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2021年8月

2021年8月29日 (日)

広島のレモン菓子・レモンケーキ18 -尾道市瀬戸田町の魅力・島ごころ・向栄堂・尾道グリーンスローモビリティ・意外なレモンケーキの歴史-

注目スポットが次々と誕生する街・瀬戸田

 しまなみ海道を渡り,広島県尾道市瀬戸田町を訪問しました。

(瀬戸田港)
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 瀬戸田港周辺は最近,注目のスポットが次々と誕生しています。

 一例として,「SOIL SETODA(ソイル瀬戸田)」と「Azumi Setoda」を御紹介します。

 「SOIL SETODA(ソイル瀬戸田)」は,カジュアル食堂「MINATOYA」,ポートランド発のカフェ「OVERVIEW COFFEE」,アクティビティセンター,ゲストルームなどで構成されるカルチャースポットです。

 また「Azumi Setoda」は,高級リゾート旅館で,高級リゾートホテル「アマン」の創業者が手掛ける新ブランド「Azumi」の1号店です。

 私は「ソイル瀬戸田」の「MINATOYA」でランチをいただきました。

(ポキ丼)
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 ハワイの料理「ポキ」(魚介の切り身料理)にちなんだポキ丼です。

 調味された角切りの刺身,キュウリ,アボカド,トマトなどに黄身をまぶし,白ご飯とともにいただきました。

(コーヒー)
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 食後に美味しいコーヒーもいただき,店内でゆったりとしたひとときを過ごしました。


しおまち商店街・耕三寺周辺の散策

 その後,瀬戸田港から耕三寺へと続く「しおまち商店街」を散策しました。

 途中,レモン色(黄色)の郵便ポストを見つけました。

(レモン色の郵便ポスト(角型))
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 さすが国産レモン発祥の地「瀬戸田」です。

(耕三寺山門)
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 耕三寺境内には,日光東照宮陽明門や平等院鳳凰堂などが再現された建物があります。

 その山門の向かいに,またまたレモン色の郵便ポストがありました。

(レモン色の郵便ポスト(丸型))
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 元は赤い郵便ポストだったものをレモン色に塗り替えたのでしょうね。

(「みしまや」店舗)
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 当ブログでも御紹介している「れもんケーキ」で有名な「みしまや」の店舗です。

 瀬戸田はレモンケーキ発祥の地でもあることから,いろんなお店でレモンケーキが販売されています。


尾道グリーンスローモビリティ

 瀬戸田の街中を散策している途中,楽しそうなミニ周遊バスを何度も見かけました。

 「尾道グリーンスローモビリティ」という乗り物で,300円で観光ルートが1日乗り放題と紹介されていました。

 「これは面白そう」と思い,瀬戸田港で利用申込をしました。

 「尾道グリーンスローモビリティ」は,尾道市やJR西日本などがグリーンスローモビリティ(小型電動車)の導入を実証・検討するための事業で,期間限定(令和3年7月17日~9月26日)で実施されています。

(グリーンスローモビリティ)
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 ボディーはグリーン(緑色)ではなく,やっぱりレモン色です(笑)

 ゴルフ場を移動する際に利用するゴルフカートを大型化したような乗り物です。

 モニター料金なのでしょうが,300円なら気軽に乗ってみたくなる運賃です。

 しかも乗車証明書を提示すると,様々なお店で優待割引やプレゼントがもらえる特典付きです。

 申込書やアンケートを記入していると,観光案内の男性から「甘いものはお好きですか?」と声をかけていただきました。

 私が「はい,大好きです」とお答えすると,その方から「では,このレモンケーキのお店を記したマップをお渡しするので,ぜひ食べ比べてみてください。『島ごころ』さんで乗車証明書を提示すれば,レモンケーキのプレゼントもありますよ」と教えていただきました。

(瀬戸田案内マップ(レモンケーキ販売店))
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 ※画像をクリックすると拡大します

 レモンケーキの宣伝とは瀬戸田らしくて面白いなと思いつつ,グリーンスローモビリティに乗車しました。

(グリーンスローモビリティ(車内からの眺め))
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 徒歩で往復した「しおまち商店街」をグリーンスローモビリティで改めて移動すると,新鮮で全く異なる景色に見えました。

