« 2020年11月 | トップページ | 2021年1月 »

2020年12月

2020年12月31日 (木)

オーストラリア料理の特徴と主な料理 -ラクダのステーキ・ワニ手羽先・カンガルーのステーキ・リコッタチーズパンケーキ-

 福岡市内にオーストラリア料理が味わえるお店があることを知り,訪問しました。

 こちらのお店では,オーストラリアから輸入した珍しい肉を使った肉料理を中心に,様々な料理を提供されています。

 途中,多少グロテスクな写真もありますが,御了承ください。


ラクダのステーキ

 ラクダ肉は,中国やエジプトなど一部の国・地域で食べられていますが,オーストラリアでも販売・消費されているようです。

 もの珍しさもあり,ラクダ肉のステーキを注文しました。

(ラクダのステーキ)
Photo_20201230135001

 脂肪がほとんどない赤身の肉のステーキです。

 結構硬いのですが,クセのない赤身の肉でした。

 馬肉をイメージするような食感のステーキでした。


ワニ手羽先

 ワニ肉の料理があったので,ひときわインパクトのありそうな「ワニ手羽先」を注文してみました。

 調理に時間がかかるため,しばらく待ったのですが,その間は「待ち遠しい」という期待と,「気持ち悪がらずに1人で食べられるかどうか」という不安が入り混じった複雑な心境でした。

 「お待たせしました。ワニ手羽先です」とお店の方が目の前に持ってこられた瞬間,思わず「これはスゴイ!」と声が出ました。

(ワニ手羽先)
Photo_20201230135301

 ひととおり写真を撮らせていただいた後,お店の方から「よろしければ,肉を一口大に切り分けましょうか」とお話いただいたので,「そうしてください」とお願いしました。

 さすがにこの巨大な手羽先をそのままかぶりつくのは難しそうでしたので…(笑)

(ワニ手羽先(切り分け))
Photo_20201230135401

 見た目はかなりグロテスクですが,肉は柔らかくてクセがなく,鶏肉のような食感でした。

 見た目を気にしなければ,ビッグサイズの鶏の骨付きモモ肉とほぼ変わりありません。

 鶏肉を焼いて塩こしょうで味付けしたような感じです。

 そのため,今回食べた肉の中でワニが一番グロテスクでしたが,それに反して一番美味しかったのもワニでした。

 ちなみに,手先の皮の部分(ワニの表皮の部分)は硬そうに見えますが,実際はプニョプニョと柔らかかったです。
 今でもその触感が忘れられません(笑)

 あと面白かったのは,広島に戻って職場でワニを食べた話をしたところ,広島県北部(備北地域)の「ワニ料理」(サメ料理のこと)と間違えられたことです。


カンガルーのステーキ

 カンガルーはオーストラリアの代表的な動物の1つですが,日本でカンガルーの肉を食べる機会はあまりありません。

 そういったもの珍しさもあり,カンガルーのステーキを注文しました。

(カンガルーのステーキ)
Photo_20201230144101

 ラクダ肉と同様,脂肪がほとんどない赤身の肉のステーキです。

 肉にクセがなく,食べやすかったです。

 ラクダ肉に比べると,肉が比較的柔らかいと感じました。

 正直なところ,先に御紹介したラクダのステーキとカンガルーのステーキのどこが違うのかと言われてもよくわかりません。

 ただ,いずれの肉も思ったよりクセがなく,食べやすかったことは事実です。


リコッタチーズパンケーキ

 リコッタチーズは,チーズを製造する際に生じる水分(ホエイ・乳清)を再度加熱(「リコッタ」=「再度煮込む」という意味)して固めたものです。

 脂肪分が少ないため口当たりが軽く,フレッシュなミルクの風味とほんのりとした甘さが楽しめるのが特長です。

 そしてリコッタチーズパンケーキと言えば,オーストラリア・シドニーの「Bills」が発祥とされています。

 同店のリコッタチーズパンケーキやスクランブルエッグなどを組み合わせた朝食は,ニューヨークタイムズ紙で「世界一の朝食」と称されました。

 そんなオーストラリア・シドニー発のリコッタチーズパンケーキが,訪問したお店にも御用意されており,人気メニューと伺ったので注文しました。

 焼き上がりに少し時間がかかるのですが,その分期待も高まりました。

(リコッタチーズパンケーキ)
Photo_20201230145701

 リコッタチーズ入りのフワフワのパンケーキです。

 フワフワのメレンゲを焼き上げたようなとても軽い食感で,リコッタチーズのフレッシュなミルクの風味が楽しめるパンケーキでした。

 ほのかな塩味がついたパンケーキに,甘いメープルシロップや生クリームもよく合いました。

 結構な大きさですが,フワフワでとても軽いので,食後のデザートとしても抵抗なく美味しくいただけました。

 こちらのお店では,このほかにもダチョウ肉の料理など,オーストラリアにちなんだ様々な料理をいただくことができます。


 今回御紹介したお店のほかに,東京・銀座「GINZA SIX」の「Ironbark(アイアンバーグ)」など,日本でもオーストラリア料理を味わえるお店はいくつかあります。

