« 姫路城の耳かき -兵庫県姫路市- | トップページ | 福岡県北九州市の食文化 -八幡ぎょうざ(鉄なべ餃子)・かしわごぼ天うどん・ぼた餅- »

2020年12月18日 (金)

高速クルーザー「シースピカ」に乗って瀬戸内を楽しむ -しまたびレモンケーキ・大長レモネード・ふわりーぬ・瀬戸内広島お好みソース-

 2020年夏に就航した観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」。

 広島港(広島市南区・宇品)と三原港(広島県三原市)を海路で結ぶ観光型高速クルーザーです。

 「SPICA(スピカ)」は乙女座の一等星で,日本では真珠星と呼ばれています。

 このことにちなみ,「SEASPICA」にはスピカの美しい輝きを放ちながら瀬戸内海を航行する船でありたいという願いが込められています。

 「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」(2020年10月1日~12月31日)に合わせ,ぜひ一度乗船してみたいと思った私は,三原港発 広島港行き(西向きコース)を予約し,県内クルーズを楽しむことにしました。

 シースピカのアンバサダーに就任されている「STU48」の皆さんが,瀬戸内の観光の魅力を全国に発信されていますが,乙女座の私も頑張ってシースピカを利用した瀬戸内の魅力をお伝えしたいと思います。


JR三原駅前・三原港桟橋・シースピカの様子(広島県三原市)

 新幹線でJR三原駅へ行き,駅からはすぐ近くの三原港まで歩いて向かいました。

 途中,駅前広場で,「シースピカ(SEA SPICA)」と観光列車「エトセトラ(etSETOra)」を宣伝する街灯フラッグを見つけました。

(「SEA SPICA」と「etSETOra」の街灯フラッグ)
Photo_20201213165501

 「エトセトラ」もいつか乗車したいと思いつつ,三原港へ向かいました。

 三原港の改札口には,シースピカでの船旅の愛称「瀬戸内しまたびライン」の案内板があり,旅情をかきたてられました。

(しまたびライン案内板)
Photo_20201213165701

 受付を済ませ,浮桟橋でシースピカを待っていると,やがてシースピカが現れ,みるみるうちに浮桟橋へ近づいてきました。

(三原港浮桟橋に近づくシースピカ)
Photo_20201213165702

 大きな船体で,桟橋から全体の写真を撮るのが難しい状況でした。

(シースピカ出入口付近)
Photo_20201213165801

 濃紺のボディに金色の文字とマークでデザインされており,高級感があります。

 キラキラのマークは乙女座で輝く真珠星「スピカ」をデザインしたものです。

 広島港からのお客さんと入れ替わりで,乗船しました。

(シースピカ客室)
Photo_20201213170001

 客室のシートも濃紺と金で統一されており,前面には観光案内用の大型モニターが設置されています。

 続いて船内後方の様子です。

(スピカウンター)
Photo_20201213170101

 船内後方には,売店「スピカウンター」などが設置されています。

 後で買い物をするのが楽しみです。

 全員が乗船し,三原港を出航しました。

 桟橋から,JR西日本・三原駅の職員の皆さんがお見送りしてくださいました。

(お見送りいただいたJR西日本・三原駅の皆さん)
Photo_20201213170201

 こうしたサービスは,本当に嬉しいことですし,お客さんの心をつかむためにも大切なことだと思いました。


「うさぎの島」大久野島(広島県竹原市)

 三原港を出航したシースピカは,瀬戸田(生口島・広島県尾道市)を経由して大久野島へ向かいました。

 コンシェルジュ(観光ガイド)さんの楽しいお話を聴いているうちに,大久野島に到着しました。

(大久野島浮桟橋に係留するシースピカ)
Photo_20201213170401

 大久野島はうさぎの島として,特に外国人観光客に有名な島です。

 この島に約30分滞在し,島内散策やうさぎウォッチングを楽しみました。

(大久野島・うさぎ)
Photo_20201213170501

 しゃがんで,うさぎの目線に近づけると,確かにうさぎに癒されるような気がしました。


大崎下島・御手洗地区(広島県呉市)

 再びシースピカに乗船し,続いて大崎下島・御手洗(みたらい)地区にやってきました。

 御手洗地区は,江戸時代に風待ち・潮待ちの港として栄えた地区で,昔ながらの商家・茶屋・船宿・神社・寺院などが残されています。

(日本遺産・御手洗の石碑とシースピカ)
Photo_20201213170601

 こちらに約1時間滞在し,現地の観光ガイドさんとともに御手洗地区の町並みを散策しました。

 昭和初期の劇場「乙女座」を見学しました。

(乙女座)
Photo_20201213170801

 乙女座の私が乙女座にちなんだシースピカでやってきた「乙女座」。少しロマンティックな気分になりました。

 えっ,単に気持ち悪い?