 運転手さんとの会話も楽しんだのですが,その中で「さきほどレモンケーキをすすめておられた人,実は向栄堂の社長さんなんですよ」と笑いながら教えていただきました。

 日本で最初にレモンケーキを作ったお店の社長さんから瀬戸田のレモンケーキをすすめていただいたようです。

 他店のレモンケーキまで御案内されるとは,謙虚な方だなと感心しました。

 そこで改めて,このグリーンスローモビリティを利用して,瀬戸田のレモンケーキを味わうことにしました。


島ごころのレモンケーキ

 レモンケーキのお店「島ごころ」を訪問しました。

(島ごころSETODA(瀬戸田本店))
Setoda

 お店で乗車証明書を提示し,レモンケーキ「島ごころ」をプレゼントしていただきました。

(島ごころ(レモンケーキ))
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 300円の運賃で,250円のレモンケーキがプレゼントされるなど,8種類の特典があるグリーンスローモビリティプロジェクトは感動ものです。

 「島ごころ」店内限定の「焼きたてレモンケーキ」を購入し,イートインでいただきました。

(焼きたてレモンケーキ(島ごころ))
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 レモンピール入りでサクサクのレモンケーキでした。

 店内に「アップルレモンケーキ」や「ショコラレモンケーキ」というちょっと珍しいレモンケーキが販売されていたので,こちらも購入しました。

(アップルレモンケーキとショコラレモンケーキの紹介)
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 「アップルレモンケーキ」は,敷き詰めたレモンケーキにレモン果汁で煮込んだリンゴをのせ,あんずジャムを加えてオーブンで焼き上げたケーキです。

 「ショコラレモンケーキ」は,チョコレートケーキの中にレモンケーキが丸ごと入っているケーキです。

 どちらもレモンケーキが丸ごと使われているのが特徴です。

(アップルレモンケーキとショコラレモンケーキ)
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 左のアップルレモンケーキのケーキ生地は,レモンケーキが何層にも積み重ねられたものです。

 右のショコラレモンケーキも,中央がレモンケーキの断面の形になっているのがわかります。

 レモンケーキが丸ごとたっぷり使用された贅沢なケーキでした。


向栄堂のレモンケーキ・レモン菓子

 グリーンスローモビリティで再び瀬戸田港へ戻ると,レモンケーキを御案内いただいた向栄堂の社長さんも待機しておられました。

 私はお世話になった社長さんにお礼を述べ,その足で向栄堂へ向かいました。

(「向栄堂」店舗)
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 お菓子をいくつか購入しました。

(レモンケーキ・焼きドーナツ(レモン)・ロールカステラ(包装))
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 写真上がレモンケーキ,写真左下が焼きドーナツ(レモン),そして写真右下がロールカステラです。

(レモンケーキ・焼きドーナツ(レモン)・ロールカステラ)
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 レモンケーキは,これが元祖レモンケーキと言われているものです。
 サイズは小ぶりで,きめ細かな生地とたっぷりコーティングされたレモンチョコが特長です。

 焼きドーナツ(レモン)は,レモンケーキの焼きドーナツ版という感じで,大きめにカットされたレモンピールがたくさん入っていました。

 ロールカステラは,やわらかいスポンジ生地と香ばしくしっかりと焼かれた生地の二層構造で,スライスアーモンド,生クリーム,甘酸っぱいあんずとオレンジのミックスジャムを加えて巻いたお菓子です。
 やわらかいスポンジ生地と,今川焼きの皮のようなしっかりと焼かれた生地の2つの異なる食感が同時に楽しめるロールケーキで,このお店の人気商品です。

 広島県江田島市にも同じような二層のロールケーキ「イタリアンロール」(岡林花月堂)があるのですが,こうした独特の食感が楽しめるロールケーキは,瀬戸内の島のスイーツとしておすすめです。


意外なレモンケーキの歴史

 いただいた瀬戸田案内マップの裏に「勝手にレモンケーキ比べ」というレモンケーキの記事が掲載されていました。

(「勝手にレモンケーキ比べ」)
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 ※島のたより「こうこう」Vol.7(2017.11.1)から引用
 ※画像をクリックすると拡大します

 瀬戸田の「向栄堂」,「クレメント」,「みしまや」,「梅月堂」,「島ごころ」,「あじば農園」のレモンケーキが紹介されています。

 この記事を読んで,驚いたことがあります。

 それは向栄堂のレモンケーキの記事の,
 ・レモンケーキの始まりは1974年
 ・昔は二倍近くの大きさだったが,お客さんの声から食べやすい今のサイズになった
という話です。

 レモンケーキは明治とか大正とか昭和初期とか,そのくらいの時代からあるお菓子だと思っていましたが,実は1974年(昭和49年)に作られたお菓子で,しかも当初のレモンケーキはかなり大きいサイズだったようです。

 「一正堂製菓」(広島県豊田郡大崎上島町)のように,大きいサイズのレモンケーキを販売されているお店がありますが,これが当初のレモンケーキに近いのでしょう。
 (当ブログ「レモンケーキとブランデーケーキ -レモンケーキが今も支持されている理由-」で御紹介しています。)