 御興味があれば,オーストラリア料理をお楽しみください。


<関連サイト>
 「Manry」(福岡店・福岡県福岡市中央区今泉1-18-55 天神南ロイヤルハイツ1F ほか)
 「bills」(日本国内(東京・神奈川・大阪・福岡)各店舗 ほか)
 「Ironbark Grill & Bar」(東京都中央区銀座6-10-1「GINZA SIX」6階)

<関連記事>
 「ダチョウ肉の研究」(広島県三次市布野町・ダチョウ料理)
 「広島県三次市の郷土料理と三次もののけミュージアム(湯本豪一記念日本妖怪博物館)」(広島県三次市・ワニ(サメ)料理)

2020年12月28日 (月)

ミイ(リトルミイ)の耳かき -埼玉県飯能市-

ミイ(リトルミイ)の耳かきです。

埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」のショップ「リトルミイの店」で購入しました。

1105277

ムーミンバレーパークにリトルミイの店があると知り,真っ先に訪問しました。

正直なところ,リトルミイの耳かきまでは期待していなかったのですが,様々なリトルミイグッズの中に耳かきもあったので,とても嬉しかったです。

オリジナル耳かきが1本あったので,もうそれで満足し,あとは適当に園内を見て帰りました(笑)
ちなみに園内の「はじまりの店」には,ムーミンとスナフキンの耳かきもありました。
(人がとても多かったので「コケムス」をパスしたのですが,この施設にショップやレストラン,カフェなどたくさんのお店があったようで…今度行く機会があればゆっくり散策したいです。)

もしムーミン仲間が私の目の前にいたら,みんなからこんな感じで言われたことでしょう。
ムーミン:「えーっ,もう帰っちゃうんだ!」
リトルミイ:「ねぇ,あなた耳かき見つけただけで満足してるんじゃないでしょうね?」
スナフキン:「このパークの本当の良さは,ゆっくり過ごして初めてわかるものなんだよ」

ナレーション:「こうしてコウジ菌は,ムーミンバレーパークへまたいつか行きたいと思うようになるのでした」

2020年12月23日 (水)

福岡県北九州市の食文化 -八幡ぎょうざ(鉄なべ餃子)・かしわごぼ天うどん・ぼた餅-

 福岡県北九州市を訪問しました。

 今回は,北九州市で地元の人たちに愛され続けている料理・お菓子を御紹介したいと思います。


八幡ぎょうざ(鉄なべ餃子)について

 北九州市・八幡と言えば,「八幡製鉄所」(現在の日本製鉄九州製鉄所八幡地区)を思い浮かべる方も多いでしょう。

 八幡は,鉄鉱石を近くの中国から輸入でき,石炭をすぐ近くの国内最大規模を誇った筑豊炭田から入手でき,石灰石を近くの山口県秋吉台や福岡県平尾台などから入手できるなど,製鉄における地理的条件に恵まれていたことから,巨大な製鉄所が建設されました。

 その八幡で働く人々の胃袋を支えてきたのが,安くてボリュームがあり,栄養もある「八幡ぎょうざ」(鉄なべ餃子)です。

 製鉄の原料となる鉄鉱石の輸入などで日本と中国との取引が盛んになった際,中国から北九州・八幡へ餃子の食文化も伝わり,地域に定着しました。

 戦後の食糧難時代,アメリカから小麦が援助物資として提供され,ご飯の代わりにパンやラーメンなどの小麦粉食がよく食べられるようになったことで,この地域での餃子(皮)の消費量もさらに増加したことでしょう。

 こうした様々な地理的・歴史的背景をもとに,北九州・八幡の地で「八幡ぎょうざ」(鉄なべ餃子)が生まれ・定着していったのです。

 ちなみに,八幡ぎょうざは餃子を鉄鍋で焼き,そのままお客さんに提供されることが特徴ですが,餃子の調理器具・皿に鉄鍋が使われるようになった背景には,お客様に熱々の餃子を食べてもらいたいという気持ちが込められているようです。


鉄なべ餃子

 JR小倉駅から鹿児島本線普通列車に乗り,JR黒崎駅を目指しました。

 JR九州の813系電車・普通・南福岡行です。

(鹿児島本線・普通列車・南福岡行(JRスペースワールド駅))
Photo_20201220223701

 JRスペースワールド駅で停車中の電車を撮影しました。

 その後,再び電車に乗り,JR黒崎駅で下車しました。

 そして,駅前を数分歩いたところにある鉄なべ餃子発祥の店「本店 鉄なべ」を訪問しました。

(本店 鉄なべ)
Photo_20201220223901

 レンガ造りの歴史を感じさせるビルの一角にあります。

 店内でメニューを見ると,鉄なべで焼く「焼きぎょうざ」のほかに,スープ餃子,たんめん,ちゃんぽん,焼きそば,焼きうどん,焼きめし,あんかけ丼,野菜炒め,スープ,ドリンク(ビール・ソフトドリンクなど)が用意されていました。

