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2019年5月 8日 (水)

フィンランド料理の特徴と主な料理2 -ムーミンビスケット・サルミアッキ・ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー-

 今年(2019年)は,「日本フィンランド外交樹立100周年」にあたります。

 そこで私は,埼玉県飯能(はんのう)市にある「メッツアビレッジ」と「ムーミンバレーパーク」,そして「フィンランドフェア」(2019年3月1日~5月31日)が開催されている東京・池袋の「タイムズ・スパ・レスタ」を訪問し,日本でフィンランドの世界を楽しんできました。

 今回は,フィンランドのお菓子をいくつか御紹介したいと思います。


ムーミンビスケット

 ファッツエル(Fazer)社のムーミンビスケットです。

 埼玉県飯能市の「ムーミンバレーパーク」で購入しました。

(ムーミンビスケット(箱))
Photo_43

  ファッツエル社はフィンランドのお菓子メーカーで,「サルミアッキ」のメーカーとしても有名です。

(ムーミンビスケット(ムーミンとリトルミー))
Photo_44

 ビスケットは一口大の大きさで,日本でもおなじみのビスケットの味です。

 写真左がムーミン,写真右がリトルミーのビスケットです。

 このほか,ムーミンパパやムーミンママなどのビスケットも入っていました。


サルミアッキ

 フィンランドを代表するお菓子と言えば,「サルミアッキ」が挙げられると思います。

 サルミアッキはリコリスと塩化アンモニウムを主成分とする飴で,その独特な味から「世界一まずい飴」とも呼ばれています。

(サルミアッキ)
Photo_45 

 写真左が原形,右が半分にした様子です。

 約1cm角の大きさの平べったい飴で,深緑色をしています。

 広島市内のカフェで,お客様からのフィンランド土産を分けていただきました。

 外側の新緑色の部分が飴で,リコリス(甘草)というハーブが入っています。

 中の白いパウダーが塩化アンモニウムだと思います。

 飴の部分は,ほのかな甘味を感じ,ディルかフェンネルのような香りがしました。

 カフェでは,アニスの香りに近いというお話もありました。

 そして中のパウダーは,いろんな味が混ざった複雑な味がしました。

 イメージとしては,岩塩とうま味調味料と砂糖とタンサン(重曹)を一緒にして粉末にしたような,しょっぱくて,独特のうま味があって,甘みがあって,少し苦味も感じるような味でした。

 世界一まずいと感じるかどうかは人によりけりと思いますが,複雑な味が舌の上で長時間残ることは確かです。

 私は以前,黒いゴムのようなサルミアッキも食べたことがあるのですが,それはゴムか昆布飴のような食感・風味だったと記憶しています。

 サルミアッキはフィンランドで人気のお菓子だけに,種類も豊富にあるようです。


ヘルシンキ ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー


 続いて,ダンメンベルグ(Dammenberg)社の「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」とビオキア(Biokia)社の「チョコレート リンゴンベリー」を御紹介します。

 埼玉県飯能市の「メッツアビレッジ」内の北欧ショップで購入しました。

(ヘルシンキ ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー(箱))
Photo_46

 写真左が「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」,写真右が「チョコレート リンゴンベリー」のパッケージです。

 ちなみに,この「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」の箱の絵は,カフェの店主さんから,フィンランド・ヘルシンキの街と中央の筒状の建物が「テンペリアウキオ教会」だと教えていただきました。

(ヘルシンキ ソルティッド リコリス・チョコレート リンゴンベリー)
Photo_47 

 写真左が「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」,写真右が「チョコレート リンゴンベリー」です。

 「チョコレート リンゴンベリー」は,その名称のとおり,乾燥させたリンゴンベリー(こけもも)にチョコレートをコーティングしたお菓子で,甘酸っぱいリンゴンベリーとチョコレートがよく合う,麦チョコみたいな形のお菓子でした。