 サイズの大小,レモンチョコレートの有無,チョコレート・りんご・杏ジャム・マロングラッセ入り,焼きたて・揚げたて,レモンケーキを材料にした創作菓子…瀬戸田のレモンケーキは,元祖も含め,常に変化をしながら受け継がれているようです。

 宮島のバラエティー豊かな「もみじ饅頭」とも似ています。

 今回の訪問で,レモンケーキについての理解が深まりました。


 瀬戸田は,街も人も食べ物も,魅力いっぱいです。


<関連サイト>
 「SOIL SETODA(ソイル瀬戸田)」(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田254-2)
 「Azumi Setoda」(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田269)
 「しおまち商店街」(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田)
 「耕三寺・耕三寺博物館」(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2)
 「みしまや」(広島県尾道市瀬戸田町沢209-17)
 「島ごころ」(本店・広島県尾道市瀬戸田町沢209-32ほか)
 「向栄堂」(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田229)
 「イタリアンロール」(えたじまブランド認定品・「江田島市地域ブランド推進協議会」)
 「レモンのお菓子」(「chibiaya日記」)
 埼玉県在住のchibiayaさんが,関東で販売されているレモンケーキを中心に,レモンケーキの情報を詳しく紹介されています。

<レモンケーキ関連記事>
 「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「レモンケーキ・レモン菓子」を御参照ください。

2021年8月22日 (日)

おうちで機内食 -ANA国際線エコノミークラス機内食(シーフードドリア・紅鮭の彩りご飯・天丼)-

コロナ禍で機内食通販が人気商品に

 2020年末,全日空(ANA)が通販サイトで機内食の販売を開始されました。

 「ANA's Sky Kitchen」という名称で,国際線エコノミークラスで提供されている機内食が採用されています。

 コロナ禍で飛行機を使っての海外旅行が難しい中,手軽に旅行気分を味わえることや,おうち時間の増加,巣ごもり需要の増大,メディアでの紹介などもあって,機内食通販の人気は一気に高まり,一時は販売開始と同時に即売・売切れという状態となりました。

 2021年7月からは,日本航空(JAL)も「BISTRO de SKY」という名称で機内食オリジナルメニューの通販を開始されています。


通販サイトで機内食を注文

 私自身もこうした航空会社の新たな取組みに興味を持ち,機内食を味わいたいと思うようになりました。

 そこで,2021年4月頃からANAの通販サイトでの機内食購入に何度もチャレンジしました。

 しかしながら,人気が高くてなかなか注文できず,半ばあきらめていました。

 そんな感じで過ごしていた同年6月16日,たまたまANAの通販サイトを訪問したところ,機内食の注文ページが「カートに入れる」ボタンで注文可能な状態となっていたので,購入しました。

(商品紹介)
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 「ANAショッピング A-style」ウェブサイトを一部引用(掲載当時のもの)
 ※画像をクリックすると拡大します。

 今回購入した機内食は,「【ANA's Sky Kitchen】おうちで旅気分!! ANA国際線エコノミークラス機内食メインデイッシュ 海の恵み詰め合わせ 12食入り」という商品です。

 梱包配送料込みで税込9,000円。12食セットなので,1食あたり750円となります。


機内食到着

 2021年6月23日の夜,宅配便(クール便)で,自宅に機内食セットが届けられました。

 【空港ロビーのチャイム:ピーン ポーン パーン ポォーン】
 【アナウンス】
 「到着便の御案内をいたします。東京からの『エイ,エヌ,エー 機内食』便は,ただいま到着致しました。」

 「ようこそ広島へ!」ワクワクしながら段ボール箱を開けてみました。

(ANA機内食・通販・梱包)
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 この機械的な梱包・容器が,いかにも機内食という雰囲気です。

 「シーフードドリア」4食,「紅鮭の彩りご飯」4食,「天丼」4食の計12食分が梱包されていました。

 調理方法の案内も同梱されていました。

 おすすめの調理方法は,「食事の24時間前に冷凍庫から冷蔵庫に移し,冷蔵解凍した後,電子レンジ(500W)で3分加熱する」というものです。

 冷凍庫に保存しておき,必要な時に必要な分だけ電子レンジで加熱して食べられる便利さ,気軽さが嬉しいですね。

 それでは,今回の機内食を個別に御案内したいと思います。


シーフードドリア

 最初に「シーフードドリア」を御紹介します。

 まずは冷凍状態のものを御覧ください。

(シーフードドリア(ANA機内食・冷凍))
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 黄色いサフランライスの上に,クリームソースとトマトデミソース,そしてチーズがのせられています。

