2026年4月12日 (日)

あずきの研究21 -日本あんこ協会監修「おこたであったか餡くらべ」・「品プリあんバサダー」認定-

品川プリンスホテルの「おこたであったか餡くらべ」

 2025年12月1日から2026年3月31日までの期間、東京・品川プリンスホテルで、和のアフタヌーンティーイベント「おこたであったか 餡くらべ」が開催されました。

(和のアフタヌーンティー「おこたであったか餡くらべ」)
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(和のアフタヌーンティー「おこたであったか餡くらべ」リーフレットから一部引用)

 日本あんこ協会監修のイベントです。

 日本あんこ協会では「あんこ」を「食材を煮詰めて練ったペースト状のもの」と定義されていますが、この多種多様な「あんこ」を「比べ」、「あんこ」と「交ぶ(くらぶ:心を通わせ、親しくつきあう)」ことをコンセプトに企画されたイベントです。

 日本あんこ協会監修の愛と願いが詰まったメニューが提供され、参加すると、あんこを普及振興する大使「品プリあんバサダー」に認定されます。

 「あずき好き」・「あんこ好き」の私としては見逃すことができず、品川プリンスホテルに予約しました。

 予約日の2026年3月15日、品川プリンスホテルを訪問しました。

(品川プリンスホテル)
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 ホテルは大勢の人で賑わっていました。

 玄関にイベントの看板がありました。

(和のアフタヌーンティー「おこたであったか餡くらべ」看板)
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 予約時刻の11時に、メインタワー38階の和食店「味街道五十三次」を訪問しました。

(「味街道五十三次」案内板)
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 「味街道五十三次」は、東海道にちなんだ7つの和食専門店と個室で構成される和食レストランです。

 お店で名前をお伝えし、待合スペースへと進みました。

 高層階の窓から景色を眺めると、東京の街並みが一望できました。

(品川プリンスホテル・メインタワーからの眺め(北方面))
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 品川駅周辺は再開発が進められていました。

(品川プリンスホテル・メインタワーからの眺め(南方面))
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 品川駅の南に、京急の「北品川駅」があります。

 「北品川駅」は、旧東海道の品川宿の北端に位置していることから名付けられた駅で、現在の品川区の北端に位置しています。

 一方、品川駅や品川プリンスホテルがあるエリアは、品川区ではなく、港区高輪・港南となります。

 写真では、JRの線路に、手前の京急の線路や道路がクロスしている箇所が港区と品川区の境になります。

 しばらく東京の街並みを眺めていると、私の名前が呼ばれ、着物姿の店員さんに席を御案内いただきました。


和のアフタヌーンティー「おこたであったか餡くらべ」

 和の格式高い雰囲気に背筋が伸びる思いで待っていると、食事の準備が始まりました。

(「おこたであったか餡くらべ」食事準備)
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 テーブルに箸、匙、黒文字(菓子切り)、ナプキン、リーフレット、七輪などが用意されました。

 アフタヌーンティーということで、飲みものはフリーフロー(飲み放題)となっていました。

 紅茶やコーヒーも選べましたが、和のアフタヌーンティーなので、まずは「日本茶」を注文しました。

(日本茶(ひなた八十八夜 深蒸し煎茶))
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 「ひなた八十八夜 深蒸し煎茶」というプリンスホテルオリジナル一番茶です。

 お茶の良い香りに、ほっと心が和み、「昔、東海道五十三次を旅した人々も、こんな感じでお茶屋で一休みしたのかな」と思いを馳せました。


【お食事】

 最初にお食事(軽食)が用意されました。

(お食事)
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 茶碗蒸し、いなり寿司、煮あわび、和牛炙り焼き、ほうれん草のお浸しが陶器の皿に美しく盛り付けられています。

(小さな小豆茶碗蒸し)
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 「小さな小豆茶碗蒸し」は、ミニサイズの茶碗蒸しに小豆がのせられていました。

(黒米の小さなおいなりさん)
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 「黒米の小さなおいなりさん」は、黒米が使われ、赤飯のようなおめでたい「おいなりさん」でした。

(稚あわびの小豆煮)
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 あわびもおめでたい席の食べ物ですが、煮あわびの上に小豆煮がのせられ、とてもおめでたい料理になっていました。

(和牛炙り焼き 西京味噌ソース(粒あん))
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 こちらは和牛の炙り焼きです。

 噛みしめると口の中に脂がじゅわっと広がる和牛で、西京味噌のソースともよく合い、「さすが一流ホテルの肉料理だなぁ」と感心しました。

 これで十分満足だったのですが、次に西京味噌ソースと一緒に添えられていた「粒あん」を肉にまぶしていただくと…「なんだこの炙り焼きは」と一変しました(笑)

 甘い粒あんと和牛炙り焼きは、やっぱりちょっと無理があるように感じました…。

 しかしながら、和牛炙り焼きにも「あんこ」を使う徹底ぶりには大いに感心しました。

(法蓮草と赤えんどう豆のお浸し)
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 ほうれん草のお浸しにも赤えんどう豆をアクセントとして添えられていました。


【甘味(あんこの食べ比べ)】

 軽食の「お食事」を済ませたあと、いよいよメインの「甘味」が提供されました。

(和のアフタヌーンティー(甘味))
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 さすが「和のアフタヌーンティー」。アフタヌーンティースタンドが木製で、和菓子中心となっていました。

 飲みものは「玄米茶」をいただきました。

(玄米茶)
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 最初にいただいた「日本茶」が、すっきりと洗練された飲み口だったのに対し、今回の「玄米茶」は、濃厚でどっしりとした食感で、風味も香ばしく、甘い和菓子によく合いました。

 食べ比べの餡は、8種類(粒あん、こしあん、白あん、いちごみるく、かぼちゃ、笠間栗、紫芋、ピスタチオ)のうち、「こしあん」、「白あん」、「笠間栗あん」の3種をチョイスしました。

(3種の餡)
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 お口直しの塩昆布が付いてくるところが和の甘味っぽくていいです。

(笠間栗あんこ)
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 「笠間栗あんこ」は、茨城県笠間市産のブランド栗が使用された餡で、高級な栗きんとんやマロンペーストをいただいている感じがしました。

(白あんこ)
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 「白あんこ」は、手亡豆(てぼうまめ)の風味が生かされた、上品でやさしい味わいの餡でした。

(こしあんこ)
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 「こしあんこ」は、上品でくちどけ滑らかな舌触りの小豆餡でした。

 だんごやもなかと一緒に食べるのが一般的ですが、小豆あん好きの私はそのままでもエンドレスに食べることが出来ます(笑)


【甘味(アフタヌーンティースタンド(一の段)・七輪焼き)】

 続いて、アフタヌーンティースタンドのお菓子を御紹介します。

(アフタヌーンティースタンド(一の段・二の段))
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 まさに夢の盛り合わせで、目をキラキラ輝かせながら眺め、夢中で写真を撮りました。

 お店の方には、さぞ怪しい男に見えたことでしょう(笑)

(一の段)
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 「一の段」には、いちご、マシュマロ、もなか、わらびもち(きなこ)、だんごが盛り付けられていました。

(もなか・いちご)
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 もなか(皮)はぷっくりとした鯛焼きをイメージさせる形で、あんバター用に一口サイズのバターも入っていました。

 串だんごとマシュマロを七輪の網にのせて炙りました。

(だんご・マシュマロ(七輪))
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 マシュマロは熱を加えると溶けて生クリームのような食感になります。

 だんごは軽く炙ったあと、白あんや粒あんを塗っていただきました。

 「せっかくなので、わらびもちも焼いてみよう!」

(わらびもち きなこ(七輪))
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 意味のないことをしてしまいました…(笑)

 3種のあんこを入れた「もなか」も少し炙ってみました。

(あんこ入りもなか(七輪))
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 皮がカリッと香ばしくなり、美味しくいただけました。


【甘味(アフタヌーンティースタンド(二の段)】

(二の段)
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 「二の段」には、いちご大福、栗のお汁粉、栗あんのモンブランタルト、ショコラ羊羹、おはぎの天婦羅、塩バターどら焼きが盛り付けられていました。

(栗のお汁粉)
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 栗と小豆は最強のコンビです。

(おはぎの天婦羅)
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 一口サイズの粒あんおはぎに衣をつけて揚げた、おはぎの天ぷらです。

 揚げたあん餅のような、美味しいお菓子に仕上がっていました。

(ショコラ羊羹)
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 「ショコラ羊羹」は、クルミがのせられたチョコレートケーキかと思いましたが、食べてみると、こしあんもトッピングされていることに気付きました。

 写真のチョコレートケーキとクルミの間をよく見ると、こしあんの層があり、右側にアクセントとして金箔が飾られていることがお分かりいただけるかと思います。

(栗あんのモンブランタルト)
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 「栗あんのモンブランタルト」は、タルト生地に抹茶ケーキとこしあんをのせ、栗あんでモンブランに仕上げた一品でした。

(塩バターどら焼き)
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 「塩バターどら焼き」は、生地の中にこしあんと塩バターをはさんだプチどら焼きでした。

 バターもたっぷりで、小豆あんとの相性が抜群でした。

(ほうじ茶)
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 飲みものは「ほうじ茶」をいただきました。

 和のアフタヌーンティーということで、3種類のお茶をいただきました。


「品プリあんバサダー」認定

 アフタヌーンティーを堪能し、ホットコーヒーをいただきながら、改めてリーフレットを眺めると、「QankoA(あんこQ&A)」という記事がありました。

(QankoA(あんこQ&A))
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 近代製餡業発祥の地が、静岡市清水区興津(おきつ)であることは初めて知りました。
(興津出身の北川勇作さん・内藤幾太郎さんが製餡機を使った製餡技術を広めたため)

 しばらくして、お店の方から「品プリあんバサダー」認定証をいただきました。

(品プリあんバサダー認定証)
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 日本あんこ協会と品川プリンスホテルから、あんこへの愛と情熱をもった人物であることを正式に認められました。

(品プリあんバサダー認定証(裏面))
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 「品プリあんバサダー」には、国際交流拠点・品川からあんこへの愛と情熱を世界へ広めていくことが期待されています。

 私も「品プリあんバサダー」の一人として、この記事を丁寧に練り上げ、完成させました。


まとめ

 今回のイベント参加で、日本あんこ協会からいただいた称号は、「源氏巻すと(Genjimakist)」(島根県津和野町)と「品プリあんバサダー」の2つになりました。

(和のアフタヌーンティー「おこたであったか餡くらべ」イメージ画像)
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(日本あんこ協会プレスリリース資料を一部加工・引用)

 「津和野あんこ旅ウォーク(源氏巻食べ歩きツアー)」に続き、今回も「あんこ好き」にはたまらない、あんこ尽くしのイベントでした。

(アンコワネット「あんこを食べればいいじゃない」(日本あんこ協会))
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 「あんこを食べればいいじゃない」

 これはアンコワネットさまの名言ですが、私はそのさらに上をいきます。

 「あずきのあんこだけ食べればいいじゃない」

 私はひたすら「あずき」と「あんこ」を愛し、その素晴らしさを世界へ広めたいと思います。


<関連サイト>
 「日本あんこ協会」(東京都豊島区南池袋1丁目16-15 ダイヤゲート池袋5F)
 「品川プリンスホテル」(東京都港区高輪4-10-30)

<関連記事>
 「あずきの研究20 -津和野あんこ旅ウォーク(津和野町観光協会・日本あんこ協会「源氏巻食べ歩きツアー」)-
 「あずき」関連の記事につきましては、「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「あずきの研究」を御参照ください。

2026年4月 5日 (日)

第12回 エキキタ スイーツラリー -ゴールデンアップルパイ・瀬戸内レモンクリームショコラ・エキキタカレーパン・生もみじ・もみじ饅頭Light・にしき堂×MAZDA特製饅頭・ふ餅・勝鯉カープまんじゅう-

第12回 エキキタ スイーツラリー 当選!

