食文化事例研究

2024年4月19日 (金)

広島のレモン菓子・レモンケーキ22 -呉市「NISHIMAKI」(シャルロット)の「まんまるレモンケーキ」-

タイムスリップイベント「クレトロ巡り」

 2024年3月24日(日)に、広島県呉市で呉海軍グルメと呉のレトロスポットを楽しむタイムスリップイベント「クレトロ巡り」(呉海軍グルメ研究会主催)が開催されました。

(「クレトロ巡り」チラシ)
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 私は呉YWCAで開催された「クレハイカラお茶会」に参加したり、ジャズや尺八の演奏を楽しんだりして、半日のんびりと過ごしました。

(呉YWCA2階・コーヒー)
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 館内では、着物・礼服・旧海軍の制服などで着飾った人々が思い思いの場所で写真撮影を楽しんでおられました。

 私はお茶席の合間に呉YWCA館内でコーヒーを飲んでくつろぐなど、和洋ごちゃ混ぜのハイカラな1日を過ごしました。

 呉YWCAの受付で手作りクッキーが販売されていました。

(呉YWCAで購入したクッキー)
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 ザクザクとした手作り感満載の美味しいバタークッキーでした。


NISHIMAKI(シャルロット)のまんまるレモンケーキ

 イベントに参加した後、呉YWCAに近いレストラン「NISHIMAKI」を目指しました。

 「NISHIMAKI(シャルロット)」のレモンケーキを購入するためです。

 しかしながら、お店の場所がよくわからず、呉駅まで戻ってしまいました。

 呉駅近くのショッピングセンター「ゆめタウン呉」で買い物して帰ろうと、食品売場を見て回っていると…呉銘菓のコーナーでNISHIMAKIの総菜やレモンケーキが販売されていました。

 一度はあきらめていただけに、喜びもひとしおでした。

(NISHIMAKI(シャルロット)のまんまるレモンケーキ(包装))
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 このレモンケーキの大きな特徴は、何と言ってもその形です。

 丸くてレモンチョコレートがかかったレモンケーキは珍しいです。

(NISHIMAKI(シャルロット)のまんまるレモンケーキ)
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 直径約6cm、高さ約3.5cmの丸いレモンケーキです。

 千葉・幕張メッセで開催された「スーパーマーケットトレードショー」にも出品され、好評だったようです。

(NISHIMAKI(シャルロット)のまんまるレモンケーキ(中身))
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 ケーキ生地に、レモンチョコレートが厚めにコーティングされています。

(NISHIMAKI(シャルロット)のまんまるレモンケーキ(底面))
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 レモンケーキの底も、こんがりと美味しそうな焼き色が付いています。

 しっとりとしたケーキ生地で、アーモンドと洋酒の香りが効いていました。

 レモンチョコレートにもレモンの酸味がしっかり効いており、レモンケーキを食べたという満足感がありました。

 瀬戸内の太陽をイメージするようなレモンケーキです。


<関連サイト>
 「呉海軍グルメ研究会」(月刊くれえばん編集室)
 「呉YWCA」(広島県呉市幸町3-1)
 「おうちレストランNISHIMAKI」(広島県呉市中通一丁目3-20 小柴ビル)

2024年2月18日 (日)

広島市植物公園「バレンタインフェスティバル2024」 -広島市植物公園のカカオとチョコレート講演会-

広島市植物公園のバレンタインフェスティバル

 今年も広島市植物公園でバレンタインイベントが開催されました。

(「バレンタインフェスティバル2024」チラシ)
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 私は2024年2月11日に広島市植物公園を訪問しました。

(広島市植物公園)
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 広島市植物公園です。奥の建物が大温室です。

 この大温室では,全国でも珍しいカカオが栽培されています。

 大温室に向かって階段を上がっていくと、絵画の展示コーナーがありました。

(「植物公園 de アート」)
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 セザンヌ、ミュシャなどの絵画と花が展示されていました。


カカオ豆とチョコレートの香りがするランの花

 大温室に着き,園内でカカオを探しました。

 「くだものと暮らしのコーナー」のエリアに、カカオの木があり、よく見るとカカオの実もなっていました。

(カカオの木・カカオの実)
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 緑色のカカオの実です。

 カカオは大きく分けて3つの品種があります。

(カカオの種類)
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 フォラステロ種,トリニタリオ種,クリオロ種です。

 フォラステロ種は世界で最も多く栽培されている品種,逆にクリオロ種は世界の生産量の1%程度しか栽培されていない希少品種,トリニタリオ種はフォラステロ種とクリオロ種のハイブリッド(いいとこ取り)です。

 次に「チョコレートの香りがするラン」を探しました。

(オンシジウム・シャリーベイビーのエリア)
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 チョコレートの香りがするランは、「オンシジウム・シャリーベイビー」という名で知られています。

 色はワインレッド・薄ピンク・白で構成され、見た目にもチョコレートの香りがしそうな花です。

 昨年の記事で「チョコレートの香りがするランが気になる」とのコメントをいただいたので、今回は見つけることができて良かったです。

 花に近づいて香りをかいでみました。

(オンシジウム・シャリーベイビー)
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 「おおっ、これはまさにチョコレートの香り!」

 カカオ豆を発酵させて初めて発するチョコレートの香りが、このランからなぜ発せられるのか不思議でなりませんでした。

 チョコレートの香りがする「シャリーベイビー」という名のカクテルを作ったら話題になるのではないかしラン。


ベゴニア温室と「カカオとチョコの秘密」展示

 続いて、ベゴニア温室へ行ってみました。

(ベゴニア温室入口・バレンタイン装飾)
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 ハート形のカラフルなアーチが設置されていました。

 室内には、色とりどりのベゴニアが並び、「カカオとチョコの秘密」についての説明書きもありました。

(ベゴニアと「カカオとチョコの秘密」展示)
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 また、同じ室内で「99本のバラと記念撮影」イベントも開催されており、家族連れなどで賑わっていました。


森のカフェのバレンタインデー限定ティラミスセット

 次に、ベゴニア温室の向かいにある「森のカフェ(ログハウス)」へ行きました。

 私の目当てはこちらです。

(バレンタインデー限定ティラミスセットの案内)
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 バレンタインデー期間限定・数量限定の「ティラミスセット」です。

 注文してしばらく待っていると、ティラミスセットが用意されました。

(バレンタインデー限定ティラミスセット)
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 ココアパウダーがたっぷりかけられたティラミスとコーヒー(ドリンク)のセットです。

 公園の庭を眺めながら、美味しくいただきました。


絵本「ひと粒のチョコレートに」の朗読とチョコレート作り体験イベント

 森のカフェでくつろいだ後,展示資料館へ行きました。

(めーでるちゃんと展示資料館)
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 この展示資料館の2階講堂で、チョコレートの専門家・佐藤清隆先生(広島大学名誉教授)によるバレンタインフェスティバル関連イベント「絵本の朗読とチョコレート作りの体験」が開催されました。

 講堂入口で佐藤先生とお会いし、「おっ、久しぶり~」と声をかけていただきました。

 講演会開始までの間、佐藤先生から近況を伺いました。

 先月(2024年1月)、チョコレートについて詳しく紹介した「チョコレートを極める12章」(幸書房)という本を出版されたそうで、その本のパンフレットをいただきました。

(佐藤清隆「チョコレートを極める12章」(幸書房)パンフレット)
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 あと、佐藤先生がミルクチョコレートについて調べた結果、「ミルクチョコレートはスイスのダニエル・ペーターがアンリ・ネスレの協力なしに単独で開発した」という資料が見つかり、その資料をもとに実際にミルクチョコレートが作れることも確認できたというお話も伺いました。

 このお話が事実だと、自分が書いたブログ記事が間違っていることとなるため、私は困った表情で「えーっ」と佐藤先生に返答しました。

 ちなみに、ウィキペディアの「ダニエル・ペーター」の記事も加筆・修正されています。

 あと、カカオニブを砂糖と一緒に食べると甘いチョコレートの味になり、さらに粉末タイプのコーヒーミルクを加えるとミルクチョコレートの味になるというお話も伺いました。

 興味深い雑談を伺っているうちに、講演会開始時刻を迎えました。

 講演会は、佐藤先生が書かれた絵本「ひと粒のチョコレートに」(福音館書店)の朗読が中心で、その合間にチョコレートに関するクイズが出されたり、チョコレート製造工程の一部を体験できたりと、盛りだくさんの内容でした。

 事前に受付で紙皿にのせたローストカカオ豆と砂糖をいただきました。

(ローストカカオ豆と砂糖)
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 このカカオ豆は、ベネズエラの農園からフェアトレードで入手した高級な豆だそうです。

 絵本の朗読の途中、佐藤先生から会場の皆さんへ「カカオ豆の殻を割って中の実(胚乳・カカオニブ)を取り出してみてください」というお話がありました。

 私も爪を使い、カカオ豆の硬い殻を取り除いてみました。

(カカオ豆とカカオ豆の皮)
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 写真左上が殻を割る前の(ロースト)カカオ豆、左下が殻(皮)を取り除いた「カカオニブ(カカオの胚乳)」です。

 写真右側は取り除いたカカオの殻と皮で,外皮の「カカオシェル」と薄皮の「カカオハスク」があります。

 次に佐藤先生から「カカオニブの中に小さく細長い棒(胚芽)があるので取り出してください」とお話があったので、「今回こそは自力で(胚芽を)見つけるぞ」と意気込んで取り組みました。