 具は海老,イタヤガイの貝柱,人参,ズッキーニです。

 これが加熱するとどう変わるのでしょうか。

 電子レンジで加熱してみましょう。

 出来上がりがこちらです。

(シーフードドリア(ANA機内食))
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 ふたをしたまま電子レンジで加熱することにより,熱が全体に行き渡り,チーズもトロトロに溶けました。

 スプーンでいただきました。

 最初に「あっ,すごい」と思ったのは,きちんとサフランの香りがしたことです。

(シーフードドリア(ANA機内食・サフランライス))
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 機内食のご飯は,米粒がベチャベチャなイメージがあるのですが,逆に一粒一粒弾力があり,クオリティーの高さを感じました。

 海老のプリプリ感や,人参・ズッキーニのシャキシャキ感もきちんと感じられました。

 サフランライスをクリームソースやトマトデミソースと合わせると,より一層美味しくいただけました。


紅鮭の彩りご飯

 続いては「紅鮭の彩りご飯」を御紹介します。

 冷凍状態のものがこちらです。

(紅鮭の彩りご飯(ANA機内食・冷凍))
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 表面にうっすらと霜があり,いかにも冷凍状態という感じです。

 冷蔵庫の中でゆっくりと解凍させ,電子レンジで加熱したものが次の写真です。

(紅鮭の彩りご飯(ANA機内食))
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 加熱することにより,見た目も美味しそうな「紅鮭の彩りご飯」が出来上がりました。

 白いご飯に大きめの鮭フレーク,錦糸玉子,野沢菜(醤油漬け),カボチャと椎茸の煮物,鶏の唐揚げ,人参,枝豆が盛り付けられています。

 いただいてみると…まず何よりも,白ご飯の美味しさに驚きました。

(紅鮭の彩りご飯(ANA機内食・ご飯))
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 ふっくらつやのある白ご飯でした。

 機内食のご飯は今一つ…というのはもはや古いイメージなのかも知れません。

 白ご飯の美味しさに感動しました。

 そして大きく刻まれた鮭フレークの美味しさも絶品でした。

 添えられた野菜の煮物も,しっかりとだしがきいていました。

 また鶏の唐揚げも,もっちりとした衣で美味しく仕上がっていました。

 今回の3種の機内食の中では,最もポピュラーな弁当メニューですが,私が一番美味しいと印象に残ったのは,この「紅鮭の彩りご飯」でした。


天丼

 最後に「天丼」を御紹介します。

 冷凍状態のものがこちらです。

(天丼(ANA機内食・冷凍))
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 ご飯が真っ白で,ブロッコリーも氷が張っています。

 冷蔵庫の中でゆっくりと解凍させ,電子レンジで加熱しました。

(天丼(ANA機内食))
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 見た目も美味しそうな天丼の出来上がりです。

 海老の天ぷら,ナスの天ぷら,野菜のかき揚げ,カボチャの素揚げに,甘辛い醬油だれがかけられた天丼です。

 茹でブロッコリーとしば漬けも添えられています。

 ふたをしたまま加熱し過ぎると,天ぷらの衣が少しべたつくので注意が必要ですが,機内食のレベルとは思えないほど,しっかり美味しい天丼でした。

 天丼は典型的な日本食ですが,海外へ行った日本人が人一倍恋しくなる料理も,醤油やだしが使われた天丼とか,うどん・そばといった料理ではないでしょうか。

 天丼が機内食に採用されているのは,こうした理由もあると思います。


フライト気分を高めるアイテム

 私が今回,機内食の通販を利用した理由は,新型コロナウイルス感染拡大の影響で飛行機に乗って旅行する機会が減ってしまったため,その雰囲気だけでも味わいたいと思ったからです。

 併せて,たまったマイルの有効活用もできました。

 モデルプレーンを眺めたり,「翼の王国(ANA機内誌)」を読みながら機内食をいただくと,より一層フライト気分を楽しめました。

(モデルプレーン(ANA787-8))
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 羽田空港で買ったANAの飛行機(モデルプレーン・ANA787-8)です。

(ANAグループ機内誌「翼の王国」)
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 「翼の王国」の2021年1月号,2月号,4月号です。