 2026年2月1日から同年3月15日の期間、「エキキタ(広島駅北エリア)」の魅力の発信と地域の活性化を目的とした「第12回 エキキタ スイーツラリー」が開催されました。

(第12回 エキキタ スイーツラリー)
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 今回の対象店舗は、エキキタにあるスイーツ・パンのお店、14店舗(施設)です。

 対象各店舗で300円(税込)以上のスイーツ・パンなどを購入・飲食すると、スタンプカードの各店舗枠にスタンプがもらえ、そのスタンプをためると、抽選でカープ・サンフレッチェの観戦チケットやホテルのお食事券、絶品スイーツなどの賞品が当たるというイベントです。

(スイーツラリー・スタンプカード)
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 赤枠のスタンプ4個(4店舗(施設)分)で1口の応募、青枠の限定スタンプは3個揃うと1口追加となります。

 結果として、私はスタンプを7個、限定スタンプを3個集めることができ、2口分を応募しました。

(スタンプカード応募)
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 時は過ぎて2026年4月1日の夜、帰宅して郵便受けを確認してみると、広島市から1通の手紙が届いていました。

 「予防接種か歯科検診か、マイナンバーの更新か、もしかして税金のお知らせか…」と思いながら封筒の裏を見ると、「エキキタまちづくり会議 スイーツプロジェクト事務局(東区役所地域起こし推進課)」と記載されていました。

 「これはもしかして…」

 はやる気持ちを抑えながら封筒を開けてみると、エキキタスイーツラリーの当選案内と賞品引換券が入っていました。

(当選案内と賞品引換券)
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 「エキキタスイーツラリーの当選通知、キター!」

(第12回エキキタスイーツラリー当選案内)
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 エキキタスイーツラリーのD賞、「にしき堂」の「生もみじ(6個入り)」が当選しました。

 この通知を読んで、「当選商品をいただく機会に、再びエキキタスイーツ巡りをしよう」と思い立ちました。

 そして2026年4月4日。

 雨の降る中、賞品引換券を握り締め、エキキタ(広島駅北エリア)へと向かいました。


ゆめのパンやさん「ふじりんごのゴールデンアップルパイ」

 東区二葉の里三丁目にあるスーパーマーケット「ゆめマート二葉の里」を訪問しました。

 このスーパーマーケットの中に「ゆめのパンやさん」があります。

(ゆめのパンやさん)
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 今回のエキキタスイーツラリーのおすすめスイーツは「ふじりんごのゴールデンアップルパイ」だったので、このアップルパイを購入しました。

(ふじりんごのゴールデンアップルパイ)
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 パンのようなふわふわのパイ生地に、大きめにカットされた「ふじりんご」とカスタードクリームがたっぷり詰められていました。

 ふじりんごは、シャキシャキとした食感で、ほのかなシナモンとラム酒の風味も楽しめました。


ベーカリーキッチンFIRO「瀬戸内レモンクリームショコラ」・「エキキタカレーパン」

 東区光町一丁目の「ベーカリーカフェFIRO(フィロ)」を訪問しました。

(ベーカリーキッチンFIRO)
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 看板商品の「あんバタ」をはじめ、SNS映えするパンがたくさん揃えられています。

 早朝から営業されており、イートインスペースが併設されているのも魅力のお店です。

 数あるパンの中から、広島やエキキタにちなんだ「瀬戸内レモンクリームショコラ」と「エキキタカレーパン」を購入しました。


【瀬戸内レモンクリームショコラ】

 「瀬戸内レモンクリームショコラ」をイートインでいただきました。

(瀬戸内レモンクリームショコラ)
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 チョコレートを練り込んだパンに、レモン風味のクリームがサンドされています。

 レモンの風味と酸味を強く感じるクリームで、柔らかくてほろ苦いチョコレートパンとよく合っていました。


【エキキタカレーパン】

 自宅でエキキタカレーパンをいただきました。

(エキキタカレーパン)
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 粗目のパン粉でこんがりと揚げられています。

(エキキタカレーパン(カレー))
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 中のカレーには、大きめにカットされた肉がゴロゴロ入っていました。

 パンの表面がカリカリで香ばしかったのですが、今考えると、このカレーパンこそ店内で揚げたてをいただけばよかったと思います。


「にしき堂」でお菓子購入・当選商品引換

 当選賞品の交換店舗となっている、東区光町一丁目の「にしき堂」本店を訪問しました。

(「にしき堂」広島・光町本店)
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 広島を代表する銘菓「もみじ饅頭」のお店だけに、お店の周りには「もみじ」の木が植えられています。

 広い店内には、お土産用のほか、生菓子やバラ売りのお菓子があり、奥には展示・休憩スペースもありました。

(にしき堂光町本店 展示・休憩スペース)
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 レジでいくつかお菓子を購入した後、お店の方に「エキキタスイーツラリーで当選したのですが…」と、例の賞品引換券をお渡ししました。

(第12回エキキタスイーツラリー賞品引換券(D賞))
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 しばらくして、「こちらになります」と、箱入りの「生もみじ」をプレゼントしていただきました。

 休憩スペースへ行き、セルフサービスのお茶をいただきながら、当選賞品を確認したり、バラ売りのお菓子をいただいたりしました。

(当選賞品(にしき堂「生もみじ」))
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 立派な箱入りの賞品をいただきました。

 生菓子やバラ売りのお菓子も購入しました。

(にしき堂のお菓子)
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 それぞれのお菓子を御紹介します。


第12回エキキタスイーツラリー賞品・D賞(にしき堂「生もみじ」)

 「生もみじ」の箱を開けると、「生もみじ」3種類の詰合せセットでした。

(にしき堂「生もみじ」(詰め合わせ))
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 「こしあん」、「つぶあん」、「抹茶あん」の3種類の生もみじがそれぞれ2個ずつ入っていました。

(にしき堂「生もみじ」)
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 見た目は、もみじ饅頭と同じ「もみじ」の形をしていますが、「もみじ」の葉の代わりに「(宮島の)鹿」が描かれ、全体がぷっくりとしています。

 もみじ饅頭との違いは、生地(皮)がカステラ生地(小麦粉)ではなく、もち生地(米粉)で仕上げられていることです。

 そのため、もっちり、しっとりとした生菓子風の食感を楽しむことができます。

 この「生もみじ」に似たお菓子として、広島「やまだ屋」の「桐葉菓」、京都「満月」の「阿闍梨餅」、福岡「もち吉」の「えん餅」、宮城「喜久水庵」の「千日餅」、東京「銀座甘楽」の「銀六餅」などが挙げられます。

 にしき堂の「生もみじ」は、山陽新幹線の車内販売(グリーン車)でも味わうことができます。


もみじ饅頭Light・にしき堂×MAZDA特製饅頭・ふ餅・勝鯉のカープまんじゅう


【もみじ饅頭Light】

 「もみじ饅頭Light(ライト)」は、8大アレルゲン不使用、糖類50%オフのもみじ饅頭です。

(もみじ饅頭Light(包装))
Light

 広島大学と連携し、アレルゲン不使用、糖尿病・生活習慣病予防医学の観点から開発されました。

(もみじ饅頭Light)
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 一般的なもみじ饅頭より一回り小さく、1個74キロカロリーです。

(もみじ饅頭Light(中身))
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 生地(皮)は、小麦粉と卵の代わりに、豆乳や米粉、食物繊維が使われています。

 一般的なもみじ饅頭とほぼ変わりませんが、ほのかな豆乳の風味と、生地(皮)のしっとりとした食感を楽しめました。


【にしき堂×MAZDA特製饅頭】

 「にしき堂×MAZDA特製饅頭」は、マツダの名車を楽しめる、にしき堂の特製饅頭です。

(にしき堂×MAZDA特製饅頭(包装))
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 包装にもマツダのロゴや車が描かれています。

(にしき堂×MAZDA特製饅頭)
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 この饅頭には、マツダ・ファミリアの焼き印が入っていました。

(にしき堂×MAZDA特製饅頭(中身))
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 「生もみじ」と同じ、もっちりした生地(皮)で、中の餡は「こしあん」です。


【ふ餅(こしあん)】

 「ふ餅」は、生麩(なまふ)にあんこを入れた「麩まんじゅう」(生菓子)です。

(ふ餅(こしあん))
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 笹の葉に包まれ、笹の良い香りがしました。

 生麩には青のり粉が混ぜられており、さわやかな青のりの香りも楽しめました。


【勝鯉のカープまんじゅう】

 広島駅に隣接するショッピングセンター「ekie(エキエ)」で、にしき堂の新商品を見つけました。

(「勝鯉のカープまんじゅう」商品販売の様子)
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 広島カープとコラボした「勝鯉のカープまんじゅう」というお菓子です。

(「カープ坊や」の勝鯉カープまんじゅう)
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 このお菓子に描かれた「カープ坊や」を見て、東区光町「ベーカリーカフェSOAR」で出会ったパン「こいほー!」とよく似ていると思ったのです。

(こいほー!)
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 広島では「カープ坊や」が大人気です(笑)

 「勝鯉のカープまんじゅう」には、この「カープ坊や」のほか、「カープ球団ロゴ」、「ビジターユニフォームロゴ」、「スライリー」の4種類の焼き印いずれかが入っています。

 この「カープ坊や」の描かれたまんじゅうをゲットすべく、にしき堂本店でバラを2個購入しました。

 そのうち1個は、店内でいただきました。

(勝鯉のカープまんじゅう(ビジターユニフォームロゴ))
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 こちらは「ビジターユニフォーム(Hiroshima)ロゴ」でした。

 自宅で、もう1個のまんじゅうも開封しました。

(勝鯉のカープまんじゅう(スライリー))
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 広島カープのマスコットキャラクター「スライリー」だー(笑)

 「勝鯉のカープまんじゅう」は、「燃える赤」をテーマに、カステラ生地(皮)にも餡にも、福岡のいちご「あまおう」が使われています。

 福岡ソフトバンクホークスの本拠地、福岡県民の皆さんありがとうございます(笑)

(勝鯉のカープまんじゅう(中身))
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 餡だけでなく、カステラ生地までピンク色に染まっています。

(勝鯉のカープまんじゅう(あまおうジュレ))
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 みずみずしく、ほどよい甘さの「あまおうジュレ」がたっぷり詰められており、いちごの風味を強く感じました。

 正直な話、「カープ坊や」のデザインだけに魅力を感じて購入した商品で、お値段も少し高いなと思ったのですが、実はこれが大当たりで、自信を持っておすすめできます。

 5個入りのセットなら、カープのオリジナル缶バッジも付くのでお得です。

 この勝鯉カープまんじゅうをお土産にもらったら喜ばれると思います。(他球団の強烈なファンを除く)


まとめ

 エキキタスイーツラリーの当選賞品を交換すればいいだけのものを、気付けば、再びエキキタスイーツラリーを楽しんでいました(笑)

 賞品をいただくだけでなく、エキキタのスイーツやパンを幅広く知る良い機会にもなりました。

 また次回も参加できればと思います。


<関連サイト>
 「まち恋女子」(インスタグラム)
 「ゆめマート二葉の里」(広島市東区二葉の里三丁目3-1)
 「ベーカリーキッチンFIRO」(インスタグラム)(広島市東区光町一丁目11-24)
 「にしき堂」(広島・光町本店 広島市東区光町一丁目13-23 ほか)

<関連記事>
 「第11回 エキキタ スイーツラリー -広島駅周辺のパン・スイーツ、オリジナルスイーツ(ホテルグランヴィア広島・ホテル広島ガーデンパレス・シェラトングランドホテル広島)-
 「第12回 エキキタ スイーツラリー -ココアおはぎ・こいほー!・マスカルポーネナッツショコラ・れもんのタルト・鯉恋チーズタルト-

2026年3月29日 (日)

第12回 エキキタ スイーツラリー -ココアおはぎ・こいほー!・マスカルポーネナッツショコラ・れもんのタルト・鯉恋チーズタルト-

第12回 エキキタ スイーツラリー

 2026年2月1日から同年3月15日の期間、「エキキタ(広島駅北エリア)」の魅力の発信と地域の活性化を目的とした「第12回 エキキタ スイーツラリー」が開催されました。

(第12回 エキキタ スイーツラリー)
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 今回の対象店舗は、エキキタにあるスイーツ・パンのお店、14店舗(施設)です。

 対象各店舗で300円(税込)以上のスイーツ・パンなどを購入・飲食すると、スタンプカードの各店舗枠にスタンプがもらえ、そのスタンプをためると、抽選でカープ・サンフレッチェの観戦チケットやホテルのお食事券、絶品スイーツなどの賞品が当たるというイベントです。

(スイーツラリー・スタンプカード)
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 赤枠のスタンプ4個(4店舗(施設)分)で1口の応募、青枠の限定スタンプは3個揃うと1口追加となります。

(第12回 エキキタ スイーツラリー(各店舗スイーツ))
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 このスイーツラリーで出会ったエキキタのスイーツ・パン、そして「第12回スイーツラリー」のオリジナルスイーツを御紹介したいと思います。


行森商店「ココアおはぎ」

 東区二葉の里の「行森商店」を訪問しました。

(行森商店(外観))
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 店内は製造所のみで、おはぎは陳列されておらず、レジもありません。

 お客さんはお店の入口(手前)でおはぎを注文し、注文に応じて作られた出来たてのおはぎを受け取り、その場でお店の方に支払いをする仕組みとなっています。

(行森商店入口・商品案内とスイーツラリーポスター)
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 お店の入口には、エキキタスイーツラリーのポスターが掲示されていました。

 今年もスイーツラリー期間限定の「ココアおはぎ」が販売されていたので購入しました。

(ココアおはぎ)
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 餅(ごはん)にココアパウダーがまぶされ、頂点には板チョコがのせられています。

 お店の商品案内には、「ココアパウダーのほどよい苦味と風味がおはぎとマッチして、まるで洋菓子のような新感覚おはぎ」と紹介されていました。

(ココアおはぎ(中身))
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 チョコレート風味に仕上げられていますが、中にはぎっしりと粒あんが入っていました。

 きなこおはぎの「きなこ」を「ココア」に変えたイメージの、美味しいおはぎでした。


ベーカリーカフェSOAR「こいほー!」

 東区若草町、広島駅新幹線口近くの「ベーカリーカフェSOAR(ソアー)」を訪問しました。

 社会福祉法人「交響」が、株式会社オイシスの焼きたてベーカリーを展開するフランチャイズ店舗「ロンドン」と業務提携して運営されているベーカリーカフェです。

(ベーカリーカフェSOAR)
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 カフェが併設されたパン屋さんです。

 「どんなパンがあるかな」と店内を見回してみると、真正面に「カープ坊や」そっくりの、広島ならではのパンを見つけました。

(「こいほー!」販売の様子)
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 商品名は「こいほー!」です。

 「こいほー」は、「こい(鯉、広島カープ)」が勝って嬉しいこと(ヤッホー、ワンダホーなどで使われる「ホー」)を表現する際に使われる言葉です。

 このパンとコーヒーをイートインでいただきました。

(「こいほー!」とホットコーヒー)
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 席に座り、まずはコーヒーをストレートで一服…

 「濃いほー!」

 コーヒーを味わったあと、改めてパンをいただきました。

(こいほー!)
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 アイシングやチョコレートでカープ坊やが描かれており、カープファンにはたまらない菓子パンです。

 パンを半分に割って、中を確かめてみました。

(こいほー(中身))
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 「こわいほー!」(笑)

 意図的にしたわけではないので、お許しを!

