« 魚柄仁之助さんからいただいた長野の自家製かんぴょう -かんぴょう煮・かんぴょうの油炒め・かみなり汁- | トップページ | フードテックの世界 -培養肉と食用コオロギ(コオロギせんべい・コオロギチョコ)- »

2022年9月11日 (日)

産直市・産直野菜コーナーの魅力1 -皮付きヤングコーン・オカワカメ・花オクラ・紫ししとう(紫唐辛子)・エゴマの葉-

 産直市やデパート・スーパーマーケットの産直野菜コーナーへ行くと,地元で採れた面白い野菜や珍しい野菜を販売されていることがあります。

 たまたまその日だけ販売されているような野菜もあり,そうした「偶然の出会い」があるのも産直市・産直野菜コーナーの楽しみの1つです。

 今回は,産直野菜コーナーで見つけたちょっと面白い野菜・珍しい野菜をいくつか御紹介したいと思います。


ヤングコーン

 ヤングコーンはパック詰めや缶詰の状態でよく見かける野菜ですが,皮付き(葉付き)のヤングコーンが販売されていたので購入しました。

 皮付きのトウモロコシは季節になるとよく販売されていますが,皮付きのヤングコーンはちょっと珍しいです。

(ヤングコーン(皮付き))
Photo_20220911141101

 1本の長さが40~50cmありました。

 トウモロコシと同様に,包まれている皮(葉)をはぎ,中身を取り出してみました。

(ヤングコーン(皮付き・生ヤングコーン))
Photo_20220911141401

 取り出した瞬間「えっ,中身はこんなに小さいんだ」と驚きました。

 「ほとんど捨てるところじゃないか」と思うぐらい,タケノコのように何枚もの皮(葉)に包まれていました。

 茹でると,やわらかくてほんのり甘いヤングコーンになりました。

 パック詰めや缶詰で販売されているヤングコーンが,実は何枚もの大きな皮(葉)で包まれており,大変な労力がかけられた,とても貴重な1本であることがわかりました。


オカワカメ

 産直野菜コーナーで「オカワカメ」と呼ばれる野菜が販売されていました。

 オカ(丘・陸地)でできるワカメのような野菜ではないかと興味を持ち,購入しました。

(オカワカメ(包装))
Photo_20220911142501

 ビニール袋の中に,平べったい小さな葉がたくさん入っていました。

 ビニール袋からオカワカメを取り出してみました。

(オカワカメ)
Photo_20220911142601

 一見,近所にも生えてそうな普通の葉です。

(オカワカメの食べ方)
Photo_20220911143101

 オカワカメの食べ方が紹介されていました。

 「熱湯で5秒間茹でてサッと冷水で洗う。ポン酢をかけて食べる。また味噌汁・納豆・サラダの中に入れて,食感を楽しんでね!」

 海のワカメと同じような調理法でよいようです。

 それならと,まずはオカワカメをサッと茹で,冷水で洗ってみました。

(ゆがいたオカワカメ)
Photo_20220911143102

 葉が深緑色になり,表面にヌルヌルとしたぬめりが出てきました。

 ポン酢でいただくと,シャクシャクとした食感も楽しめました。

 このワカメにも似た「ぬめり」と「シャクシャク感」がオカワカメの特徴のようです。

 次に味噌汁の具にしてみました。

(オカワカメの味噌汁)
Photo_20220911143301

 オカワカメのほか,豆腐・大根・オクラが入った味噌汁です。

 オカワカメを味噌汁に入れてみると,その食感がワカメとそっくりなことがわかりました。


花オクラ

 夏の産直市・産直野菜コーナーではオクラをよく見かけますが,今回,あまり馴染みのない「花オクラ」と呼ばれる野菜が販売されていました。

(花オクラ(包装))
Photo_20220911143601

 ほとんどが花のようで,とてもやわらかく繊細でした。

(花オクラ)
Photo_20220911144101

 花びらを開いてみましたが,やはり黄色い花のみでした。

 花オクラは,花が食べられるようにオクラを品種改良したもののようです。

 その細長い形にオクラの面影を感じます。

 この花オクラでおひたしを作ってみました。

(花オクラのおひたし)
Photo_20220911144401

 花びらが綿のようにフワフワになりました。

 食べるとジュワッと溶けていくような感じです。

 苦味や渋味がないので食べやすいです。

 続いて味噌汁の具にしてみました。

(花オクラの味噌汁)
Photo_20220911144701

 花オクラから出る「ネバネバ」・「ぬめり」により,味噌が汁椀の底に沈殿しました。

 この「ネバネバ」・「ぬめり」が出るところは,オクラと一緒です。

 繊細な食感が楽しめるエディブルフラワーでした。


紫ししとう(紫唐辛子)

