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2017年11月 5日 (日)

長野県東御市 ヴィラデスト ガーデンファームアンドワイナリー訪問ノート

玉村豊男さんの本から食の世界の面白さを学ぶ

 私が食の世界に興味を持つようになったきっかけは,玉村豊男さんの本によるところが大きいと言っても過言ではありません。

 玉村さんの作品は,世界や日本での食体験やそれにまつわる食文化を中心として,深く研究された成果を,読みやすく痛快な文章で読者に紹介されていることが魅力となっています。

 また,玉村さんはパリ大学に留学されていたことから,私が好きなフランスやイギリスについても精通されており,少しマニアックに(笑)紹介された作品もあります。

 さらには,『食卓は学校である』や『今日よりよい明日はない』など,食の世界だけでなく,人生観まで学べる作品も数多くあります。

 そんな玉村さんの本の1つに,『田舎暮らしができる人,できない人』という本があります。

 東京生まれ,東京育ちの玉村さんが長野に移住し,ワイナリーを開設されるまでのストーリーを苦労話を折り混ぜながら紹介されている本ですが,この作品を読んでから,長野に開設されたワイナリーとはいったいどんなところなのか,いつか訪問してみたいと思うようになりました。

 今回,岐阜へ行く用事があったので,「せっかくの機会だから足を延ばして玉村さんのワイナリーにも行ってみよう」と思い立ち,ヴィラデスト ガーデンファームアンドワイナリー内のヴィラデストカフェに予約をさせていただきました。


ヴィラデストカフェを予約

 予約時,私は少し勇気を出して,カフェの御担当に「玉村豊男さんのファンです。当日直接お会いすることは難しいでしょうが,玉村さんのサイン入りの本を御用意いただき,訪問時に購入させていただけないでしょうか。無理でも食事の予約が可能なら喜んで伺いたいと思います。」と私の素直な気持ちやお願いをお伝えしました。

 すると,翌日,カフェの御担当からメールで「ご予約を承りました。御希望の本はショップでお取り置きしておきます。なお,当日玉村はこちらに居る予定です。」とのお返事をいただきました。

 訪問当日,玉村さんが同じ場所におられる,そしてもしかしたら玉村さんにお会いできるかもしれないと思うと,予約の時点で既に興奮し,待ち遠しく思いながら,当日を迎えました。


ヴィラデスト ガーデンファームアンドワイナリー訪問

 私は出来るだけゆっくりと食事をしたかったので,平日に長野県東御市(とうみし)にあるヴィラデストを訪問しました。

 とは言え,広島を出発してランチ予約時刻の13時30分までに,全く地理感のない長野県東御市まで行くことは大変でした。

 東御市は軽井沢に近く,群馬県と接しており,関東寄りの場所にあるからです。

 前日の夜,仕事を終えて,夜行の高速バスで広島から名古屋へ向かい,翌朝に名古屋に着きました。
 名古屋から電車で岐阜県の中津川まで行き,中津川からはレンタカーで中央道,長野道,岡谷インターからは国道142号,国道152号などを走り,やっとの思いで13時前にヴィラデストに到着しました。