 パンの中には、クリームチーズといちごジャムが入っていました。

 カープのイメージカラー「赤(いちごジャム)」と「白(クリームチーズ)」が使われています。

 これは「うまいほー!」


エキキタスイーツラリー・オリジナルスイーツ

 「第12回エキキタスイーツラリー」では、イベントにちなんだ期間限定のオリジナルスイーツも販売されました。

 広島市東区にある小学校・高等学校・短期大学・大学の生徒・学生を中心に305件のスイーツアイデアが寄せられ、そのうち3つのアイデアが採用されました。

 採用されたアイデアは、エキキタにあるホテル3社(シェラトングランドホテル広島、ホテルグランヴィア広島、ホテル広島ガーデンパレス)が商品化し、販売されました。

 続いては、この3つの「オリジナルスイーツ」を御紹介します。


シェラトングランドホテル広島「マスカルポーネ ナッツショコラ」

 広島駅に隣接する「シェラトングランドホテル広島」を訪問しました。

(シェラトングランドホテル広島)
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 入口にエキキタスイーツラリーのポスターが掲示されていました。

(スイーツラリーポスター(シェラトングランドホテル広島))
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 「シェラトングランドホテル広島」からは、オリジナルスイーツとして「マスカルポーネ ナッツショコラ」が販売されました。

 シェラトングランドホテル広島のロビーラウンジ「&More by Sheraton」で、このオリジナルスイーツとドリンクをいただきました。

(マスカルポーネ ナッツショコラとオリジナルブレンドティー)
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 ドリンクは、シェラトンオリジナルブレンドティーをいただきました。

 八女茶(福岡)と瀬戸内レモンチップをブレンドしたフレーバード緑茶で、茶葉がたっぷり入っていました。

 続いて、オリジナルスイーツをいただきました。

(マスカルポーネ ナッツショコラ)
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 ティラミスをベースにしたスイーツでした。

 マスカルポーネチーズクリームの中にクラッシュアーモンドやクラッシュピスタチオの層が作られ、表面にはココアパウダーがまぶされ、仕上げに薄い板チョコがのせられていました。

 クラッシュナッツの食感と香ばしさが楽しめる、甘いチョコレート風味のティラミスでした。

 この「マスカルポーネナッツショコラ」の商品化にあたっての、参考アイデアを御紹介します。

(参考アイデア(マスカルポーネ ナッツショコラ))
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 (広島市東区役所ウェブサイトを一部加工・引用)

 コーヒーの代わりにチョコレートが使われたティラミスです。

 アピール欄には、

 「私は初めてティラミスを食べたとき、マスカルポーネはとてもおいしく、コーヒーの部分は苦くて食べられませんでした」

 「そこで、少し甘味があり苦みのある大好きなビターチョコをえらび、マスカルポーネと合わせました」

 「チョコの部分はアーモンドやピスタチオを入れ、ザクザク食感をだしました」

 コーヒーのほろ苦さとスポンジのフニャフニャ感が楽しめる一般的なティラミスとは対照的に、チョコレートの甘さとクラッシュナッツのザクザク感が楽しめるティラミスでした。


ホテル広島ガーデンパレス「れもんのタルト」

 東区光町の「ホテル広島ガーデンパレス」からは、オリジナルスイーツとして「れもんのタルト」が販売されました。

(「れもんのタルト」紹介(広島ガーデンパレス))
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 (「ホテル広島ガーデンパレス」ウェブサイトを一部加工・引用)

 事前に電話予約し、予約当日「ホテル広島ガーデンパレス」を訪問しました。

(ホテル広島ガーデンパレス)
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 ホテル1階のバンケットサロンに、スイーツラリー受付がありました。

(スイーツラリー受付)
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 ドリンクバーセット(イートイン)でいただきました。

 飲食フロアでしばらく待っていると、オリジナルスイーツ「れもんのタルト」が運ばれてきました。

(「れもんのタルト」とホットコーヒー)
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 ドリンクは、ホットコーヒーとジャスミンティーをいただきました。

(れもんのタルト)
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 丸いタルトの表面には極薄のレモンピール(レモンの皮)が、お皿に盛り付けられた「ふぐの刺身」のように、きれいに敷き詰められていました。

 タルトの縁(周囲)はクリームとピスタチオで装飾され、てんとう虫と葉っぱのチョコレートがのせられていました。

(れもんのタルト(中身))
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 底のタルト生地がとてもかたく、フォークだけで切るのは大変でした。

 中にはレモン風味のカスタードクリームが詰められていました。

 実際にいただいてみてわかったのですが、このレモンクリームの中にも粒々のレモンピールが入っており、レモンを存分に味わえるタルトに仕上げられていました。

 この「れもんのタルト」の商品化にあたっての、参考アイデアを御紹介します。

(参考アイデア(れもんのタルト))
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 (広島市東区役所ウェブサイトを一部加工・引用)

 「レモンクリーム」
 「レモンのつぶをのせる」
 「上のレモンはただのレモンじゃなくて、砂糖でつけている甘いレモン」
 「タルト部分はクッキーを粉々にしてバターを溶かしていれてかためる」

 なるほど、タルト生地がかたかったのは、クッキー(生地)を使ったからなのですね。

 手間暇かかるスイーツで、1日5個限定だったのもわかる気がしました。


ホテルグランヴィア広島「鯉恋チーズタルト」

 広島駅に隣接する「ホテルグランヴィア広島」を訪問しました。

(ホテルグランヴィア広島)
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 「ホテルグランヴィア広島」からは、オリジナルスイーツとして「鯉恋チーズタルト」が販売されました。

(「鯉恋チーズタルト」紹介(ホテルグランヴィア広島))
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 (「ホテルグランヴィア広島」ウェブサイトを一部加工・引用)

 「いちごの王様「あまおう」の甘酸っぱさと、広島レモンの清々しさを贅沢に閉じ込めました」

 「「いちご×レモン」という、一見意外な組み合わせが織りなす格別な味わい」

 確かに、いちごとレモンは珍しい組合せです。

 ホテル内の「ディッシュパレード」で、オリジナルスイーツ「鯉恋チーズタルト」を購入しました。

(鯉恋チーズタルト)
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 広島市立広島商業高等学校の生徒さんが考案され、ホテルグランヴィア広島パティシエが開発されたオリジナルケーキです。

 広島のシンボル「鯉」をチョコレートにして、見た目にも楽しめるタルトです。

 ホワイトチョコレートで作られた錦鯉が勢い良く跳ねているように見えます。

(鯉恋チーズタルト(中身))
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 サクサクのタルト生地に、チーズクリームと生クリーム、そしていちごが盛り付けられていました。

 さらにクリームの中には、粒々のレモンピールがたくさん入っていました

 そして頂点には、青いソーダ風味のゼリーがトッピングされていました。

 いちごのショートケーキとレモンケーキを一度にいただいているような、贅沢感あふれるオリジナルスイーツでした。

 この「鯉恋チーズタルト」の商品化にあたっての、参考アイデアを御紹介します。

(参考アイデア(鯉恋チーズタルト))
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 (広島市東区役所ウェブサイトを一部加工・引用)

 「いちごの甘酸っぱさとレモンの爽やかさとチーズのコクと酸味がマッチしたスイーツ」
 「レモンは「瀬戸内(広島)レモン」を使用」
 「広島ならではのタルトにしたかったため、鯉のかたちをしているチョコレートをつけました」

 広島県廿日市市で「はつかいちご」と呼ばれるいちごがあることにも触れておられました。

 なかなかのアイデアマンですね。

 考案者と開発者のアイデアとセンスが光るスイーツでした。

 「こいこい」と聞いて「猪鹿蝶(いのしかちょう)」とか「月見で一杯」とか花札を連想する私とは異なる世界です(笑)


まとめ

 結果として、私はスタンプを7個、限定スタンプを3個集めることができ、2口分を応募しました。

(スタンプカード応募)
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 スタンプを集めることを目的に複数のお店で買い物をし、また買いたい(行きたい)と思うスイーツやお店もあったので、これが大勢になれば、地域活性化につながることを実感しました。

 また機会があれば参加したいと思います。


<関連サイト>
 「エキキタまちづくり会議」(広島市東区光町二丁目10-11)
 「行森商店」(広島市東区二葉の里一丁目7-13)
 「ベーカリーカフェSOAR(インスタグラム)」(広島市東区若草町15-20)
 「シェラトングランドホテル広島」(広島市東区若草町12-1)
 「ホテル広島ガーデンパレス」(広島市東区光町1-15-21)
 「ホテルグランヴィア広島」(広島市南区松原町1-5)
 「はつかいちご」(廿日市商工会議所)

<関連記事>
 「ひろしま南区スイーツフェア -南区3名山(似島(安芸小富士)・黄金山・比治山)と代表花(ミモザ・桜・広島椿)のスイーツ-
 「みなみく七大伝説スイーツ2023 -広島市南区の第九伝説・黄金伝説・河童猿猴伝説・妖怪伝説にちなんだスイーツ-
 「みなみく七大伝説スイーツ2023 -広島市南区の菓子伝説・鉄道伝説・天女姫伝説にちなんだスイーツ-
 「第11回 エキキタ スイーツラリー -広島駅周辺のパン・スイーツ、オリジナルスイーツ(ホテルグランヴィア広島・ホテル広島ガーデンパレス・シェラトングランドホテル広島)-

2026年3月22日 (日)

ビッグ錠先生の世界21 -ビッグ錠とその仲間たちPART8 楽市楽座・ズボラの漫画飯オフ会第12弾 -

 2026年3月14日から16日の3日間、神奈川県藤沢市の「湘南台駅地下アートスクエア」をメイン会場に、「ビッグ錠とその仲間たちPART8 楽市楽座」が開催されました。

(「ビッグ錠とその仲間たちPART8 楽市楽座」チラシ)
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 ビッグ錠先生やお仲間の漫画家の作品展示、トークショウ、ミュージカル・ライブペインティングショウなどの盛りだくさんのイベントで盛り上がりました。

 このイベントに合わせて、湘南台のバー「アルスノーバ」で、ズボラさんの漫画飯オフ会やセリ鍋パーティー、浜野ケイ子さんライブも開催されました。

(「ズボラの漫画飯オフ会第12弾」開催案内)
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 私は3月14日・15日に湘南台を訪問し、これらのイベントを楽しませていただきました。


ビッグ錠とその仲間たちPART8 楽市楽座

 メイン会場の「湘南台駅地下アートスクエア」では、ビッグ錠先生とお仲間の漫画家さんによるトークショーが開催されました。

(「ビッグ錠とその仲間たち展PART8」ポスター)
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 昨年に引き続き、ビッグ錠先生の記念誌(今回は第二部)も発刊・配付されました。

(「包丁人味平」と「ビッグ錠記念誌第二部」)
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 今回の記念誌は、ビッグ錠先生と湘南台の関わりや御縁がメインテーマとなっています。

(ビッグ錠先生と湘南台)
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 (ビッグ錠とその仲間たち実行委員会「ビッグ錠記念誌第二部」湘南台地区郷土づくり推進会議から一部引用)

 13時のイベント開始時刻を迎えると、地元住民や漫画ファンの方々が大勢集まりました。

(「ビッグ錠とその仲間たち展PART8」会場の様子)
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 やがて、ビッグ錠先生とお仲間の先生方がステージに登壇されました。

(ビッグ錠先生とお仲間の先生方)
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 写真左から、寺沢大介先生、山根青鬼先生、岸田尚先生、ビッグ錠先生、辻下浩二先生、倉田よしみ先生です。

 あとで司会者から伺ったお話ですが、イベント当日、ふたを開けてみるとメンバーの半分が違う人になっており、あらかじめ用意されていた出演者の紹介文を使うことができず、大変だったそうです(笑)

 しばらくイベントを楽しんだ後、漫画飯オフ会の準備を頼まれている私は、漫画飯オフ会の会場へと向かいました。


漫画飯オフ会の会場準備

 漫画飯オフ会の会場「アルスノーバ」には、お店のマスターやズボラさん、運営スタッフ(アルスノーバの常連さん)などが続々と集合し、みんなでイベントの準備に取りかかりました。

 私は、ビッグ錠先生、寺沢大介先生、小川悦司先生、森月真冬先生など、今回のイベントに関連した書籍やグッズを会場に展示しました。

(「ミスター味っ子」・「将太の寿司」アクリルスタンド)
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(書籍展示コーナー(寺沢大介先生・森月真冬先生など))
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(書籍展示コーナー(小川悦司先生・ビッグ錠先生など))
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 寺沢大介先生のグルメ漫画「喰わせモン」に登場する「海老丸ごと餃子」もあらかじめ調理しました。

(海老丸ごと餃子(加熱前))
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 海老1尾が丸ごと皮で包まれた餃子です。

(海老丸ごと餃子)
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 具は海老のみで、なんて贅沢な餃子なのだろうと思いました。

 続いて、「菜の花鯉餃子」(後述)の餡を皮で包む作業もお手伝いしました。

(菜の花鯉餃子を作る様子)
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 餃子の餡は、鯉のミンチと細かく刻んだ菜の花です。

 薄手のビニール手袋を手にはめた状態で餃子の皮を扱うのは、意外と難しかったです。

 その後、イベント開催時の役割分担が決められ、私は受付(会計)を担当することになりました。


ズボラの漫画飯オフ会第12弾

 15時前ごろから、漫画飯オフ会参加者の皆さんや漫画家の方々が続々と会場に来られました。

 ビッグ錠先生は、夕方まで湘南台駅地下アートスクエアのイベントに出席されていたため、とりあえずビッグ錠先生抜きでオフ会が開始されました。

 私はお店の入口で参加者のチェックや参加費の徴収を行いました。

(オフ会受付)
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 しばらくして、受付担当は手元に現金や名簿があるので、その場を離れることができないことがわかりました。

 今回の記事は、料理によって記事の内容や写真の枚数に偏りがありますが、こうした諸事情があったためと御理解ください(笑)


【「スーパーくいしん坊」の「50ミリハンバーグ」】

 ビッグ錠先生のグルメ漫画「スーパーくいしん坊」に登場する「50ミリハンバーグ」が実演されました。

(50ミリハンバーグを焼く様子)
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 ズボラさんがあらかじめ下拵えされたハンバーグをフライパンで焼く様子です。

(50ミリハンバーグ)
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 厚さ50ミリ(5センチ)のハンバーグは、ボリューム満点です。

(50ミリハンバーグ(試食用))
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 試食のサイズもでかい!