 カカオニブをよく観察してみると、先端部に丸い穴が開いている箇所がありました。

(カカオニブ先端部の丸い穴)
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 「この穴に胚芽があるのではないか」と思い、この箇所からカカオニブを縦半分に割ってみました。

(カカオニブ(縦割り)とカカオニブの胚芽)
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 正解でした。赤丸を付けたのがカカオニブの胚芽(ジャーム、チュニブ)です。

 5mm前後の大きさで,小さい茶柱のような形をしています。

 この胚芽はとても固くて苦いだけなので、チョコレートを作る際には取り除く必要があります。

 胚芽を取り除いたカカオニブを、まずはそのままいただきました。

 ローストしたアーモンドのような食感で、味はカカオ100%の苦いチョコレートでした。

 次に手のひらの上にカカオニブをのせ、その上から砂糖(グラニュー糖)をたっぷりかけたものをいただきました。

(砂糖を加えたカカオニブ)
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 「あっ、甘くて食べやすいチョコレートに変わった!」

 砂糖をかけるだけで、とても食べやすくなりました。

 私は普段、コーヒーや紅茶に砂糖を使うことはないのですが、このカカオニブには砂糖をたっぷりかける方が断然美味しいことがわかりました。

 普段スティックシュガーを全く使わない私が、挙句の果てには、スティックシュガーを直接口に流し込む始末でした(笑)

 絵本の朗読が進む中、チョコレート作り体験も行われました。

 ボウルには、すでにテンパリング(温度調整・結晶化)済みのチョコレートが用意されていました。

(チョコレートと温度計)
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 作業時に一定の温度(27℃~32℃)を保つことがとても重要らしく、溶かしたチョコレートを金属トレーへ移し替える時でさえ、佐藤先生はそのトレーをドライヤーの熱風で温めておられました。

 液体のチョコレートを金属トレーに移し替えると、すぐにトレーを机にバンバン打ち付け、チョコレートの中の空気を抜く作業(タッピング)に取り組みました。

(タッピング作業の様子)
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 最初に佐藤先生が実演したのですが、「バシャン、バシャン」と会場に大きく鳴り響くレベルでトレーを机に叩きつけられました。

 続いて会場の子供たちもタッピング作業を体験しました。

 タッピングを終えたチョコレートは、すぐに冷蔵庫に入れて冷やし固められました。

 絵本の朗読が終わる頃、植物公園の職員の方が完成した板チョコレートを持って来られました。

 最後にこの板チョコレートを一口サイズに割る作業の体験がありました。

 これも子供たちが担当しました。

(冷やし固めたチョコレートを割った様子)
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 滑らかで光沢のあるチョコレートに仕上がりました。

(チョコレートの試食)
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 ガーナ産カカオ豆70%のチョコレートです。

 カカオニブをかじっているような、純粋な美味しさを味わえるビターチョコレートでした。

 チョコレートを味わった後、参加者から佐藤先生へ「砂糖抜きのチョコレートの作り方」についての質問が出たのですが、私は「さとう」抜きにはチョコレートは語れないと思います(笑)


今回の講演会で新たに学んだこと

 今回の講演会で私が新たに学んだことをまとめます。

・カカオ豆の発酵と乾燥は農園で、ロースト以降の行程はチョコレート工場で行われる。

・テンパリングの失敗などで、チョコレートの表面が白くなる現象は「ブルーム(花が咲く)」と呼ばれる。

・テンパリングを失敗しても、やり直しが可能。

・タッピングはとても大きな音がするので、チョコレート工場では耳栓をして作業されている。

・カカオの産地ではカカオ豆が通貨となり、1粒で鶏卵1個、10粒でニワトリ1羽、100粒で奴隷1人と交換できた。

・メキシコのカカオ農園では食事としてカカオのドリンクが飲まれている。

・カカオのドリンクは1杯約500~600キロカロリーあり、ビタミンCを補うため唐辛子を加え、塩分を補うため塩が加えられる。

・チョコレートはカフェインは少なく、テオブロミンが多い。

・ヨーロッパのホテルでは安眠を誘う目的で、部屋に少量のチョコレートが置かれていることがある。


まとめ

 講演会終了後,佐藤先生に御挨拶し、会場を後にしました。

 後日、佐藤先生が執筆された本「チョコレートを極める12章」を購入しました。

 ミルクチョコレートの真相を知るため、真っ先にその記事を読んだのですが、その中で佐藤先生はダニエル・ペーターの実験ノートの話題に触れ、①ペーターとネスレは(ミルクチョコレート開発の)共同作業をしていない、②ネスレは粉ミルクを作っていない、と紹介されています。

 アンリ・ネスレは「粉ミルク」ではなく「母乳代替食品(ミルクに砂糖を加えて水分を飛ばし、焼成した小麦粉ラスクの粉末やミネラルを加えた食品)」を開発し、それに影響を受けたダニエル・ペーターはそれとは別にミルクチョコレートの研究に力を注ぎ、ミルクチョコレートを開発した、というのが真相のようです。

 あと、ネスレの元々の名前「ネストレ」(「ネスレ」は後でフランス風にアレンジした名前)は、ドイツ語で「小さな巣」を意味するという話にも興味を持ちました。

 この文章を読んだ瞬間、ネスレのシンボルマークが思い浮かびました。

(ネスレのシンボルマーク)
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(ネスレ日本のウェブサイトから引用)

 親鳥が巣で待ち構える雛(ひな)に食べ物を与えるイメージで、ネスレは母乳代替食品の開発に力を注いだのかも知れません。


 佐藤先生は現在、NHKの取材を受けておられ、「あしたが変わるトリセツショー」という番組でチョコレートの研究成果が紹介されるとのお話でしたので、御興味ある方は御覧ください。(2024年5月9日(木)放送予定)


<関連サイト>
 「広島市植物公園」(広島市佐伯区倉重三丁目495番地)
 「ネスレ日本

<関連記事>
 「カカオ豆とチョコレート
 「チョコレートの新しい潮流2 -ハイカカオと機能性チョコレート,発酵の重要性-
 「チョコレートの魅力 -ショコラミルの実演とオランジェット作り体験-
 「広島市植物公園「バレンタインフェスティバル2023」 -広島市植物公園のカカオとチョコレート講演会-
 このほか「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「チョコレートの研究」を御参照ください。

<参考文献>
 佐藤清隆「チョコレートを極める12章」幸書房

2023年10月 1日 (日)

日本各地のレモン菓子・レモンケーキ6 -東京・山の上ホテルの「山の上レモン」・「山の上マロン」-

東京・神田駿河台の「山の上ホテル」

 東京・神田駿河台の高台に「山の上ホテル」があります。

 アールデコ調の名建築ホテルで、甲斐みのり著「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」やテレビ大阪のドラマ「名建築で昼食を」でも紹介されています。

(山の上ホテル)
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 ホテルの名称どおり、坂を登った高台の上にあります。

 出版社の多い神田神保町に近いことから、川端康成、三島由紀夫、池波正太郎など数多くの作家に愛されたホテルとしても知られています。


「山の上レモン」と「山の上マロン」

 このホテルのロビー喫茶で、レモンと栗の焼菓子を購入しました。

(「山の上マロン&レモン詰め合わせ(5個入り)」)
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 「山の上マロン」3個、「山の上レモン」2個の詰め合わせです。

 山の上ホテルオリジナルの箱に詰められ、リボンもかけていただきました。

 また、夏の暑い時期に伺ったことから、「山の上レモン」のレモンチョコレートが溶けないように保冷剤を2個同梱してくださいました。


【山の上レモン】

 広島の自宅に戻り、レモンチョコレートが溶けてないかと恐る恐る箱を開けてみましたが、大丈夫でホッとしました。

(山の上レモン)
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 こちらが「山の上レモン」です。

 いわゆるレモンケーキで、サイズは横約7cm、幅約5cm、高さ約3.5cmと標準的なサイズです。

(山の上レモン(中身))
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 レモンチョコレートが厚めにコーティングされており、ケーキ生地には細かいレモンピールが入っています。

 いただいてみると、レモンチョコレートに強いレモンの酸味を感じました。

 生のレモンを丸かじりしたかのような、かなり強い酸味です。

 ケーキ生地はバターケーキで、深いコクとほろ苦さを感じました。

 「最強レベルの酸味に仕上げたレモンチョコでコーティングした王道のレモンケーキ」です。


【山の上マロン】

 続いて「山の上マロン」を御紹介します。

(山の上マロン)
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 本物の栗そっくりに作られた山の上ホテルオリジナルの焼菓子です。

 サイズは直径約5.5cm、厚さ約3cmです。

 私はサザエさんの登場人物「カツオ」のいがぐり頭に見えてなりません(笑)

(山の上マロン(中身))
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 ほのかなチョコレート風味のケーキ生地です。

 栗の底部分はビターチョコレートをコーティングし、けしの実をまぶして表現されています。

 そしてケーキ生地の中にはフランス産のマロングラッセが入っています。

 甘さ控えめで、マロングラッセをしのばせた、大人向けのマロンケーキです。


 「名建築で焼菓子を」いかがでしょうか。


<関連サイト>
 「山の上ホテル」(東京都千代田区神田駿河台1-1)
 「名建築で昼食を」(テレビ大阪)