 予約時刻まで少し余裕があったので,ガーデンファーム・ワイナリーなどを見学させていただきました。

(フラワー・ハーブガーデン)
Photo

 色とりどりの花やハーブが植えられた庭園です。

 旅の疲れを癒してくれました。

(ヤギ子とブドウ畑)
Photo_2

 「ヤギ子」ちゃんとブドウ畑(ソーヴィニョン・ブラン)です。

(ブドウ畑)
Photo_3

 ヴィラデストカフェ側から眺めたブドウ畑の様子です。

 シャルドネ,メルロー,ピノ・ノワールなどが栽培されています。

 ひととおり見学した後,はやる気持ちを抑えながらヴィラデストカフェに向かいました。


ヴィラデストカフェ

(ヴィラデストカフェ・ショップ遠景)
Photo_4

 第1駐車場から歩道を下りた先にヴィラデストカフェ・ショップがあります。

(ヴィラデストカフェ・ショップ)
Photo_5

 こちらがヴィラデストカフェ・ショップの正面です。

 入口にショップがあり,その奥がカフェとなっています。

 しばらくショップを眺めた後,お店の方に名前を告げると,「お待ちしておりました。お席は御用意できております。玉村も来ると思います。」と御案内いただきました。

 最後の言葉が気になり,私は動揺して「えっ,あっ,ハイ。お願いします。」とお答えし,席を御案内いただきました。

 プリフィックス方式のランチコースなのでメイン料理と飲み物を選んで注文し,いよいよ待ちに待った食事の開始です。

(マッシュルームのファルス)
Photo_6

 アミューズはマッシュルームのファルスでした。

 ファルスは,肉,魚,野菜などを細かく刻んで(挽いて)調味した「詰め物」を言います。

 今回のファルスは,マッシュルームに細かく刻んだ肉やパプリカを詰め,オーブンで焼かれた料理でした。

(フラワーシャンパン)
Photo_7

 今日は私にとって記念日のようなものなので,飲み物でも雰囲気を盛り上げようとノンアルコールの「フラワーシャンパン」を注文しました。

 エルダーフラワーのシャンパンで,軽い口当たりがアミューズや前菜とよく合いました。

(前菜・パン・本日のスープ)
Photo_8

 コースの前菜とパン,そして別に注文した本日のスープです。

 パンはバスケットに温かい3種類のパンを御用意いただきました。

 「秋のヴィラデスト」と名付けられた前菜は,ガラスカップに盛られたコールスロー,カブ・大根・山芋という白い根菜のグリル,サツマイモのバター煮,サラダでした。

 コールスローには,キヌアも入っていました。

 根菜のグリルに添えられた緑のソースは春菊のソースで,根菜の甘味とさわやかな春菊の風味を味わうことができました。

 バターで煮たサツマイモは,スイートポテトのような感じで,前菜のアクセントにもなっていました。

 サラダはレタスにスプラウトがのせられていますが,その中にはさらに麦や赤米などの雑穀も添えられ,ドレッシングには黒酢が使われていたので,どことなく和風のサラダに仕上げられていました。

 本日のスープですが,こちらはお店の方から「本日はバターナッツ・スカッシュのスープです。」と御説明いただいたことから,興味を持って追加注文しました。

 と言うのも,最近,広島でも産直市やスーパーなどでこのバターナッツと呼ばれるカボチャをよく目にするからです。

 この場をお借りして,少しバターナッツも御紹介します。

(バターナッツ)
Photo_9

 バターナッツは黄色いヒョウタン形のカボチャです。バターナッツ・スカッシュとも呼ばれます。

(バターナッツ(断面))
Photo_11

 縦に半分に切ってみると,カボチャの一種であることがよくわかります。

 底の丸い箇所は甘くてやわらかく,茎のような上部の細長い箇所はあっさりしていて,やや繊維質があります。

 形の珍しいカボチャだと理解していただければいいのですが,本日のスープはこのバターナッツ・スカッシュが使われた甘くとろみのあるスープでした。

 次のメインを待つ間,ドリンクメニューに「ヴィラテスト リンゴジュース」と呼ばれるソフトドリンクがあったので,お店の方に「こちらで作られているリンゴジュースですか」と尋ねたところ,「はい,スタッフがリンゴを絞って作ったジュースです。」とお話があったので,興味を持って注文しました。

(ヴィラデスト リンゴジュース)
Photo_12

 そのお店の名称を冠している料理・お菓子・飲み物は,店のプライドもあり,外してしまう可能性は低いですが,このヴィラデスト リンゴジュースも同じことが言えると思いました。

 手作りのリンゴジュースは,食物繊維が一緒になるので,白く濁ってしまいますが,ヴィラデスト リンゴジュースは透明ですっきりした甘さのジュースに仕上げられていました。

