« ぶなしめじの天ぷら(サンプル)の耳かき -大阪府大阪市- | トップページ | 中国の日用品の耳かき -中国・江蘇省蘇州市- »

2020年6月20日 (土)

懐かしのうどん・そば・ラーメン自動販売機2 -島根県浜田市「ドライブイン日本海」の天ぷらうどん・日清食品カップヌードルの自動販売機-

島根県浜田市へドライブ

 広島市内の自宅から,浜田自動車道を利用して島根県浜田市へドライブしました。

 国道9号沿いの道の駅「ゆうひパーク三隅」へ行ってみようと思ったからです。

 この「ゆうひパーク三隅」の周辺は,JR山陰本線を走る列車と間近に迫る日本海の風景が美しく,鉄道写真ファンいわゆる「撮り鉄」に有名な撮影スポットでもあります。

 その雰囲気だけでも味わいたいと思い,下見を兼ねての訪問でした。

 確かにここからの日本海の眺めは絶景で,またいつか写真を撮りに来たいと思いつつ,道の駅を後にしました。

 その後,広島へ戻るべく,浜田市街へ向かって車で走らせていたところ,国道9号沿いに妙に気になる外景のドライブインを見つけました。

 「ここは何かありそうだ」と思った私は,車を方向転換させ,一度は通り過ぎたドライブインへ再び向かいました。


「ドライブイン日本海」のコインレストラン

 運転中の私の心に留まった「ドライブイン日本海」は,国道9号沿い,道の駅「ゆうひパーク三隅」と浜田市街の間に位置するコインレストランです。

(「ドライブイン日本海」外景)
Photo_20200617201201

 24時間営業のドライブイン。ドライバーやライダーの休憩・憩いの場所です。

 コンビニエンスストアもいいですが,こうした昔ながらのドライブインに魅力を持ちます。

(「ドライブイン日本海」店内)
Photo_20200617201301

 店内はたくさんの自動販売機が並んでいました。

 その奥に,偶然うどん・そばの自動販売機を見つけました。

 富士電機製「めん類自動調理販売機」です。

 うどん・そばと書かれたレトロ感あふれるイラストに,私を呼び寄せるかのようにポッと明かりが付いています。

 もうこれを買って食べずして,広島へは帰れなくなりました(笑)


「ドライブイン日本海」の日清食品カップヌードル自動販売機

 同じ店内に日清食品カップヌードルの自動販売機もありました。

(カップヌードル自動販売機(ドライブイン日本海))
Photo_20200617201901

 カップヌードル,シーフードヌードル,カップヌードルカレー,どん兵衛(天ぷらそば),どん兵衛(肉うどん)の5種類が販売されていました。

 お金を入れ,食べたいカップ麺を選ぶと,市販の商品と同じ状態でカップ麺が出てきます。

 カップ麺のふたを開けた状態で自動販売機の左端に設置されている給湯口にカップ麺を置き,給湯口のドアを閉めると,センサーが反応して給湯可能な状態になります。

 この状態で給湯ボタンを押すと,ドリンクバーのごとく押した時間だけカップ麺にお湯が注がれるので,お湯を注ぎ,カップ麺を取り出して3分待って出来上がりという仕組みです。

 私は子供の頃,夜釣りの帰りに,父や弟と一緒によくこの自動販売機のカップヌードルを食べたものですが,疲れ切った体で夜中や朝方に食べたカップヌードルは,普段とは違う格別な味でした。

 こちらのお店では「おたがいにきれいにネ」,「ヌードルの包装紙はポリ箱え」と,語尾にとても味がある手書きの貼り紙がありました。


うどん・そば自動販売機の天ぷらうどんを購入する

 うどん・そば自動販売機での天ぷらうどん購入の話に戻ります。

 割りばしの在庫があることを確認して(これは大事なポイントです),自動販売機の天ぷらうどんを購入しました。(「にくそば」は「うりきれ」だったので,実際には選択の余地がなかったのですが…)

(うどん・そば自動販売機の選択ボタン)
Photo_20200618193101

 またもや楽しい手書きの貼り紙がありました。
 「販売中です」
 「コインはゆっくり入れて下さい」
 「具はめんの下に入っていますヨ」

 自動販売機にお金を入れ,天ぷらそばのボタンを押すと「調理中」のランプがつき,できあがりまで「○○秒」とカウントダウンが始まって待ち時間を知らせてくれます。

 「調理中」のランプが点灯している間のワクワク感がたまりません。

 そして約30秒後に調理された天ぷらそばが完成しました。

 取出口には「取出口に商品のある場合はお金を入れないでください」,「具はメンの下に入っています」と書かれていました。

 取出口から取り出さないままで次の商品を注文したら,先に購入した商品が押し出されてそのまま地面の上に落ちてしまうのでしょうか(笑)