<関連記事>
 「ガスビル食堂で昼食を -特製ガスビルカレー(ビーフカレー)・ムーサカ-

<レモンケーキ関連記事>
 「レモンのお菓子」(「chibiaya日記」)
 埼玉県在住のchibiayaさんが,関東で販売されているレモンケーキを中心に,レモンケーキの情報を詳しく紹介されています。
 当ブログ「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「レモンケーキ・レモン菓子」も御参照ください。

2023年8月27日 (日)

菅原道真ゆかりの地(大阪府藤井寺市道明寺)で道明寺粉と道明寺桜餅について学ぶ

道明寺桜餅と道明寺

 和菓子の桜餅は、小麦粉の生地で作られた関東風の「長命寺桜餅」と、もち米(道明寺粉)で作られた関西風の「道明寺桜餅」の2種類に分類できます。

 その「道明寺」という名称のルーツである大阪府藤井寺市の道明寺。

 和菓子好きな方、和菓子を作っておられる方、食文化に興味をお持ちの方などで、このお寺の名前を御存知の方も多いと思います。

 今回、道明寺粉と道明寺桜餅について学ぶため、大阪府藤井寺市道明寺を訪問しました。


近鉄・道明寺駅と道明寺天神通り商店街

 近鉄南大阪線・準急列車で近鉄・道明寺駅に到着しました。

(近鉄列車と道明寺駅ホーム(準急・河内長野行きと普通・柏原行き))
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 道明寺駅は近鉄・南大阪線と道明寺線の駅です。

 駅を出てすぐの場所に、「大坂夏の陣・道明寺合戦記念碑」がありました。

(大坂夏の陣・道明寺合戦記念碑)
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 道明寺合戦は、大坂夏の陣で真田幸村軍と伊達政宗軍が激突した戦いです。

 それから約400年の時を経た夏、ようやく私が道明寺の地にたどり着きました(笑)

 道明寺駅周辺の地図を見ると、道明寺と道明寺天満宮があり、その寺社に続く商店街「道明寺天神通り商店街」がありました。

(道明寺天神通り商店街)
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 どこか懐かしさを感じる、地域に密着した商店街です。

 道明寺を訪問する前に、ぜひとも調達しておきたい食べ物がありました。

 桜餅です。

 道明寺周辺のお店で桜餅を買って、道明寺境内でいただく、名付けて「道明寺作戦」。

 戦いの火ぶたが切って落とされ、スマートフォンを片手に「桜餅はどこじゃ、どこにあるのじゃ」と目の色を変えて和菓子店を探しました。

 そうして見つけたお店が「御菓子司 梅屋店舗」です。

(御菓子司 梅屋店舗)
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 「見つけたり!」

 でもお店のシャッターがちょっと気になり…さらにお店に近づいてみると…。

(休業の貼り紙)
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 「誠に勝手ながら しばらくの間休業させていただきます」

 「無念じゃ、安芸の国から参ったのに、実に無念じゃ…」

 明らかにトーンダウンして引き戻しました。

 でも気分だけでも味わいたいと思い、道明寺近くのスーパーマーケットへ行きました。

(食品館アプロ 道明寺店)
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 和菓子コーナーへ行くと、季節外れなので桜餅はなかったものの、土用餅と柏餅のセットが販売されていました。

 この和菓子セットを購入し、道明寺へ向かいました。


道明寺

 道明寺入口にたどり着きました。

(道明寺入口)
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 少し緊張しつつ、山門に向かいました。

(道明寺山門)
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 気を引き締めて、山門をくぐりました。

 入ってすぐのところに、道明寺略縁起(りゃくえんぎ、起源・由来)がありました。

(道明寺略縁起)
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 道明寺の由来については、後ほどまとめて御紹介します。

(道明寺案内板)
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 こちらは道明寺の案内板で、現代版「道明寺略縁起」です。

(道明寺本堂(遠景))
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 こちらが道明寺の本堂です。

 さらに歩いて近づいてみました。

(道明寺本堂)
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 道明寺本堂を正面から眺めた様子です。

 心ばかりのお賽銭を納め、手を合わせました。

(伊藤柏翠の句碑)
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 境内に句碑がありました。

 その1つ、伊藤柏翠(いとう はくすい)の「大安で吉日 梅の道明寺」という句碑です。

 いくら桜餅に道明寺粉が使われようと、菅原道真と言えばやはり「梅」なのですね。

 ひととおり境内を散策した後で、椅子に腰かけ、休憩を兼ねて和菓子をいただきました。

 境内で食べることに少し申し訳なさを感じましたが、お賽銭を納めたことでお許しをいただこうと思います。

(土用餅・柏餅)
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 道明寺でいただいた土用餅と柏餅です。

 ここで道明寺桜餅をいただきたかった…(笑)


道明寺天満宮

 道明寺に隣接して道明寺天満宮があります。

 天満宮と言えば、菅原道真を祭神とする神社で、北野天満宮(京都)、大宰府天満宮(福岡)、防府天満宮(山口)など全国各地にありますが、道明寺天満宮もその1つです。

 この道明寺天満宮を訪問しました。

(道明寺天満宮神門)
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 天満宮の梅の紋章もあります。

(道明寺天満宮注連柱・灯籠)
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 道明寺天満宮の注連柱(しめばしら)と灯籠(とうろう)です。

 さらに中へと進みました。

(道明寺天満宮拝殿)
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 こちらが道明寺天満宮の拝殿です。

 梅の紋章があちこちに配されています。

 ならば天神さまお使いの「牛」もいらっしゃるのではないかと探してみると…

(撫で牛)
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 やはりいらっしゃいました。

 ここで私も一句。

 「東風(こち)吹かば におひおこせよ 桜餅 桜なしとて 餅を忘るな」

 意味「(道明寺や道明寺天満宮に)桜のおもかげはなくとも、桜餅のことも忘れないでほしい。せめて桜餅の匂いだけも感じられたら…」

 道明寺桜餅への深い思い入れが感じられる一句です(笑)


道明寺粉についてわかったこと

 今回道明寺や道明寺天満宮を訪問し、道明寺粉についてわかったことをまとめてみます。

○土師氏の寄進により建立された尼寺で、当初は「土師寺」と呼ばれていた。

○菅原道真の伯母の覚寿尼(かくじゅに)が住職をしていたこともあり、菅原道真自身もよくこのお寺を訪問した。

○菅原道真は、土師氏の後裔(こうえい)にあたる。

○本尊の国宝十一面観音菩薩像は、菅原道真が自ら刻んだ像だと伝えられている。

○菅原道真の左遷が決まった時、菅原道真は土師寺を訪れ、覚寿尼と別れを惜しんだ。

○菅原道真の死後、「土師寺」は菅原道真の号「道明」にちなんで「道明寺」と改められた。

○桜餅の材料として有名な「道明寺粉(糒、ほしい、ほしいい)」は、菅原道真が太宰府に左遷された後、覚寿尼が毎日お供えした御膳のお下がりを多くの人に分け与える為に乾燥・貯蔵したことが始まり。

 道明寺粉は、お供えした後のごはんをパラパラに乾燥させた「干し飯(ほしいい)」のことで、それを蒸したり茹でたりすることで、再びごはんやお餅に戻して食べられたようです。

 「菅原道真へのお供えしたご飯のお下がり」が「道明寺糒(道明寺粉)」へとつながり、やがてその道明寺粉が和菓子の材料として用いられるようになり、道明寺粉の名前を冠した道明寺桜餅として西日本を中心に広まったのです。


まとめ

 藤井寺市道明寺は、「道明寺桜餅」発祥の地というよりは、桜餅の材料となる「道明寺粉(糒、干し飯)」発祥の地であり、菅原道真ゆかりの地であることがわかりました。

 そのため、本来は菅原道真と関わりの深い「梅」の街なのですが、全国的には道明寺粉を使った道明寺桜餅が有名になったため、「桜」の街だと思われることもあるのです。

 ちなみに、後になって知ったのですが、道明寺では「道明寺糒(どうみょうじほしい)」が1本千円で販売されているようです。

 私も「あっ、ほしい」と思ったのですが、時すでに遅しでした。

(近鉄列車と道明寺駅ホーム(普通・古市行きと普通・柏原行き))
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 菅原道真ゆかりの地を訪問したことで、様々なことを学べました。


<関連サイト>
 「蓮土山 道明寺」(大阪府藤井寺市道明寺1-14-31)
 「道明寺天満宮」(大阪府藤井寺市道明寺1-16-40)

<関連記事>
 「関東の和菓子と関西の和菓子 -和菓子の比較検証-

2023年7月30日 (日)

広島のレモン菓子・レモンケーキ21 -「ひろしまんきつフェア」宮島レモンクリーム大福・4種の生レモンケーキ-

ヒロシマルシェエット「ひろしまんきつフェア」

 「ヒロシマルシェエット(Hiroshimarche Etto)」(そごう広島店5階)で、広島・瀬戸内の魅力ある商品が集められたイベント「ひろしまんきつフェア」(2023年7月18日~30日)が開催されています。

(「ひろしまんきつフェア」広告)
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(「ひろしまんきつフェア」広告を一部抜粋・引用)

 広電宮島口旅客ターミナルに直結する観光商業施設「etto(エット)」と「ヒロシマルシェエット」のコラボレーションイベントで、「etto(エット)」に出店されているお店の商品やイベントオリジナル商品が販売されています。