 「♪いいえ私は乙女座の男 お気のすむまで 笑うがいいわ~(笑)」

(オロナミンCとアース渦巻の看板)
Photo_20201213171901

 ちょっと田舎へ行くと,今でも見かけるオロナミンCとアース渦巻のホーロー看板。

 この2種類の看板は,セットでよく見かけることが多いのですが,オロナミンCが大塚製薬,アース渦巻がアース製薬で,いずれも大塚グループの企業だからなのですね。

 御手洗地区の散策を終え,再びシースピカに乗船しました。

 そしてシースピカは次の目的地,呉港へ向けて出航しました。

(中の瀬戸大橋)
Photo_20201213172001


シースピカでレモンケーキ・レモンドリンクを味わう

 落ち着いたところで,「スピカウンター」へ行きました。

(シースピカ・オリジナルグッズ一覧)
Photo_20201213172201

 シースピカのオリジナルレモンケーキもありました。

(シースピカ・セレクトグッズ一覧)
Photo_20201213172202

 スナック・お酒類も,地元の名産品が使われたものを中心に取り揃えておられました。

 「かっぱえびせん瀬戸内レモン」,「がじゅりレモンピール」,「レモ缶ひろしま牡蠣」,「大長レモネード」,「CHU-HI 瀬戸田レモン」といったレモンの商品が多いのも印象的でした。

 私は「しまたびレモンケーキ」と「大長(おおちょう)レモネード」を購入しました。

(しまたびレモンケーキと大長レモネード)
Photo_20201213172501

 「大長レモネード」は,レモンの酸味が効いてほのかに甘い,すっきり味のドリンクでした。

(しまたびレモンケーキ(箱詰))
Photo_20201213173001

 「しまたびレモンケーキ」は,シーパセオの「廣島檸檬ケーキ」と同じデザインです。

(しまたびレモンケーキ)
Photo_20201213173002

 四角いケーキ生地にレモンシロップをたっぷり含ませ,レモンピールもザクザク入った美味しいレモンケーキでした。

 続いて,JR岡山駅構内のショップで購入したレモン菓子を御紹介します。

(ふわりーぬ)
Photo_20201213173101

 竹久夢二本舗敷島堂の「生スフレ ふわりーぬ はちみつ×瀬戸内レモン」です。

 竹久夢二本舗敷島堂とJR西日本岡山支社・ジェイアールサービスネット岡山のコラボレーションで「JR PREMIUM SELECT SETOUCHI」ブランドとして販売されていました。

 岡山県津山市の「美甘養蜂園(みかもようほうえん)」のはちみつと瀬戸内レモンが使われています。

 マスカルポーネと蒜山ジャージー牛乳に瀬戸内レモンピールも加えたクリームを,ふわふわの生スフレでサンドしたお菓子でした。


安芸灘大橋・音戸大橋・第二音戸大橋・海上自衛隊呉基地艦船観覧(広島県呉市)

 夕暮れ時を迎えたシースピカは,安芸灘大橋(広島県呉市)を通過しました。

(夕暮れ時の安芸灘大橋)
Photo_20201213173701

 夕暮れ時の安芸灘大橋は黄金色に輝いていました。

(音戸大橋と第二音戸大橋)
Photo_20201213174001

 音戸大橋と第二音戸大橋(広島県呉市)です。

 海上自衛隊呉基地も近づいてきたので,ここからは2階のスピカテラスで待機しました。

 音戸大橋・第二音戸大橋を通過してしばらくすると,海上自衛隊呉基地が見えてきました。

(海上自衛隊呉基地の艦船)
Photo_20201213174301

 地元の人間なので,陸側からの艦船は見慣れているのですが,海側,しかも間近に迫っての艦船はとても迫力があり,感動しました。

 夕暮れ時にライトアップされた艦船は美しかったです。


呉港から広島港(宇品)へ(まとめ)

