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2018年8月15日 (水)

津軽鉄道食景色1 -津鉄汁セット,ストーブ列車石炭クッキー-

津軽五所川原駅と津軽鉄道本社

 秋田駅から「リゾートしらかみ1号」に乗り,五所川原駅へ行きました。

 終点の青森駅までではなく五所川原駅で下車した理由は,津軽鉄道と「立佞武多の館(たちねぷたのやかた)」を見学するためです。

 津軽鉄道は鉄道ファンの間でも有名な鉄道で,ストーブ列車などのイベント列車の運行やオリジナルグッズの販売など魅力的な企画・イベントをたくさん手がけておられます。

 津軽鉄道「金木(かなぎ)駅」からは,太宰治の生家「斜陽館」なども観光でき,太宰治ファンにもおすすめの鉄道です。

 訪問当日は,列車に乗車できるほどの時間的余裕はなかったのですが,津軽鉄道の魅力の一端に触れたいと思い,JR「五所川原駅」に隣接する津軽鉄道「津軽五所川原駅」と津軽鉄道本社1階にある「コミュニティカフェ でる・そーれ」を訪ねました。

(津軽鉄道「津軽五所川原駅」と津軽鉄道本社)
1

 写真の左側にある建物が津軽鉄道本社,右側にある建物が津軽鉄道「津軽五所川原駅」です。

 津軽鉄道本社1階には「サン・じゃらっと」と呼ばれる地域交流施設があり,その中に飲食コーナー「コミュニティカフェ でる・そーれ」があります。


津鉄汁セット

 私は「コミュニティカフェ でる・そーれ」で津鉄汁セットをいただきました。

(津鉄汁セット)
Photo

 写真右下が津鉄汁で,手前がいなり寿司とおにぎり,写真左上から横にお茶,厚焼き玉子とふきの佃煮,野菜のゴマ和えです。

 メインの津鉄汁は,醤油仕立てのすまし汁で,長芋入りの丸いすいとん,青森シャモロック,人参,舞茸,ごぼう,白髪ねぎなど具だくさんです。

 大きなおにぎりの中には塩鮭がたっぷり入っていました。

 いなり寿司は酢飯に紅しょうがが混ぜられているため,ピンク色をしています。
 もち米も入っているので,つやつやしています。
 甘めの寿司飯をきめの細かいいなりで包み,くるみをのせた津軽特有のいなり寿司です。

 そして,注目すべきは箸入れです。

 「箸入れ」と太宰治の作品「走れメロス」をかけて「はしいれメロス」と記載されているのです(笑)。

 ちなみに,津軽鉄道の列車は「走れメロス号」で,過去には期間限定列車「人間失格号」も運行されたようです。

 津軽鉄道,面白い!


ストーブ列車石炭クッキー

 食事後,「コミュニティカフェ でる・そーれ」で販売されていたお土産を購入しました。

 何にしようか眺めたところ,ひと際目立っていたのが「ストーブ列車石炭クッキー」です。

 津軽鉄道では,冬の間,客車に石炭ストーブを設置した「ストーブ列車」が運行されており,乗客はこのストーブを囲んで暖をとったり,スルメを焼いて食べたりしながら冬の津軽を楽しむことができます。

 「ストーブ列車石炭クッキー」は,その「ストーブ列車」の燃料である石炭に似せたオリジナルクッキーです。

(ストーブ列車石炭クッキー(包装))
Photo_2

 モノクロのパッケージが石炭っぽさを演出しています。

(ストーブ列車石炭クッキー)
Photo_3

 見た目や形が石炭そっくりなクッキーです。

 ブラックココアが使われていることで真っ黒でほろ苦いクッキーに仕上がっています。

 売上の一部はストーブ列車の維持に役立てられているようです。

 「列車の中でストーブを焚く」,これはよく考えたらスゴイことで,津軽地方ならではの冬の風物詩と言えるでしょう。


 青森・五所川原へお越しの際はぜひ津軽鉄道と津軽鉄道グルメをお楽しみください。


<関連リンク>
 「津軽鉄道株式会社
 「コミュニティカフェ でる・そーれ

<参考文献>
 永松 潔・高橋遠州「テツぼん 13」小学館ビッグコミックススペシャル

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コメント

お早うございます(*^-^)

石炭クッキー、通販サイトで検索してみたら、
今注文が殺到していてお届けまで一ヶ月かかる
そうです(゚0゚)
見るからにエネルギッシュなお菓子ですね(*^-^)

なーまん 様

なーまんさん,こんばんは。
コメントいただき,ありがとうございます!

へぇ~,確かにおっしゃるとおり,ゴールデンボンバーさんがライブで石炭クッキーを召し上がったことで,注文が殺到しているみたいですね!

興味深い情報,ありがとうございます!

商品説明では,石炭クッキーの売り上げの10%がストーブ列車の維持に使われるとありますから,売上げが増えればそれだけストーブ列車の維持向上にもつながりますね!

石炭クッキー,ほろ苦い「オレオ」の味に似たクッキーです。

本物の石炭も石炭クッキーもどんどん焼いて,津軽鉄道や地元の津軽がもっともっとエネルギッシュになってほしいです。

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