 「えっと(エット)」とは、広島弁で「たくさん」とか「ずいぶん」という意味の言葉です。

 例えば「えっと食べんさい(たくさん食べてね)」、「えっと考えたんよ(ずいぶん考えたのよ)」、「えっと先じゃ(ずいぶん先のことだ)」という風に使います。

 「ヒロシマルシェエット」や「etto(エット)」の「えっと」には「広島の魅力をたくさん集めたお店」という意味が込められているように思います。

 私も先日「ヒロシマルシェエット」のカフェコーナーに伺い、「ひろしまんきつフェア」に出展されたお菓子をいただきました。


パティスリーパック「宮島レモンクリーム大福」

 「ひろしまんきつフェア」のカフェ(イートイン)コーナーで2種類のレモンのお菓子をいただきました。

 まずは「宮島レモンクリーム大福」から御紹介します。

(宮島レモンクリーム大福)
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 広島県廿日市市の洋菓子店「パティスリーパック(Pâtisserie Pâques)」の「宮島レモンクリーム大福」です。

 冷やした状態で御提供いただきました。

(宮島レモンクリーム大福(中身))
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 やわらかい求肥(餅)の中には、クリームチーズ風味のクリームと広島県産レモンジャムが包まれていました。

 ひんやりとして甘酸っぱいクリームチーズに、レモンの酸味・風味が凝縮されたレモンジャムがアクセントとなり、レモン風味の効いた冷たいクリームチーズケーキをいただいている感じでした。

 レモン風味の白あんを餅で包んだ和菓子のレモン大福をよく見かけるようになりましたが、今回のような洋菓子感覚でいただけるレモン大福は珍しく、今後の動向が注目されます。


島ごころ「生レモンケーキ」

 続いては、広島県尾道市瀬戸田町のレモン菓子店「島ごころ」の「生レモンケーキ」を御紹介します。

 このレモンケーキは、今回のイベントのために作られた特別なレモンケーキです。

 目の前に出された瞬間、「えっ」と驚きました。

(「ひろしまんきつフェア」限定・4種の生レモンケーキ)
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 4種の生レモンケーキ(島ごころオリジナル・スイカゼリー・ラムネゼリー・レモネードゼリー)をそれぞれ十字に4等分し、その4分の1ずつのパーツを集めて1個のレモンケーキの形に再現されています。

 つまり、1個で4種の味を楽しむことができるレモンケーキなのです。

(「ひろしまんきつフェア」限定・4種の生レモンケーキ(中身))
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 レモンケーキに各種ゼリーがコーティングされ、冷やすことで生タイプのレモンケーキに仕上げられています。

 ケーキ生地の中にはレモンピールがザクザク入っています。

 いただいてみました。

 4等分にカットされたレモンケーキ1つ1つが、ちょうど良い一口サイズになっていました。
 (すぐバラバラになるのでテイクアウトは難しいですが…(笑))

 夏らしいスイカ、ラムネ、レモネードのレモンケーキを味わうことができました。

 お店の方に「このレモンケーキはとても珍しいですね」とお話しすると、お店の方は「欲張ったレモンケーキにしたいと、今回のイベントのために無理言って特別に作ってもらったんです」と嬉しそうにおっしゃっていました。

 「ひろしまんきつフェア」で広島のレモン菓子を「えっと」満喫しました。

<関連サイト>
 「ヒロシマルシェエット(Hiroshimarche Etto)」(広島市中区基町6-27 そごう広島店本館5階)
 「etto(エット)」(広島県廿日市市宮島口 宮島口旅客ターミナル隣)
 「パティスリーパック(Pâtisserie Pâques)」(宮島口etto店 広島県廿日市市宮島口1-11-8)
 「島ごころ」(広島県尾道市瀬戸田町沢209-32)

<レモンケーキ関連記事>
 「レモンのお菓子」(「chibiaya日記」)
 埼玉県在住のchibiayaさんが,関東で販売されているレモンケーキを中心に,レモンケーキの情報を詳しく紹介されています。
 当ブログ「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「レモンケーキ・レモン菓子」も御参照ください。

2023年7月23日 (日)

あずきの研究17 -小倉トーストの美味しい食べ方を考える(「小倉バタバタトースト」の提案)-

広島ガーデンパレスの「大名古屋モーニング」

 JR広島駅の新幹線口から歩いて約5分の場所に、ホテル「広島ガーデンパレス」があります。

(広島ガーデンパレス)
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 このホテルの1階にあるレストラン「メイプル」には、「大名古屋モーニング」という朝食が用意されています。

(大名古屋モーニング看板)
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 ホテル玄関の看板です。

 私は2022年9月末、会議でこのホテルを利用させていただいた際にこの「大名古屋モーニング」のことを知りました。

(大名古屋モーニングの案内)
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 広島で小倉トーストをはじめとする名古屋のモーニングが味わえるとは、「名古屋めし」好きにはたまらないサービスです。

 名古屋ではなく「大名古屋」というネーミングが、名古屋駅前の「大名古屋ビルヂング」と同様にインパクトがあり、いかにも名古屋らしくて魅力的です。

 尾張名古屋から広島に来られた支配人の方がプロデュースされたメニューで、「どえりゃーうみゃー」と紹介されています。

 ホテルで格安の値段で特別なモーニングが味わえるのはどえりゃー嬉しい話なのですが、時間的制約があります。

 毎朝9時~11時の時間帯(朝食と昼食の間の時間帯)限定のサービスなのです。

 私は休日か出張の前にタイミングが合えば行けるレベルですが、それでも名古屋めしのモーニングを求めて、タイミングを作って何度も伺いました。

(大名古屋モーニング(2022.11.6))
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 こちらが「大名古屋モーニング」のセットです。

 ドリンク(コーヒー・紅茶・ミルク)に、トースト、小倉あん、バター、味噌ドレッシングサラダ、スクランブルエッグ、きしめんが付いた「大名古屋」と呼ぶにふさわしい豪華なモーニングです。

 現在は700円ですが、この当時は600円でした。

 こんなにリーズナブルなお値段でもテーブルカトラリー(箸、スプーン、フォーク、バターナイフなど)がずらりとセットされるところに、ホテルレストランのプライドを感じます。

(味噌ドレッシングサラダ)
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 サラダには、赤味噌ドレッシングがかけられています。

(大名古屋モーニング(2023.1.17))
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 この日のサラダは、なぜかフレンチドレッシングだがね(笑)

 とろくしゃーこと言わんと、次へいこまい。(つべこべ言わず、次へ行きましょう。)

(大名古屋モーニング(2023.1.20))
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 きしめんには、かまぼこ、甘い油揚げ、かつお節、青ねぎがトッピングされています。

 かつお節がたっぷりとのせられ、しっかりとかつお風味が効いたきしめんです。

(大名古屋モーニング(2023.5.4))
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 コーヒー以外はサービス品と考えると、とても豪華です。

(大名古屋モーニング(2023.5.6))
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 トーストの配置も日によって違うもんで(笑)

(大名古屋モーニング(2023.6.10))
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 小倉あんはアイスクリーム1個分(アイスクリームディッシャー1個分)ぐらいの量があるので、トーストに塗るには十分な量です。

(大名古屋モーニング(2023.7.15))
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 この日はトーストが立ててあるでよー。

(大名古屋モーニング(2023.7.22))
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 こうして並べてみると、いろんな配置パターンがあることがわかります。

(大名古屋モーニング(2023.7.23))
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 この「大名古屋モーニング」、皆さんはどういう順番で召し上がるでしょうか。

 私の場合は、まず第1ステージとして、①前菜感覚で味噌ドレッシングサラダを食べ、②次にスクランブルエッグと青菜を食べ、③温かいきしめんを食べて1つの山場を迎えます。
 続いて第2ステージとして、④小倉トーストを食べ、⑤残った小倉あんをデザート感覚でパクっと食べてから、⑥締めのコーヒーを楽しむという順番です。

 この順番は、何度食べても変えられません。

 ただ、この順番だと、せっかく御用意いただいた温かいトーストもコーヒーも冷めてしまいますが(笑)

 トーストについては、こんな食べ方をしたこともありました。

(スクランブルエッグトースト)
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 小倉トーストを楽しむためのモーニングだもんで、だちゃかん(ダメだ)って(笑)

 様々な料理があり、人それぞれの食べ方で楽しめることも「大名古屋モーニング」の利点だと思います。


小倉トーストの美味しい食べ方

 「大名古屋モーニング」の小倉トーストを何度もいただくうちに、小倉トーストのベストな作り方・食べ方を見つけました。

 トーストにバターを塗ったり、あんこを塗ったりして、その都度写真を撮りながら「ああでもない、こうでもない」と試しながら味わう姿は、お店の方々から見ると、きっと変な人間だと思われたことでしょう。

 でもそのおかげで、皆様にも自信を持っておすすめできる小倉トーストの食べ方を見つけることができましたので、御紹介したいと思います。

 当初、私が作っていた小倉トーストは、熱々のトーストにバターを塗り、その上に小倉あんを塗ったものでした。

(「小倉あんのせバタートースト」)
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 バターとトーストの一体感を重視した小倉トーストで、この方法が一般的だと思います。

 これを「小倉あんのせバタートースト」と呼ぶことにします。

 ただ、この「小倉あんのせバタートースト」は、小倉あんの味が勝ってしまい、小倉あんとバターが口の中で溶け合う感動までは味わうことはできません。

 そこで、この方法とは逆に、トーストにまず小倉あんを塗り、その上にバターを塗る方法にしてみました。

 これを「あんバタートースト」と呼ぶことにします。

(「あんバタートースト」)
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 この「あんバタートースト」だと、バターを直に味わえるため、小倉あんだけでなく、バターのリッチなコクとうま味も味わうことが出来ます。