 一般的な「ししとう」は緑色をしていますが,産直野菜コーナーで「紫のししとう」が販売されていました。

(紫のししとう(紫唐辛子)(包装))
Photo_20220911145301

 包装の説明書きには「奈良の伝統野菜」,「種袋には『紫のとうがらし』と書いてありましたが,食べたら『シシトウ』でした。加熱すると緑色に変~身!なので,サッと火を通すのがおススメです」とありました。

(紫のししとう(紫唐辛子))
Photo_20220911145401

 茄子(ナス)のような濃い紫色をしています。

 「加熱すると緑色に変~身!」するのか,実際に加熱してみました。

(紫のししとう(紫唐辛子)(生のものと加熱したもの))
Photo_20220911145501

 写真上が生,写真下が加熱した「紫のししとう」です。

 加熱が進むにつれ,徐々に緑色に変化しました。

 生はカリカリ,加熱したものはシャクシャクした食感で,いずれも辛味はありませんでした。

 茹でた「紫のししとう」に醤油・酢・ゴマ油を加えてしばらく漬け,ナムルにしてみました。

(紫ししとうのナムル)
Photo_20220911145701

 紫のししとうに調味液がしっかりと浸み込み,ご飯のお供にぴったりの一品となりました。


エゴマの葉

 ある日,産直野菜コーナーで「エゴマの葉」が販売されていました。

 エゴマの葉はハングルでは「ケンニップ(ケンニプ)」と呼ばれ,韓国ではキムチ漬けにしたり,醤油漬けにしてよく食べられています。

 輸入食材店・韓国食材店などでは,エゴマの葉を使ったキムチの缶詰もよく販売されています。

 しかしながら,日本では生のエゴマの葉はあまり見かけません。

 どんな味がするのか興味を持って購入しました。

(エゴマの葉(包装))
Photo_20220911150301

 大葉を何倍も大きくしたような,大きな葉っぱが包装されていました。

(エゴマの葉)
Photo_20220911150401

 長さを測ってみると,縦が約20cm,幅が約15cmありました。

 大きい分,葉の肉厚もあり,表面が起毛でゴワゴワしていました。

(エゴマの葉(生のものと加熱したもの))
Photo_20220911150501

 写真左が生のエゴマの葉,写真右が加熱した(茹でた)エゴマの葉です。

 エゴマの葉を加熱すると緑色から濃い(暗い)緑色に変化しました。

 両方を食べ比べてみました。

 生のエゴマの葉は,見た目だけでなく,風味も大葉を何倍も凝縮させたような感じでした。

 肉厚なので多少食べにくさも感じました。

 加熱したエゴマの葉は,生に比べて青臭さは減りましたが,逆に大葉に似た香りは強まりました。ただ,期待したほどやわらかくはなりませんでした。

 牛肉を焼き,韓国料理風にエゴマの葉で包んでいただいてみました。

(エゴマの葉で包んだ牛焼肉)
Photo_20220911151001

 脂肪分が多い肉でも,さっぱりと美味しくいただくことができました。

 今回はシンプルに塩・こしょうで味付けした焼肉を包んで味わいましたが,エゴマの葉は少し香りが強いので,それに負けないコチュジャン(辛味噌)などのたれを使うのも良いと思います。

 エゴマの葉をキムチにして食べられるのも,そのままでは肉厚で香りの強いエゴマの葉を美味しくいただくために生み出された知恵なのでしょう。


まとめ

 産直市・産直野菜コーナーの野菜は,生産者の名前や写真が表示されているものも多く,その分,新鮮で安全・安心な野菜を安く買えるというメリットがあります。

 そして面白い野菜や珍しい野菜をゲットできるチャンスもあります。

 さらに消費者だけでなく,生産者にとっても,直接収入となり,消費者との交流もできることが喜びや励みにつながっているのです。

 今後も産直市・産直野菜コーナーで様々な野菜との出会いを楽しみたいと思います。

« 魚柄仁之助さんからいただいた長野の自家製かんぴょう -かんぴょう煮・かんぴょうの油炒め・かみなり汁- | トップページ | フードテックの世界 -培養肉と食用コオロギ(コオロギせんべい・コオロギチョコ)- »