(うどん・そば自動販売機取出口)
Photo_20200618193601

 調理された天ぷらうどんが,みずみずしいプラスチックの丼に入って出てきました。

 「汁をこぼすなどで汚したら,次のお客さんのためにお客さん自身がきれいにする」これがこの自動販売機のマナーだと思います。


 お待たせしました。ドライブイン日本海の天ぷらうどんです。

(自動販売機の天ぷらうどん(調理完了時))
Photo_20200618193701

 貼り紙での注意喚起がありましたし,ほかのお店でも同じ経験をしましたので,このうどんを見て「具がない」と慌てることはありませんでした。

 かまぼこと海老の尻尾も少し出ており,「中に具があるんだぞ」とほのめかしています。

 具を底から持ち上げ,盛り付け直してみました。

(自動販売機の天ぷらうどん)
Photo_20200618194701

 刻みねぎ,かまぼこ,そして一本丸ごとの海老天が入っていました。

 天ぷらうどんの天ぷらと言えば衣ばかりのかき揚げが主流ですが,これは豪華版です。

(天ぷらうどんの海老天)
Photo_20200618194801

 プリプリの身の海老天でした。

 これだと自動販売機の中に長時間置いておけないはずなので,販売の回転が良いか,頻繁に入れ替えられているかのどちらかでしょう。

 うどんは柔らかめの茹で麺,汁は塩辛めの関西風でした。

 店内に広い食事スペースも用意されていました。

(店内食事スペース)
Photo_20200618195001

 いろんな種類の椅子があったり,隣にUFOキャッチャーがあったりとなかなか楽しいスペースでした。

 用意された椅子にこしかけ,ゆっくりとテーブルでいただきましたが,その間に自動販売機のうどん・そば目当てのお客さんが何組も来られ,頻繁に利用されていたのが印象的でした。


「ゆうひパーク浜田」の日清食品カップヌードル自動販売機とニチレイフーズ「ホットメニュー

 「ドライブイン日本海」で天ぷらうどんを堪能した後,車に乗って国道9号を浜田自動車道へ向けてさらに東へ向かっていると,道の駅「ゆうひパーク浜田」が見えてきました。

 トイレ休憩を兼ね,この道の駅へ寄ると,何と軽食用の自動販売機が設置されていました。

(カップヌードル自動販売機と「24hr.HOTMENU」(ゆうひパーク浜田))
Photo_20200618195301

 写真左側が日清食品カップヌードル自動販売機,写真右側がニチレイフーズの自動販売機「24hr.HOTMENU(ホットメニュー)」です。

 ニチレイフーズの自動販売機・ホットメニューは,「五目おにぎり&からあげ」,「焼きおにぎり」,「チキン&ポテト」,「たこ焼き」,「からあげチキン」,「ホットドッグ」,「フライドポテト」の7種類が販売されていました。

 冷凍食品を内臓の電子レンジで温めて提供する自動販売機のようです。

 各商品はこんな感じです。
 「ニチレイフーズ 自動販売機専用商品

 一方,カップヌードル自動販売機は,カップヌードル,シーフードヌードル,カップヌードルカレー,どん兵衛(きつねうどん),どん兵衛(天ぷらそば)の5種類が販売されていました。

 特筆すべきは,どん兵衛の容器の形が丼ではなくカップ(たて形)になっていることです。

(カップヌードル自動販売機(ゆうひパーク浜田))
Photo_20200618195501

 自動販売機向けのどん兵衛です。


まとめ

 今回の浜田市訪問は,麺類の自動販売機を見つけることが主な目的ではありませんでしたが,偶然にも多くの麺類の自動販売機を見つけることが出来ました。

 浜田市は水族館,釣り場,海水浴場などレジャースポットが多いので,訪問客の軽食のニーズも高いのかも知れません。


 うどん・そばの自動販売機を利用した際,いつも驚くことがあります。

 それは,どの自動販売機にもたくさんの人が集まって,みんなでワイワイ楽しく召し上がっておられることです。

 今や希少な存在となり,遠方から訪れるファンも多いうどん・そばの自動販売機。

 こうした自動販売機も,実は立派なレジャースポットの1つだと言えるでしょう。


<店舗情報>
 「ドライブイン日本海」(島根県浜田市西村町1075-3)