 この「あんバタートースト」は、市販の「あんバターサンド」、「小倉ネオマーガリン」、「小倉&マーガリン」などに近い味わいです。

 ただ逆に、バタートーストとしての一体感には欠けることになります。

 何とかして「小倉あんのせバタートースト」と「あんバタートースト」のいいとこ取りはできないものか…。

 そこで思い付いたのが、バターを二度使用する「小倉バタバタトースト」です。


【「小倉バタバタトースト」の作り方】

(1)熱いトーストにバターを塗り、バタートーストを作ります。

(「バタートースト」を作った様子)
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 こうしてまずはトーストとバターの一体感を図ります。

(2)その「バタートースト」の上に小倉あんをやや厚めに塗り、「小倉あんのせバタートースト」を作ります。

(「小倉あんのせバタートースト」を作った様子)
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(3)その「小倉あんのせバタートースト」の上にバターをたっぷりとのせれば「小倉バタバタトースト」の完成です。

(「小倉バタバタトースト」)
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 こうすると、バターとトーストの一体感も、「あんバター」の特有の小倉あんとバターの溶け合いも同時に味わうことが出来るのです。

 この「小倉バタバタトースト」を美味しく作るコツは、1つ1つの作業を終えるごとに、バターナイフをよくぬぐうことです。

 バター→小倉あん→バターの順番に塗るので、その都度バターナイフをきれいにしないと、バターと小倉あんが途中で混ざってしまいます。

 あと、トーストに直接「塗る」バターの量は控えめにし、その分、最後に小倉あんの上に「のせる」バターの量を多めにすることです。

 こうすることで、味にメリハリがつきます。

 そして最後に、作業工程が多いのですが、できるだけゆったりとした気持ちで作ることです。

 バタバタ作るのが一番よくない(笑)

 御興味を持たれた方は、ぜひお試しください。
 (※中京圏では一般的な食べ方ではないかもしれませんが御容赦ください。)


広島ガーデンパレスのお土産商品

 この広島ガーデンパレスのフロントには、シェフ手作りのお土産商品がいくつか販売されています。

【厚切りポテトチップス】

(厚切りポテトチップス(包装))
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 こちらは「厚切りポテトチップス」です。

(厚切りポテトチップス)
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 厚切りのジャガイモを油で揚げ、シンプルに塩だけで味付けしたポテトチップスで、手作りならではの美味しさを楽しめます。

 ほかにはないポテトチップスで、私は何度も購入しています。


【せんじがら】

 続いては、知る人ぞ知る広島の珍味「せんじがら」です。

(手作りせんじがら(包装))
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 豚の胃を油でじっくりと揚げ、塩で味付けした食べ物です。

(手作りせんじがら)
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 弾力があるので、ゆっくり噛みながら食べる必要がありますが、噛みしめるたびに肉のうま味がにじみ出てきます。

 広島のせんじがらは、塩とうま味調味料で調味されていることが多いのですが、こちらの商品は珍しくシンプルに塩のみで調味されています。

 遠方から広島に来られたお客さんにとっては、広島土産として最適です。

 また一般的なせんじがらと比べて小さめにカットされているので、移動中の手軽なおつまみにもなります。


まとめ

 今回は小倉トーストのおすすめの食べ方を中心に御紹介しましたが、1つ残念なことがあります。

 「大名古屋モーニング」を提供されているレストラン「メイプル」が、今月末(2023年7月末)で閉店される御予定なのです。

 閉店後の宿泊者への食事は「お弁当スタイル」で提供されるとのことです。

 「大名古屋モーニング」は他のホテルにはない独創的なモーニングで、宿泊客だけでなく私のような地元客にも魅力的なモーニングなのですが…。

 私はこのレストラン「メイプル」で「大名古屋モーニング」をいただいた後、コーヒーを片手に中庭や外の景色を眺めてぼーっと過ごすひとときが好きでした。

(大名古屋モーニングと中庭)
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 常に時間に追われる生活から解放され、ホテルのレストランでゆったりと過ごすひとときがとても贅沢に感じられたのです。

 様々な御事情があっての御決断だと思いますが、残念でなりません。

 ただ、「大名古屋モーニング」や手作りスナック、地元野菜の産直市など様々な企画をされている広島ガーデンパレスさんなら、また何か面白い企画を提供していただけるものと期待しております。

 広島ガーデンパレスのレストラン「メイプル」さん、ありがとうございました。


<関連サイト>
 「広島ガーデンパレス」(広島市東区光町1-15-21)

2023年7月10日 (月)

あずきの研究16 -河岡食品の「ぬれおはぎ」・「月見ぬれ団子」,イズミの「小豆と抹茶のタルト」-

 今回はマニアックな小豆ファン向けのお菓子を御紹介します。

 小豆が好きでない方はドン引きでしょうが、よろしければお付き合いください。


河岡食品の「ぬれおはぎ」と「月見ぬれ団子」

 小豆好き・あんこ好きを極めると、あんこ単体でもバクバク平気で食べられるようになります。

 そんな方におすすめなのが、河岡食品(広島市安佐南区)の「ぬれおはぎ」です。

(ぬれおはぎ(パック))
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 もはやおはぎの原形をとどめていません(笑)

(ぬれおはぎ)
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 小豆の粒あんがドバドバにかけられており、知らない人は「どこがおはぎなんだ?」と首をかしげるような商品です。

 あんこを少し取り除いてみると…俵形のおはぎが登場します。

(ぬれおはぎ(中身))
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 俵形のおはぎ2個があんこの中に埋められています。

(ぬれおはぎ(1個))
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 直接手に取ることは難しいので、箸か匙(スプーン)でいただくこととなります。

 「えーっ、甘そう」と思われるかも知れませんが、これが甘さ控えめで、小豆の香りが生きていて美味しいのです。

 そしておはぎも、やわらかくて粘りがあり、さすがお餅屋さんとひざをポンと打つ美味しさです。

 ちなみにお月見の季節になると、「月見ぬれ団子」という商品も販売されます。

(月見ぬれ団子(パック))
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 御期待どおり、月見団子の上にドバっと粒あんがかけられています。

(月見ぬれ団子)
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 もっちりした団子と甘さ控えめの粒あんがよく合います。

 「ぬれおはぎ」も「月見ぬれ団子」も,つきたてのお餅なので、冷蔵庫に入れると固くなり、日持ちしませんが、それもまた好感度アップです。


北海道産小豆と抹茶のタルト

 小豆好きの私が「あったらいいな」と思うケーキがあります。

 小豆あんのケーキです。

 生クリームの代わりに、表面に小豆あんがびっしり塗られた小豆ケーキ。

 見た目など二の次でいいから、好きな小豆あんがたっぷり盛られたケーキがないものかと思うのです。

 要は先に御紹介した「ねれおはぎ」のケーキ・洋菓子版があればという願望ですが、これが意外とありそうでないのです。

 さすがにこんなお菓子はないだろうとあきらめていたのですが、先日、近所の大型ショッピングセンターで偶然にも私のイメージに近いケーキ(タルト)がありました。

 株式会社イズミ(本社:広島市)が経営されている「ゆめタウン広島」のデザートコーナーに「店内焼き上げ 北海道産小豆と抹茶のタルト」という名称で販売されていました。

(北海道産小豆と抹茶のタルト)
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 北海道産小豆と京都府宇治産と愛知県西尾産の抹茶が使用されたタルトです。

(北海道産小豆と抹茶のタルト(側面))
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 薄いクッキーのようなサクサクのタルトに、いんげん豆ピューレと抹茶を練り込んだ抹茶の生地が敷き詰められ、その上に粒あんがたっぷりとかけられています。

(北海道産小豆と抹茶のタルト(カット))
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 粒あんはさらりとした上品な甘さで、見た目ほど甘くありません。

 香り高い抹茶の生地とやさしい甘さの粒あんがよく合います。

 和菓子のような洋菓子で、緑茶にも紅茶にもコーヒーにも合いそうな大人のタルトです。


<関連サイト>
 「河岡食品」(広島市安佐南区上安二丁目43-28-8)

2023年7月 2日 (日)

北海道の食文化探訪3 -札幌グランドホテル ノーザンテラスダイナーの「北海道朝食」とザ・ベーカリー&ペイストリーの「レモンケーキ」-

札幌駅・さっぽろテレビ塔・大通公園・札幌市時計台・北海道庁旧庁舎

 北海道札幌市を訪問しました。

(JR札幌駅)
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 JR札幌駅の全景です。

 JR札幌駅に接続する札幌市営地下鉄の駅名は「さっぽろ駅」とひらがなで表記され、駅名表記でJRの駅か地下鉄の駅かがわかるようになっています。

 朝の札幌市中心街を散策しました。

(札幌市電(路面電車)外回り循環線・西4丁目-狸小路)
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 札幌市の交通機関として、路面電車も活躍しています。

 山手線や大阪環状線のように、札幌市中心部を「外回り」と「内回り」でぐるっと一周する循環線です。

(さっぽろテレビ塔・大通公園)
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 さっぽろテレビ塔です。

