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2015年10月18日 (日)

パキスタン料理の特徴と主な料理 -パキスタンスイーツ・ハラルとハラム-

神戸のハラルフード食材店

 
神戸ムスリムモスク(イスラム教寺院)の真向かいに,「北野グロサリーズ(KITANO GROCERIES)」というハラルフード食材店があります。

 店内で珍しい食品がないか探したところ,冷蔵ケースの中に「パキスタンスイーツ」というお菓子がありました。

 箱詰めされて中身は見えませんでしたが,パキスタンの食べ物で珍しいことや,お土産用に箱詰め・ラッピングされていること,値段が1,000円もすることなどから,これは贈答用の高級菓子ではないかと思い,買ってみることとしました。

 レジには,ヒジャブ(頭髪を隠すスカーフ)を着用した,イスラム圏の国出身と思われる女性店員がおられました。

 日本語で大丈夫かなと恐る恐る商品を差し出すと,彼女から「これ,むっちゃ甘いですよ~。」と関西弁で言われ,見た目と言葉のギャップが楽しかったです。

 私は「OK。甘い食べ物OKよ!」と気楽な気持ちで答えて購入し,冷蔵ケースの中に入っていたので,帰りに氷まで買って,大事に大事に広島まで持って帰ったのでした。


パキスタンスイーツ ラスグラ

 これがパキスタンスイーツの外観です。

 パキスタン南部の都市カラチにある「Rehmat-e-Shereen」という大手食品メーカーのお菓子です。

(パキスタンスイーツ外箱)
Photo

 ずっしりと重量感があります。
 それなりの値段もしたので,期待は膨らむ一方です。

(原材料表示)
Photo_2

 内容物として,ドライフルーツ,Khoya(牛乳),砂糖,Meda(小麦粉?),デシ・ギー(インドのバター),認可された着色料,そして製造過程でナッツの成分が含まれていると書かれています。

 そしていよいよ箱を開けてみました。

(パキスタンスイーツの中身)
Photo_3

 様々な種類のお菓子の詰合せを想像していたのですが,中には小さい俵むすびのようなクリーム色のお菓子が入ってました。

 レジの女性との会話に続き,今度は,想像していたお菓子とのギャップを感じました(笑)。

 包まれているビニールは,溶け出した砂糖でねちゃねちゃしており,激甘スイーツを想像させてくれます。

 パキスタンスイーツとしか表記されていませんが,これはどうやら「ラスグラ」というお菓子のようです。

(パキスタンスイーツ ラスグラ)
Photo_4

 これがパキスタンスイーツ ラスグラです。

 饅頭のように中にあんが入っている訳でもなく,代わりに,指で押さえるとシロップが染み出るぐらい,砂糖のシロップに漬けこまれた揚げドーナッツです。

 わずかなミルクの香りのするとても甘い菓子です。


(メモ)
ハラルとハラム
 ハラル(Halal)は,イスラムの教えで許された食品などのこと。「許された,禁じられていない」という意味。食肉の場合,屠殺の前に祈りを唱え,頭を聖地メッカの方に向けて殺した肉をハラルと呼ぶ。
 逆に食べることが禁じられている食品は,「ハラム(Haram)」または「ノン・ハラル」と呼ばれる。
 また,ハラルかハラムか疑わしいものは,「シュブハ(Shubuha)」と呼ばれ,できるだけ食べることを避けることとされている。

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