 皆さん「焼きぎょうざ」をおつまみにビールを飲んだり,「焼きめし」と「焼きぎょうざ」をセットで味わったりと,お好きなようにお食事を楽しんでおられました。

 私は「焼きぎょうざ」を注文しました。

 注文を受けてから鉄鍋を使って餃子が焼かれる方式です。

 しばらくすると,鉄なべにのせられた熱々の餃子が提供されました。

(焼きぎょうざ(鉄なべ餃子))
Photo_20201220223902

 熱々・パリパリの餃子で,一皿10個入りです。

 餃子が小ぶりなので,1人10個でも軽く食べられる量ですし,ビールのおつまみにも良いと思います。

 パリパリになった羽根付きの皮と,中のジューシーなあんの調和が絶妙で,これならいくらでも食べられそうです。

 実際,このお店の常連の方は,最初からメニューにはない1.5人前(餃子15個)を注文されてました。


ごぼ天かしわうどん・ぼた餅(おはぎ)

 再びJR小倉駅まで戻り,駅前から延びる商店街を散策しました。

 途中,旦過市場入口付近の路上で,自転車利用者向けの面白い路面標示を見つけました。

(路面標示(降りチャリ 押しチャリ))
Photo_20201220224901

 北九州地方の方言で「~しちゃり」は「~しよう」・「~してください」といった意味になるのですが,その言葉が「自転車」を意味する「チャリ(ンコ)」とかけられていて,とても面白かったです。

 しばらく散策した後,魚町の「資さんうどん」(すけさんうどん)を訪問しました。

 「資さんうどん」は,北九州発祥の地元で人気の高いうどん店です。

 福岡や北九州ならではのうどんと言えば,ごぼうの天ぷらをのせた「ごぼ天うどん」,鶏肉(かしわ)を甘辛く煮込んで具にした「かしわうどん」,丸天(魚のすり身を丸い形にして揚げたもの)をのせた「丸天うどん」などがあります。

 こちらのお店では,ごぼうの天ぷらとかしわが一緒になった「ごぼ天かしわうどん」というメニューがあったので,これを注文しました。

(ごぼ天かしわうどん)
Photo_20201220225601

 かけうどんに,ごぼうの天ぷらと甘辛く煮込まれた鶏肉がのせられています。

 ごぼうの天ぷらは,だし汁に浸かったところとそうでないところで異なる食感が楽しめるサクサクの天ぷらで,ごぼうも太すぎもせず細すぎもせず絶妙な大きさでした。

 一方かしわは,ほどよい弾力があり,噛み締めるほどに味わいが増す鶏肉でした。
 醤油ベースの甘辛く煮込まれたかしわとだし汁を一緒にいただくと,コクと深みのあるひと味違っただし汁に変化し,美味しかったです。

 だし汁にとろろ昆布をのせると,さらに深い旨味が加わって美味しいです。

 そして,この「資さんうどん」にはもう1つ,おすすめのメニューがあります。

 「ぼた餅」です。

(ぼた餅(資さんうどん))
Photo_20201221113201

 「ぼた餅」はお店の手作りです。

 粒が少し残る程度に搗いた(いわゆる「半ごろし」の)もちと,小豆の風味が楽しめるほどよい甘さのあんこで作られています。

 あんこの層が厚く,あんこ好きにはたまりません。

 「資さんうどんと言えばぼた餅」と言われ,年間400万個も販売されるメニューです。

 かつて小倉・旦過市場周辺には,「おはぎはあるけど酒はない」おでん屋台があり,「おでんの締めはおはぎ」,「酒が飲みたいなら向かいのコンビニで買ってくる」,「電話でおはぎを注文し,テイクアウトする」といったこの地域独特の食文化がありました。

 お酒が飲めず,あんこ好きな私には実に好都合な屋台だったのですが,現在は規制が厳しくなり,こうしたおでん屋台はなくなってしまったようです。

 ただ,現在も店舗でおでんとおはぎを提供されているお店はあります。

 おはぎ(ぼた餅)は,これほどまでに北九州の人々に愛されている食べ物なのです。


 北九州で美味しい「八幡ぎょうざ(鉄なべ餃子)」,「ごぼ天うどん」,「かしわうどん」,「ぼた餅」を食べちゃり!


<関連サイト>
 「八幡ぎょうざ協議会
 「本店鉄なべ」(福岡県北九州市八幡西区黒崎1-9-13)
 「資さんうどん」(魚町店・福岡県北九州市小倉北区魚町2-6-1ほか)

<参考文献>
 尾形希莉子・長谷川直子「地理女子が教えるご当地グルメの地理学」ベレ出版
 北尾トロ「夕陽に赤い町中華」集英社インターナショナル

<関連記事(福岡県北九州市関連)>
 「世界文化遺産のある街 福岡県北九州市の「ネジチョコ」
 「福岡県北九州市「藍昊堂(あおぞらどう)」の「旦過名物レモンチーズまんじゅう」
 「福岡県北九州市 旦過市場「大學堂」の大學丼 -ぬか炊きとカナッペ-
 「宇宙食の世界1 -スペースブレッド- スペースワールド グランドフィナーレを迎えて

<関連記事(福岡のうどん関連)>
 「うどん・そば・饅頭・羊羹発祥の地 博多 -聖一国師と承天寺,禅料理と博多の食文化-

2020年12月18日 (金)