 海上自衛隊呉基地を経由してその隣の呉港桟橋へ到着しました。

 呉港からは終点の広島港(宇品)を目指して終盤のクルーズです。

 今回のクルーズのお土産に,「せとうち広島お好みソース」をいただきました。

(せとうち広島お好みソース)
Photo_20201213174501

 牡蠣エキスや藻塩が入った,「せとうち広島ディスティネーションキャンペーン」オリジナルのお好みソースです。

 三原港から広島港まで約4時間30分の船旅。

 楽しかったので,長いようであっという間でした。

 夢中で写真を撮ったので,クルーズの途中でカメラのバッテリーがなくなり,安芸灘大橋からの先はスマートフォンで撮りました。

 観光客のみならず,地元・広島の人も楽しめる観光型高速クルーザーです。

 御興味を持たれた方は,ぜひ御乗船ください。


<関連サイト>
 「瀬戸内しまたびライン」(瀬戸内シーライン)
 せとうちパレットプロジェクト「観光型高速クルーザー『シースピカ』」(「JRおでかけネット」JR西日本)

<関連記事>
 「クルーズフェリー船内でレモンケーキを味わう -シーパセオの廣島檸檬ケーキ・レモネード・軽食・パフェ,サンイートのレモンケーキ-

« 姫路城の耳かき -兵庫県姫路市- | トップページ | 福岡県北九州市の食文化 -八幡ぎょうざ(鉄なべ餃子)・かしわごぼ天うどん・ぼた餅- »

食文化体験・イベント」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ。
いいですねえ、クルーザーの旅!
ウザギ好きの(実際飼っている)同僚に大久野島を教えてあげなきゃ、
と思ったけど、そんなに有名なら私が教えるまでもなさそうです(笑)
ふわり~ぬ、美味しそうですね。
通販ないのかなと調べたけど、バニラとチョコレートしか見つからず。残念!

まるで「新日本紀行」の様な風情のブログでございますね〜(^_^)
拝見しているだけで満足してしまいそうです(^。^)
オロナミンCとアース渦巻、文字通り二枚看板!
これでボンカレーが加われば、三役揃い踏みでございますね(^ω^)
しまたびレモンケーキ、しっとりして美味しそう!
オタフクソースはこちらでも売っていて、お好み焼きを食べる時はよく使いますが、
このパッケージはお土産仕様でしょうか?

chibiaya 様

chibiayaさん,こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。

今月末まで,「せとうち広島ディスティネーションキャンペーン」期間で,いろんなイベント・企画が行われているのですが,このシースピカも売りの1つとなっていて,それで知りました。
地元広島県内のクルージングでしたが,新鮮で楽しかったです(^-^)

ウサギがお好きな同僚の方は,大久野島を御存知なのではと思います。
情勢が落ち着いたら,ぜひシースピカで大久野島へお越しいただきたいです。

「ふわりーぬ はちみつ×瀬戸内レモン」,岡山駅のお土産屋さんで偶然見つけ,これは面白いレモン菓子だと思い,購入しました。
季節・地域限定商品のようです。
新幹線車内販売では,せとうち広島フェアということで,レモンの商品がいくつか販売されていますが,「ボンタンアメ」シリーズの「瀬戸内レモンアメ」というのがあり,これがどんな味・食感なのか気になってます(笑)
http://www.jwfsn.com/business/shinkansen_service/wagon/

なーまん 様

なーまんさん,こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。

「新日本紀行」のように,少しでも旅に出かけた気分になっていただけたなら,こんなに嬉しいことはありません。
広島でもいろんな観光が楽しめると思いますので,機会があればぜひお越しください。

オロナミンCとアース渦巻,そしてボンカレーもありましたね!(爆笑)
確かに,ボンカレーも大塚食品(大塚グループ)だからなんですね!(^^)!
この写真をアップして正解でした。貴重なアドバイス,ありがとうございました。

しまたびレモンケーキは,広島・呉-松山間のフェリー「シーパセオ」の「廣島檸檬ケーキ」と一緒でした。
ショートケーキのようなサイズの,しっとりした美味しいレモンケーキでした。

オタフクソースが神奈川県でも販売されているというお話,以前も教えていただきましたね。
今回の商品は,「せとうち広島ディスティネーションキャンペーン(DC)」にちなんで「せとうち広島お好みソース」と命名されたもので,「せとうち広島DC」のロゴ入りです。
DCなどで広島へお越しになった観光客の皆様に配付されているほか,広島限定で販売されているようです。
お土産仕様だと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 姫路城の耳かき -兵庫県姫路市- | トップページ | 福岡県北九州市の食文化 -八幡ぎょうざ(鉄なべ餃子)・かしわごぼ天うどん・ぼた餅- »

最近のトラックバック

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