 そして謎のお菓子「ヘルシンキ ソルティッド リコリス」です。

 「White chocolate with salty liquorice」ですから,「しょっぱいリコリス風味のホワイトチョコレート」なのでしょうが,「SALMIAKKI(サルミアッキ)」という言葉にやはり少し抵抗を感じました。

 そこで私がいただく前に,カフェの皆さんに試食をおすすめしました(笑)。

 すると意外に平気な様子でしたので,それならと私もいただきました(笑)。

 ホワイトチョコがベースなのですが,サルミアッキ風味が添加されているので,ホワイトチョコに岩塩とうま味調味料と砂糖とタンサン(重曹)が混ぜられたような,複雑な味のホワイトチョコでした。

 御興味がある方は,ぜひ味わってみてください。


<関連リンク>
 「日本-フィンランド外交関係樹立100周年」(駐日フィンランド大使館)
 「メッツアビレッジ・ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市宮沢327-6)

<関連記事>
 「フィンランド料理の特徴と主な料理1 -日本フィンランド外交関係樹立100周年・ムーミンバレーパーク・フィンランドフェア-

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コメント

サルミアッキ興味ありますね( ̄▽ ̄)
果物の王様はドリアンだそうですし、人間の味覚は
単純に甘いだけでは満足しないのでしょうかね?

コウジ菌さんこんにちわ。
サルミアッキ、ずいぶん昔に話に聞いて気にはなってたものの
口にする勇気はないので食べられるその勇気感動ものです!
日本では北海道のジンギスカンキャラメルも随分と特徴的な味だと聞きますので、
見掛けた時はぜひチャレンジしてみてください(自分がしろよw)

なーまん 様

こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。

サルミアッキに御興味がおありなのですね(笑)

例に出していただいたドリアンもそうですが,人によって味の評価がはっきり分かれるような,独特の味・風味の食べ物って不思議ですよね。
苦手・まずいと思っていた食べ物・飲み物を克服すると,とびきり好きになることがありますが,サルミアッキやドリアンもこうした性格の食べ物なのかも知れませんね。

なーまんさんにぜひチャレンジしていただきたいなぁ(^o^)

たまはな様

たまはなさん,こんばんは。
コメントいただき,ありがとうございます。

やはりサルミアッキを御存知で,興味を持たれてるんですね!
たまはなさんはいろんな食に関心を持ち,記事にされてらっしゃるので,サルミアッキもいつかチャレンジする必要があると思いますよ(笑)

北海道のジンギスカンキャラメル,正直な話,サルミアッキより難易度が高いような気がします。
なぜなら,リコリスや塩化アンモニウムの味は馴染みが薄く,想像するのが難しいですが,ジンギスカンの味やキャラメルの味は想像しやすく,それが混ざったらどんな味になるのかまで想像できるからです。
でもジンギスカンキャラメルは私も気になっているので,今度見つけたらチャレンジみたいです。

たまはなさんもいつかぜひ(^_^)/

みんなで食べる醍醐味、こういったチャレンジ系の食べ物って、ある意味うってつけですよね!本当にありがとうございました。楽しかったですし、またこれからもたくさん皆さんと探検しましょうね!

ハリネズミ 様

ハリネズミさん,こんばんは。
一瞬,以前おっしゃってた何かの業務連絡かと思いました(笑)

チャレンジ系の食べ物をみんなで食べてみることは,なかなかできない体験をみんなで共有し合えるという意味で,良いコミュニケーション手段だと思います。

そして,そういうチャレンジ系の食べ物に何より興味をお持ちなのがハリネズミさんとお仲間だと思い(笑),御紹介させていただきました。

私の方こそ,いつも勉強させていただき,感謝しております。

Facebookでの御紹介もありがとうございました(^o^)

これからもワクワク・ドキドキ・ハラハラ(笑)する食の世界を,ワイワイ楽しみながら探検したいです(^O^)/

こーじ

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