自家製ココア
続いて自家製ココア編。自家製チョコレートを作るのと同じ要領で,カカオニブをすり鉢に入れ,すりこぎで粒が細かくなるようすって,ココアパウダーを作り,粉糖と一緒にお湯で少しずつ溶かしてココアとしました。
(感想)
・ヴァン・ホーテン以前の,ココアバターの油脂を抜いていないココアはどんな飲み物だったのか興味があって作りました。
・予想どおり,レギュラーコーヒーをそのまま湯にとかしたように,しばらくすると粉がコップの底に溜まりました。すりつぶしが十分でなかったこともあり,少ししかお湯に溶けないのです。
・また,表面は油脂が浮いて,ギラギラです。もっともな話で,市販のココアは油脂含有量22~24%程度なのに対し,このココアはカカオニブの油脂含有量のままですから,約55%と2倍以上となります。昔の人は,この油をすくい取りながら飲んだそうです。
・ヴァン・ホーテンがカカオ・プレス機にかけて脱脂し,より細かい粒子のココアパウダを必要とした理由が身に染みて理解できました。おいしい飲み物ではなかったですが,ココアの歴史に思いをはせながら,それなりに味わいました。
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