フランス料理の特徴と主な料理2 -クレーム・アングレーズ-
今日夕食で訪問した洋食店で出されたデザートは,洋梨のクレープ アングレーズソースでした。
アングレーズとはフランス語でイギリス(風)という意味なので,興味があり,店の方にソースの内容を伺いました。アングレーズソースは,卵黄,砂糖,牛乳を温めて作るカスタードソースの一種で,これに小麦粉を入れると日本で言うカスタードクリームになるとのことでした。
帰宅し,「仏和・和仏料理フランス語辞典」で確認すると,フランス料理で言う「イギリス風」とは,湯で茹でる調理法に用いる表現とのことでした。これには,私見ですが,手軽に作れるというニュアンスも含まれているのではないかと思われます。
今日勉強になったのは,「イギリス風」は「茹でる」のが基本であること,小麦粉を入れないカスタードクリームは「クレーム・アングレーズ」,小麦粉を入れたら「クレーム・パティシエール」(お菓子屋さんのクリーム)と呼ばれることです。ちなみに,ホイップクリームは「クレーム・シャンティイ」(シャンティイ城のクリーム)と呼びます。
ではフランス料理でいう「ジャポネーズ(日本風)」とは何でしょう。何と「チョロギ」を付け合わせにしている料理のことらしいです。日本では想像つきませんが,チョロギはその昔,日本からもたらされた食べ物だからだそうです。
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