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2018年1月 2日 (火)

宇宙食の世界2 -ライスケーキ(おもち)-

 福岡県北九州市八幡東区のスペースワールドが2018年1月1日2時過ぎに閉園しました。

 スペースワールドのウェブページを確認すると,スペースワールドは,おうし座の方角,地球から417光年離れた星を「SPACE WORLD」と名付け,その星へ飛び立ったようです。

 今回はお正月にちなみ,お餅の宇宙食を御紹介したいと思います。


「ライスケーキ(おもち)」

 宇宙食「ライスケーキ(おもち)」は,宇宙食を想像させるカレーのレトルトパックのような袋に包装されています。

(「ライスケーキ(おもち)」包装)
Photo

 パッケージの写真はシャトル輸送機(ボーイング747)にスペースシャトルが載せられて飛行輸送しているシーンです。

 ただ,中身は思いっきり日本の食べ物です。

 「この商品はスペースシャトルでも使用されたフリーズドライのお餅です。」と説明されています。

 開封してみましょう。

(「ライスケーキ(おもち)」中身)
Photo_2

 プラスチック製のトレーの中に,縦約5.5cm×横約4cm×厚さ約0.7cmの真っ白で四角いライスケーキが6枚,それにきな粉とフォークが入っていました。

 ライスケーキはフリーズドライで乾燥しており,かたいスポンジのようです。

 トレーに水を入れ,そこにフリーズドライのライスケーキを入れて水を吸わせ,数秒間待てば,ねばりのある餅の出来上がりです。

(「ライスケーキ(おもち)」水を吸収させた様子)
Photo_3

 上半分のトレーに水を入れ,ライスケーキに吸収させた様子です。

 確かにねばりのある餅が出来あがっています。

 仕上げに甘いきな粉をまぶしていただきました。

(「ライスケーキ(おもち)」)
Photo_4

 静岡の安倍川餅のようです。

 食感は,羽二重餅や吉備団子などのやわらかい求肥菓子に近いように思いました。

 わずかな水を見事に吸収し,餅独特のねばりが再現されていました。

 宇宙では,地球から持ってきた水は一滴たりとも無駄にできないほど,とても貴重なものだと思います。

 宇宙でいただくライスケーキは,私達が普段地球上でいただくよりもずっと貴重で贅沢な食べ物であることは間違いないでしょう。

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