 市内中心部の大通りに公園があって、テレビ塔が建つ様子は、名古屋市の栄・久屋大通にある「中部電力 MIRAI TOWER(名古屋テレビ塔)」と雰囲気が似ています。

(札幌市時計台)
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 札幌市時計台です。

 札幌市の観光名所の1つで、日本最古の塔時計です。

(開拓使のマーク「赤い星」)
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 札幌市時計台をよく見ると、赤い星が2つありますが、これは開拓使のマークです。

 また「演武場」と書かれた木の看板がありますが、この建物は札幌農学校(北海道大学の前身)の演舞場(兵式訓練・体育などを行う建物)として利用されていたことを物語っています。

(北海道庁旧庁舎の絵)
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 「赤れんが庁舎」と呼ばれる北海道庁旧庁舎も見に行きました。

 現地ではこれが本物だと思っていましたが、後で写真をよく見ると絵だとわかりました…。


札幌グランドホテル ノーザンテラスダイナーの「北海道朝食」

 札幌市時計台や赤れんが庁舎に近い、札幌グランドホテル(札幌市中央区)で朝食をいただきました。

(札幌グランドホテル)
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 札幌グランドホテルは、1934年に開業された北海道初の本格的洋式ホテルです。

 札幌名物「ラーメンサラダ」は、この札幌グランドホテルが発祥です。

 本当はこの「元祖ラーメンサラダ」を味わってみたかったのですが、それは次回のお楽しみとして、今回はこのホテルの朝食バイキング「北海道朝食」をいただきました。

 「北海道朝食」という名のとおり、会場には北海道産の食材を使った料理や、北海道各地の郷土料理がずらりと用意されていました。

 料理の数がとても多く、全種類をいただくことは不可能でしたが、北海道ならではの料理を選んでお皿に盛ってみました。

(朝食バイキング「北海道朝食」プレート(1皿目))
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 それでは、北海道の食を1品ずつ簡単に御紹介します。


【サラダ・煮豆・サツマイモのレモン煮】

(サラダ・煮豆・サツマイモのレモン煮)
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 レタス・キュウリ・赤い大根(紅くるり)・ツナ・煮豆のサラダを、ペイザンヌドレッシングでいただきました。

 そしてホクレン「くるるの杜」(北広島市)でもいただいたサツマイモです。

 サツマイモは鹿児島のイメージがありますが、北海道でも多く採れるのですね。


【甘えび】

(甘えび)
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 甘えびのボイルです。

 北海道は甘えびの水揚げ日本一です。


【タコ】

(タコ)
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 北海道はタコの水揚げも日本一です。

 稚内(わっかない)では、宗谷のタコを使った「たこしゃぶ」などのタコ料理が楽しめます。


【鮭のちゃんちゃん焼き】

(鮭のちゃんちゃん焼き)
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 鮭のちゃんちゃん焼きは、野菜と鮭を蒸し焼きにして味噌で味付けした石狩地方を中心とした郷土料理です。


【ニシンの利休漬け焼き】

(ニシンの利休漬け焼き)
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 北海道を代表する魚・ニシンの利休焼き(ゴマをまぶした焼き物)です。

 小樽では「にしん御殿」が見学できます。


【ジャガイモのクリーム煮とベーコン】

(ジャガイモのクリーム煮とベーコン)
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 北海道産ジャガイモのクリーム煮とベーコンです。


【サーモンルイベ・山わさび】

(サーモンルイベ・山わさび)
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 冷凍させたサーモンを半解凍の状態でいただくのが「ルイベ」です。

 「山わさび」は西洋わさび・ホースラディッシュのことで、北海道でよく使われている薬味です。

 本わさびと同じようなツンとした刺激があり、刺身やステーキ、ローストビーフなどに添えられます。


【山わさびとホタテのバターソテー】

(山わさびとホタテのバターソテー)
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 山わさびを使ったホタテのバターソテーです。

 ホタテの甘味にバターの風味が加わり、山わさびのアクセントも効いていました。


【蒸し野菜・厚岸おに昆布】

(蒸し野菜・厚岸おに昆布)
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 蒸し野菜を「宗谷の塩」と「厚岸(あっけし)おに昆布」でいただきました。


【いかの塩辛と北海道産ジャガイモ】

(いかの塩辛と北海道産ジャガイモ)
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 今回の北海道朝食で一番味わってみたかったのが、この「いかの塩辛とジャガイモ」です。

 写真手前の紫色のジャガイモが「シャドークイーン」、奥の黄色いジャガイモが「きたあかり」です。

 「ジャガイモをいかの塩辛と一緒に食べたらどんな味がするのだろう」と期待と不安が入り混じりながらいただきましたが、ご飯にいかの塩辛を合わせるのと同じ感覚で、とてもよく合いました。


【十勝名物・豚丼】

(十勝名物・豚丼)
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 十勝(とかち)の名物料理・豚丼です。

 ご飯に照り焼きの豚肉をのせて豚丼に仕上げました。

 厚く切った豚肉に醤油の甘辛いタレがよくからんでいて、ご飯がすすみました。


 続けていくつか料理をチョイスしました。

(朝食バイキング「北海道朝食」プレート(2皿目))
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【オムレツ】

(オムレツ)
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 レストランにオムレツのコーナーがありました。

 10種類の具材から好きな具材を選んでカップに詰め、シェフにお渡しすると、シェフがその場でオムレツを調理してくださいました。

 私はハム、チーズ、コーンをチョイスし、ソースはデミグラスソースでお願いしました。

 このコーナーは外国人客にも大人気でした。


【カツゲン】

(カツゲン)
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 地元・北海道で愛される乳酸菌飲料「カツゲン」です。

 戦前は「活素(カツモト)」、戦後は「カツゲン(活源:活力の給源)」、その後「ソフトカツゲン」という名称で雪印(雪印メグミルク)から販売されています。

 ヤクルトやヨーグルトドリンクに似た、甘くて酸味のあるドリンクです。

 「北海道の人は受験の時にこの「カツゲン」を飲んで挑むのだろうか」と冗談半分でネットで検索すると、本当に受験生応援パッケージが販売されているようでした(笑)


【北海道産きたほなみ小麦のうどん】

(北海道産きたほなみ小麦のうどん)
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 北海道産小麦「きたほなみ」でつくられた麺と「厚岸おに昆布」のだし汁で作られたうどんです。


 続いてデザートをいただきました。

(デザートプレート)
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【札幌グランドホテル オリジナルフルーツケーキ】

(札幌グランドホテル オリジナルフルーツケーキ)
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 札幌グランドホテルのフルーツケーキです。

 ドライフルーツがたっぷり入り、洋酒の効いた贅沢なケーキでした。


【札幌グランドホテル オリジナルアップルパイ】

(札幌グランドホテル オリジナルアップルパイ)
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 札幌グランドホテルのアップルパイです。

 北海道産のリンゴをじっくり煮込んで、パイで焼き上げた美味しいアップルパイでした。

 このほかに、ミルクプリン(ベリーソース)、ミニシュークリーム、フルーツカクテル、コーヒーをいただき、食後のひとときを楽しみました。


札幌グランドホテル ザ・ベーカリー&ペイストリーの「レモンケーキ」

 食事後、札幌グランドホテル内にあるパン・スイーツショップ「ザ・ベーカリー&ペイストリー」に伺いました。

(札幌グランドホテル「ザ・ベーカリー&ペイストリー」)
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 焼きたてパンやケーキ・焼き菓子、ギフトなどが販売されています。

 このお店で札幌グランドホテルオリジナルのレモンケーキを購入しました。

 レモンケーキを注文すると、お店の方がレモンケーキを1つずつ丁寧に箱に詰め、ホテルの立派な紙袋に入れてくださいました。

(札幌グランドホテル「レモンケーキ」(箱詰め))
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 レモンケーキが高級感あふれる箱に詰められています。

 贈答用のレモンケーキです。

(札幌グランドホテル「レモンケーキ」)
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 サイズは横約8cm、幅約5cm、高さ約3.5cmで、やや大きめです。

 ケーキ生地の表面にレモン果汁入りのアイシング(砂糖がけ)がなされ、頂上にピスタチオがちょこんとのせられています。

(札幌グランドホテル「レモンケーキ」(中身))
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 ケーキ生地にはレモンピールがたっぷり入っています。

 口に含んだ瞬間、ケーキ生地に含まれる甘酸っぱいレモンシロップがジュワッと口の中に広がりました。

 レモンの酸味とほろ苦さが効いたレモン果汁たっぷりのジューシーなケーキ生地、ザクザクのレモンピール、レモン果汁をたっぷり含ませたシャリシャリのアイシングと、その1つ1つに「うん、うん」とうなずくほど、私の求める美味しいレモンケーキの条件がすべて揃ったレモンケーキでした。


まとめ

 北海道の宿泊施設は、朝食に力を入れておられる所が多いように思います。

 北海道は美味しい食材の宝庫であり、新鮮な北海道産の食材を使って様々な料理を作り、提供できることがその大きな理由だと思います。

 北海道を訪れた観光客・ビジネス客にとって、朝食で北海道各地の料理が食べられることは大きな魅力です。

 私は今回の朝食をいただいて、美味しいものにあふれた「北海道物産展」をイメージしました。

 北海道の宿泊施設で御自慢の朝食をいただき、ゆっくりとモーニングタイムを過ごすのもおすすめです。


<関連サイト>
 「札幌グランドホテル」(札幌市中央区北1条西4丁目)

