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2019年6月

2019年6月29日 (土)

スペイン料理の特徴と主な料理 -ソパ デ アホ・スペイン風サラダ・たことジャガイモ・コシード風煮込み・ボカディージョ-

 広島市内のカフェで「ドン・キホーテの夜(Noche de Don Quixote)」と称したスペイン料理を味わうイベントがありました。

 今回はスペインの代表的な料理を御紹介しながら,スペインの食文化の特徴についてまとめてみたいと思います。


ドン・キホーテの夜

 スペインの代表的な料理をプレートに盛られて御用意いただきました。

(スペイン料理プレート)
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 それぞれの料理を御紹介します。

【ソパ・デ・アホ】

(ソパ・デ・アホ)
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 スペイン語で「ソパ」がスープ,「アホ」がニンニクで,ニンニクのスープという意味です。

 スペイン料理は,ニンニクやオリーブオイルを使った料理が多いのが1つの特徴ですが,このソパ・デ・アホもそうした料理の1つです。

 そしてこの料理のもう1つの大きな特徴は,スープの中に乾燥したパンが入れられることです。

 食事で余ったパンは,乾燥してすぐにカチカチに固まってしまいますが,ソパ・デ・アホは,そうしたパンを捨てずに食べ尽くすための料理でもあるのです。
 (スペインに限らず,スープはもともと乾燥したパンを液体に浸して食べるための料理であり,スープにクルトンを浮かべるのはその名残りだと言えます。)

 今回のソパ・デ・アホも,ニンニクが効いたスープの中に,ふわふわの玉子と一口大にちぎったパンが入っていて,とろみのある美味しいスープに仕上がっていました。

 ちなみに,スープにパンを入れる量が多いとドロドロの,少ないとサラサラのスープになります。

【スペイン風サラダ】

(スペイン風サラダ)
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 レタス,トマト,ピーマン,レンズ豆,ツナなどのスペイン風サラダ(ピカディーリョ)です。

 オリーブオイルで生野菜をいただくと,野菜の甘みが増すように思いました。


【たことジャガイモ】

(たことジャガイモ)
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 スペイン人は,日本人と同様,魚介類や米をたくさん食べるという特徴があります。

 魚介類で言えば,タラ,イカ,タコ,海老,ムール貝などが食べられますが,この中に他のヨーロッパ人が「悪魔の使い」として忌避するタコまで入っていることが興味深いです。

 最近は日本でも,スペイン料理店などで惣菜・タパスの1つとして,ガリシア地方の「タコのガリシア風」という料理もよく見かけるようになりました。

 今回の料理は,タコと一緒に茹でたジャガイモが添えられていますが,これも定番料理の1つです。


【コシード風煮込み】

(コシード風煮込み)
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 コシードとは,肉や野菜,豆などを使った煮込み料理のことです。

 今回のコシード風煮込みは,豚肉,ソーセージ,ひよこ豆,人参,玉ねぎ,キャベツなどの食材で作られていました。

 角切りの豚肉やひよこ豆がやわらかくなるまでじっくり煮込まれていて,ボリューム感もある美味しい料理でした。


ボカディージョ

 ボカディージョは,スペイン版のサンドイッチのことです。

(ボカディージョ)
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 細長いバゲットに切れ目を入れて,中にハム(生ハムなど)やチーズ,トルティージャ(スペイン風オムレツ),タラ(バカリャウ)の天ぷら,イカのフライなどの具をはさんだサンドイッチで,バルなどで気軽に食べられている国民食です。

 今回のボカディージョは,バゲットにトルティージャをはさんだものを御用意いただきました。

(ボカディージョ(中身))
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 皮がパリパリで中がもっちりとしたバゲットにトルティージャがよく合い,シンプルな美味しさを感じました。

 ちなみに今回のバゲットは,広島県東広島市の「Boulangerie Chez Georges」(ブーランジュリ シェ ジョルジュ)のパンです。


 今回のイベントでは,ドリンクとしてスペインビールやラ・マンチャ(地方)のワインも用意されていました。

 お酒に弱い私はいただきませんでしたが,ラ・マンチャには古くは「ティナハ」と呼ばれる素焼きの甕でワインが作られてきた歴史があり,セルバンテス「ドン・キホーテ」のゆかりの地でもあるので,今となっては多少酔ってでもラ・マンチャのワインを味わっておくべきだったと少し後悔しています。


