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2024年1月21日 (日)

産直市・産直野菜コーナーの魅力4 -紅妃(こうひ)・紅菜苔(こうさいたい)-

紅妃(こうひ)

 広島市内のスーパーマーケットの産直野菜コーナーに珍しいキウイフルーツが販売されていました。

(紅妃(包装))
Photo_20240121071401

 「紅妃(こうひ)」というレッドキウイフルーツです。

(紅妃)
Photo_20240121071501

 販売されていた紅妃は、一般的なキウイフルーツに比べて小さいサイズでした。

 包丁で切って中身を確認してみました。

(紅妃(中身))
Photo_20240121071901

 中心が赤いのが特徴です。

 この赤はポリフェノールの1つ「アントシアニン」によるもので、抗酸化作用があります。

 買った直後は表面がまだ硬く、予想どおり食べても酸っぱいだけでした。

 ビニール袋にリンゴと一緒に入れて追熟させると良いようですが、私は包装された状態で1~2週間、冷蔵庫の野菜室に入れっぱなしにしておきました。

 すると次第に表面がやわらかくなり、食べ頃となりました。

 熟した紅妃は、酸味が少なく、とても甘いキウイフルーツでした。


紅菜苔(こうさいたい)

 同じスーパーマーケットの産直市コーナーで、菜の花のような野菜が販売されていました。

(紅菜苔(包装))
Photo_20240121072301

 「紅菜苔(こうさいたい)」です。

 長さが約60cmもある大きな野菜で、ところどころ菜の花に似た黄色い花が咲いていました。

 私は見た瞬間、広島の紅葉(もみじ)にちなんだ「紅葉苔(もみじごけ)」という名の地元野菜かと勘違いしました。

 陳列棚に横に寝かせる感じでたくさん積まれていました。

 大量に収穫できたのか、まだ知名度が低いからか、1束98円(税抜)で販売されていました。

 私はこの紅菜苔に興味を持ち、花束を抱えるような感じで買い物かごへ入れ、購入しました。

 自宅で紅菜苔をビニール袋から取り出してみました。

(紅菜苔)
Photo_20240121072801

 これ、見た目は葉っぱと茎がある花ですよね。

 私を含め、初めて見た人は、どこまで食べられるのか、そしてどうやって食べるのか戸惑うと思います。

 産直野菜のコーナーに商品として陳列されていたから食用だと安心して買えましたが、例えば野山で初めて紅菜苔を見かけたら、食べられるかどうか判断に迷うでしょう。

 先入観を持ちたくなかったので、インターネットや本などで下調べはせず、まずは直感で調理してみることとしました。

 茎は赤紫色をしています。

 茎の皮は、フキやイタドリのように少しかたく、繊維質もあったため、縦方向に皮をむいてみました。

(紅菜苔の茎と皮)
Photo_20240121073101

 赤紫色の皮をむくと、フキのような鮮やかな緑色の茎になりました。

 茎はくぼみがあり、太さも均一ではないため、その皮をむくのも意外と手間がかかりました。

 葉や花は「菜の花」に似ており、茎はフキに似ているため、まずは煮て「おひたし」を作ってみました。

(紅菜苔のおひたし)
Photo_20240121073201

 食感は、見た目と同様、菜の花やフキと似ていました。

 味は、クセのない葉物野菜の味で、菜の花、大根の葉、小松菜に似ていると思いました。

 続いて、紅菜苔を味噌汁の具にしてみました。

(紅菜苔の味噌汁)
Photo_20240121073401

 黄色い花がリアルに浮かんでいます。

 葉・花・茎の全てが使え、茎の皮も加熱すればやわらかくなり(アントシアニンが溶けて緑色になり)、独特のクセやにおい・えぐみもないため、他の葉物野菜と同様、様々な料理に気軽に使うことができます。

