飲み物を御紹介します。

(「瀬戸の小箱 ~和~」)
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【上生菓子 ~三つの広島春物語~】
 春を感じさせるピンクや薄緑色の一口サイズの練り切りが3種類用意されていました。
 「広島城の花見」(写真左下)は,桜が描かれたピンク色の練り切りです。
 「春の厳島」(写真下中央)は,宮島の大鳥居が描かれた練り切りです。
 「猫の街・尾道」(写真右下)は,猫の鈴をイメージした薄緑色の練り切りです。
 広島・宮島・尾道と,エトセトラの停車駅にちなんだ練り切りとなっており,どれも美しい仕上がりでした。

【お手作り最中 ~広島の情景と共に~】
 最中の皮とあんこが別々に詰められていて,自分であんこを詰めていただく手作り最中2種です(写真左上と中央)。
 最中の皮には,宮島の鹿と大鳥居が描かれていました。
 パリパリの皮に甘い粒あんをたっぷり詰めていただきました。

【胡桃菓子 ~黒糖と広島産黄な粉の二重奏~】
 胡桃(くるみ)に黒糖ときな粉がまぶされたお菓子です(写真右上)。
 コクのある胡桃に,黒糖のやさしい甘味ときな粉の香ばしさが加わって,食べ始めると止まらなくなるお菓子でした。
 「広島産黄な粉」が使われていますが,きな粉は地元・広島ではお馴染みの食材で,「青きな粉」と呼ばれる全国的に珍しい青大豆のきな粉もあります。

【煎茶】
 尾道でお茶の販売・店舗経営をされている「TEA FACTORY GEN」の煎茶をいただきました。
 こちらのお店では,広島在来の茶葉で煎茶や紅茶などを作られています。
 ティーバッグで抽出した煎茶をいただきました。
 瀬戸内らしい,穏やかでやさしい味わいのお茶でした。


 エトセトラは広駅にしばらく停車し,こちらでゆっくりとお菓子とお茶を楽しみました。

(広駅ホームと227系(レッドウイング))
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 広駅のホーム向かい側に停車している列車は広島シティネットワークのメイン列車・227系(通称:レッドウイング)です。


瀬戸内の絶景を眺めながら終点・尾道駅へ

 その後,エトセトラは再び尾道駅へ向けて走りだしました。

 観光列車に乗ると,ワクワク・ソワソワして落ち着くまでに少し時間がかかるのですが,1時間経ったぐらいからやっと落ち着き始めます。

 ここから先は,車窓を眺めながらのんびりと列車の旅を楽しみました。

 呉線はずっと海沿いを走るので,瀬戸内の絶景を存分に楽しむことができます。

 車窓から,海に浮かぶ牡蠣いかだや牡蠣打ち場・直販店が見えました。

(牡蠣いかだ・牡蠣打ち場・直販店(安浦駅-風早駅間))
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 「牡蠣いかだ 今日も 丸めた肩越しに見る 冬の朝 ここは瀬戸内 父さんの海」
 (「ここは瀬戸内」中村千栄子 作詞・芥川也寸志 作曲)

 瀬戸内海は,普段はほとんど波がないので,他の地方の人からはよく「湖みたいだ」と言われます。
 地元ではこれが普通なのですが…(笑)

 しばらくして,エトセトラは竹原駅に到着しました。

(etSETOra・竹原駅)
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 竹原市は,儒学者の頼山陽,ニッカウヰスキーの創業者で「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝,内閣総理大臣を務めた池田勇人の出身地です。

 製塩・ぶどう栽培・酒造などで発展してきました。

 竹の街としても有名で,道路沿いに街路樹として幼竹が植えられているのを見つけた時は,ちょっとしたサプライズでした。

 竹原駅を出発したエトセトラは,再び海に沿って尾道駅を目指しました。

(車窓からの瀬戸内海とフェリー(安芸幸崎駅-須波駅間))
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 穏やかな瀬戸内海をゆったりと航行するフェリー。これも瀬戸内らしい光景です。

(etSETOra・1号車・車内の様子)
Photo_20210404080101

 私が乗車したエトセトラ1号車の車内の様子です。

 宮島の千畳閣をイメージし,宮島の落ち着いた秋の雰囲気が表現されたデザインとなっています。

 グリーン車仕様で,席ごとのスペースが広く,ゆったりとした時間を過ごすことができました。

 このあとエトセトラは三原駅に停車し,さらに少し進んで終点・尾道駅に到着しました。

(尾道駅に到着したetSETOra)
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観光・リゾート列車の魅力について

 広島駅から尾道駅まで,エトセトラで約3時間の列車旅を楽しみました。

 広島駅から尾道駅までJR在来線で移動する場合,山陽本線でも呉線でも行くことが出来ますが,瀬戸内海沿線を走る呉線は山陽本線に比べて約1時間多く時間がかかります。

 ただ,瀬戸内の絶景を眺めながらゆっくりと列車旅を楽しむには呉線の方が魅力的です。

 私は以前,秋田駅-青森駅間を走るリゾート列車「リゾートしらかみ」に乗車したことがありますが,この列車と状況がよく似ています。

 秋田駅-青森駅間は,内陸を走る奥羽本線の特急を利用すれば片道約2時間40分で到着するところを,「リゾートしらかみ」は奥羽本線・五能線経由で眺めの良い日本海沿いを約5時間かけて走るのです。

 このように,観光・リゾート列車は車窓からの眺めの良さや一定の乗車時間の確保が優先され,逆に利便性・速達性などを考慮する必要はありません。

 地方のローカル路線こそ,観光・リゾート列車に適した条件を持つ可能性が高いとも言えるでしょう。

 また観光・リゾート列車の乗客は,列車の旅を楽しむ意識が高い人ばかりですから,車内販売でもいろんな商品が飛ぶように売れます。

 近年,利用者の低迷から食堂車・ビュッフェ・車内販売が廃止される傾向にありますが,観光・リゾート列車はその逆をすることで好評を得ているのも興味深い話です。

 観光・リゾート列車は,観光客・旅行客と鉄道会社のみならず,沿線の地域にもメリットが期待できることが大きな魅力です。


<関連サイト>
 「etSETOra(エトセトラ)」(JRおでかけネット)
 「せとうちパレットプロジェクト」(JRおでかけネット・JR西日本)
 「寄せ書き屋本舗(タフコム株式会社)」(広島県府中市出口町505-8)
 「共楽堂」(広島県三原市皆実2-6-10)
 「旬月 神楽」(広島市西区庚午北2-11-18)
 「TEA FACTORY GEN」(広島県尾道市土堂一丁目14-10)
 「上万糧食製粉所(青きな粉)」(広島市安佐南区伴南二丁目5-19-13)

<関連記事>
 「観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の旅(往路:広島駅-海田市駅編) -うれしみプリン,パンを食べるサンド-
 「秋田と青森を結ぶリゾート列車「リゾートしらかみ」の魅力 -ジョイフルキャンディー・マグカツドック-
 観光列車・イベントの記事については,パソコン版サイト「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化体験・イベント」も御覧ください。

<参考文献>
 「etSETOra(エトセトラ)」パンフレット(JR西日本)
 「JR gazzete(JRガゼット)2020年11月号・etSETOraとSEA SPICA」(交通新聞社)
 「JR時刻表 2020年11月号・よくばり列車旅 広島編 etSETOra」(交通新聞社)

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