スペインの豚食とドン・キホーテ

 スペインの代表的な食材として,オリーブ(オイル)・米・ブドウ(ワイン)・豚肉(生ハム)などが挙げられますが,このうちオリーブ(オイル)や米についてはイスラム教徒がイベリア半島にもたらした食材で,逆にワインや豚肉(生ハム)についてはイスラム教徒が決して口にすることのない,キリスト教徒ならではの食材です。

 こうした食材が混在する背景には,かつてのイスラム教徒によるイベリア半島占領と,それを受けたキリスト教徒によるイスラム教徒からのイベリア半島奪還運動(「国土回復運動(レコンキスタ)」)が深く関係しています。

 レコンキスタによりイスラム教徒から国土を奪還したキリスト教徒は,イスラム教徒やユダヤ教徒,そしてレコンキスタによりキリスト教に改宗した「新キリスト教徒」と区別するための手段として,「豚肉(主に生ハム)が食べられるかどうか」を「踏絵」として利用しました。

 こうした時代背景を物語っている文学作品が,セルバンテスの「ドン・キホーテ」です。

 「ドン・キホーテ」の舞台であるラ・マンチャは,かつて多くのイスラム教徒が住んだ地方であり,物語の主人公(アロンソ・キハーダ,ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ)や作者のセルバンテス自身は「改宗ユダヤ教徒(コンベルソ)」,ロレンソ(ドゥルシネーア姫)などは「改宗イスラム教徒(モリスコ)」であったとする研究成果があります。

 そして豚(食)と差別に関係する話が頻繁に登場することから,当時のスペインの世相を皮肉たっぷりに表現した作品だと説明することができるのです。

 スペインやその影響を受けたフィリピン(国名はスペイン国王・フェリペ2世に由来)などの国で豚肉の料理が多いのも,豚肉がスペイン人のアイデンティティに関わる食べ物だからと言えます。


 今回のスペイン料理イベント「ドン・キホーテの夜」では,ラ・マンチャ(地方)の話題などで盛り上がりましたが,「ドン・キホーテ」については,「♪ドン ドン ドン ドン・キー,ドン・キ ホーテ♪」とディスカウントストア「ドン・キホーテ」の話題となり,ドンドン話が別の方向へ進んでいきました。

 私も「夜のドン・キホーテ」の話題で盛り上がった客の1人ですが(笑)


<関連サイト>
 「Cafe Igel あかいはりねずみ」(広島市南区的場町1-7-2)
 「Boulangerie Chez Georges(ブーランジュリ シェ ジョルジュ)」(東広島市西条東北町2-14-101)

<参考文献>
 神田外語大学編「連続講義 <食べる>ということ 「食」と「文化」を考える」神田外語大学出版局
  (Ⅰ 世界の<食> 「6 スペインの豚食」本田誠二教授(スペイン文学))
 沼野恭子編「世界を食べよう!東京外国語大学の世界料理」東京外国語大学出版会

2019年6月22日 (土)

あずきの研究15 -福井県鯖江市のカップソフト水ようかん・水ようかんバーガー-

 2018年12月末に福井県鯖江市の「道の駅 西山公園」を訪問しました。

 この施設は「鯖江市西山動物園」に隣接し,鯖江市の観光拠点の1つとなっているので,店内のお土産コーナーには地元鯖江市のお土産のほか,レッサーパンダをはじめとする西山動物園関連グッズなど様々なお土産が売られています。

 同施設の飲食コーナーに,福井・石川など北陸の冬を代表するお菓子「水ようかん」を使ったちょっと珍しい小豆スイーツが販売されていました。

 今回はそのちょっと珍しい小豆スイーツを2種,御紹介したいと思います。


カップソフト水ようかん

 冬季限定で,水ようかんとソフトクリームを組み合わせた「カップソフト水ようかん」が販売されていました。

(カップソフト水ようかん・商品案内)
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 商品案内には,「福井の冬の味 水ようかんをおやつに!水ようかんとソフトクリーム甘いけど合います コーヒー味は,特に最高のコンビで新発売!」とありました。

