フランス料理の特徴と主な料理1 -山口のフレンチカフェ-
山口市の一の坂川近くにあるカフェレストラン「オー・カルチェ・ラタン」へ行きました。
本格的なフレンチカフェということで,どこまでフランスの雰囲気が味わえるか興味津々でした。
入ってみると,店内はフランス一色。フランスの絵画,ポスター,音楽,ガイドブック,雑誌,本…。メニューも日本語とフランス語の併記。中途半端でない,こういうお店は好きです。ケーキセット(カフェとクレーム・キャラメル)を食べながら,早速店主さんと会話を楽しみました。
料理の優秀な腕を認められ,フランス料理の店を推薦されて就職したら,厨房では全てフランス語のみの会話で苦労されたこと,何度も渡仏し,勉強のため,様々な料理やお菓子を食べられたこと,フランスは素材がいいものが揃うので,日本よりも料理がおいしいこと…等々。
話は盛り上がり,店名の話になりました。
私「カルチェ・ラタンはパリ市内の地名ですよね?」
店主さん「そうです。カルチェは地区,ラタンはラテン(語)のという意味です。」
私「そう言えば,パリ大学とか学生の街ですね。」
店主さん「オー・カルチェ・ラタンという名前は,フランス人の知人に命名してもらったのですが,近くを流れる一の坂川をセーヌ川に,吉田に移転する前にこの場所にあった山口大学をソルボンヌ大学にみたてて,パリで言えばカルチェ・ラタンがぴったりだということで決めました。また,開店後に知った話ですが,かのザビエルはカルチェ・ラタンの大学で学んだこともあるそうです。」
そのほかにも,サン・ジェルマン・デ・プレのカフェ「ドゥー・マゴ」や「カフェ・ドゥ・フロール」は哲学者がたまり場で,地下のトイレが実存主義哲学の発祥だという話で盛り上がったり,時が過ぎるのを忘れて,パリの会話を楽しみました。
日仏協会の方やフランス文学専攻の大学生も通うという,筋金入りのフレンチカフェ。また山口に行った際には訪問したいと思いました。
興味だけで訳のわからない私の話に乗っていただいた店主さん,Merci Beaucoup!
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