<関連記事>
 「北海道の食文化探訪1 -北広島市と広島のつながり・「くるるの杜」の農村レストラン・農畜産物直売所-
 「北海道の食文化探訪2 -小樽「美園」のアイスクリーム・札幌「日曜日のクッキー。」・札幌「ノースマン」-

2023年2月19日 (日)

広島市植物公園「バレンタインフェスティバル2023」 -広島市植物公園のカカオとチョコレート講演会-

広島市植物公園のバレンタインフェスティバル

 広島市植物公園で3年ぶりにリアルのバレンタインイベントが開催されました。

(「バレンタインフェスティバル2023」チラシ)
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 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で,ここ何年か中止を余儀なくされたため,実際に開催された喜びはひとしおでした。

 「またあの楽しい先生(佐藤清隆 広島大学名誉教授)にお会いできる」とワクワクしながら,会場の広島市植物公園を訪問しました。

(広島市植物公園)
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 広島市植物公園です。左奥の建物が大温室です。

 この大温室では,全国でも珍しいカカオが栽培されています。

 そのカカオの木にカカオの実がなっているそうなので,大温室へ向かいました。

 途中,バレンタインデーにちなんだ絵画が展示されていました。

(アルフォンス・ミュシャ「黄道十二宮」)
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 アルフォンス・ミュシャの「黄道十二宮」です。

 私はロートレックやミュシャの絵(ポスター)が好きで,2022年11月には,大阪中之島美術館で開催された展示会「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」を見に行ったのですが,確かにバレンタインデーのイメージによく合っています。


広島市植物公園大温室のカカオ

 大温室に着き,園内でカカオを探しました。

(カカオ)
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 カカオの木がありました。

(カカオの果実)
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 近づいてみると,確かに緑色のカカオの実がなっていました。

 今回,カカオの実が6つでき,今年の5月~6月頃から順次収穫できる見込みだそうです。

(紹介文とカカオの模型)
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 「果実は幹に直接ぶら下がり,果実を割ってみると白いパルプに包まれた種子が行儀よく並んでる」

 「この種子を発酵させ,炒って砕いたものがチョコレートやココアの原料」

 「またカカオの油は体温に近い温度で溶けるので医薬品にも使われている」

 カカオの油が医薬品にも使われているとは驚きです。

(カカオの種類)
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 カカオの種類を説明した看板もありました。

 「フォラステロ種,トリニタリオ種,クリオロ種」

 フォラステロ種は世界で最も多く栽培されている品種,逆にクリオロ種は世界の生産量の1%程度しか栽培されていない希少品種,トリニタリオ種はフォラステロ種とクリオロ種のハイブリッド(いいとこ取り)です。

 「カカオだけ観察できたら十分」という気持ちで展示施設を後にしました。

 そのため,新種のラン「(デンドロビウム)キシダフミオ」を見逃してしまいました。

 岸田首相,次回はぜひバナナとかカカオとか,食べ物に命名してください。
 広島ゆかりの食べ物・飲み物として取材し,記事にしますから(笑)


絵本の朗読とチョコレート作り体験

 カカオを観察した後,展示資料館2階講堂へ行き,バレンタインフェスティバル関連イベント「絵本の朗読とチョコレート作り体験」に参加しました。

 チョコレートの専門家・佐藤清隆先生(広島大学名誉教授)が書かれた絵本「ひと粒のチョコレートに」(福音館書店)の朗読とチョコレート作り体験です。

 親子連れの参加者が多く,定員100名でしたが,受付から10分程度で定員いっぱいとなりました。

 会場で席に座って開始を待っていると,佐藤先生から「おおっ,お久しぶり」と声をかけていただきました。

 私もそれにお応えし,再会を喜びました。

 チョコレートを意識した茶色や赤色の服装で,勢いのある熱いトークで講演される佐藤先生のお姿は,拝見するだけで楽しくなります。

 みんなの前で少し大げさに話をされるところは,私とそっくりです(笑)

 パワーポイントを活用しながら絵本が朗読され,要所要所で,絵本に登場するカカオやチョコレートについて解説していただきました。

 次にチョコレート作り体験として,参加者全員にローストされたカカオ豆が用意されました。

(カカオ豆)
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 こちらがローストしたカカオ豆です。

 高級なベネズエラ産の豆だそうです。

 固い殻(外皮)に包まれており,この殻を割って中の実(胚乳・カカオニブ)を取り出しました。

(カカオ豆の皮・カカオニブ・カカオ豆)
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 写真左上がカカオの殻(皮)で,外皮の「カカオシェル」と薄皮の「カカオハスク」があります。

 写真中央がカカオの胚乳で「カカオニブ」と呼ばれるものです。

 写真右上が殻を割る前のカカオ豆です。

 佐藤先生が「カカオニブの中に小さく細長い棒(胚芽)があるので取り出してください」とおっしゃったので,カカオニブを細かく砕きながら探したのですが,どれが胚芽なのかよくわかりませんでした。

 やむなく佐藤先生を引き留め,どれが胚芽なのか探してもらうと,すぐに「これです」と取り出してもらえました。

(カカオの胚芽)
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 写真中央手前の赤丸で囲ったものがカカオの胚芽(ジャーム)です。

 5mm前後の大きさで,小さい茶柱のような形をしています。

(カカオの胚芽(2本))
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 もう1つのカカオ豆からは,自力で胚芽を見つけることができました。

 胚芽は次の木を作る元になるものなので,胚芽だけを食べても美味しくないとのことでした。

 続いて取り出したカカオニブの実食となりましたが,その際,佐藤先生から「胚芽は取り除くように」とお話がありました。

 「そんなにまずいものなのか」と私は胚芽も食べてみましたが,多少ジャリジャリする程度で,カカオニブと一緒に焙煎されていることもあり,カカオニブの風味とそんなに変わらないように思いました。

 しかしながら,佐藤先生レベルになると,チョコレートの微妙な食感で,この胚芽が取り除かれているチョコレートかどうかが識別できるのだそうです。

 続いて,カカオニブをすりつぶしてドロドロの液状にし,それに砂糖などを加えた「チョコレートの原料」が平たい金属トレーの上に流し込まれました。

 そして,そのトレーを机に叩きつけて液体チョコレートの中の空気を抜く「タッピング」と呼ばれる作業が実演されました。

 このタッピング作業の際,机に金属製のトレーを叩きつけると,「バシャン,バシャン」とかなり大きな音が会場内に響き渡りました。

 実際のチョコレート工場でもタッピングの際は大きな音がするらしく,工場内で働く方々は耳栓をして作業されているとのことです。

 このタッピングも数名の参加者(子ども)が体験しました。

 その後,タッピングを終えたトレーが前の席から後ろの席へ順に回され,その様子を間近で見ることができました。

(トレーでタッピングしたチョコレート)
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 タッピングは,チョコレートを薄く延ばすための作業でもあったのですが,時間の関係で厚い板チョコレートになりました。

 冷めて固まったチョコレートを一口大に割る作業も,数名の参加者(子ども)が体験しました。

(板チョコレートを割る様子)
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 こうしてお土産のチョコレートが完成しました。

(お土産のチョコレート)
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 ソロモン諸島のカカオを70%使ったチョコレートです。

 出来たてよりも,1日置いて馴染ませた方がおいしいとのお話だったので,後日いただきました。

 わずかに甘さを感じる,ほろ苦いダークチョコレートでした。

 後からふわっとさわやかな酸味も感じました。

 チョコレートと一緒に,フラワーバレンタインということで,広島市植物公園の方からバラの花をお土産にいただきました。

(フラワーバレンタイン・バラ)
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 フラワーバレンタインもおしゃれですね。


今回の講演会で新たに学んだこと

 今回の講演会で私が新たに学んだことをまとめます。

・カカオニブにハチミツを混ぜて食べるとチョコレートに近い味になる

・カカオの油脂は,赤ちゃんカカオのお乳

・カカオの油脂の成分は,冷やすと整列して固まる

・カカオ農園ではバナナも一緒に栽培され,バナナの日陰でカカオが栽培される

・カカオ豆は,バナナの葉で包むか木の箱に入れて発酵させる

・カカオの実1個にカカオ豆が約40個あり,板チョコレートが1枚作れる

・カカオニブを2~3日すりつぶしてカカオマス(※)が作られる
 ※すりつぶされたドロドロ状のもの。液体チョコレート

・ブルーム(チョコレートが白く固まった状態)は,花が咲くという意味

・ココアバターの結晶は1型から6型まで6種類あり,その中で最適な結晶を作る作業をテンパリングという

・メキシコではカカオとトウモロコシで作ったドリンクが飲まれている

・メキシコのカカオドリンクはコップ1杯で約600キロカロリーあり,現地の方はこれを朝2杯飲んで昼まで働く

・メキシコのカカオドリンクやモレソースに唐辛子を混ぜる理由はビタミンCを補うため

・カカオは栄養豊富だが,唯一ビタミンCが不足している

・冬の最低気温が16度以下だとカカオは育たない(日本の露地栽培では無理)

・石川県加賀市は,温泉の排熱を利用したカカオ栽培・チョコレート作りに挑戦されている

・油は臭いを吸収するので,チョコレートは冷蔵庫に入れない方がよい


まとめ

 2023年2月18日のTBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」で,佐藤先生が「現代のチョコレート製法の基礎を作った科学者」として紹介されました。