高速クルーザー「シースピカ」に乗って瀬戸内を楽しむ -しまたびレモンケーキ・大長レモネード・ふわりーぬ・瀬戸内広島お好みソース-

 2020年夏に就航した観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」。

 広島港(広島市南区・宇品)と三原港(広島県三原市)を海路で結ぶ観光型高速クルーザーです。

 「SPICA(スピカ)」は乙女座の一等星で,日本では真珠星と呼ばれています。

 このことにちなみ,「SEASPICA」にはスピカの美しい輝きを放ちながら瀬戸内海を航行する船でありたいという願いが込められています。

 「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」(2020年10月1日~12月31日)に合わせ,ぜひ一度乗船してみたいと思った私は,三原港発 広島港行き(西向きコース)を予約し,県内クルーズを楽しむことにしました。

 シースピカのアンバサダーに就任されている「STU48」の皆さんが,瀬戸内の観光の魅力を全国に発信されていますが,乙女座の私も頑張ってシースピカを利用した瀬戸内の魅力をお伝えしたいと思います。


JR三原駅前・三原港桟橋・シースピカの様子(広島県三原市)

 新幹線でJR三原駅へ行き,駅からはすぐ近くの三原港まで歩いて向かいました。

 途中,駅前広場で,「シースピカ(SEA SPICA)」と観光列車「エトセトラ(etSETOra)」を宣伝する街灯フラッグを見つけました。

(「SEA SPICA」と「etSETOra」の街灯フラッグ)
Photo_20201213165501

 「エトセトラ」もいつか乗車したいと思いつつ,三原港へ向かいました。

 三原港の改札口には,シースピカでの船旅の愛称「瀬戸内しまたびライン」の案内板があり,旅情をかきたてられました。

(しまたびライン案内板)
Photo_20201213165701

 受付を済ませ,浮桟橋でシースピカを待っていると,やがてシースピカが現れ,みるみるうちに浮桟橋へ近づいてきました。

(三原港浮桟橋に近づくシースピカ)
Photo_20201213165702

 大きな船体で,桟橋から全体の写真を撮るのが難しい状況でした。

(シースピカ出入口付近)
Photo_20201213165801

 濃紺のボディに金色の文字とマークでデザインされており,高級感があります。

 キラキラのマークは乙女座で輝く真珠星「スピカ」をデザインしたものです。

 広島港からのお客さんと入れ替わりで,乗船しました。

(シースピカ客室)
Photo_20201213170001

 客室のシートも濃紺と金で統一されており,前面には観光案内用の大型モニターが設置されています。

 続いて船内後方の様子です。

(スピカウンター)
Photo_20201213170101

 船内後方には,売店「スピカウンター」などが設置されています。

 後で買い物をするのが楽しみです。

 全員が乗船し,三原港を出航しました。

 桟橋から,JR西日本・三原駅の職員の皆さんがお見送りしてくださいました。

(お見送りいただいたJR西日本・三原駅の皆さん)
Photo_20201213170201

 こうしたサービスは,本当に嬉しいことですし,お客さんの心をつかむためにも大切なことだと思いました。


「うさぎの島」大久野島(広島県竹原市)

 三原港を出航したシースピカは,瀬戸田(生口島・広島県尾道市)を経由して大久野島へ向かいました。

 コンシェルジュ(観光ガイド)さんの楽しいお話を聴いているうちに,大久野島に到着しました。

(大久野島浮桟橋に係留するシースピカ)
Photo_20201213170401

 大久野島はうさぎの島として,特に外国人観光客に有名な島です。

 この島に約30分滞在し,島内散策やうさぎウォッチングを楽しみました。

(大久野島・うさぎ)
Photo_20201213170501

 しゃがんで,うさぎの目線に近づけると,確かにうさぎに癒されるような気がしました。


大崎下島・御手洗地区(広島県呉市)

 再びシースピカに乗船し,続いて大崎下島・御手洗(みたらい)地区にやってきました。

 御手洗地区は,江戸時代に風待ち・潮待ちの港として栄えた地区で,昔ながらの商家・茶屋・船宿・神社・寺院などが残されています。

(日本遺産・御手洗の石碑とシースピカ)
Photo_20201213170601

 こちらに約1時間滞在し,現地の観光ガイドさんとともに御手洗地区の町並みを散策しました。

 昭和初期の劇場「乙女座」を見学しました。

(乙女座)
Photo_20201213170801

 乙女座の私が乙女座にちなんだシースピカでやってきた「乙女座」。少しロマンティックな気分になりました。

 えっ,単に気持ち悪い?