 あとで私もいただきましたが、挽き肉がみっしりと詰まった、食べごたえのある美味しいハンバーグでした。


【「中華一番!」の「エビチリチャーハン」】

 続いて、小川悦司先生のグルメ漫画「中華一番!」に登場する「エビチリチャーハン」が提供されました。

(エビチリチャーハン(大皿))
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 チャーハンにエビチリがたっぷりかけられた、夢のようなチャーハンです。

(エビチリチャーハン)
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 チャーハンとエビチリ、どちらも美味しく調理されており、贅沢感がありました。


【「ミスター味っ子」の「揚げピザ」】

 続いて、寺沢大介先生のグルメ漫画「ミスター味っ子」に登場する「揚げピザ」が実演されました。

(ミスター味っ子「揚げピザ」の紹介)
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 トマトソースをベースに、生ハム、パイナップル、生ウニ、玉子(ウズラの玉子)などを使った最上級の揚げピザです。

 参加者のお一人が「揚げピザ」を実演されました。

(ピザ生地を手で伸ばす様子)
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 最初はピザ生地を手で伸ばしておられましたが…

(ピザ生地をワインボトルで伸ばす様子)
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 近くにあったワインボトルでピザ生地を伸ばすことを発案され、このワインボトルを使っていると…

 実は貴重なワインボトルだったようで、マスターに叱られていました(笑)

 次に、伸ばしたピザ生地に具をのせました。

(ピザ生地に具材をのせた様子)
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 以後、原作の漫画のセリフで御説明します。

 「ピザにかすかな塩味を加える生ハム」
 「生ハムの塩味にほのかな甘味を配するパイナップル」
 「強烈な風味を生かす生ウニ」
 「あんたが用意した具のここまではわかるわ」

 「オレの探しあてたのはこの花さ!!」
 「これがオレのピザに必要なものなんだ」
 「ええ!?」

(カボチャの花(ズッキーニの花))
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 なんと、ピザの具にカボチャの花(ズッキーニの花)が使われるのです。

(ピザ生地にカボチャの花をのせる様子)
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 具をのせたピザ生地を2つに(半月形に)折り、つなぎ合わせました。

(ピザ生地をつなぎ合わせる様子)
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 油で揚げる途中で破れないよう、フォークでしっかりとつなぎ合わせました。

 そしてこのピザ生地を油で揚げます。

(ピザ生地を揚げる様子)
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(揚げピザ)
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 揚げピザの完成です。

 まずは、考案された寺沢大介先生に揚げピザの確認と試食をお願いしました。

(揚げピザをカットする寺沢大介先生)
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 美味しいと評価され、とても喜んでおられました。


【「真・中華一番!」の「菜の花鯉餃子」】

 続いて、小川悦司先生のグルメ漫画「真・中華一番!」に登場する「菜の花鯉餃子」が実演されました。

 小林銅蟲先生の弟さん、「ヒト秋」さんに再現していただきました。

(鯉のスープ)
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 こちらはブツ切りにした鯉からとったスープです。

(菜の花鯉餃子(加熱前))
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 このスープに、オフ会開始前に用意しておいた「菜の花鯉餃子」と菜の花を入れます。

(スープに餃子と菜の花を入れた様子)
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 しばらく煮込んで完成です。

(菜の花鯉餃子)
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 餃子の餡は、鯉のミンチと菜の花ですが、生臭さは全くなく、挽き肉の水餃子をいただいている感じでした。

 小川悦司先生も試食され、高く評価されていました。


【「スーパーくいしん坊」の「せいろ餃子」】

 最後にビッグ錠先生のグルメ漫画「スーパーくいしん坊」の「せいろ餃子」が実演されました。

 「せいろ餃子」の特徴は、せいろに入れた餃子を鶏がらスープで蒸し茹で、さらにその餃子を焼いて焼き餃子にすることです。

(せいろごと鶏がらスープの鍋に入れた様子)
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 鶏がらスープ入りの鍋に、キャベツと餃子を入れたせいろをドボンと浸します。

(せいろにフタをし、餃子を蒸し茹でする様子)
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 せいろにフタをし、餃子を蒸し茹でします。

 しばらく加熱し、「せいろ餃子」が蒸しあがりました。

(せいろを鍋から引き上げる様子)
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 「せーろ」とタイミングを合わせ、一気にせいろを鍋から引き上げました。

 この状態で「水餃子」として調理を終えてもいいはずなのに、これをさらにフライパンで焼きます。

(せいろから取り出した餃子をフライパンで焼く様子)
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 なんとも手間がかかる餃子です。

(せいろ餃子)
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 「せいろ餃子」を考案されたビッグ錠先生に試食していただきました。

(せいろ餃子を試食するビッグ錠先生)
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 「普通の餃子とどこが違うの?」と冗談をおっしゃいながら、美味しそうに召し上がっていました。


参加者とグルメ漫画家の先生たちとの交流

 オフ会では、参加者とグルメ漫画家の先生たちとの交流もありました。

(小川悦司先生が色紙にサインされる様子)
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 小川悦司先生が色紙にサインされている様子です。

 シャンソン歌手・浜野ケイ子さんの似顔絵を描かれています。

 ビッグ錠先生は…

(ビッグ錠先生の寝姿)
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 寝てる!(笑)

 ビッグ錠先生に限らず、皆さんお疲れだったのだと思います。

(餃子とマジック)
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 餃子とサイン用のマジックが同じ皿に置かれているぐらいですから。

 私も小川悦司先生からサインをいただきました。

(小川悦司先生のサイン)
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 「中華一番!」の「マオ」を描いてくださいました。

 一生の宝物です。

 今回の漫画飯オフ会も大いに盛り上がりました。


セリ鍋&浜野ケイ子さんライブ

 翌日15日の夕方、同じ湘南台の「アルスノーバ」で「セリ鍋&浜野ケイ子さんライブ」が開催されました。

 私も東京で食事や買い物を済ませた後、再びアルスノーバを訪問しました。

(アルスノーバ)
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 2日連続でイベントに参加するのは初めてです。

 16時頃から、セリ鍋パーティーが始まりました。

 セリやセリ鍋の汁(スープ)は、宮城から持って来ていただいたり、取り寄せたりしたものです。

(セリ)
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 セリは葉だけでなく、根っこまで付いたものです。

 セリは冬から春先が旬で、3月中旬には入手困難になるそうです。

(セリ鍋の具)
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(セリ鍋の汁(鴨汁仕立て))
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 セリをはじめとする具材の味を引き立てるのが、こちらのセリ鍋の汁(スープ)です。

 芋煮やすき焼きのタレに似た、甘くて濃い醤油ベースのスープで、鴨肉のダシが効いていました。

(セリ鍋)
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 スープを注いだ鍋の中に、ぶつ切りの鶏肉(又は鴨肉)を入れ、しばらく煮込んだあと、ささがきのゴボウ、白菜、しらたき、豆腐などを加え、最後にセリをのせて煮込みます。

 セリは、葉だけでなく、根っこも入れて煮ます。

(セリ鍋(小皿))
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 「うまっ!」

 私を含めた参加者の全員の感想です。

 セリは春菊に似た香りとシャキシャキ感があり、肉ではなくセリが主役なのだとわかりました。

 セリの根もシャキシャキで、ダシが浸みて、根っこならではの魅力があることを知りました。

(セリの根)
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 鶏肉やゴボウ、白菜などの具材も、甘くて濃い醤油ベースのスープとの相性が抜群でした。

 セリ鍋を囲んで皆さんとゆっくり過ごし、夜の「浜野ケイ子さんライブ」も楽しみたかったのですが、帰りの飛行機出発時刻が迫り、私はやむなくお店をあとにしました。

 皆さんが温かく見送ってくださり、感謝の気持ち一杯で、湘南台駅へと向かいました。


 どのイベントにも、笑いと感動がありました。

 マスターやズボラさんをはじめとする運営スタッフの皆さん、漫画家の先生方、浜野ケイ子さん、参加者の皆さん、アルスノーバの常連の皆さん、湘南台地区郷土づくり推進会議の皆さん、今回もありがとうございました。


<関連サイト>
 「ズボラの漫画飯再現料理

<関連記事>
 「ビッグ錠先生の世界10 -湘南台「ビッグ錠の66.50展」とプリンカレー勝負-
 「ビッグ錠先生の世界15 -湘南台「ウソとホントの間には…出来らあ!…がある…DE SHOW」・漫画飯オフ会-
 「ビッグ錠先生の世界17 -ビッグ錠とその仲間たちPART7~マンガ家のお宝市~・漫画飯文化祭第9弾 漫画飯オフ会-

<参考文献>
 ビッグ錠とその仲間たち実行委員会「ビッグ錠記念誌第二部」湘南台地区郷土づくり推進会議 

2026年3月15日 (日)

料理教室&異文化理解イベント「ウズベキスタンの料理と文化を体験しましょう」-チュチュワラスープ・ウズベクバホルサラダ-

ひろしま国際センターの料理教室・異文化理解イベント

 2026年3月7日、ひろしま国際センター主催の料理教室&異文化理解イベント「ウズベキスタンの料理と文化を体験しましょう」に参加しました。

 このイベントは、「BIG FRONT ひろしま」の5階にある「広島市福祉総合センター」の料理教室で開催されました。

(BIG FRONT ひろしま)
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 定員は20名で、参加者は3人又は4人ずつ、6つのグループに分かれました。

 応募者が多く、抽選となりましたが、私は電子メールで当選通知が届き、このイベントに参加することが出来ました。

 受付を済ませ、控え室で持参したエプロンとバンダナを身につけた後、案内されたEグループの調理台に向かいました。

 調理台には、あらかじめ調理器具や食材が用意されていました。

(各グループの調理台に用意された調理器具・食材)
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 調理実習は、まず講師のカリモフ・ミルゾヒドさん(通称ミルさん)と奥様のリサさんがお手本を示し、参加者はそれを理解した上で、各グループの調理台に戻り、調理するという方法で進められました。

 今回は、ウズベキスタン料理の「チュチュワラスープ」と「ウズベクバホルサラダ」の調理にチャレンジしました。

 それぞれの料理と調理体験の様子を御紹介します。


チュチュワラスープ

 「チュチュワラスープ」は、羊肉や牛肉、玉ねぎなどを詰めた小さな餃子をブイヨンで煮込んだ、ウズベキスタンの家庭料理です。

 「チュチュワラ」はウズベク語で「耳」という意味です。

 餃子を耳の形に仕上げることで、その愛らしい形に由来した料理名が付けられています。

【チュチュワラ作り】

 まず最初に、講師から、あらかじめ寝かせておいた小麦粉生地(小麦粉と塩を混ぜ、水を加えてこねたもの)を麺棒で薄く伸ばす作業を教えていただきました。

(講師が麵棒で小麦粉生地を薄く延ばす様子)
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 伸ばした生地に打ち粉を振りかけ、その生地を麵棒に巻き付けて、徐々に生地を薄く仕上げておられました。

 薄く延ばした生地は、指3本程度の幅に折り重ねます。

 その折り重ねた生地を、包丁で縦に指3本程度の幅に切ります。

(講師が折りたたんだ小麦粉生地を均等の幅に切る様子)
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 人差し指・中指・薬指を3本合わせて、その幅に生地を切っている様子です。

 この切った生地を広げ、1枚1枚重ね直して、さらに指3本程度の幅に切ると、最終的に正方形の生地が出来上がります。

(正方形にカットされた小麦粉生地)
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 この正方形の皮に具(餡)を包み、チュチュワラ(耳)の形に仕上げます。

(講師が皮に具(餡)を包み、チュチュワラの形を作る様子)
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 生地にちょこんと具(餡)をのせて半分に折り、指でくるっと回しながら生地の両端を重ね合わせることで耳の形に仕上げます。

(講師が作られたチュチュワラ)
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 中心に穴を作り、見事に耳の形に仕上げられています。

 ひととおり教えていただいた後、参加者は各グループの調理台に戻り、調理に取りかかりました。

 小麦粉生地を麺棒で伸ばし、正方形の形に仕上げました。

 続いて、挽き肉・玉ねぎ(みじん切り)・塩・こしょう・クミンを混ぜ合わせ、チュチュワラの具(餡)を作りました。

(Eグループでチュチュワラの具(餡)を作る様子)
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 私は女性の皆さんが手際よく下拵えされている様子を見て感心するばかりでした(笑)

(Eグループでチュチュワラの具(餡)を混ぜ合わせる様子)
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 なるほど、ビニール手袋をして挽き肉をこねると、手に脂が付かないのですね。
 (私は普段スプーンでこねています。)

 出来上がった皮と具(餡)をチュチュワラの形に包みました。

(チュチュワラの皮と具(餡))
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(Eグループのチュチュワラ)
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 こちらが、我がEグループが作ったチュチュワラです。

 右下が私の作ったチュチュワラですが、ほかの皆さんと比べて小さめのサイズとなりました。
 (具(餡)の量を少なくしたためです…)

 講師が作られたお手本チュチュワラと見比べてみました。

(講師が作られたお手本チュチュワラ)
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 やはりこちらの方が耳の形に近いと思いました。

 中心の耳穴をはっきりと形作られているからでしょう。

【スープ作り】

 続いて、チュチュワラを煮込むスープを作りました。

 こちらも、まずは講師によるお手本調理からです。

 まずは、スープの具となる玉ねぎをみじん切りに、人参とじゃがいもを角切りにしました。

(講師が包丁で人参を切る様子)
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 ミルさんの2人のお子さんも、お父さんの調理を見守っておられます。

 人参をまず縦に切ってから、一度に角切りを作る方法は新鮮でした。

 材料を切り終えたら、鍋にサラダ油を入れて加熱し、まずは玉ねぎをしっかりと炒めます。

 その後、鍋に人参とじゃがいもを加えて、軽く炒めます。

(講師が玉ねぎ・人参・じゃがいもを油で炒める様子)
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 具に火がとおったら、トマトペーストを加えてさらに炒めます。