<関連サイト>
 「道の駅 ゆうひパーク三隅」(島根県浜田市三隅町折居220-1)
 「道の駅 ゆうひパーク浜田」(島根県浜田市原井町1203-1)

<関連記事>
 「懐かしのうどん・そば・ラーメン自動販売機1 -広島県三次市「福原酒店」の天ぷらそば・自動販売機のうどん・そばの魅力-

« ぶなしめじの天ぷら(サンプル)の耳かき -大阪府大阪市- | トップページ | 中国の日用品の耳かき -中国・江蘇省蘇州市- »

食文化体験・イベント」カテゴリの記事

コメント

ドライブイン日本海!
考えてみたら凄い名前ですね(^。^)
カップヌードルの自販機は利用した事がありますが、プラスチック丼も一度体験してみたいと思います^_^
島根県の石見側はまだ行った事がありませんが「日本海」というイメージが一番ピッタリな気もします。
列車で行くか、レンタカーで行くか?
迷いますねv(^.^)

なーまん 様

なーまんさん,続いてのコメント,どうもありがとうございます。
とても嬉しいです。

そうです。石見でも島根でも山陰でもなく,もっとスケールの大きなドライブイン日本海!
広島からも海水浴や釣りで訪問する人が多いのですが,湖のように波のない瀬戸内海と日本海ではイメージが全然違います。
高知県あたりへ行くと,ドライブイン太平洋とかありそうです(^-^)
相模原市の「中古タイヤ市場」にレトロな自動販売機が勢ぞろいというのもスゴイですが(笑)

プラスチック丼に入ったうどん・そば,機会があればお試しください。
かつては,駅のホームで売られるうどん・そばも列車内に持って入ってもいいようにプラスチック丼だったように記憶しています。
島根は,記事にされていた出雲大社や石見神楽,遺跡など御興味のある分野も多い地域ではないかと思います。
首都圏から島根へとなると,飛行機や列車(サンライズ出雲など)が中心になると思いますが,現地でレンタカーを借りて,今回のようなシブ~いドライブイン,レトロな自動販売機なども探してみられると面白いと思います\(^o^)/

おはようございます。
夕方のニュース番組なんかで自販機があるドライブインを特集してたりしますが、
私が気になるのは熱すぎて持てないホットサンドです。
コウジ菌さんが寄られたドライブインにありました?

chibiaya 様

chibiayaさん,おはようございます!
いつもコメントいただき,ありがとうございます。

へぇー,テレビで自動販売機のドライブインの特集番組もあるんですね!
見てみたいです(笑)

ホットサンド,実は私もすごく興味を持っているのですが,まだ見かけたことがありません(>_<)
見つけて,このブログで御紹介するのが夢です(笑)
「熱すぎて持てない」ほどなんですね。
手に取った瞬間,熱くて地面に落とす「事件・事故」も多々あるような気がして,とても気になります(^-^)
お近くで見かけたら教えてください。取材に行きます!(^^)!

若い頃は何を食べてもそこそこ美味しく食べられたので、営業で走り回っているときにときどきこの自動販売機の麺類を食べたものです。
いまはちょっと遠慮したいですね。
何しろ湯温が下がりやすいし、割り箸がお粗末なので、わびしい気持ちになりそうです。

OKCHAN様

OKCHANさん,こんにちは。
コメントいただき,ありがとうございます!

OKCHANさんは自動販売機の麺類を召し上がったことがおありなんですね!
その味を御存知だからこそのコメント,私もよく理解できます。

御紹介したような麺類は,お腹を空かせているとか,お出かけ先とか,深夜とか,何か特別なシチュエーションがあってこそ,本領発揮する食べ物だと思います。

茹で麺で短時間に仕上がる麺ですから湯温の下がりは早いですし,割り箸も通常より短いことが多いですよね(笑)

こうしたことを承知の上で,たまーにこうした麺類を食べることによって,ノスタルジックな気分に浸れたり,過去を懐かしんだり,初めての人は新鮮な気持ちになれたりする…。

味は二の次で,そんな効果が期待できる食べ物なのではないかなと個人的には思っております。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ぶなしめじの天ぷら(サンプル)の耳かき -大阪府大阪市- | トップページ | 中国の日用品の耳かき -中国・江蘇省蘇州市- »

最近のトラックバック

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