 小豆あんと生クリームのコンビは,菓子パンやパフェなどでもお馴染みのように,相性が良いことは皆さんも御存知のとおりです。

 「甘いけど合います」とありますが,私を含む甘い小豆あん好きの人間には,むしろ甘い方がありがたいのです(笑)

 単に,冬に水ようかんが提供されるだけでも遠方からの観光客にとっては珍しいことなのですが,ソフトクリームと組み合わせることによって,より豪華なカフェスイーツになるよう工夫されています。

(カップソフト水ようかん)
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 カップの中に渦巻き状にバニラソフトクリームが盛られ,その上に円形のものを4等分した水ようかんがのせられていました。

 水ようかんは,一般的な小豆ようかんに比べてすっきりとした甘さなので,バニラソフトクリームとあわせても甘すぎることはなく,むしろお互いの良さを引き立てていました。

 ぜんざいやおしるこの甘さはちょっと…という方も,これなら新鮮な感覚で美味しくいただけると思います。


水ようかんバーガー

 続いては,商品案内を見た瞬間,思わず「えっ?」とつぶやいてしまったほどユニークな組み合わせのスイーツを御紹介します。

 こちらの商品案内を御覧ください。

(水ようかんバーガー/コーヒー水ようかんバーガー・商品案内)
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 「えっ?水ようかんバーガー?」

 これは珍しいと思い,カップソフト水ようかんと一緒に注文しました。

(水ようかんバーガー)
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 丸く平べったい水ようかんとホイップクリームがバンズではさまれています。

 中身も確かめてみましょう。

(水ようかんバーガー(中身))
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 程よく焼いて温められたバンズにバターときなこを塗り,丸く平べったい水ようかんとホイップクリームがはさまれています。

 きなこバターとホイップクリームと水ようかんの組み合わせが絶妙で,とても美味しいバーガーでした。

 小倉ホイップやあんバター,名古屋の小倉マーガリン系のパンに似た味です。

 お店の方に「福井ならではの珍しいメニューですね。面白い取組みだと思います。」とお話しすると,とても喜んでくださいました。

 今回御紹介した「水ようかんバーガー」のほかに,「清雲堂」(鯖江市深江町)のコーヒー味の水ようかんが使われたバーガーもあったようです。

 これらのバーガーは冬季限定商品ですが,ほかの時期にも,鯖江市の伝統野菜「吉川ナス」や薬味の「山うに」などが使われたバーガーなど,ご当地ならではの料理・お菓子も提供されています。


 北陸の冬を代表するお菓子「水ようかん」。

 地元では水ようかんそのものだけでなく,水ようかんをさらに応用したお菓子もあることがわかりました。

 こうした地元・ご当地ならではのお菓子・料理を探す旅も楽しいと思います。


<関連サイト>
 「道の駅 西山公園」(福井県鯖江市桜町3-950)

<関連記事>
 「石川の冬・正月を代表するお菓子 -水ようかん・福梅-
 「あずきの研究12 -なぜ冬に水ようかんを食べる地方があるのか-

2019年6月21日 (金)

成田山絵馬の耳かき -千葉県成田市-

大本山成田山新勝寺の絵馬の耳かきです。

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職場の方から千葉のお土産としていただきました。

この方,私の影響でご当地耳かきコレクターの道に少し目覚められたようで,
・昔からあるようなお土産店を中心に探す
・ご当地の特色が表現されていて,できれば地名が入っている耳かきを選ぶ
・購入場所がわかるように包装紙も取っておく
といった具合に,まるで御自分がコレクションされているかのように旅行先で耳かきを見つけては,私にプレゼントしていただけるようになりました(笑)

千葉県のご当地耳かきは,東京ディズニーランド・ディズニーシーの耳かきと千葉ロッテマリーンズ(スティッチ)の耳かきしか持ってなかったので,いつか千葉の観光地・成田山へ行って探してみようと思っていたのですが,この方に先回りされました(笑)

でも,本当に欲しいと思っていただけに,とても嬉しかったです。

ちなみに,絵馬の裏はこんな感じになっています。

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この耳かきの台紙には,
「成田山は不動明王を御本尊として開山されました。たくさんのご利益があり,多くの参拝者が訪れます。」
と説明書きがあります。