(信州豚のコンフィと手作りソーセージ 白いんげん豆と茸のトマト煮を添えて)
Photo_13

 メイン料理をどれにするか少し迷ったのですが,地元の信州豚と手作りソーセージに魅かれ,こちらの料理に決めました。

 写真手前が太い手作りソーセージ,奥が信州豚のコンフィ,下に添えられているのが白いんげん豆と茸のトマト煮です。

 粗挽きの太い手作りソーセージは,とてもジューシーで肉本来の味が楽しむことができました。

 信州豚のコンフィは,信州豚の塊を約60℃の油でじっくり茹で煮された料理で,厚めの塊ですが中はやわらかく,トマト煮のソースとの相性も抜群でした。

 白いんげん豆と茸のトマトソースもよく煮込まれており,それだけでも十分美味しいソースでした。

 白いんげん豆と肉を煮込んだフランスの料理「カスレ」をイメージするような,ボリュームがあってパンともよく合う,とても美味しい料理でした。

(デザートプレート)
Photo_2

 さあ,お待ちかねのデザートです。

 写真手前が栗のアイスクリームの巨峰ソース添え,奥がキャラメルムースです。

 アイスクリームには栗がふんだんに入っており,モンブランをいただいているかのようでした。長野で有名な巨峰の甘酸っぱいソースともよく合いました。
 お口直しにチュイール(フランス語で「瓦」のこと)ものせられています。
 私は今回のコースで一番のお気に入りでした。

 キャラメルムースにはキャラメルソースと少しブリュレした(焦がした)甘めの生クリームや巨峰がのせられていました。

 こちらも異なるキャラメルの味が一度に楽しめ,口いっぱいに幸せを感じました。

(ハーブティー)
Photo_15

 デザートと一緒にいただいた飲み物は,ハーブティーです。

 普段はコーヒーしか選びませんが,ハーブ園を目の前にするとやはりハーブティーを飲みたいと思いました。

 窓からブドウ畑や信州の山々を眺めながら,香り豊かなハーブティーをゆっくりと味わい,ランチをしめくくりました。


玉村豊男さんとお会いする

 食事中にもしかしたら玉村さんがレストランにお見えになるかもという一抹の期待を持っていましたが,そんな様子でもなかったので,「有名な方だから,お会いできなくて当然。」と思い,玉村さんと同じ空間で食事できたことを素直に喜び,会計を済ませて帰ろうと入口のレジへ向かいました。

 その時です。

 何とレジ近くの厨房カウンターで玉村豊男さん御本人がお待ちくださっていたのです。

 「うわぁー。」言葉にならない感動が込み上げてきました。

 美味しい料理を堪能出来たことや,こうして会っていただけたことについて,深々とお礼申し上げ,いろんな本を拝読してファンであることをお伝えしました。


玉村さん「今日は東京から来たの?」

私「(地理的に関東から来られる人の方が多いのだろうなと思いつつ)広島から参りました。」

スタッフの方「こちらがお取り置きしておいた本です。こちらにサインを。」

玉村さん「それではサインしますね。」

(お願いしておいた2冊の本(『料理の四面体』,『おいしいものは田舎にある 日本ふーど記』)に私のフルネームとともに玉村さんのフルネームの直筆サインをいただく)

私「ありがとうございます。この本は一生の宝にします。もし良かったら(「コウジ菌のブログ」を紹介する名刺を差し出し)こちらのブログも御覧いただければ幸いです。食文化について私なりの視点でまとめているブログです。」

玉村さん「わかりました。コウジ菌…あーお名前と同じですね(笑)。」

私「そうです。麹は酒・味噌・食酢・醤油など日本の食文化に欠かせませんので,麹(菌)と私の名前とかけてコウジ菌としています(笑)。ヴィクトリアケーキの記事など,玉村さんの本を参考にさせていただくことも多いんですよ。」

玉村さん「そうですか。」

私「あのー,もしよろしかったら,一緒に写真撮らせていただけませんか。」

玉村さん「もちろん,いいですよ。」

(満面の笑みで私の背中に手を差し伸べてくださった玉村さんと,緊張気味で不自然な笑顔の私(笑)とで記念撮影。)

玉村さん「写真,ブログに載せてもいいよ(笑)。」

私「あっ,本日はどうもありがとうございました。Merci Beaucoup!(メルシーボーク,フランス語で「大変ありがとうございました」の意)」


 「最後に何言ってるんだ私は…」と,今思い出しても恥ずかしいのですが(笑),そんなこんなでサプライズで玉村さんとお会いすることができ,お話しもすることもできました。

 玉村さんにお礼申し上げ,ヴィラデストカフェを後にしました。

 よく「自分で自分をつねって,これは夢ではないか」と思うシーンがありますが,玉村さんにお会いした瞬間は,まさにそんな感じでした。

 その日の晩,松本市内のホテルでヴィラデストカフェの皆様にお礼のメールをお送りしました。

 玉村さんにお会いできたこともとても嬉しかったですが,そのために私の気持ちを汲み取り,御準備いただいていたスタッフの皆様のサービスにも強く感動したからです。

 一生の思い出になる1日となりました。

 また機会を見つけて訪問したいです。


<関連サイト>
 「ヴィラデスト ガーデンファームアンドワイナリー」(長野県東御市和6027)