 次に、紅菜苔をゴマ油で炒めてみました。

(紅菜苔の油炒め)
Photo_20240121073601

 シンプルに塩だけの味付けにしたのですが、特に葉の旨味が凝縮されて美味しくいただけました。

 茎はアスパラガスを炒めたような味・食感でした。

 わざわざ皮をむく必要がないこともわかりました。

 最後に、おでんの鍋に紅菜苔をパラパラと入れ、さっと煮込んでみました。

(おでん(紅菜苔))
Photo_20240121073701

 シャクシャクとした食感で、おでんの汁を含んだ美味しい一品となりました。


 中国から日本に渡ってきて、和名は「紅菜花(べになばな)」と呼ばれるアブラナ科の野菜「紅菜苔」。

 洗って適当な大きさに切れば、そのまま煮物や炒め物に使え、独特のクセやにおい・えぐみもないので、実はとても扱いやすい野菜だとわかりました。

 翌日、同じ産直野菜コーナーへ行ってみると、まだ少しだけあったので、「こんなにお買い得な野菜はない」と追加で買いました。

 「紅葉苔(もみじごけ)」と勘違いした昨日とは一転し、「あっ、紅菜苔がある」と余裕の表情で(笑)

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コメント

キウイフルーツはニュージーランドのイメージが強いですが、最近スーパーでは国産とチリ産をよく目にします。
でも赤いのはまだ見たことないかな、たぶん。
毛の生えていない、ツルッとした皮なのですか?
野菜に「苔」という字を使われていると、何だかあんまり美味しそうな感じがしない(^^;)
紅葉苔がググっても全然見つからないので、そっちの方がが気になります…

紅妃(こうひ)は栽培がとても難しいレア品種の様ですね!
https://yokato.sgcnct.co.jp/products/detail/35

ウチでも良くキウイを追熟させて食べますが、こんな裏ワザがあるそうです!
https://weathernews.jp/s/topics/202305/290145/

なーまんは野菜きらいなので、紅菜苔(こうさいたい)について特にコメントはありませんが、黄色い花がとても綺麗^^
紅菜苔の味噌汁は視覚的にとても新鮮で、おでんと紅菜花のコラボは、野菜嫌いでも食べたくなる?
さすが食文化研究家でございますm(_ _)m

chibiaya 様

chibiayaさん、こんばんは。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。

おっしゃるとおり、キウイフルーツと言えばニュージーランドですね。
私が子供の頃、近所でもビニールハウスで栽培している農家さんを見かけたことがありますので、国産キウイも少なからず栽培されているものと思います。
ただ、最近の円安の影響で、ニュージーランド産が相対的に高くなっているようですね。チリ産もそうした影響かも知れません。
皮は割とつるっとしていますが、市販のキウイフルーツとあまり大きな差はありませんでした。

私も初めて買った際、chibiayaさんと同じく、「苔」という名前だとあまり美味しそうにないなと思ってしまいました(笑)
ただ、実際は美味しかったです!
「紅葉苔」ですが、私の思い違いなので、ググっても出てこないと思います。ごめんなさい<(_ _)>
読み方も「こうさいたい」よりも「こうたいさい」の方が呼びやすく、何度も間違えそうになりました(笑)

なーまん 様

なーまんさん、こんばんは。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。

なーまんさんは野菜はお苦手でも、果物はお好きのようですね。
紅妃について、色々お調べいただき、ありがとうございました<(_ _)>
紅妃が栽培が難しいレア品種だとは意識せず、パクパク食べてしまいました(笑)
美味しいけど病気になりやすく、とても手間がかかるのですね。
カカオのクリオロ種とよく似ているなと思いました。
追熟の方法、私は冷蔵庫(野菜室)に入れておくものと思っていましたが、室温の方が早く熟すのですね。
その際、リンゴやバナナを一緒に入れておくと良いようで、この方法だと私のように長期間置いておく必要はないのですね。勉強になりました。

紅菜苔(こうさいたい)、黄色い花がたくさんあったので、「こうしたい」というイメージを膨らませて写真を撮ってみました。
わざわざ花を味噌汁やおでんの具にして、一番目立つ場所へ配置しなくてもいいのですが、せっかくならと…(笑)
なーまんさんに少しでも関心を持っていただけて良かったです!(^^)!

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