食材と味の探究」カテゴリの記事

コメント

ヤングコーンの次はワカワカメかと思いましたが、オカワカメでした^o^
冗談はこれくらいにして、タケノコの皮は防腐効果もあり、おにぎりを包むには最適だったようですね。
ヤングコーンの皮もリサイクルできないか?
ワカワカメとワカメは、食感的にはよく似ているようですが、栄養価に違いはあるのでしょうか?
ワカメとオカワカメをブレンドした味噌汁を飲み、これはワカメ!これはオカワカメ!
と、味比べをするのも楽しそうですね^o^
エゴマの葉で包んだ牛肉も美味しそうですが、仰る通り香りが少々気になりますね(^_^)

紫のシシトウ、初めて知りました。とがった茄子みたい(笑)
オカワカメは聞いたことがありますが、見たのは初めてです。
本当にワカメみたいなんですね。
オカヒジキっていうのもありますが、うまいこと名前をつけたものですね~。
参考までい、ヤングコーンと花オクラは、私の大好き?なデイリーポータルzでこんなのありました。
https://dailyportalz.jp/kiji/youngcorn-shukaku
https://dailyportalz.jp/kiji/what-is-hana_okura

なーまん 様

なーまんさん,こんばんは。
早速コメントいただき,ありがとうございます<m(__)m>

私もタケノコの皮のように,ヤングコーンやトウモロコシの皮がリサイクル・活用できたらいいなと思います。
それぐらい,ヤングコーンは剥いでも剥いでも皮ばかりでした(^-^)

ワカワカメとワカメ,食感というより,語感が似てますね(笑)
オカワカメは,味噌汁に入れた時,見た目と食感がワカメの味噌汁そっくりだ!と思いました。
野菜と海産物ですから,栄養価に違いはあるでしょうが,どちらも体に良いことは間違いないでしょう。
ワカメとオカワカメを一緒に味噌汁に入れたら,ワケワカラナクなって,もったいないと思います(笑)
でも私もなーまんさんと同じことを考えました(笑)

エゴマの葉で包んだ焼肉は,実際に提供されている韓国料理店もあるようです。
エゴマの葉は香りが強いので,好きな人と嫌いな人に分かれそうです。
香りの強い葉物には,それに負けないパワーある調味料・食べ物と合わせるのが良いと思います。

野菜の話題,ちょっと気になりましたが,お付き合いいただき,ありがとうございました!

chibiaya 様

chibiayaさん,こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます!(^^)!

紫のししとう,ナスみたいに濃い色なので,もしかして辛いのでは?と思いましたが,普通に食べられました。緑色になるまで必死に茹でました。
オカワカメ,名前は御存知でしたか。私は名前すら知らず,珍しいので買いました(笑)
味噌汁に入れたら,本当にヌルヌルしてワカメみたいな色になり,びっくりしました。
オカヒジキは,名前は聞いたことがありますが,食べたことはないので,今度見つけたら買ってみます。

デイリーポータルZの記事を御紹介いただき,ありがとうございました。
ずばりヤングコーンと花オクラの特集記事だったので,食い入るように読ませていただきました。
ヤングコーンがトウモロコシを間引いたものの名称であること,売り物にならないものだったけど,最近は市場に出回るようになったこと(今回のヤングコーンも結構いいお値段しました…),花オクラとオクラの花は別物であること…などなど,とても参考になりました。
そして何より一番印象的だったのは,「私と同じような考えで行動している人がおられること」でした(笑)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 魚柄仁之助さんからいただいた長野の自家製かんぴょう -かんぴょう煮・かんぴょうの油炒め・かみなり汁- | トップページ | フードテックの世界 -培養肉と食用コオロギ(コオロギせんべい・コオロギチョコ)- »

最近のコメント

最近のトラックバック

2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