エディブルフラワー -食べられる花-
エディブルフラワー
山口県柳井市の農産物直売所で,エディブルフラワー(edible flower,食用花)が売られていました。
同市内には「やまぐちフラワーランド」もあることから,観賞用だけでなく,食用の花にも力を入れておられるのではと思い,興味を持って購入してみました。
陳列コーナーには,エディブルフラワーについての説明がありました。
(お花の取り扱い方について)
意外といろんな花が食べられるようです。
ただ,同じ種類の花でも,観賞用に育てられた花には,人体に有毒な農薬や化学肥料が使われている可能性があるので,食用に育てられた花以外は避ける必要があるでしょう。
(食べられるお花の利用法の提案)
エディブルフラワーの利用法
花を使った料理というと,刺身のつまなどに用いられる食用菊や,あんパンにのせられた桜の塩漬け,洒落たレストランなどで出されるサラダなどを思い出しますが,ほかにも,お菓子の生地やバターに練り込んだり,砂糖漬けにするなどの利用法があるようです。
エディブルフラワーの実食
今回購入したエディブルフラワーは,様々な花の詰合せパック(200円)です。
皿に出してみました。
(エディブルフラワー)
観賞用でも十分通用するほど,きれいな花が並んでいます。
実際,観賞用に留めておいた方が…という気もしましたが,そのままでいただいてみました。
エディブルフラワーだからと言って,ほかの花と違って甘いとか,食べやすいというものでもなさそうです。
当然ながら,香りは花そのものですし,雄しべ,雌しべ,緑色の茎の部分は少し苦味がありますし,口の中で花粉も感じます。
抵抗なく食べられるのは,花びらの部分だけと言えるかも知れません。
でもやはり,花の香り,見た目の美しさ,鮮やかさ,彩りの良さから,サラダや前菜,デザートなど,料理やお菓子のアクセントとして利用すると,料理のグレードが飛躍的にアップすることは間違いありません。
エディブルフラワーをうまく利用すれば,何気ない料理もひと味違った料理に変化させることができるので,作る楽しみや食べる楽しみも増えるように思います。
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