 「♪いいえ私は乙女座の男 お気のすむまで 笑うがいいわ~(笑)」

(オロナミンCとアース渦巻の看板)
Photo_20201213171901

 ちょっと田舎へ行くと,今でも見かけるオロナミンCとアース渦巻のホーロー看板。

 この2種類の看板は,セットでよく見かけることが多いのですが,オロナミンCが大塚製薬,アース渦巻がアース製薬で,いずれも大塚グループの企業だからなのですね。

 御手洗地区の散策を終え,再びシースピカに乗船しました。

 そしてシースピカは次の目的地,呉港へ向けて出航しました。

(中の瀬戸大橋)
Photo_20201213172001


シースピカでレモンケーキ・レモンドリンクを味わう

 落ち着いたところで,「スピカウンター」へ行きました。

(シースピカ・オリジナルグッズ一覧)
Photo_20201213172201

 シースピカのオリジナルレモンケーキもありました。

(シースピカ・セレクトグッズ一覧)
Photo_20201213172202

 スナック・お酒類も,地元の名産品が使われたものを中心に取り揃えておられました。

 「かっぱえびせん瀬戸内レモン」,「がじゅりレモンピール」,「レモ缶ひろしま牡蠣」,「大長レモネード」,「CHU-HI 瀬戸田レモン」といったレモンの商品が多いのも印象的でした。

 私は「しまたびレモンケーキ」と「大長(おおちょう)レモネード」を購入しました。

(しまたびレモンケーキと大長レモネード)
Photo_20201213172501

 「大長レモネード」は,レモンの酸味が効いてほのかに甘い,すっきり味のドリンクでした。

(しまたびレモンケーキ(箱詰))
Photo_20201213173001

 「しまたびレモンケーキ」は,シーパセオの「廣島檸檬ケーキ」と同じデザインです。

(しまたびレモンケーキ)
Photo_20201213173002

 四角いケーキ生地にレモンシロップをたっぷり含ませ,レモンピールもザクザク入った美味しいレモンケーキでした。

 続いて,JR岡山駅構内のショップで購入したレモン菓子を御紹介します。

(ふわりーぬ)
Photo_20201213173101

 竹久夢二本舗敷島堂の「生スフレ ふわりーぬ はちみつ×瀬戸内レモン」です。

 竹久夢二本舗敷島堂とJR西日本岡山支社・ジェイアールサービスネット岡山のコラボレーションで「JR PREMIUM SELECT SETOUCHI」ブランドとして販売されていました。

 岡山県津山市の「美甘養蜂園(みかもようほうえん)」のはちみつと瀬戸内レモンが使われています。

 マスカルポーネと蒜山ジャージー牛乳に瀬戸内レモンピールも加えたクリームを,ふわふわの生スフレでサンドしたお菓子でした。


安芸灘大橋・音戸大橋・第二音戸大橋・海上自衛隊呉基地艦船観覧(広島県呉市)

 夕暮れ時を迎えたシースピカは,安芸灘大橋(広島県呉市)を通過しました。

(夕暮れ時の安芸灘大橋)
Photo_20201213173701

 夕暮れ時の安芸灘大橋は黄金色に輝いていました。

(音戸大橋と第二音戸大橋)
Photo_20201213174001

 音戸大橋と第二音戸大橋(広島県呉市)です。

 海上自衛隊呉基地も近づいてきたので,ここからは2階のスピカテラスで待機しました。

 音戸大橋・第二音戸大橋を通過してしばらくすると,海上自衛隊呉基地が見えてきました。

(海上自衛隊呉基地の艦船)
Photo_20201213174301

 地元の人間なので,陸側からの艦船は見慣れているのですが,海側,しかも間近に迫っての艦船はとても迫力があり,感動しました。

 夕暮れ時にライトアップされた艦船は美しかったです。


呉港から広島港(宇品)へ(まとめ)

 海上自衛隊呉基地を経由してその隣の呉港桟橋へ到着しました。

 呉港からは終点の広島港(宇品)を目指して終盤のクルーズです。

 今回のクルーズのお土産に,「せとうち広島お好みソース」をいただきました。

(せとうち広島お好みソース)
Photo_20201213174501

 牡蠣エキスや藻塩が入った,「せとうち広島ディスティネーションキャンペーン」オリジナルのお好みソースです。

 三原港から広島港まで約4時間30分の船旅。

 楽しかったので,長いようであっという間でした。

 夢中で写真を撮ったので,クルーズの途中でカメラのバッテリーがなくなり,安芸灘大橋からの先はスマートフォンで撮りました。

 観光客のみならず,地元・広島の人も楽しめる観光型高速クルーザーです。

 御興味を持たれた方は,ぜひ御乗船ください。


<関連サイト>
 「瀬戸内しまたびライン」(瀬戸内シーライン)
 せとうちパレットプロジェクト「観光型高速クルーザー『シースピカ』」(「JRおでかけネット」JR西日本)

<関連記事>
 「クルーズフェリー船内でレモンケーキを味わう -シーパセオの廣島檸檬ケーキ・レモネード・軽食・パフェ,サンイートのレモンケーキ-

2020年12月13日 (日)

姫路城の耳かき -兵庫県姫路市-

国宝そして世界遺産にも指定されている姫路城の耳かきです。

2809276

姫路城のお土産店で購入しました。

姫路へは何度も行ったことがありますが,姫路城はたった1回しか行ったことがありません。

その時に色々と学んだはずなのですが,帰りがけに寄ったお土産店でこの姫路城の耳かきを見つけて有頂天になり,ほかのことはすっかり忘れてしまいました(笑)

姫路城の天守閣がデザインされ,「姫路城」と記載された,まさにご当地の耳かきです。

私にとっては国宝級のお宝耳かきです(笑)