<関連記事>
 「イギリス料理の特徴と主な料理4 -ヴィクトリアケーキ-
(ヴィクトリア女王について玉村豊男『ロンドン旅の雑学ノート』(新潮文庫)を参考にさせていただきました。)

 「しょうゆの研究6 -しょうゆは日本独自の調味料なのか(前編)-
 「イースター(復活祭)を基準としたキリスト教行事 -なぜ卵とウサギが一緒なのか-
(袁枚の『随園食単』の話やカーニバル・四旬節の話は玉村豊男『グルメの食法』(中公文庫)を参考にさせていただきました。)

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コメント

コウジ菌さん、こんにちは!ヽ(´▽`)/
憧れている人とかに会えると嬉しいですよね!
お料理がどれもとってもおいしそう!!(*^.^*)
玉村さん、いい人ですね。
一緒に写真撮れるなんてすごい経験ですo(*^▽^*)o
本が一生の宝物に( ´艸`)フフフ
コウジ菌さんは行動力のある人だなぁって思います。
バターナッツというものがカボチャだったのはびっくり。
え?ナッツじゃないの???
気になるバターナッツ、見かけたら食べてみたいです。
今日の記事も勉強になりました。
ありがとうございます(。・w・。 )

こんにちはぁ^^

丁度、バターナッツのカボチャ貰いまして~スープに適してるからと
クックパッドで参考にしながらスープ作りました。
お店の味とは程遠いと思いますが~美味しかったですよ(自画自賛)(笑)
玉村さんって凄い人なのですね。
良かったですね~サイン貰えて~( ̄▽ ̄)

ゆめはる 様

ゆめはるさん,こんばんは。
早速コメントいただき,ありがとうございました。

私は玉村豊男さんの本が好きで,このブログの記事も結構玉村さんのお知恵を参考にさせていただいてます。
そんな憧れの玉村さんに今回思いがけずお会いできるチャンスに恵まれ,本当に嬉しかったです。

玉村さん,いい人でしたよ~。
一緒に写真を撮らせていただいた時,本当にいい笑顔をされてらっしゃったのが印象的でした。

今回玉村さんにお会いでき,本にサインしていただき,写真まで撮っていただいたのも,ちょっとした勇気が必要でしたが,それをためらったり,失敗を恐れたりするようでは,何も実現できなかったことでしょう。

ダメでもともと,失敗してもしないよりは自分が納得できる,という考えは,自分が何かをしたいと思った時に多かれ少なかれ必要なことなのでしょうね。

先日,ゆめはるさんが久し振りに1人で電車に乗ってお出かけされた御経験,とても勇気がいったと思いますが,今では大きな自信につながったのではないでしょうか?
その時のゆめはるさんは,私とは比べものにならないくらい,とても行動力があったから実現したのですよ!

バターナッツ,最近はスーパーでもよく見かけるようになりました。
かぼちゃなんですけど,丸い部分と細長い部分では少し味が違うので,見つけたらぜひ召し上がってみてくださいね。

ヒナタ 様

ヒナタさん,こんばんは。
早速コメントいただき,ありがとうございます。

ヒナタさんもバターナッツのスープを作り,召し上がったのですね!
バターナッツのスープは甘味とコクがあって,何よりも体が温まっていいですよね。
自画自賛,大いに結構です。御自分で作られた料理が一番おいしいに決まってますから(笑)。

バターナッツ,最近よく見かけます。
以前からあった野菜のようですが,こんなによく見かけるなんて,最近の流行なんですかね。

私も最近,産直の店に行った時にその存在を知って,珍しいので買って,そのまま茹でて食べてみたところです。
バターナッツだけで記事にしようと思ってましたが,今回,ちょうど良い機会だったので,一緒に御紹介しました。

玉村さんは,私が尊敬する作家です。
玉村さんの様々な本を読んで,男が料理し,食を語ることもカッコイイんだと思うようになりました。
単にこの店はうまい,あの店はまずいと言うだけのいわゆる「グルメ」とは一線を画し,食にはそれぞれ物語があることを教えてくださった方です。

