ビッグ錠先生の世界4 -ArsNovaのおでん・特製オムライス・コーヒー-
ArsNovaの仲間とおでんパーティー
私がいつもお世話になっている神奈川県藤沢市湘南台のバー「ArsNova(アルスノーバ)」。
しばらく旅行(県外移動)を自粛していたのですが,お店で記念イベントがあるとのお知らせをいただき,勇気を出して約1年ぶりにお店を訪問しました。
(ArsNova)
営業自粛の際,マスターがお店を少しリフォームされたようで,外観がきれいになっていました。
久しぶりなので,少しドキドキしながらお店に入ると,マスターをはじめ,漫画家のビッグ錠さんやお店の常連さんなど,皆さん勢ぞろいでした。
ビッグ錠さんの隣のカウンター席に座らせていただきました。
マスターから「おーっ,本当に広島から来たね!何する?」と言われ,いつものブランデーバックをお願いしました。
(ブランデーバック)
いつもの席で,いつものメンバーと,いつものドリンクをいただける幸せを感じました。
食事として大鍋のおでんが用意され,常連のお客さん達と会話を楽しみながらいただきました。
(おでん)
西日本ではあまりみかけない「はんぺん」や「ちくわぶ」も入っており,関東のおでんを堪能しました。
大阪出身のビッグ錠先生からは,「かつて関西のおでんには『コロ』と呼ばれる鯨の皮と脂肪の部位を乾燥させた具が入っていた」という話題が出て,盛り上がりました。
そのお話を隣で伺っていた私は,「おでんのコロは,確か(ビッグ錠先生の)漫画でも紹介されていたなぁ…」と思い出し,笑みがこぼれました。
ビッグ錠先生をはじめ,初対面のお客さん,何度かお会いしたことのあるお客さん,そしてマスターと,いろんな人と会話が盛り上がり,お店を出たのは明け方3時でした。
お店を後にする際,マスターからの掛け声は,お別れのあいさつではなく,「明日もランチやってるから!」でした(笑)
ArsNovaの特製オムライス
湘南台のホテルに泊まり,翌日昼にお店を再訪問しました。
このお店でランチをいただくのは,初訪問以来です。
その日のランチはドライカレーとオムライスだったので,私はオムライスを注文しました。
(特製オムライス)
熱々のオムライスで,トマトソースはシャキシャキ感が残るほどにさっと炒めた玉ねぎとあらごしトマトをからめたものでした。
卵とライスが一体化したような,ふわふわのオムライスでした。
しばらく食べ続けるうちに,このオムライスがちょっと変わっていることに気付きました。
「中身が赤いケチャップライスじゃない」
「それどころかライスがオムレツで包まれてもいない」
(特製オムライス(中身))
中身をよく観察すると,卵かけごはんをオムレツの形に焼き,トマトソースをかけて仕上げられたオムライスでした。
ふわふわの食感はこの作り方に秘密があったようです。
私はマスターに「このオムライスはちょっと珍しいですね」とお話しすると,マスターが「卵とライスを混ぜて焼くオムライスで,『東京オムライス』とも呼ばれるらしいよ」と教えてくれました。
後程インターネットで調べてみると,東京・銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」の「元祖オムライス」と一緒だとわかりました。
おそらく,東京「煉瓦亭」のオムライスにルーツがあるので「東京オムライス」とも呼ばれるのでしょう。
フライパンローストコーヒー
食後に,マスターがサイフォンで丁寧に淹れたコーヒーをいただきました。
(コーヒー)
このお店のコーヒーは,フライパンを使ってコーヒー豆を少しずつ丁寧に焙煎されています。
こうすることで,ムラなく均等に豆が焙煎でき,焙煎の度合いも調整できるそうです。
マスターがフライパンで焙煎されている様子を目の前で何度か見たことがありますが…豆がはぜたり,煙が立ち込めたりで,店内が大変な状況になります(笑)
今回もお店に長時間お邪魔させていただきました。
長距離移動については,まだ少し慎重にならざるを得ない状況にありますが,またいつか訪問し,皆さんと楽しいひとときを過ごせたらと思います。
ビッグ錠先生,ArsNovaのマスター,常連客の皆さん,今回も大変お世話になりました。
<関連サイト>
danchu「煉瓦亭の"混ぜる"オムライス|春のたまご料理⑥」
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