2020年12月 8日 (火)

姫路の食文化探訪 -姫路のカフェ・喫茶店でアーモンドトーストを味わう-

 兵庫県姫路市を訪問しました。

 姫路には,姫路おでん,ひねポン(ひね鶏のポン酢和え),ちゃんぽん焼き(焼きそばと焼きうどん),どろ焼き(どろどろの生地のたこ焼き・お好み焼),姫路タンメン・ラーメン,御座候,まねき食品の駅そばなど,数多くの魅力的な御当地グルメがあります。

 そんな姫路名物の1つに「アーモンドトースト」があります。

 「ピーナッツバター」ではなく,「アーモンドバター」を使ったトーストです。

 姫路の人々に愛されているアーモンドトーストとはどんな食べ物なのか,姫路市内のお店を訪問し,味わってみました。


カフェ・ド・ムッシュのアーモンドトースト

 夜,姫路駅に到着した私は,引き続き電車でJR東姫路駅へ向かい,JR東姫路駅から徒歩で「カフェ・ド・ムッシュ」というお店を訪問しました。

(カフェ・ド・ムッシュ)
Photo_20201206103901

 テーブル席に座り,メニュー表を見ると,数多くのメニューがありました。

 夕食も兼ねての利用でしたので,「コムサセット」という,焼きそば,オムレツ,アーモンドトーストがセットになった料理を注文しました。

 ムッシュでコムサ,フランスのようなおしゃれな響きだと思いながら,料理が出来上がるのを待ちました。

 「お待たせしました。コムサセットです。」

(コムサセット)
Photo_20201206104001

 大皿に山のように焼きそばやサラダが盛られ,その山の斜面にオムレツと食パン1枚分のアーモンドトーストがのせられていました。

(コムサセット(拡大))
Photo_20201206104101

 アーモンドトーストをめくってみると,さらにポテトサラダとトマトも登場しました。

 焼きそば,オムレツ,アーモンドトースト,それぞれが1人前ずつあり,これにドリンクが付く,とてもボリュームのあるセットでした。

 あまりにもボリュームがすごいので,焼きそばやオムレツなどを食べることばかり考えるようになり,一番の目的であるはずのアーモンドトーストを味わうことが二の次になってしまいました(笑)

 アーモンドトーストは食後のデザートとして,ホットコーヒーと一緒に味わいました。

 アーモンドバターは,アーモンドプードル(パウダー),マーガリン,グラニュー糖などに,粗目に砕いたクラッシュアーモンドを加えて練ったものです。

 食パンにアーモンドバターが厚めに塗られており,こんがりとトーストされていました。

 その割には,意外と甘さは控えめでした。

 クラッシュアーモンドもあり,アーモンドの香ばしさも楽しめる美味しいトーストでした。

 食事を終えて帰る際,レジでアーモンドバターやアーモンドトーストのお菓子が売られていたので,姫路のお土産として買って帰りました。

(アーモンドトーストフィナンシェとアーモンドバター)
Photo_20201206104701

 購入の際,お店の方からアーモンドトーストの作り方を教えていただきました。

 食パンに常温に戻したアーモンドバターを厚めにたっぷりと塗ってから,少し焦げ色がつくぐらいこんがりとトーストするとよいとのお話でした。

 また,持ち帰り用のアーモンドバターは1個190gなのですが,お店ではこの量を食パン4~5枚分で使い切るとのことでした。
 (食パン1枚あたりアーモンドバター38~48g程度となります。)

 アーモンドトーストフィナンシェは個包装なので,姫路のお土産として皆さんに配りました。

 予想どおり,広島ではアーモンドトーストが姫路の名物だと知らない人ばかりでした。


浪漫珈琲倶楽部 神戸館のアーモンドトースト

 翌朝,山陽姫路駅から山陽電車に乗りました。

(山陽電車・山陽姫路駅)
Photo_20201206105101

 手柄駅で下車し,駅からは徒歩で姫路市役所近くの純喫茶「浪漫珈琲倶楽部 神戸館」を訪問しました。

(浪漫珈琲倶楽部 神戸館)
Photo_20201206105201 

 姫路にはモーニングでアーモンドトーストを味わえるお店もたくさんあります。

 私もこちらのお店でモーニングでアーモンドトーストをいただきました。

 「サービスモーニング」を注文すると,コーヒーや紅茶の値段でトースト,サラダ,ヨーグルト,ゆでたまごが付きます。

 トーストはアーモンドトーストも選ぶことができ,さらにそのアーモンドトーストは「アーモンド」のほかに,「バナナ・きな粉・マロン・黒ごま・チョコレート・抹茶・チーズ・桜・梅・パンプキン・コーン・レッドピメント(赤ピーマン)・イチゴ」から風味を選べるというバリエーションの多さです。

 この「サービスモーニング」も魅力的なのですが,今回はアーモンドトースト付きの豪華版モーニング「ジュピター」を注文してみました。

(ジュピター)
Photo_20201206105401

 予想どおりのボリューム(笑)