またいつか広島空港からLCCで成田空港へ行き,今度は「私が」成田山の耳かき探しをしてみたいです。

2019年6月15日 (土)

昆虫食の研究6 -コオロギラーメン-

 2019年6月,広島市内の飲食店で「虫」をテーマにしたグルメイベント「広島 eat labo 01」が開催されました。

 そのイベントでは,「ANTCICADA(アントシカダ)」地球少年さんのコオロギラーメンなど,普段なかなか味わえない料理もたくさん用意されている様子だったので,これは私もムシできないと思い,参加させていただきました。


コオロギラーメン

 お店に用意された当日限りのメニューを見ると,「コオロギラーメン1,300円(椎茸出汁 和牛チャーシュー+500円)」とあったので,この椎茸と和牛チャーシュートッピングありの特製コオロギラーメンを注文しました。

 溢れんばかりのお客さんで盛り上がる店内でワクワクしながら待っていると,しばらくして特製のコオロギラーメンが運ばれてきました。

(コオロギラーメン)
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 スープにコオロギの粉末が混ざっていることと,和牛チャーシューの上にちょっと気になるリアルなコオロギがいることを除けば,見た目や香りは一般的なラーメンと変わりありません。

 むしろ,「六花界グループ」の霜降り和牛のチャーシューや「椎茸祭」の椎茸だしがトッピングされていることもあり,これはとても高級なラーメンだと言えます。

 「ANTCICADA」のメンバーをはじめ,すごいメンバーが広島に集まったなと思いながら,コオロギラーメンをいただきました。

 リアルなコオロギを近づいて見てみると…。

(和牛チャーシューとコオロギ)
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 霜降りのやわらかい和牛チャーシューの上に,3匹のコオロギが整列しています(笑)

 美食の極みと言える霜降り和牛と,世界的な人口増加に伴う食料危機の救世主として注目されつつあるコオロギという両極端な組み合わせです(笑)

 最初にこのコオロギをいただいてみましたが,嫌なにおいやクセは全くなく,むしろ香ばしくて,イナゴや成虫の蜂の子に似たサクサクした食感を楽しめました。

 麺は少しちぢれた黄色い麺で,弾力がある仕上がりでした。
 コオロギラーメンの紹介パンフレットによると,様々な種類のコオロギを粉末状にし,麺に練り込んだ「練り込み麺」とのことです。

 スープは,塩ラーメンと醤油ラーメンの中間のような,比較的あっさりした味のスープでした。
 煮干しやサバ節を砕いたような,粗めのコオロギの粉末もかかっています。
 パンフレットによると,ラーメン1杯に約100匹のコオロギを使用した出汁やコオロギで作られた「コオロギ醤油」などが使われているとのことでした。

 「ANTCICADA」のメンバーの方ともお話しさせていただきました。

 コオロギラーメンには,淡泊で上品な味が特徴の「ヨーロッパイエコオロギ」と,旨味が強い「フタホシコオロギ」という2種類のコオロギをブレンドして使用されているそうです。

(コオロギの味・種類の説明)
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※コオロギラーメンの紹介マンガから一部抜粋・引用

 「エビやカニに近い風味に,煮干しやスルメに似た旨味…この味はコオロギしか出せない!」
 「高タンパク 低脂質」

 イナゴから果てはゴキブリまで,様々な昆虫を食べ尽くされた結果,ラーメンにはコオロギが最適という結論に至ったとのことです。

 コオロギ出汁を取った後の,コオロギの出汁がらも用意されており,試食を勧めていただきました。

(コオロギの出汁がら)
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 このコオロギ達が生きていたら,私はダメだと思います(笑)

 手に取って少しいただいてみたのですが,出汁がらということもあり,特に味はなく,パサパサした食感で,小さな殻付きエビをいただいているような感じでした。

 クセが少ないのは,コオロギを絶食させて糞抜きをしたり,炒ったりと,丁寧な下処理がなされているからでもあります。

 また,コオロギのお話以外にも,
○イナゴよりも雑食のコオロギの方が風味がよいこと
○タガメは洋梨フレーバーがすること
○カブトムシは腐葉土のにおいがするため美味しくないこと
○(衛生的な飼育をされた)ゴキブリは意外と美味しいこと
など,昆虫食にまつわる興味深いお話をたくさん伺うことが出来ました。