(講師がトマトペーストを加えた様子)
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 トマト(ペースト)を油でよく炒めることで、旨味が出てくるとのお話でした。

 そして人数分の水を加えます。

(講師が鍋に水を加える様子)
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 いったんスープ皿に水を入れたものを鍋に加えることで、人数分の水を測りました。

 このあと、塩・こしょう・クミン・コリアンダーで調味し、チュチュワラを加えてしばらく煮込めば完成です。

 お手本にならい、Eグループでも調理を開始しました。

(Eグループで玉ねぎ・人参・じゃがいもを油で炒める様子)
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 鍋に油をたっぷり入れているため、油がパチパチはねて大変でした。

 「この段階でスパイスを加え、炒めた方が香りが引き立つのではないか」という意見も出て、私のグループのメンバーはレベルが高いと思いました。

(Eグループで具にトマトペーストを加え、炒める様子)
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 旨味を引き出すべく、トマト(ペースト)を加えてからも、しっかりと炒めました。

(Eグループで鍋に水を加えて加熱した様子)

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 表面がヌラヌラしているのは、たくさんの油を使ったからです。

(使用した油の量)
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 4人分のスープに、カップ1杯分の油を使いました。

 スープが沸騰したところで、鍋にチュチュワラを入れました。

 しばらく煮込み、チュチュワラが浮き上がってきたら「チュチュワラスープ」の完成です。

(Eグループのチュチュワラスープ(鍋))
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 トマトとスパイスが融合した、とても良い香りが漂いました。


ウズベクバホルサラダ

 「ウズベクバホルサラダ」は、新鮮な野菜を刻んでヨーグルトで和えた、ウズベキスタンのサラダです。

 「バホル」は「春」という意味で、その名のとおり春野菜で作るサラダなのだそうです。

 今回、野菜はキャベツ、ラディッシュ、きゅうり、青ねぎ、パクチー、にんにくを使いました。

 キャベツときゅうりは細切りに、ラディッシュは半月切りに、青ねぎとパクチーは小口切り(細かい輪切り)に、にんにくはみじん切りにします。

(講師がキュウリを刻む様子)
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 人参と同様、きゅうりをまず縦に薄く切ってから、包丁を斜めに入れて細切りにしておられました。

(講師が青ねぎとパクチーを刻む様子)
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 青ねぎとパクチーは束にまとめて、一緒に細かく刻みます。

 にんにくもみじん切りにしました。

 刻んだ野菜をボウルに入れ、ヨーグルト・塩・こしょうを加えて、すべてを混ぜ合わせます。

(講師が野菜とヨーグルトを和える様子)
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 今回は使ってませんが、これにレモン汁かライム汁を加えると、さらに美味しくなるそうです。

 これで「ウズベクバホルサラダ」の完成です。

 お手本にならい、Eグループでも調理を開始しました。

 私はきゅうりとにんにくを切りました。

 分担して野菜を切った後、その野菜をボウルに入れ、ヨーグルトや調味料で和えました。

(Eグループで野菜とヨーグルト・調味料を和える様子)
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 ウズベキスタンではなく、ブルガリアヨーグルトでしたが(笑)

 大皿に盛り付け、「ウズベクバホルサラダ」の完成です。

(Eグループのウズベクバホルサラダ)
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チュチュワラスープとウズベクバホルサラダの試食

 出来上がったチュチュワラスープとウズベクバホルサラダを小皿に盛り付けました。

(チュチュワラスープとウズベクバホルサラダ)
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 見た目重視で、ナイフ・フォーク・スプーンをペーパーナプキンの上に置きましたが、結局ナイフは不要でした(笑)

 「和食の煮物を入れる深皿にウズベキスタンのスープを盛るところが料理教室っぽくていいな」と個人的に思いました。

(チュチュワラスープ)
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 具だくさんのチュチュワラスープです。

(チュチュワラスープのチュチュワラ)
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 確かに耳の形をしています。

 いただいてみると、トマトスープに炒めた玉ねぎの甘みや、チュチュワラの挽き肉の旨みが加わり、何とも美味しいスープになっていました。

 油をたっぷり使ったことで、スープにコクが出て、具の旨みも引き出されていました。

 小麦粉生地で作ったチュチュワラも食べごたえがあり、このスープだけで十分な食事になる一品でした。

 続いて、ウズベクバホルサラダをいただきました。

(ウズベクバホルサラダ)
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 この皿は、サラダに合った皿だと思います。

 ヨーグルトがドレッシングの役割を果たすこと、そして、ヨーグルトのほどよい酸味とコクが加わることにより、野菜もヨーグルトも食べやすくなることがわかりました。

 一番驚いたのはヨーグルトと刻みにんにくの相性が良いことで、生のにんにくの臭いや辛味はヨーグルトで包み隠され、にんにくの旨みが引き出されることがわかりました。


ウズベキスタン文化ミニ講座

 料理を食べながら、講師のミルさんからウズベキスタンの文化や風習について教えていただきました。

(ウズベキスタン文化ミニ講座の様子)
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 今回のイベントで、食文化を中心に、学んだことをまとめておきます。

・ウズベキスタンの食事はパンが中心で、パン料理もある。
・パン料理にもパンを添えて食べられる。
・ウズベキスタンの人は出会った人に「お茶を飲もう」と誘うが、これは建前ではなく本心。
・プロフ(ウズベキスタンのピラフ)は油をたくさん使う。羊のお尻の脂が使われているのが本物のプロフ。
・白ごはんだけを食べる(白ごはんにおかずを添えて食べる)習慣はない。
・ラグマンは中国から伝えられた麺料理。中国ウイグル自治区が発祥と言われている。
・マルコフチャは朝鮮系の人参サラダ(キムチ)。「マルコフ」はロシア語で「人参」という意味。

 みんなで後片付けをし、一段落した後、私はミルさんにウズベキスタンの麺料理「ラグマン」の食べ方について質問させていただきました。

 私:「ラグマンは日本の「うどん」に似た太麺の麺料理ですが、ウズベキスタンの人々はどうやって食べているのでしょうか。以前、ラグマンを食べたことがあるのですが、麺が太いので、フォークでからめたり、スプーンですくったりすることが難しく、箸を使うのが一番適していると思うのですが…」
 ミルさん:「そうなんです。実は本国でもラグマンを食べるのは難しいと思われている方が多いです。広島のウズベキスタン料理店では、箸と紙エプロンが用意されています」

 「ラグマンをフォークやスプーンで食べるのは難しい」と思っているのは私だけではなかったと、ホッと胸をなでおろしました。


まとめ

 ひろしま国際センターの職員さんとは、以前、一緒にお仕事をしたことがあるので、今回はプライベートでの参加とは言え、懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。

 ミルさんと奥様から調理方法や食材の切り方などのお手本を教えていただき、それを受けて実際に各グループで調理体験し、作った料理を食べ、会場の皆さんとお話しできたことは、とても身近な異文化交流・異文化体験だと思いました。

 コロナ禍の際はこうした料理体験イベントがパタッとなくなり、少し寂しい気持ちでしたが、再びこうしたイベントが開催されるようになったことを心から嬉しく思いました。

 またこのようなイベントがあれば応募したいと思います。


<関連サイト>
 「ひろしま国際センター」(広島市中区中町8-18 広島クリスタルプラザ6階)
 「広島市社会福祉協議会(広島市総合福祉センター)」(広島市南区松原町5番1号 BIG FRONT ひろしま 5・6階)
 「ウズベキスタン パレス(UZBEKISTAN PALACE)」(広島市中区立町1-26 泰平ビル1階)

<関連記事>
 「アルメニア・ウズベキスタン・ロシア・モルドバのスープとパン
 「ウズベキスタン・キルギス料理の特徴と主な料理 -ノン・ラグマン-
 「ウズベキスタン料理の特徴と主な料理 -ノン・カイマク・コムハニー・シャクシュカ・サラート・ナッツ・ドライフルーツ・マルコフチャ-
 世界各国の料理は「食文化関連記事一覧表・索引」の「各国料理の特徴と主な料理」を御参照ください。

2026年3月 8日 (日)

マレーシア料理の特徴と主な料理3 -クアラルンプール「ザクアラルンプールジャーナル」の朝食ビュッフェ・アフタヌーンティー・ミニバー-

ブキッ・ビンタンと「ザ クアラルンプールジャーナル」

 「ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)」は、クアラルンプール最大の繁華街です。

(ブキッ・ビンタン)
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 マレーシア訪問時、このブキッ・ビンタンの中心地にあるホテル「ザ クアラルンプールジャーナル(THE KUALA LUMPUR JOURNAL)」に3泊しました。

(ザ クアラルンプールジャーナル(全景))
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(ザ クアラルンプールジャーナル玄関)
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 今回は、このホテルでいただいた朝食(ビュッフェ)、アフタヌーンティー、ミニバーのドリンクを御紹介します。


ホテルのミニバー

 ホテルに到着し、案内された部屋に入ると、室内にミニバーがありました。

(ミニバー(冷蔵庫))
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 ミニバー(冷蔵庫)の中には、紙パックのソフトドリンクが4本と瓶詰めのミネラルウォーターが1本入っていました。

 冷蔵庫の上には常温のミネラルウォーターも用意され、お湯を沸かして温かいコーヒーや紅茶も飲めるようになっていました。
 (ホットドリンク用に、コーヒースティック3本、紅茶ティーバッグ3袋、レギュラーコーヒー2杯分が常備されていました。)

(ミニバーのソフトドリンク)
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 ソフトドリンクは、豆乳ドリンク(Soya Bean Drink)2本、オレンジジュース(Orange Juice)1本、菊花茶(クリサンセマム ティー・Chrysanthemum Tea)1本が冷蔵庫に常備されていて、滞在中は消費した分だけ(無料で)補充されました。

 豆乳ドリンクは薄い白色で、薄い豆乳に砂糖を加えたような味でした。

 菊花茶は中国由来の真っ黄色なお茶で、花の香りはあまりせず、ロウソクのロウを水に溶かして砂糖で甘くしたような、不思議な風味がしました。

 大びんのミネラルウォーターが2本常備されているのが何よりもありがたく、ホテル滞在中に外出してミネラルウォーターを買ってくる必要はありませんでした。


朝食ビュッフェ(初日)

 朝、目覚めて服を着替え、カメラ片手にグランドフロアのレストラン(朝食会場)へ向かいました。

 マレーシアの様々な食文化を体験することがメインテーマだったので、ホテルの朝食は不要と考えていたのですが、「朝食の有無で宿泊料金は変わらない」パッケージプランだったこともあり、「せっかくなら」という気持ちで朝食をいただきました。

 ところが、レストランで用意されている料理・デザートを見てみると、マレーシアならではの料理もあり、「これも1つのテーマになる」ことを確信しました。

(朝食ビュッフェの様子)
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 初日の朝食ビュッフェを御紹介します。

(フルーツコーナー(朝食ビュッフェ))
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 東南アジアのホテルビュッフェでは、南国の様々なフルーツが提供されるのが定番です。

 スイカ、パイナップル、オレンジ、フルーツ入りのポテトサラダ、スイカサラダなどが用意されていました。

(お粥の付け合わせ)
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 マレーシアには中国系の料理も多く、加えて中国人観光客も多いことから、お粥(白粥)とその付け合わせも用意されていました。

 「ナシレマ」に必須の「皮付きピーナッツ」や「揚げた小魚(イカンビリス)」など、マレーシアならではの付け合わせも用意されていました。

(ナシゴレン・チキンルンダン)
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 こちらは「ナシゴレン」(マレーシアの焼き飯、「ナシ」はごはん、「ゴレン」は炒めるという意味)と、「チキンルンダン」(鶏肉のココナッツ煮込み)です。

 いずれもマレーシアの代表的な料理です。

(炒麺)
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 こちらは「炒麺(焼きそば)」です。

 米粉の平麺が使われているところはタイの「パッタイ」に、ピリ辛の味付けはマレーシアの「ミーゴレン(「ミー」は麺という意味)」に似た、オリジナル焼きそばでした。

(シューマイ)
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 こちらは鮮やかな緑色の皮で包まれたシューマイです。

(フムス・トルティーヤ)
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 中東のひよこ豆のペースト「フムス」と、中南米の薄焼きパン「トルティーヤ」もありました。

(デニッシュ・ペストリー)
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 アップルパイ、チョコレートパイ、クロワッサン、ドーナツなどが揃った、デニッシュ・ペストリーのコーナーもありました。

(朝食プレート(初日))
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 皿の中心にナシゴレン、その周りにおかずを盛り付けて、「ナシレマ」のようなワンプレートライスにしてみました。

 続いてデザートをいただきました。

(デザートプレート(初日))
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 特筆すべきは「ミニエッグタルト」と「パンダンケーキ」です。

(ミニエッグタルト・パンダンケーキ)
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 写真手前が「ミニエッグタルト」、奥の緑色のケーキが「パンダンケーキ」です。

 マレーシア(特にマラッカ)は、歴史的にポルトガルの影響も受けていることから、お菓子としてパイやエッグタルト(パステル・デ・ナタ)がよく食べられます。

 また、鮮やかな緑色をしたパンダンリーフを使ったお菓子も東南アジアでよく見受けられます。

(ドリンクバー)
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 ドリンクバーは、コーヒー・紅茶のほか、フルーツジュースが充実していました。

 フルーツジュースは、マンゴージュース、グァバジュース、オレンジジュースが用意されていました。

(マンゴージュースとバーチャーミューズリー)
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 「マンゴージュース」と「バーチャーミューズリー」です。

 「バーチャーミューズリー(ビルヒャーミューズリー、bircher muesli)」は、シリアル(穀物やドライフルーツ)にヨーグルトや牛乳を組み合わせたスイス発祥の健康食です。

 なんだかんだと、初日の朝はたくさんいただきました(笑)