 食パン1枚分のアーモンドトースト,たまごとハムのホットサンドに,山盛りのそれだけで1人前あろうかと思われるトマトスパゲティ,山盛りサラダ,トマト,ハム,ゆでたまご,ヨーグルト,それにドリンク(コーヒー)が付くモーニングです。

 「カフェ・ド・ムッシュ」の「コムサセット」もそうだったのですが,甘いアーモンドトーストとほかのおかずと一緒に食べることに少し違和感を感じる私は,食事の最後にアーモンドトーストとコーヒーをいただきました。

 ただ,一度にたくさん食べることのできない私は,そのアーモンドトーストに行きつくまでが大変な道のりでした(笑)

 その道のりを乗り越え,アーモンドトーストをいただきました。

 こちらのお店のアーモンドバターも甘さ控えめでした。

 ピーナッツバターの甘さを比較対象としてしまうので,余計にそう感じるのかも知れません。

 パンにアーモンドバターを厚めに塗り,じっくりトーストすることで,アーモンドの香りや香ばしさが引き出され,美味しいアーモンドトーストに仕上がることがわかりました。

 朝からお腹いっぱいいただき,贅沢な気持ちになりました。


はまもとコーヒーのアーモンドトースト

 「浪漫珈琲倶楽部 神戸館」に続き,姫路駅からほど近い,みゆき通り沿いのコーヒー専門店「はまもとコーヒー」を訪問しました。

(はまもとコーヒー)
Photo_20201206110101

 オリジナルブレンドのほかに,世界の様々な産地のスペシャリティコーヒーも用意されており,美味しいコーヒーがいただけることで有名なお店です。

 店内では,地元の常連さんが集い,常連さん同士やお店の方と日常会話を楽しんでおられる様子が印象的でした。

 モーニングも御用意されていますが,アーモンドトーストは単品での注文となるので,私はアーモンドトーストとコーヒーを注文しました。

(アーモンドトースト(はまもとコーヒー))
Photo_20201206110401

 クラッシュアーモンド入りのアーモンドバターに,スライスアーモンドがのせられ,こんがりとトーストされているのがこのお店のアーモンドトーストの特長です。

 アーモンドバターは軽くて上品で甘さ控えめ,スライスアーモンドはパリパリに焼けて香ばしく,厚切りの食パンは表面はカリッと,中はもちもち・ふわふわ,これら全てが絶妙なバランスで美味しいアーモンドトーストに仕上がっていました。

 こちらのお店のモーニングは,モーニングタイムにドリンクを注文するとトーストとゆでたまごがサービスで付く方式なのですが,コーヒーを単品で注文した私は,ゆでたまごをサービスしていただきました。
 ※希望すれば通常のモーニングサービスにもしていただけます。

 
コーヒーもお店の方が好みを聞いてくださり,私好みのコーヒーを味わうことができました。


アーモンドバターを塗ってアーモンドトーストを作ってみる

 自宅で「カフェ・ド・ムッシュ」で購入したアーモンドバターを食パンに塗り,アーモンドトーストを作ってみました。

(食パンにアーモンドバターを塗った様子(トースト前))
Photo_20201208190801

 食パン1枚にアーモンドバター40~50gとなると,結構な量を塗ることになります。

 アーモンドバターを厚めに塗って,オーブンで焼いてみました。

 食パンの焼ける様子をみていると,アーモンドバターを厚めに塗らないと,(1)表面のバターがふつふつと盛り上がるぐらいに焼けないこと,(2)甘みが足りないこと,(3)クラッシュアーモンドの量が少なくなってしまうことがわかりました。

 出来上がりました。

(アーモンドトースト(自宅))
Photo_20201208190802

 アーモンドバターがこんがりきつね色に変化しました。

 常温に戻したアーモンドバターをあらかじめ塗ってからトースターやオーブンレンジでトーストする必要があるので,意外と手間はかかりますが,出来立てのアーモンドトーストの美味しさはそれに勝るものがあります。

 今回はパン生地の目が粗いハード系の食パンで作りましたが,パン生地のきめが細かい食パンの方が,アーモンドバターの吸収が少なく,よりうまくいくのではないかと思いました。


まとめ

 アーモンドトーストは姫路の食文化の1つとなっており,様々な飲食店で味わうことができますが,それぞれのお店で特徴やこだわりがあります。

 例えば,スライスアーモンドを使っておられるとか,マーガリンではなくバターを使っておられるとか,数種類のアーモンドをブレンドされているとか,異なる風味のアーモンドバターを用意されているといった感じです。

 姫路はカフェ・喫茶店文化,モーニング文化が盛んな印象を受けました。

 姫路へ行かれた際は,ぜひ美味しいアーモンドトーストを味わってみてください。


<関連サイト>
 「カフェ・ド・ムッシュ」(姫路店・兵庫県姫路市市川台1-7ほか)
 「浪漫珈琲倶楽部 神戸館」(兵庫県姫路市飾磨区野田町47番地)
 「はまもとコーヒー」(兵庫県姫路市二階町49)

2020年12月 2日 (水)

リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展と食 -ラクレット・カスクノーフル-

リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展

 広島県立美術館の特別展覧会「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」(2020年9月18日(金)~2020年11月29日(日))へ行きました。

(リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展パネル)
Photo_20201129162301