 ココアバターの結晶が1型から6型まで6種類ある中,4型から下だと指で触るだけでチョコレートが溶けてしまい,逆に6型だと固すぎて口の中でチョコレートが溶けないため,5型だけが商品チョコレートとして適しているのだそうです。

 その5型にするには「BOB」と呼ばれるパウダー状の油脂が適していると紹介されました。

 また,株式会社 明治との共同研究や,佐藤先生が技術支援された島根県出雲市「La Chocolaterie Nanairo(ラ ショコラトリ ナナイロ)」が「世界の美味しいチョコレート10選」に選ばれたことなども紹介されました。

 最後にスタジオの安住紳一郎アナが「チョコレート,食べたくなりましたね」と三谷幸喜さんにおっしゃってましたが,これこそ佐藤先生の一番望んでおられることなので,クスっと笑えました。


 講演会終了後,佐藤先生と少しお話しました。

 再会を約束して最後に握手したのですが,佐藤先生の手は(私の冷たい手と違って)温かく,まさにチョコレート作りに適した手でした(笑)


<関連サイト>
 「広島市植物公園」(広島市佐伯区倉重三丁目495番地)
 「La Chocolaterie Nanairo」(島根県出雲市斐川町坂田1934)

<関連記事>
 「カカオ豆とチョコレート
 「チョコレートの新しい潮流2 -ハイカカオと機能性チョコレート,発酵の重要性-
 「チョコレートの魅力 -ショコラミルの実演とオランジェット作り体験-
 「島根県出雲市のビーントゥバーチョコレート -La Chocolaterie Nanairo(ラ ショコラトリ ナナイロ)-
 このほか「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「チョコレートの研究」を御参照ください。

2023年1月15日 (日)

福島県郡山市・柏屋の和菓子と萬寿神社(まんじゅうじんじゃ) -薄皮職人手づくり薄皮饅頭・柏屋薄皮饅頭・柏屋くしだんご-

 福島県郡山市を訪問しました。

 喜多方駅・会津若松駅から磐越西線を利用し,郡山駅に到着しました。

(磐越西線・郡山駅ホーム)
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 喜多方駅や会津若松駅と比べると,郡山駅は東北新幹線の駅でもある分,大規模で都会的な駅となっています。

(郡山駅)
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 郡山市には「薄皮饅頭」で有名な「柏屋」や,「ままどおる」で有名な「三万石」など,魅力的な菓子店がたくさんあります。

 今回は,郡山市内にある全国的にも珍しい饅頭にちなんだ神社「萬寿神社(まんじゅうじんじゃ)」と「柏屋」の薄皮饅頭を御紹介したいと思います。


菓祖神 萬寿神社

 郡山駅前のメイン道路をひたすら歩き,柏屋の店舗の1つ「開成柏屋」を目指しました。

 まだかまだかと歩き,やっとの思いで開成柏屋・萬寿神社に到着しました。

(萬寿神社案内看板)
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 案内看板を見つけた瞬間,「あっ,本当に饅頭の神社があるんだ!」と興奮しました。

 郡山駅からだと結構距離がある(約2.3km)ので,メイン道路を頻繁に運行している路線バス(福島交通)など公共交通機関を利用されるのが良いと思います。
 (私も往路は徒歩でしたが,復路(郡山駅方面)はバスを利用しました。)

(開成柏屋店舗)
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 萬寿神社は開成柏屋店舗に隣接しています。

 ただ初訪問だったので,どこにあるのかわからず,しばらく店舗を探し回りました。

(萬寿神社案内看板(照明灯))
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 照明灯の看板で店舗の奥に参道があることがわかり,心を落ち着けて神社へ向かいました。

(萬寿神社東参道入口)
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 写真左側が手水を行う「手水舎」,写真右側が「願掛け萬寿石(がんかけまんじゅういし)」です。

(願掛け萬寿石)
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 丸くてかわいらしい,まるでお饅頭のような「願掛け萬寿石」です。

 願い事を聞き届けてくれる願掛けの石です。

 さらに境内を進んでいくと,萬寿神社がありました。

(萬寿神社)
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 日本に饅頭を伝えた饅頭の祖「林浄因(りんじょういん)命」,日本に橘(たちばな・みかんの原種)を持ち帰った菓祖神「田道間守(たじまもり)命」,そして薄皮饅頭を作った柏屋初代の「本名善兵衛(ほんなぜんべい)命」の三柱の神様が祀られています。

(萬寿神社賽銭箱)
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 賽銭箱にも「萬寿(まんじゅう)」の字が記載されています。

 「美味しい饅頭がたくさん食べられますように」

 ちなみに,中国から日本へ饅頭を伝えたのは林浄因のほか,聖一国師(しょういちこくし,円爾(えんに))という説もあります。

 林浄因は奈良で中に小豆餡を入れた饅頭を作り,それが「塩瀬総本家」(拠点は奈良から京都,そして東京へ変遷)の「志ほせ饅頭」に受け継がれ,さらに福島・柏屋の「薄皮饅頭」へとつながっています。

 一方,聖一国師は博多(福岡)で酒饅頭の製法を伝え,それが「とらや」(拠点は京都から東京へ変遷)の「虎屋饅頭」に受け継がれています。

 「畿内説」か「九州説」か,邪馬台国論争のようなお話になりますが,いずれにせよ,小豆餡入りの饅頭が和菓子を代表するお菓子となり,現在に続いていることは確かです。


薄皮職人手づくり薄皮饅頭

 萬寿神社を訪問した後,隣接する開成柏屋でお菓子を買いました。

 店内で商品を見て回っていると,薄皮職人さん手づくりの薄皮饅頭が販売されていました。

 地元のお店でしか買えない貴重な薄皮饅頭です。

 この薄皮饅頭と「くしだんご」を購入しました。

(薄皮職人手づくり薄皮饅頭(化粧箱))
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 特別な薄皮饅頭だけに,化粧箱ののしに作られた薄皮職人さんのお名前まで記載されています。

(薄皮職人手づくり薄皮饅頭(包装紙))
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 包装紙も薄皮のような透けてみえる高級紙が使われています。

(薄皮職人手づくり薄皮饅頭(箱の中))
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 箱は柏屋薄皮饅頭と同じものが使われていますが,薄皮職人手づくり薄皮饅頭は柏屋薄皮饅頭と比べて一回り小さく,その分,箱の仕切りスペースの余裕が大きくなっています。

(薄皮職人手づくり薄皮饅頭)
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 包みには「郡山中町 御菓子 柏屋善兵衛 こし」と記載されています。

(薄皮職人手づくり薄皮饅頭(中身))
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 饅頭を切って中を確かめると,あんこがぎっしりで,見事な薄皮になっているのがわかりました。

 ほのかに黒糖の風味がする薄い饅頭(生地)と,口の中でさらりと溶ける絶妙な甘さのあんこ(こしあん)が特長の手づくり饅頭です。

 萬寿石のようなかわいい丸い形で,手に取って食べやすく,温かみを感じるのは手づくりならではです。

 一般に販売されている柏屋薄皮饅頭との違いを知るため,後日,柏屋薄皮饅頭も購入しました。

(柏屋薄皮饅頭(包装))
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 柏屋薄皮饅頭(季節限定・新あずき)の包装紙です。

(柏屋薄皮饅頭(化粧箱))
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 薄皮職人手づくり薄皮饅頭と同じ外箱ですが,薄皮のような半透明の包装紙はありません。

(柏屋薄皮饅頭(箱の中))
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 先に御紹介した写真「薄皮職人手づくり薄皮饅頭(箱の中)」と見比べていただくとわかるのですが,柏屋薄皮饅頭は箱の仕切りに合わせたジャストサイズとなっています。

(薄皮職人手づくり薄皮饅頭と柏屋薄皮饅頭(包装))
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 写真左側が薄皮職人手づくり薄皮饅頭,写真右側が柏屋薄皮饅頭です。

 包みのデザインも異なっています。

(薄皮職人手づくり薄皮饅頭と柏屋薄皮饅頭(中身))
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 それぞれの薄皮饅頭を切ってみました。

 写真左側が薄皮職人手づくり薄皮饅頭,写真右側が柏屋薄皮饅頭です。

 全体的に,手づくりの方がより薄皮になっていることがわかりました。

 特に饅頭の底の部分は,あんこが透けて見えるぐらい薄く仕上げられていました。

 食材は一緒なので,味については基本的に同じです。

 目の前に計16個の薄皮饅頭。

 萬寿神社での私の願い事は叶いました(笑)


柏屋くしだんご

 郡山駅から東北新幹線で東京駅へ向かいましたが,その新幹線の車中で,開成柏屋で購入した「柏屋くしだんご」をいただきました。

(柏屋くしだんご(こしあん))
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 店頭でこしあんとつぶあんが販売されていたので,私はこしあんを選びました。

 もっちりとやわらかい串団子に,ほどよい甘さのこしあんがきれいにまんべんなく塗られていました。


 福島県郡山市。饅頭好きなら一度は訪れたい饅頭の聖地です。


<関連サイト>
 「柏屋」(「開成柏屋」福島県郡山市朝日1-13-5 ほか)
 「菓祖神 萬寿神社」(福島県郡山市朝日1-13-5(開成柏屋敷地内))
 「日本三大まんじゅうとは」(柏屋)

<関連記事>
 「うどん・そば・饅頭・羊羹発祥の地 博多 -聖一国師と承天寺,禅料理と博多の食文化-

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