だから…私もこのブログで食の物語をお話しできればいいなと思っています。

玉村さんに本にサインしてもらい,一緒に写真撮影していただいた後,その様子を御覧になっていた周りのお客さんが,玉村さんに「私も本買うのでサインしてください」とか「一緒に写真撮影をお願いします」と囲まれていました(笑)。

もし私が周りのお客さんの立場だったとしても,多分同じことをお願いしていたでしょうね…(笑)。
それくらい,私にとって嬉しい出来事でした。
サイン貰えて,良かったです(^^)v

ワイナリーでフレンチ、それもノンアルコールばかりとは、通ですね~

最近、ヨーロッパでもワイナリーのオーナーが下戸でワイン飲めないからと
どこか忘れましたが、本気のブドウジュース作ってて
香り、渋み、甘味の調和が絶妙で本当に美味しかった記憶があります

にしても、私も料理人時代、勉強の為に憧れの方のフルコースを食べに行きましたが
お金なかったので数回ですが、どれもこれも秘密裏作戦

スタッフさんや、オーナーには一切内緒
1人でお店のふいんきや音楽や家具、スタッフさんの対応を見つつ黙々と食べて
会計時少し感想を述べるだけでしたので、私とは真逆な今回のコウジ菌さんのブログをよんで
もし、あの時私もそうしていたらどうなったかな~と思って面白かったです(^m^)

tomo 様

コメントいただき,ありがとうございます。

私はお酒がほとんど飲めませんが,憧れのワイナリーに行ったからには,本当は少しワインを飲んでみたかったのですよ…。

でも車で訪問したので,無理でした(>_<)

もっとも最近では,ノンアルコールワインという名で,ワインに用いられるのと同じブドウの品種を使ったソフトドリンクも見かけるようになりましたね。

tomoさんのように本格的なブドウジュースも飲んでみたいです。

勉強されるために身銭を切ってフランス料理のフルコースを食べに行かれたなんて,とても感心します!

憧れのシェフの料理,雰囲気やサービスも含めて,堪能されたことでしょう。

私は,お店へ行くと,よほど悪い印象を持たない限り,美味しかった料理の感想や嬉しかったこと,良かったことなどをお店にお話しします。

そうすることで,お店の方とのコミュニケーションもうまくいき,いろんな情報を得ることもできて,双方が良い関係になれるからです。

自分の体験や考えをブログなどで広く公開することの良し悪しについては,人によりけりでしょうが,私にとっては,皆さんに読んでいただくためにそれ相応のきちんとした知識や裏付けが必要と考え,自分なりに勉強しているので,結果的にプラスになっていると思います。

私より立派で面白いブログを作成されているtomoさんも同じだと思います。

コウジ菌さん こんにちは
玉村さんへの愛があふれた素敵な記事で、読んでいる私も幸せな気持ちになりました。
そして、地場の食材をつかったお料理おいしそうですね。
私も田舎暮らしにあこがれた時期もありましたが、なかなか東京から出られそうにないので、せめてたまにはこうした美味しい空気のなかで、ゆっくり料理を味わいですね。

Khaaw 様

Khaawさん,こんにちは!

コメントいただき,ありがとうございます。

どう書いたら感動がお伝えできるだろうかと,いろいろ悩みましたが,Khaawさんからいただいた温かいコメントでその苦労が報われたような気がし,とても嬉しかったです。

長野県東御市は日照時間が長い,昼夜の寒暖差が大きい,年間降水量が少ない,そして…外国人のリゾートでもある軽井沢が近いといった気候風土や地理的・歴史的条件により,ブドウやくるみが地場の食材となっています。

「その地域に与えられた条件のもとで,その地域の食文化が形成されている」ことを肌で実感しました。

田舎暮らし,玉村豊男さんの著書にもあったのですが,実際はとても大変なようです。

今回御紹介した「ヴィラデスト ガーデンファームアンドワイナリー」は東京からだとそんなに遠くないですし,ゆったりとしたひとときを過ごせますので,おすすめです。

美味しい空気の中でゆっくりと美味しい料理やワインを味わっていただき,日頃のお疲れを癒していただきたいです。

ガス抜きや余裕,遊び心は,生きる上で意外と大切なことだと私は思っています。

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