アフタヌーンティー

 こちらのホテルでは、15時から17時の間、アフタヌーンティータイムとして、軽食ビュッフェがいただけます。

 ワインも好きなだけいただくことができるようです。

(クロポッ・クラッカー・クッキー・グリッシーニ)
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 写真右上に用意されているのは「クロポッ(Keropok)」と呼ばれる魚の粉末を混ぜ込んだチップスです。

 東南アジア各国でよく食べられているスナックで、日本の「(揚げ)かきもち」そっくりです。

 インドネシアでは「クルプック」という名で、ナシゴレンなどの付け合わせとしてよく出されます。

(ナシゴレン・フライドチキン)
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 「ナシゴレン」や「フライドチキン」もありました。

(揚げ物コーナー(ポテトカレーパフ・フィッシュフィンガー・カニの素揚げ))
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 揚げ物コーナーには「ポテトカレーパフ(カレー風味ポテトのパイ)」、「フィッシュフィンガー(魚すり身フライ)」、「カニの素揚げ」がありました。

(アフタヌーンティープレート)
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 アフタヌーンティーなので、サンドイッチもいただきました。

 カニの素揚げがインパクトあります。

(ポテトカレーパフ(カレー風味ポテトのパイ))
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 「ポテトカレーパフ(カレー風味ポテトのパイ)」は、揚げたパイの中にカレー風味のポテトが詰められた一品でした。

(フルーツコーナー(アフタヌーンティー))
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 アフタヌーンティーでもフルーツコーナーが充実していて、みかん、ドラゴンフルーツ、マンゴー、スイカが用意されていました。

(フルーツとココナッツケーキ)
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 プレート右側のケーキは、ココナッツケーキです。

(糖水スイートポテト)
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 こちらは、一見マンゴーのように見えますが、「糖水スイートポテト(Tong Shui Sweet Potato)」と呼ばれるサツマイモをシロップで煮たデザートスープです。


朝食ビュッフェ(2日目)

 朝食ビュッフェ2日目も数多くの料理が用意されていましたが、マレーシアで連日たくさんの料理を食べ続けていた私は、軽くデザートだけいただきました。

(プチケーキとカスタードプリン)
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 この日は、3種の「プチケーキ(紫芋・抹茶・ココナッツ)」と「カスタードプリン」が用意されていました。

(プチケーキ(紫芋・抹茶・ココナッツ))
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 緑色のケーキは、一瞬パンダンリーフのケーキかと思いましたが、いただいてみると抹茶風味のケーキでした。

 マレーシアでは日本の抹茶を使ったお菓子が人気で、街なかのお店では「KYOTO(京都)」という名の抹茶パフェなども見かけました。

(デザートプレート(2日目))
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 デザートとグァバジュースをいただきました。


朝食ビュッフェ(3日目)

 朝食ビュッフェ3日目も数多くの料理が用意されていましたが、前日と同様に少しだけいただきました。

(朝食プレート(3日目))
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 朝からすでにお腹いっぱいで…見てください、この盛り付けの少なさ!(笑)

 写真のプレート右上が「野菜カレーとナン」、それから時計回りに、右下の白い料理が「フルーツサラダ(ポテトとドラゴンフルーツのヨーグルト和え)」、手前が「アチャール」、左上が「ミーゴレン(焼きそば)」と「ナシゴレン(焼き飯)」です。

 「アチャール(Acar)」は、人参・ウリ・パイナップルを千切りにし、酢・塩・こしょうで味付けした漬物(ピクルス)です。

 マレーシアはインド出身の方も多く、インド料理も充実していますが、今回のカレー、ナン、アチャールはインドの食文化と融合した料理でした。

(チョコレートケーキ・ミニエッグタルト)
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 デザートコーナーには、「チョコレートケーキ」と「ミニエッグタルト」が用意されていました。

(デザートプレート(3日目))
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 チョコレートケーキ、ミニエッグタルト、ドラゴンフルーツ、オレンジ、スイカ、そしてグァバジュースをいただきました。

 ミニエッグタルトにはマンゴーソースがかかっていました。

 また、ドラゴンフルーツ(写真の黒ゴマが混ざったような果物)には、白肉タイプと赤肉タイプ(写真「フルーツとココナッツケーキ」参照)の2種類があることもわかりました。


まとめ

 今回ホテルに3泊しましたが、しっかりと食事したのは初日の朝食だけで、2日目と3日目の朝食はごく軽く(またはデザートとドリンクのみ)、アフタヌーンティーに至っては初日のみの利用となりました。

 後になってよく考えてみると、国際的に比較的安価と言われているクアラルンプールのホテルで、1泊2万円前後支払っているにもかかわらず、しっかりと食事しなかったのは少しもったいない気もします。

 割り切って考えれば、朝食のビュッフェと夕方のアフタヌーンティーでお腹を満たせば、1日の食事をホテルの食事のみでカバーすることも可能だからです。

 一方で、毎日用意されたミニバーのミネラルウォーターやソフトドリンクは、とてもありがたいサービスでした。

 「ザ クアラルンプールジャーナル」は食事だけでなく、立地条件・客室(広々とした室内とキングサイズベッド)・サービスなども充実しており、クアラルンプールの拠点として十分に活用させていただきました。

 私は食をテーマにした旅になるので、ホテルの食事だけで済ませることはありませんが、それを抜きにしても、再度クアラルンプールを訪問することがあれば利用したいと思う、魅力的なホテルでした。


<関連サイト>
 「THE KUALA LUMPUR JOURNAL」(30,Jalan Beremi,Kuala Lumpur,Malaysia)

<関連記事>
 「食文化関連記事一覧表・索引」の「各国料理の特徴と主な料理」にある「マレーシア料理」を御参照ください。

2026年3月 1日 (日)

マレーシア料理の特徴と主な料理2 -マレーシアへのフライト、クアラルンプール・アロー通りのナシレマ(アヤムゴレン)-

福岡空港からスワンナプーム国際空港へ

 2026年2月19日から23日までの日程でマレーシアを訪問しました。

 2026年2月19日の朝、広島市内の自宅から広島駅へ、広島駅から山陽新幹線で博多駅へ、博多駅から地下鉄と国際線連絡バスを利用して福岡空港国際線旅客ターミナルへと向かいました。

 福岡空港からはタイのスワンナプーム国際空港経由(乗継ぎ)でマレーシアのクアラルンプール国際空港へ向かいました。

(マレーシアへの行程)
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 ※画像をクリックすると拡大します。
 (帝国書院ウェブサイト「世界白地図 東南アジア」の一部を引用・加工)

 タイ国際航空のチェックインカウンターでチェックイン手続きをし(手荷物を預け)、保安検査場、出国審査を済ませて、搭乗ゲートに着きました。

 54番ゲートにたどり着くと、これから乗るタイ国際航空・バンコク行き・TG0649便が待機していました。

(福岡空港・バンコク行・TG0649便)
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 この飛行機に乗り、まずはタイのスワンナプーム国際空港(バンコク)を目指しました。

(福岡空港・タイ国際航空・TG0649便・搭乗案内表示)
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 福岡空港11時40分発、スワンナプーム国際空港15時40分着です。

 日本ではタイとの時差がマイナス2時間なので、スワンナプーム国際空港へは日本時間で17時40分着、約6時間のフライトとなります。

 ボーディングタイムを迎え、TG0649便に搭乗しました。

 機内では、私の隣の席の男性が、私に英語で声を掛けてくださいました。

 私は拙い英語で何とか会話することが出来ました。

 この男性はタイの学校の先生で、福岡の中村学園で幼稚園から大学までの教育実習をされ、タイへ帰国されるとのことでした。

 約6時間後、飛行機は着陸態勢に入り、窓越しにタイの風景を眺めることができました。

(飛行機から眺めたタイの風景)
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 私は隣の席の男性へ、少し興奮気味に「人生初めてのタイです!」とお話しすると、その男性から「あれが寺院で、こちらには米を栽培する田んぼが広がっていて、水を供給する運河があって…」とタイの特徴を教えていただきました。

 最後に、私がこれから乗り継ぎでクアラルンプールへ向かうことをお伝えすると、「タイを訪問された際は、案内しますよ(Visit to THAILAND,I will be a guide for you!)」とおっしゃってくださり、電話番号やメールアドレスまで教えていただきました。

 いつかタイの街も訪問してみたい気持ちになりました。

 やがて飛行機はスワンナプーム国際空港にほぼ予定どおり(15時45分頃)到着しました。


スワンナプーム国際空港からクアラルンプール国際空港へ

 実はこのスワンナプーム国際空港での乗り継ぎがとても大変でした。

 乗継時間がわずか1時間程度しかなかったからです。
 (クアラルンプール国際空港行き出発予定時刻16時45分)

 広い空港内を走りながら、乗り継ぎ(TRANSFER)カウンターを必死で探し、それでも結局よくわからず、空港警備員に航空券を見せて乗り継ぎをしたいと伝え、場所を教えていただきました。

 タイ国際航空の乗り継ぎカウンターで搭乗ゲートを教えていただき、再び手荷物の保安検査を済ませた上で、搭乗ゲート(C10)を目指しました。

 このC10ゲートが国際線コンコースの一番奥にあり、必死に走って汗だくになりながら、搭乗時刻を過ぎた16時20分ごろ、ようやく到着しました。

(スワンナプーム国際空港C10・タイ国際航空・TG0417便・搭乗案内表示)
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 表示はすでに「BORDING(搭乗中)」となっています。

(スワンナプーム国際空港・クアラルンプール行・TG0417便)
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 スワンナプーム国際空港16時45分発、クアラルンプール国際空港19時55分着のタイ国際航空TG0417便です。

 何とか無事にこの飛行機に乗ることが出来ました。

 タイとマレーシアの時差は1時間なので、約2時間のフライトでした。

 19時を過ぎてもまだ明るいマレー半島の風景を眺めながら、ほぼ予定どおりの時刻にクアラルンプール国際空港に到着しました。

(クアラルンプール国際空港着陸)
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 スワンナプーム国際空港での乗り継ぎにはひやひやしましたが、何とかクアラルンプール国際空港に着きました。
 (乗り継ぎできなければ、タイで1日過ごせるのでは…とそれはそれで期待もあったのですが(笑))

(クアラルンプール国際空港到着・出発ロビー)
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 日本からマレーシアにたどり着けた達成感もあり、空港内の見るものすべてがキラキラ輝いて見えました。

 幸せな気分で入国審査へ向かっていると、急にある不安が襲ってきました。

 「スワンナプーム国際空港であれだけ急いで乗り継いだけど、私の手荷物もちゃんと乗り継いで、この空港にたどり着いているだろうか…」

 「スーツケースに入れるものがない」と思ったほど、スーツケースの中はスカスカなのですが(笑)、福岡空港からきちんと届けられているかどうか、やはり不安でした。

 入国審査を済ませ、手荷物受取所(BAGGAGE CLAIM)で私の荷物を待っていると、ほどなくして私の小さな紺色のスーツケースがコンベアーで運ばれてきました。

(ベルトコンベアーで運ばれてきたスーツケース)
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 巨大なスワンナプーム国際空港で、飛行機から荷物を降ろして、次の飛行機へ運んで、積むという作業がわずか数十分で行われたことになります。

 スーツケースに巻いたベルトは無くなっていましたが…(笑)

 ホッと安心しながらスーツケースを見ると、「HOT Transfer(ホットトランスファー)」と記載された黄色いタグが付けられていました。

(スーツケースとホットトランスファータグ)
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 このタグは、短時間で乗り継ぐ客の預入荷物に付けられるものです。

 このタグが付けられた手荷物は貨物室のドア付近に積み込まれ、到着後、最初に取りだされて乗り継ぎ作業が短時間で済むように配慮されてます。

 この「ホットトランスファータグ」、乗り継ぎの空港内で助けてもらいやすいよう、私の体にも付けてほしかったです(笑)

 色々ありましたが、同日の夜、無事マレーシア・クアラルンプールに着きました。


クアラルンプール最大の繁華街「ブキッ・ビンタン」

 クアラルンプール「ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)」に到着しました。

 ブキッ・ビンタンは、大型ショッピングセンターが軒を連ね、深夜まで人通りが絶えないクアラルンプール最大の繁華街です。

(ブキッ・ビンタンのスクランブル交差点)
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 ブキッ・ビンタンにはマレーシア唯一のスクランブル交差点があります。

 東京・渋谷のスクランブル交差点をイメージして整備されたものですが、待ち時間が長いため、信号無視する人も多く見かけました。

 逆に歩行者信号が青でも突っ込んでくる車やバイクもいるので、要注意です。

 マレーシア語(インドネシア語)で「通り(Street)」のことを「Jalan(ジャラン)」と言います。

 この言葉は、リクルートの旅行サイト「じゃらん」の名称の由来にもなっています。

 例えば写真に写っている「ブキッ・ビンタン通り」は、「Jalan Bukit Bintang(ジャラン・ブキッ・ビンタン)」と呼ばれます。

 では「Jalan Jalan(ジャラン・ジャラン)」と繰り返すとどういう意味になるでしょうか。

 答えは「散歩する、ぶらぶら歩く」です。

 ユーモアと遊び心のある言葉ですよね。

 私が滞在したホテルは、このブキッ・ビンタン交差点から徒歩数分の場所にある「The Kuala Lumpur Journal Hotel(ザ クアラルンプールジャーナルホテル)」です。

(ザ クアラルンプールジャーナルホテル玄関)
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 日本で言えば、東京・銀座四丁目交差点から一本入った通りに位置するような、アクセス抜群のブティックホテルです。

 チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いたのち、再び夜の繁華街へと繰り出しました。


アロー通りの「ナシレマ(アヤムゴレン)」

 ブキッ・ビンタンの繁華街をジャラン・ジャラン(散歩)し、東南アジア最大級のグルメタウン「アロー通り」にやってきました。

(アロー通り)
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 中国料理とマレー料理を中心に、タイ料理や韓国料理など、様々な国の料理店(屋台)が集結しています。