 私はこの特製コオロギラーメンを,スープの最後の一滴まで飲み干しました。

 これで私は一度に約100匹のコオロギをいただいたことになります(笑)

 今回は出張販売でしたが,近々,東京都中央区日本橋にレストランを開店される計画をお持ちだと伺いました。
 どんなお店をオープンされるのか,今からとても楽しみです。

 今回のイベントでは,このコオロギラーメンのほかに,タガメが入った「タガメジン」(ANTCICADA)や,「イモムシテキーラ(メキシコの蒸留酒メスカル)」(タコス屋ハルディン)など,「虫」をテーマにした珍しい料理・ドリンクが用意されていました。


まとめ

 いただいたコオロギラーメンのパンフレットに「私たちが日々食べている食事は,世界の生き物の0.02%程度のものでつくられています。」と紹介されていたのが印象的でした。

 この割合を100%に近づけることは,人間を含む世の中のありとあらゆる生き物を食用とすることを意味するので現実的な話ではありませんが,0.02%という数字は,まだまだ食の対象となり得る生き物が存在することを示唆しているようにも思えます。

 誤解や偏見,食わず嫌いの世界から一歩踏み出す勇気と冒険心があれば,新たな食の世界が切り開けることは間違いありません。


<関連サイト>
 「ANTCICADA

<参考文献>
 内山昭一「昆虫食入門」平凡社新書
 水野壮 監修「昆虫を食べる!昆虫食の科学と実践」洋泉社

2019年6月 8日 (土)

マツダ OPEN DAY 2019 -TSUNAGARI Cafeのお子様ランチ・特製剣淵コロッケ・タリーズコーヒー マツダ広島本社店-

 2019年6月1日,2日の2日間にわたって「マツダ OPEN DAY 2019」が開催されました。

 私は6月2日の招待状が入手できたので,2年ぶりに参加させていただきました。


マツダ本社ロビー展示

(マツダ本社ロビー「ロードスターと平成の30年展」)
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 マツダ本社ロビーで「ロードスターと平成の30年展」というテーマで歴代のロードスターが展示されていました。

(ロードスター10周年記念車)
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 青いロードスター10周年記念車です。

 車体にびっしりとファンの方々のサインが書かれています。

 1つや2つの名前だったら落書きですが(笑),ここまでびっしり書かれていると,もはや芸術の域です。

(マツダブランドシンボル(デミオミニカー))
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 同じくマツダ本社ロビーの一角に,マツダのブランドシンボルマークの記念撮影スポットがありました。

 マツダ「デミオ」の白いミニカーでマツダのマークが作られています。

 このほか,本社工場エリアを中心に,電波暗室見学,車両強度試験見学&体験,車両展示見学,パワートレイン技術展示&見学などを楽しみました。


マツダ社員食堂「TSUNAGARI Cafe」のランチ

 さあ,お待ちかねのランチの時間です。

 今年はどんなランチが用意されているのか,ワクワクしながらマツダ社員食堂「TSUNAGARI Cafe」を訪問しました。

 お店の外には,食券を買い求める人々の列ができていました。

 その列に並び,事前にメニュー表を見せていただきました。

(「TSUNAGARI Cafe」メニュー表)
Tsunagari-cafe

 ランチは,
①「KID'Sランチ(ミニカー付き)」
②「宮崎県産 霧島黒豚ハンバーグ」
③「あん!たっぷり!かに玉天津飯」
④「新宿中村屋監修 バターチキンカリー」
⑤「海老天うどん・そば(おにぎり2個付き)」
⑥「一風堂監修 元祖博多とんこつラーメン(おにぎり2個付き)」
の6種類が用意されていて,海老名・北海道メロンパンも販売されていました。

 突然ですが,問題です。

 これらのメニューの中で,私はどの料理を選んだでしょうか。(ヒント:私は特徴のある料理を選ぶ傾向にあります。)

 答えはこちらです。

(KID'Sランチ)
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 「KID'Sランチ」,いわゆるお子様ランチです。

