尾道の小さなパン屋さん
尾道の坂道を散策していて,何でもない細い路地の一角に,民家を改造して作られたと思われるとてもこじんまりとしたパン屋さんを見つけました。
大人が2人も入ると一杯の店で,お客さんは店の外で順番を待ち,店内のお客さんが出てきたら,次のお客さんが店内に入るスペースができるというぐらいの小さな小さなパン屋さんです。
路地から窓越しにパンを作っておられる様子を見ることができるのですが,その光景がとても尾道の町並みに溶け込んでいるので,写真を撮らせていただき,窓越しに話を伺いました。
この写真は,バターの層を重ね,クロワッサンの生地を作っておられる様子です。
(尾道「ネコノテパン工場」)
この時は,もう少しで紅茶のスコーンが出来上がるとのお話だったので,外の椅子に腰掛けて待ち,出来上がったばかりのあつあつのスコーンを購入し,再び外の椅子に腰掛けてその場でいただきました。
(紅茶のスコーン)
作り立て,焼き立てのパンをその場ですぐにいただくというのは,とても贅沢な食べ方です。お店の方は,「そんなに急いで食べなくても…」という感じで,笑っておられましたが…。いただいた後,お店の方に,とても美味しかったことをお伝えしたところ,お店の方も喜んでおられました。
料理を味わい,お店の方に「美味しかったです」と最高の笑顔で,美味しいものを作っていただいたことに感謝の意を示す。それでお互いが幸せを感じることが出来るならば,こんなに良いことはないと,私はいつも思っています。
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