 春節(旧暦のお正月。中国などでお祝いされる。2026年は2月17日から)の時期に重なったとは言え、すごい人の数でした。
 (週末になると、身動きが取れなくなるほどの人出でした。)

 中国系の料理が多い中で、マレーシア料理「ナシレマ」が提供されているお店を見つけました。

 「ナシレマ(Naci Lemak)」は、「ココナッツミルク(Lemak、本来の意味は脂肪、脂)」で炊いた「ごはん(Naci)」という意味で、ごはんを中心に様々な総菜・付け合わせを皿に盛ったワンプレート料理です。

 基本的なナシレマは、ココナッツミルクライスに揚げた小魚(イカンビリス)、ピーナッツ(カッチャン)、キュウリ、ゆで卵、サンバルブラチャンチリソース(辛味ソース)の組合せです。

 「ブラチャン(Belacan)」は干しエビを発酵させたペースト(味噌)です。

(レストラン「BEH BROTHERS」)
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 レストラン「BEH BROTHERS」、中国語で「馬兄弟」と併記されていることから、中国系の「マレーシア(馬来西亜)」料理を扱うお店なのでしょう。

 でも一番上の看板には「TIGER(虎)」が描かれています。

(レストラン「BEH BROTHERS」メニュー看板)
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 メニュー看板には、目玉焼きをトッピングしたオリジナルメニューのほか、チキン(レモンサンバル、クリスピーチキン、カレー、クリーミーバター)、海老(フライ、クリーミーバター)、タコなどが紹介されていました。

 お店の前でどれにしようか悩んでいると、お店の方が寄って来られ、しきりにクリスピーチキンをすすめられました。

 「夜中(23時30分)に食べるには少し重いなぁ」と思いつつ、定番で見栄えも良さそうなクリスピーチキン(マレーシア語ではアヤムゴレン(Ayam Goreng))のナシレマを注文しました。

 現金で支払いを済ませ、しばらく待っているとナシレマが運ばれてきました。

(ナシレマ(アヤムゴレン))
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 ココナッツミルクライス(ナシレマ)を中心に、周囲におかずが盛り付けられています。

(アヤムゴレン(クリスピーチキン))
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 アヤムゴレン(クリスピーチキン)は、骨付きの鶏もも肉をパリパリに揚げたもので、馴染み深いフライドチキンとよく似ていました。

 揚げたてでボリューム満点でした。

(キュウリ・揚げた小魚・ピーナッツ)
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 キュウリはウリに近い大きなもので、揚げた小魚(イカンビリス)はイリコを油で揚げた感じの食べ物でした。

 ピーナッツは薄皮付きが定番です。

(サンバルブラチャンチリソース(辛味ソース))
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 調味料のサンバルブラチャンチリソースは唐辛子の辛さが効いており、少量でもごはんがすすみました。

 発酵調味料であるブラチャン(蝦醤)の風味も感じましたが、辛さが先行していました。

 運ばれてきた際には「ボリュームがあるな」と思ったのですが、意外とすんなり食べられました。

 料理が残りわずかとなった頃、私の席の斜め向かいに、1人の若い男性が相席されました。

 その方も私と同様に、店員からアヤムゴレン(クリスピーチキン)のナシレマをすすめられ、それを注文されました。

 その会話の中で日本語でつぶやかれる場面があったので、少し勇気を出して、その男性に日本語で声をかけてみました。

 するとやはり日本人で、高知県から関西国際空港経由でマレーシアへ来られたとのお話でした。

 色々とお話を伺うと、マレーシア一人旅、旅行好き、写真(カメラ)好き、バスでマラッカへ訪問予定など共通点が多く、盛り上がりました。

 お互いのカメラでツーショット写真まで撮りました。

 私は「コウジ菌のブログ」とブログに掲載しているマレーシアの記事を御紹介しました。

 最後に「良い御旅行を!」とお互いに声を掛け合って解散しました。

 その後、私は再び夜のアロー通りやブキッ・ビンタンをジャラン・ジャランしました。


深夜になっても賑やかなブキッ・ビンタンと春節の花火

 マレーシアは華人(中国系の海外移住者)も多く、春節(旧正月)の期間はお祝いムードで盛り上がります。

 ブキッ・ビンタン周辺を歩いていると、いたるところで花火が打ち上げられていました。

(春節を祝う花火(アロー通り))
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 花火を打ち上げるだけでなく、爆竹のようなパンパンという派手な音も鳴らされていました。

(春節を祝う花火(チャンカット・ブキッ・ビンタン通り))
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 時刻はすでに夜中の0時30分なのですが…。

 ホテルに戻り、深夜に寝ようと思った際も、目の前の空き地でパンパンと花火が打ち上げられ、寝させてもらえないほどの盛り上がりでした。


<関連記事>
 「食文化関連記事一覧表・索引」の「各国料理の特徴と主な料理」にある「マレーシア料理」を御参照ください。

2026年2月18日 (水)

マレーシア料理の特徴と主な料理1 -マレーシアの概要とマレーシア料理の特徴、マレーシアへの旅-

 東南アジアの料理と言われて日本人が思い浮かべるのは、タイ料理やベトナム料理、それに次いでフィリピン料理やインドネシア料理、シンガポール料理…といったところでしょうか。

 いずれにせよ、私を含めて、東南アジアの料理としてマレーシア料理を思い浮かべる人は少ないですし、代表的な料理と言われてもあまりピンとこない人が多いと思います。

 マレーシア料理の特徴について理解するため、まずは東南アジア(インドシナ半島)全体の食文化の特徴を把握することからアプローチしたいと思います。


東南アジア(インドシナ半島)の食文化の特徴

 東南アジア(インドシナ半島)の国々に共通してみられる食文化は、
①稲作が盛んで、米食文化であること
②肉よりも川や湖で豊富に採れる魚が主なたんぱく源であること
③魚醤やナレズシ(塩とごはんで発酵させたすし)など長期保存できる発酵食が多く作られること
④ココナッツミルクや果物が料理に多用されること
⑤インドの影響を受け、スパイス(香辛料)やハーブが使われること
⑥中国の影響を受け、中華鍋が普及し、麺料理も多いこと
⑦世界のほかの地域に比べ、昆虫食が多くみられること
などが挙げられます。


マレーシアの概要とマレーシア料理の特徴

 東南アジア(インドシナ半島)の食文化の大きな特徴を把握した上で、マレーシアの概要とマレーシア料理の特徴についてまとめてみたいと思います。

 マレーシアは赤道近く、熱帯雨林気候に属する国で、マレー半島とボルネオ島北部から成り立っています。

(マレーシア)
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(帝国書院ウェブサイト「世界白地図 東南アジア」の一部を引用・加工)

 首都はクアラルンプールで、日本との時差はマイナス1時間です。

 「えっ、たった1時間?」と思いますが、マレーシアは東西に長い国なので、ボルネオ島北部と日本との距離で考えると納得できます。
(ちなみに、タイやインドネシアと日本の時差はマイナス2時間となります。)

 マレーシア人は、マレー人、マレー人以外の先住諸民族、華人(中国系の海外移住者)、インド系の海外移住者など、多民族で構成されています。

 マレー半島の南側に位置するマラッカ海峡は、古代から中国とインド、ペルシャを結ぶ交易路・海のシルクロードとして栄えました。

 その拠点となったのがマレーシアの「マラッカ」でした。

 マレーシアの歴史を簡単に御紹介します。

・イスラム教徒の鄭和(ていわ・チェンホー)がマラッカに寄港し、イスラム教が広まる(1405年)
・ポルトガルがマラッカ王国を占領(1511年)
・オランダがマラッカを占領(1641年)
・ペナン島をイギリスへ割譲(1786年)
・英蘭協約によりペナン、マラッカ、シンガポールが海峡植民地となる(1824年)
・海峡植民地から内陸へとイギリスの支配が内陸へと広がる(1896年)
・日本軍がマラヤと北ボルネオを占領(1941年)
・第二次世界大戦が終結し、マレーシアは再びイギリス領になる(1945年)
・イギリスからマラヤ連邦が独立(1957年)
・マラヤ連邦にシンガポール、サバ、サラワク州を加え、マレーシアとなる(1963年)
・シンガポールがマレーシアから離脱・独立し、現在のマレーシアとなる(1965年)

 こうしてみると、マレーシアは地理的・歴史的に、中国、ポルトガル、オランダ、イギリス、日本など様々な国から影響を受け、多様な民族や文化が共存して発展してきた国だということがわかります。

 そのため、言語もマレー語が公用語ですが、英語や中国語(マンダリン)も使われますし、宗教においてもイスラム教が国教とされつつ、仏教、キリスト教、ヒンズー教、道教などの信者も一定の割合でおられます。

 食文化も多種多様です。

 マレー人の多くはスマトラ島(インドネシア)のミナンカバウを祖先の地とするため、マレー料理の中核はスマトラ料理を引き継いだものとなっています。

 そしてこのマレー料理以外にも、地理的・文化的・歴史的背景から、中国料理、インド料理、ニョニャ料理(※)、さらにはイギリス料理(アフタヌーンティー)やポルトガル料理(クリスタン料理)に至るまで、マレーシアには様々な国の料理が混在しています。
 ※ニョニャ料理…マレーシアへ移住した中国人と現地(マレー)の人々の交流から生まれたマレーシア料理と中国料理の融合料理。

 また、イスラム教、ヒンズー教、仏教など宗教によってタブーとされる食が異なるため、食習慣も様々です。

 マレーシアは外食文化が浸透しており、日常の食事を外食で済ませる人が多いため、こうした様々な国・文化の料理店があります。

 街の屋台・夜市(パサーマラム)もマレー料理だけでなく、中華系やインド系の料理も提供されています。

 マレーシア料理は、シンガポール料理やインドネシア料理と一緒、もしくはとても近い関係にあるため、日本ではシンガポール料理・インドネシア料理として知られる(紹介される)料理がたくさんあります。

 サテ(串焼き)、ルンダン(牛肉のココナッツミルク煮込み)、バクテー(肉骨茶、骨付き豚肉の煮込み・薬膳スープ)など、インドネシア料理やシンガポール料理としてよく知られる料理は、実は代表的なマレーシア料理でもあるのですが、マレーシア料理として紹介されることはあまり多くありません。

 こうしたことも、日本でマレーシア料理があまり知られていない理由の1つとなっています。


答えはマレーシアにある(マレーシアへの旅)

 この度、私はマレーシアで現地の食文化を学んでくることにしました。

 2026年2月19日から23日にかけて5日間の旅です。

 福岡空港からタイのスワンナプーム国際空港経由(乗継ぎ)でマレーシアのクアラルンプール国際空港へ向かいます。

 クアラルンプールで3泊し、往路と同じ方法で広島へ戻る予定です。

(マレーシアへの行程)
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 ※画像をクリックすると拡大します。
 (帝国書院ウェブサイト「世界白地図 東南アジア」の一部を引用・加工)

 今回はツアーガイドなし、オプショナルツアーなしの1人旅です。

 国内旅行は慣れてきたものの、海外旅行となると、言葉や文化の壁など、条件がかなり違ってくるので、期待と不安が入り混じっているのが本音です。

 海外旅行へ行こうと思ったきっかけは、昨年夏に職場で旅行券を貰ったことにあります。

 まとまった金額だったので、これは「海外旅行へ行けということだろう」と勝手に解釈し、当ブログでまだ御紹介したことのないマレーシア料理を求めて、マレーシアを訪問することにしました。

 旅行代理店で航空券と宿泊施設の手配をお願いしました。

 ひととおり手続きを終えた後、旅行代理店の方から「なぜマレーシアへ行こうと思われたのですか?」と尋ねられたので、私は「マレーシアは様々な食文化が混在し、いろんな料理に出会えるからです」とお答えしました。

 食を知ることがメインなので、観光名所へはほとんど行かないと思います(笑)

 慣れない海外旅行での一人旅ですので、皆様に御紹介できるほどの食の取材ができないかも知れませんが、私としては、とりあえず行って無事帰ってくることを目標にしたいと思います。

 しばらく留守にさせていただきますが、よろしくお願い申し上げます。

 ※今回は日曜日の更新をお休みさせていただきます。


<関連記事>
 「食文化関連記事一覧表・索引」の「各国料理の特徴と主な料理」にある「マレーシア料理」を御参照ください。

<参考文献>
 石毛直道「世界の食べもの 食の文化地理」講談社学術文庫
 沼野恭子編「世界を食べよう!東京外国語大学の世界料理」東京外国語大学出版会
 柳澤順子「魅惑の食文化 クアラルンプール・マラッカ・イポー」東京ニュース通信社

2026年2月15日 (日)

宮城の食文化探訪2 -ずんだしるこ・ミニあんみつ・黒砂糖まんじゅう-

 2025年12月末に、宮城県を訪問しました。

 広島空港から空路で仙台空港を目指しました。

 広島空港を夕方に出発する便で、出発前に時間に余裕があったので、展望デッキから飛行機を眺めました。

(広島空港に到着したIBEX・CRJ700)
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 折り返し仙台空港へ向かうIBEX(アイベックス)エアラインズのCRJ700機が広島空港に到着しました。

(広島空港とIBEX・CRJ700)
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 ブリッジに近づくCRJ700機です。

 このあと、この飛行機に乗って仙台空港へ向かいました。

 夜、仙台空港に到着しました。

(仙台空港とIBEX・CRJ700)
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 仙台空港駅からは仙台空港アクセス線を利用しました。

 出発時刻が近づくまで仙台空港駅構内を散策していると、記念撮影スポットがありました。

(仙台空港アクセス線と鉄道むすめ「杜みなせ」)
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 仙台空港アクセス線の列車と、仙台空港アクセス鉄道で運輸指令員を務める「杜 みなせ(もり みなせ)」さんです。

(仙台空港アクセス線・仙台空港駅)
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 その後、列車に乗って、仙台駅へと向かいました。