 お子様用なので,私が注文するのは申し訳ないという気持ちもあったのですが,お店の方に注文可能かどうか確認した上で,こちらを注文させていただきました。

 なぜこのランチを選んだのか。その理由は,このランチにはマツダのミニカーが付いていて,一番マツダらしさを感じたからです。

 コロッケ,チキンナゲット,ミートボール,エビフライ,ウィンナー,フライドポテト,茹で野菜(ブロッコリー),プチトマト,ロールパン,オレンジジュース,ミニカー(マツダ「ロードスター」)がセットになっていました。

 食の分野でも,もっとマツダらしさを前面に出されて,ブランドアピールの機会にされると良いのではないかと思いました。

 この「TSUNAGARI Cafe」で,多くの方々が働いておられる自動車工場ならではの発想だなと思ったものがあります。

 食堂入口に設置されていたこちらの看板です。

(「TSUNAGARI Cafe」案内MAP)
Tsunagari-cafe_1

 選んだメニュー別に,進むルートがきちんと決められていました。

 大勢のお客様に対応するための工夫だと思いますが,自動車工場の製造ラインのようなこの仕組みは,マツダならではと思いました。


ウオクニ「特製剣淵(けんぶち)コロッケ」

 大きなマツダ工場内には給食センターがあり,1日約8千食もの食事が作られています。

 その給食業務を担っておられるのがウオクニ株式会社です。

 売店コーナーで,ちょっと気になる商品案内を見つけました。

(ウオクニ「特製剣淵コロッケ」商品案内)
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 商品案内には,
「マツダ耐寒試験場のある北海道上川郡剣淵町のじゃがいも農家さんからウオクニが『キタアカリ』1トン!を買いつけ,おいしいコロッケにしました。」
とありました。

 北海道剣淵(けんぶち)町には,自動車の冬季耐寒試験(雪上テスト・融雪テストなど)が行われる「マツダ剣淵試験場」があるのですが,その剣淵町産のジャガイモで作られたコロッケなのです。

 これこそマツダらしい食べ物だと思い,購入しました。

(ウオクニ「特製剣淵コロッケ」)
Photo_75

 粗めにつぶしたジャガイモのみで作られたシンプルなコロッケでした。

 ジャガイモがホクホクでほどよい甘みがあり,とても美味しいコロッケでした。


タリーズコーヒー・マツダ広島本社店

 マツダ OPEN DAYの締めくくりに,休憩を兼ねていつも利用させていただいているお店が,マツダ本社ロビーの一角にある「タリーズコーヒー・マツダ広島本社店」です。

 ホットコーヒー(ブラックスリー)と渦巻きデザインのスワークルクッキーをいただきました。

(ブラックスリーとスワークルクッキー,記念品コースター)
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 コーヒーやクッキーと一緒に,今回のオープンデーの記念品としていただいたコースターを並べてみました。

 カフェでコーヒーとクッキーを味わいながら,マツダオープンデーの楽しかったイベントの数々を思い出し,しばらくその余韻に浸りました。

 今回2日間行われた「マツダ OPEN DAY 2019」では,昨年までの人数を大幅に上回る約8,300人もの来場者を記録されたようです。

 来年(2020年),マツダは創業100周年を迎えられます。

 その記念すべき年に向け,地元広島はもちろん,全国・全世界のマツダファンが一体となって機運を盛り上げたいものです。


<関連サイト>
 「マツダ株式会社
 「マツダの第二のふるさと,北海道剣淵町へ行ってみました。」(マツダ公式ブログ「ZOOM-ZOOM BLOG」)

<関連記事>
 「マツダ OPEN DAY 2016 -TSUNAGARI Cafeのダブルカレーライス-
 「マツダ OPEN DAY 2017 -TSUNAGARI Cafeのオムバーグ・カルビー「ポテりこ」-

2019年6月 1日 (土)

天使の富士山(ブルー)の耳かき -山梨県富士吉田市-

富士山の耳かきです。

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職場の方から富士山のお土産としていただきました。

富士山五合目の売店で販売されていたそうです。

立体的な富士山で,後ろ(背中)に金色の天使の羽根があることから,「天使の富士山」とネーミングされています。

キラキラしたラメが雪のようです。

手作り感あふれる,これぞ定番の富士山の耳かきと言える耳かきです。

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