 リヒテンシュタインはスイスとオーストリアに囲まれた面積約160平方キロ,人口約3万8千人の小さな国です。

(リヒテンシュタインの地図)
Photo_20201129162401
 ※中国新聞記事(広島県立美術館内パネル掲示)を引用

 今回の特別展覧会は,リヒテンシュタイン侯爵家の数々のコレクションが展示されたものです。

 広島にいながら,ルーベンスなど有名画家の絵画や,貴重な美術工芸品を鑑賞することが出来ました。

(ウイーン窯 アントン・デーリング,イグナーツ・ヴィルトマン「金地花文ティーセット」)
Photo_20201129170201

 陶磁器で言えば,日本の有田や中国の景徳鎮からヨーロッパへ渡ってきたものも多く,日本や中国などからかなり影響を受けていることがわかりました。

 また,東アジアからヨーロッパに渡ってきた陶磁器は,金ぴかの金属装飾が施されることが多かったようで,こうした金属装飾の有無で東アジアのものか,ヨーロッパのものかある程度見分けがつくことも学びました。

 描かれた東洋風の景色とは裏腹に西洋風の金属装飾が施された陶磁器や,有田窯で料理用の壺として作られたものが,西洋に渡って金属装飾が施され,観賞用の壺となった陶磁器なども展示されていました。

 こうした東洋と西洋の価値観の違いや移り変わりを知ることが出来ました。

 リヒテンシュタイン家はハプスブルク家との関わりも深く,今年(2020年)の年始に行った東京上野・国立西洋美術館の「ハプスブルク展」とのつながりも感じました。

 鑑賞後,広島県立美術館内のティールーム・レストランでリヒテンシュタイン展とコラボした料理をいただきました。

 実はこれが一番の目的でした(笑)


「徒夢創家」のラクレット

 広島県立美術館3階のティールーム「徒夢創家(トムソーヤ)」で,リヒテンシュタインにちなんだ「温野菜とブレッドのセット」をいただきました。

(温野菜とブレッドのセット)
Photo_20201129170801

 リヒテンシュタインやスイスでよく食べられるラクレットをイメージしたブレッドセットです。

 ラクレットは,熱でトロトロに溶かした(ラクレット)チーズをパンやジャガイモに絡めて食べる料理です。

 温野菜とラクレット(ブレッド)のほかに,コンソメスープとコーヒーがセットになっていました。

(温野菜とブレッド)
Photo_20201129170802

 熱々トロトロになったチーズがたっぷりのせられたパンでした。

 温野菜は,茹でたブロッコリー,人参,カリフラワーで,粒々の揚げベーコンがのせられていました。

 「美術館のティールームでゆっくりと休日を過ごすのもいいな」と思いながら,このセットをいただきました。


「Zona ITALIA in Centro」のカスクノーフル

 リヒテンシュタイン展の会場へ再入場し,再度ゆっくりと美術品を鑑賞した後,広島県立美術館1階のイタリアンレストラン「Zona ITALIA in Centro(ゾーナ・イタリア・イン・チェントロ)」で遅めのランチをいただきました。

 予約の際,ランチセットの前菜でリヒテンシュタインにちなんだ料理を御用意されていると伺い,その料理を楽しみに訪問しました。

(前菜)
Photo_20201129171301

 ランチセットの前菜3種です。

 写真左が「鶏肉のソテー マディラソース」,写真上が」「かぼちゃのスープ」,そして写真右が「カスクノーフル」と呼ばれるリヒテンシュタインの郷土料理です。

(カスクノーフル)
Photo_20201129171501

 今回のカスクノーフルは,小麦粉と卵を練って作られたパスタ(ニョッキ)をチキンブイヨンで煮込み,揚げた玉ねぎとチーズをかけて焼き上げた料理でした。

 味付けはチキンブイヨンとチーズの塩味のみですが,シンプルな味付けならではの美味しさを感じました。

 あと,リヒテンシュタインの料理ではありませんが,今回ランチセットで味わった料理も御紹介します。

(パスタ(白身魚と新鮮野菜のトマトソース マリナーラ風))
Photo_20201129171801

 パスタは「白身魚と新鮮野菜のトマトソース マリナーラ風」を味わいました。

 写真ではわかりにくいですが,様々な根菜のほかに白身魚もゴロゴロ入っていて,ボリューム感のある美味しいパスタでした。

(デザートプレート)
Photo_20201129173701

 デザートのケーキは,数種類用意された中から1品選べるのですが,私はプリン風味のカタラーナを選びました。

 写真右がカタラーナで,写真上がリンゴのジュレ,写真右がイチゴのジェラートです。


 広々としたテーブルで,窓ごしに名勝「縮景園」を眺めながら,ゆったりとランチをいただきました。

 贅沢で幸せなひとときでした。

 西洋美術を鑑賞して目が肥え,いろんな料理を味わって舌が肥えた…かどうかはわかりませんが,欲張って一度にたくさん食べたので体は肥えたことでしょう(笑)


<関連サイト>
 「広島県立美術館」(広島市中区上幟町2-22)

« 2020年11月 | トップページ | 2021年1月 »

最近のトラックバック

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