ずんだしるこ

 翌日、仙台市の繁華街「一番町」を訪問しました。

 仙台三越の向かいに和菓子店「玉澤総本店 一番町店」があります。

(玉澤総本店・一番町店)
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 こちらのお店の喫茶コーナーで「ずんだ」の甘味(かんみ)がいただけるということで訪問しました。

 「ずんだ」は、茹でた枝豆をすりつぶし、砂糖などで甘みをつけたお菓子(あんこの一種)です。

 席を御案内いただき、メニューブックを見ると、「ずんだ」を使った甘味として「ずんだ餅」や「ずんだみつ豆」がありました。

 そしてさらにメニューを読み進めると、冬季限定で「ずんだしるこ」が提供されていることがわかりました。

 仙台をはじめとする東北で有名な「ずんだ餅」を食べることが目的だったのですが、「ずんだしるこ」という味わったことのない「おしるこ」にも興味を持ち、こちらをいただくことにしました。

 セットメニューも用意されており、プラス250円でセットドリンクを付けていただけることがわかりました。

 そのセットドリンクは、ホットコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、アイスティー、ミニ抹茶、ミニあんみつの中から選べるようになっていました。

 「えっ、ミニあんみつも選べるんだ!」

 甘味とミニ甘味のダブルセット。

 これは甘党には嬉しいサービスだと思い、「ミニあんみつ」をセットでお願いしました。

 お店の方から「(ずんだしるこは)10分程度お時間をいただきますが、よろしいでしょうか」とお話がありました。

 私はむしろ、時間をかけて作ってくださることに好感を持ちました。

 しばらく店内で過ごしていると、「ずんだしるこ」が運ばれてきました。

(ずんだしるこ・塩昆布)
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 塩昆布が付いているところは、小豆の「おしるこ」と一緒です。

 続いてセットの「ミニあんみつ」も御用意いただきました。

(ずんだしるこ(セット・ミニあんみつ))
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 「やった!」

 おしることミニあんみつが並んだ、夢のようなセットです。

(ずんだしるこ)
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 「ずんだしるこ」は、ずんだの汁気を多くし、コトコト煮た「おしるこ」です。

 薄緑色で、見た目も美しいおしるこです。

 朱塗りのスプーンですくっていただくと、ずんだのさわやかな香りと濃厚なコクを感じ、「本場のずんだって、こんなに美味しいんだ」と目が覚める思いがしました。

 ずんだの風味を生かすべく、ほのかな甘さで仕上げられていました。

 こんがりと焼かれたミニ角餅も相性抜群でした。

 まぁ、冷静に考えると、ずんだ餅とほぼ一緒なので、当然と言えば当然なのですが(笑)


ミニあんみつ

 続いてミニあんみつをいただきました。

(ミニあんみつ)
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 寒天、赤えんどう豆、白玉団子、果物、そして小豆のあんこが盛り付けられています。

 黒蜜も美味しかったので、寒天や白玉団子にたっぷりかけていただきました。

 「ずんだしるこ」をいただきながら、小豆のあんこも恋しく思ったのですが、さすが和菓子屋さん、小豆あんも美味しく、ずんだと小豆あんを一度に楽しむことが出来ました。


黒砂糖まんじゅう

 「玉澤総本店」は「黒砂糖まんじゅう」が看板商品と伺ったので、喫茶を済ませたあと、店舗でこのまんじゅうを購入しました。

(黒砂糖まんじゅう)
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 一般的には「黒糖まんじゅう」と呼ばれていますが、こちらのお店では「黒砂糖まんじゅう」と呼んでおられるところに、自信と誇りを感じました。

(黒砂糖まんじゅう(あんこ))
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 まんじゅうの生地はもっちりとして黒砂糖の風味が楽しめ、中のあんこ(こしあん)はさらりとした食感で、上品な甘さでした。

 ずんだ(しるこ)と同様、一瞬にしてファンになり、また仙台へ伺うことがあればぜひ味わいたいと思いました。

 仙台で黒砂糖を使ったお菓子と言えば、以前当ブログで御紹介した「賣茶翁(ばいさおう)」の「みちのくせんべい」も黒糖のおせんべいです。

 いずれのお菓子も、仙台(御出身)の方はよく御存知のお菓子だと思います。

 お土産や手土産にすると喜ばれること間違いなしです。


<関連サイト>
 「杜の菓匠 玉澤総本店」(一番町店 仙台市青葉区一番町四丁目9-1 ほか)

<関連記事>
 「宮城の食文化探訪1 -宮城県仙台市 「賣茶翁」のみちのくせんべいと「立ちそば処 杜」の鶏から揚げそば-
 「萩の調 釉(はぎのしらべ ゆう) -仙台「菓匠三全」の東京限定お菓子-

2026年2月 8日 (日)

加賀・能登の和菓子図鑑 -たにぐち「おだまき」・中浦屋「水ようかん」・梅屋常五郎「豆あめ・大豆飴」・まつ井「栗ひとつ」・圓八「あんころ餅」・たなつや「じろ飴のきんつば」・森八「ひゃくまんさんもなか」・竹内「みそまんじゅう」-

 石川県(加賀・能登)には和菓子を中心としたお菓子がたくさんあります。

 これは、江戸時代に加賀藩が奨励した茶道文化が大きく影響しています。

 そんな石川県(加賀・能登)の和菓子をいくつか御紹介したいと思います。


御菓子司たにぐちの「おだまき」

 志雄(現在の石川県羽咋市)は、越中・能登・加賀を結ぶ宿場町として栄え、麻の一種「芋麻(ちょま)」が多く取り扱われました。

 その芋麻(ちょま)から作られた「おだまき(苧環、紡いだ麻糸を丸く巻いたもの)」は、志雄の人々にとって馴染み深いものとなりました。

 やがて、その「おだまき」に見立てた餅菓子が志雄の名物となり、今に伝えられています。

(御菓子司たにぐち「おだまき」(包装))
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 こちらが「御菓子司たにぐち」の「おだまき」です。

 ピンク色が「無花果(いちぢく)あん」、白色が基本の「つぶあん」です。

(御菓子司たにぐち「おだまき」)
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 確かに三角形の糸巻きに見えます。

(御菓子司たにぐち「おだまき」(中身))
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 お餅は上新粉で作られているため、団子に似たプルプルとやわらかい食感が楽しめます。

 今回は「無花果あん」と「つぶあん」をいただきましたが、ほかにも「よもぎ」、「黒米・くるみ」、「さくら」、「冷やしずんだ」、「能登栗」、「金沢柚子」、「抹茶」など、季節ごとに様々な種類の「おだまき」が用意されています。


中浦屋の「水ようかん」

 北陸地方では、冬に「水ようかん」を食べる風習があります。

 柚子(ゆず)を使ったお菓子「柚餅子(ゆべし)」で有名な「中浦屋」の水ようかんを入手しました。

(中浦屋「水ようかん」)
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 水分を多く含む水ようかんは、ようかん(羊羹)よりもあっさり・なめらかな食感で、その分たっぷりといただくことができます。


梅屋常五郎の「豆あめ」・「復刻版大豆飴(まめあめ)」

 「豆あめ」は、きな粉と求肥粉を水飴で練って固めたお菓子で、能登(石川県七尾市)の名物です。

(梅屋常五郎「豆あめ」(包装))
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 「うぐいす粉」と呼ばれる「青きな粉(青大豆の粉)」が使われているため、緑色をしています。

 和菓子の「州浜(すはま)」と同じお菓子です。

(梅屋常五郎「復刻版大豆飴 さいころ」(包装))
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 こちらは同じお店の「復刻版大豆飴(まめあめ)」というお菓子です。

 「復刻版大豆飴(まめあめ)」は、「豊太閤前田邸御成記」に前田利家が豊臣秀吉に献上したという記録をもとに、当時調達されたであろう素材に限定して再現された大豆飴です。

 地元産大豆を挽いたきな粉と麦芽糖水飴が用いられています。

 表面にふりかける砂糖も控えめにされており、その分、きな粉の香り豊かな大豆飴に仕上げられています。

(梅屋常五郎「復刻版大豆飴 さいころ」(個包装))
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 キャンディのように1つ1つ紙で個包装されています。

(梅屋常五郎「復刻版大豆飴 さいころ」)
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 写真右の緑色が「抹茶」、写真左手前が「ドライフルーツ」、写真左奥が「柚子」と、3種類の味があります。

 「抹茶」は、生地に大納言小豆を混ぜ込み、抹茶をまぶした大豆飴です。

 「ドライフルーツ」は、生地に細かく刻んだドライフルーツを混ぜ込み、シナモンパウダーをまぶした大豆飴です。

 「柚子」は、生地に柚子の果肉を混ぜ込み、砂糖をまぶした大豆飴です。


菓匠まつ井の「栗ひとつ」

 石川では、様々なお店で「栗蒸し羊羹」が販売されています。

 「菓匠まつ井」では、個包装の栗蒸し羊羹が販売されています。

(菓匠まつ井「栗ひとつ」(包装))
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 「菓匠まつ井」の「栗ひとつ」です。

 竹の皮に包んで蒸した栗蒸し羊羹です。

(菓匠まつ井「栗ひとつ」)
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 蒸し羊羹の中に、栗が丸ごと一粒入っていました。

 羊羹が1つ1つ竹皮に包まれ、竹皮のひもで結ばれており、丁寧なお仕事が垣間見れました。


圓八の「あんころ餅」

 金沢駅で人気のお土産の1つに「圓八(えんぱち)」の「あんころ餅」があります。

(圓八「あんころ餅」(包装))
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 「圓八あんころ餅」と記載されています。

 材料は、砂糖、小豆、もち米、赤竹小豆、食塩、酵素と、極めてシンプルです。

(圓八「あんころ餅」)
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 竹皮に一口サイズ(9等分)に切れ目が入ったあんころ餅が包まれており、竹串も用意されています。

 甘さ控えめで多少パサッとしたこしあんと、とてもやわらかくて粘りのあるお餅の組合せが絶妙なあんころ餅です。


粟津屋の「長まし」

 「長まし」は、石川県七尾市で毎年ゴールデンウィークに開催される能登で一番盛大なお祭り「青柏祭」に欠かせない餅菓子(あん餅)です。

(粟津屋「長まし」(パック))
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 小判形の餅の中に、あんこ(こしあん・つぶあん)が入っています。

(粟津屋「長まし」)
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 お祭りやお祝いの時に食べられる餅なので、餅の先っぽが赤や緑で色付けされています。

 広島県呉市にも、お祭りの時期に作られる、あん餅の表面に着色したもち米を付けた「いが餅」と呼ばれる餅菓子がありますが、こうした餅菓子は全国にあります。
 (石川県輪島市には「えがらまんじゅう・えがらもち」と呼ばれる餅菓子がありますが、これも「いが餅」から転じた名称だと思います。)

(粟津屋「長まし」(あんこ))
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 この「長まし」には、こしあんが入っていました。


たなつやの「じろ飴のきんつば」

 「じろ飴」は、米と麦芽(大麦の芽)を混ぜ、糖化させた穀物由来の甘味料です。

 その「じろ飴」を使った「きんつば」がありました。

(たなつや「じろ飴のきんつば」(包装))
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 能登地方で採れる大粒の小豆「能登大納言」も使われており、石川ならではの「きんつば」に仕上げられています。

(たなつや「じろ飴のきんつば」)
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 この切り口からも、能登大納言のいかに大きい粒かおわかりいただけると思います。

 「じろ飴」の優しい甘みが生かされたきんつばです。

 金沢のきんつばと言えば「中田屋のきんつば」も有名ですが、中田屋のきんつばにも大粒の能登大納言が使われています。


森八の「能登の宝のあんのお手作りもなか」

 石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」と加賀の老舗和菓子店「森八」のコラボレーション商品を御紹介します。

(森八「能登の宝のあんのお手作りもなか」(箱))
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 包装紙の中心に描かれているのが「ひゃくまんさん」です。

(森八「能登の宝のあんのお手作りもなか」(箱の中))
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 中には、ひゃくまんさんが描かれた最中の皮とあんこが詰められていました。

(「能登の宝のあん」と「もなか」)
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 「能登の宝のあん」の小豆は「能登大納言」が使われています。

 私ぐらいのあんこ好きになると、あんこだけをそのままパクパクいただくことも可能です(笑)

(能登の宝のあんのお手作りもなか)
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 最中の皮にその都度あんこを詰めていただけるタイプなので、パリッとした皮の香ばしさも楽しむことができます。


竹内の「みそまんじゅう」

 最後に、イチオシの能登のお菓子を御紹介します。

 竹内の「みそまんじゅう」です。

(竹内「みそまんじゅう」(箱))
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 名称どおり、皮に味噌が使われたまんじゅうです。

(竹内「みそまんじゅう」(箱詰め))
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 最初の印象は「えっ、味噌のまんじゅう?」という感じでしたが、食べる回数が増えるにつれて、その甘じょっぱい味と白あんのハーモニーが忘れられなくなり、ハマってしまいました。

(竹内「みそまんじゅう」)
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 ほんのりと味噌の香りがする甘じょっぱい生地と、ほどよい甘さの白あんが絶妙に合う、能登の素朴なまんじゅうです。


<関連サイト>
 「御菓子司たにぐち」(石川県羽咋郡宝達志水町荻市9-1)
 「中浦屋」(石川県輪島市河井町わいち4部97番地)
 「梅屋常五郎」(本店 石川県七尾市作事町1番地)
 「菓匠まつ井」(石川県金沢市此花町9-16)
 「圓八」(本店 石川県白山市成町107番地)
 「粟津屋」(石川県七尾市寿町83)
 「たなつや」(石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街 あんと内)
 「あめの俵屋」(石川県金沢市小橋町2-4)
 「きんつば中田屋」(元町店 石川県金沢市元町二丁目4番8号)
 「森八」(本店 石川県金沢市大手町10-15)
 「ひゃくまんさん」(ひゃくまんさん公式ホームページ)
 「みそまんじゅう本舗 竹内」(石川県七尾市田鶴浜町を部14番地)

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