 2021年4月号からは,コンパクトな冊子にリニューアルされました。

 「翼の王国」を読んで,訪問先を決めたり,お土産を決めたり,ブログ記事の参考にすることも多いため,貴重な情報源となっています。


まとめ

 ANAの機内食を3種類いただいてみて,いずれも予想以上の美味しさに驚いたというのが率直な感想です。

 今回の機内食を職場へ持って行き,周りの職員にも味見してもらったのですが,やはり美味しいという感想が多かったです。

 その際,実際の機内食と通販の機内食では異なる点もあるのではという話になりました。

 実際の機内食の場合は,加熱に電子レンジではなくスチームオーブンが使われ,容器の底に(乗客に直接提供されるため)食品表示ラベルは貼付されていないなど,確かに通販の機内食とは異なる点があります。

(機内食食品表示(天丼))
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 また,実際の機内では,気圧の関係で味覚が変化するため,若干強めの,際立たせた味になるよう工夫されているようです。

 あと,メインの機内食だけなので,これだけを食事を済ませようとすると,少しもの足りなさを感じました。

 そう考えると,通販の機内食は純粋に「フライト気分を味わう」ために利用するのがよいと思います。

 機内食にリアリティを求め過ぎ,美味しければ美味しいほど満足しないというのも変な話ですよね…(笑)

 居ながらにしてフライト気分が味わえる通販の機内食,御興味がある方は,お試しください。

 【アナウンス】
 「本日はスターアライアンスメンバー・ANAの機内食の記事をお読みいただき,ありがとうございました。皆様の次の御利用をお待ちしております。」


<関連サイト>
 「ANAショッピング A-style」(ANA機内食)
 「JALショッピング」(JAL機内食)

<関連記事>
 「機内食の事例紹介 -搭乗時間帯による機内食の比較-

2021年8月14日 (土)

尾道の夏のお菓子「ふなやき」 -「ふなやき」の由来と「麩の焼き」について-

 今回は広島県尾道市で「ふなやき」と呼ばれている夏のお菓子を御紹介するとともに,「ふなやき」の由来についても考えてみたいと思います。


尾道の「ふなやき」


 尾道の「ふなやき」は,小麦粉と砂糖を水でこねて,その生地を熱した鉄板の上にのばしてクレープ状に焼き,あんこを包んだ素朴なお菓子です。

 数百年の歴史を持つ伝統的なお菓子で,かの菅原道真公が京都から九州へ行かれる途中に尾道へ寄られた際,「ふなやき」が献上されたというお話もあるほどです。

 尾道では,「ふなやき」を旧暦の6月1日に食べると夏病みしないとの言い伝えがあり,毎年夏になるとこの「ふなやき」が地元のお菓子屋さんの店頭に並びます。

(「ふなやき」(中屋本舗))
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 地元・尾道(出身)以外の人で,「ふなやき」が尾道の夏の代表的なお菓子だと知っている方は少ないと思います。

 広島県呉市の「いが餅」と同様,地元の人々に愛され続けているお菓子と言えます。


「ふなやき」の由来と「麩の焼き」について

 「ふなやき」は尾道のほかにも,九州・沖縄地方や関西地方など,全国で食べられているお菓子です。

 「ふなやき」という名称の由来としては,「生地を折った形が船に似ていたから」とか,「生地を焼いた鍋の底が船の形に似ていたから」とか,「漁師が空腹を満たすため船で焼いたから」といった「船」にまつわる話が多い一方で,「茶の湯」のお菓子「麩の焼き(ふのやき)」に由来するという話もあります。

 「船」が多く登場するあたりは,港町・尾道ならではという感じです。

(尾道駅前の様子)
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 一方で,私が尾道の「ふなやき」を初めて見た時,とっさに思い浮かんだのは「麩の焼き」でした。

 「麩の焼き」は,鎌倉時代末期以降,禅僧によって中国から日本にもたらされた「点心」(間食・おやつ)の1つです。

 小麦粉を水で溶いて生地を作り,焼いた鍋の上に薄くのばして生地を焼き,味噌を塗ってクルクル巻いたお菓子で,かの千利休もお気に入りだったようです。

 また「麩の焼き」のうち,生地に餡を入れて巻いたものは「助惣焼き(すけそうやき)」とも呼ばれていました。

 明治時代の長崎を舞台にした漫画「ニュクスの角灯(ランタン)」(第2巻)でも,主人公達が「助惣焼き」を食べるシーンがあります。

 そのシーンで「助惣焼き」は,「寛永年間(江戸時代)に流行った白味噌と胡桃(くるみ)の餡で作った」と紹介されているのですが,このセリフのとおり「助惣焼き」は特に江戸時代に流行ったようです。

 尾道の「ふなやき」については,前出の「麩の焼き」が港町・尾道に関わりの深い「船」のイメージとも重なって次第に「ふなやき」と呼ばれるようになり,現在に引き継がれているのではないかと考えます。

 ちなみに「麩の焼き」は,その後,食の「組み換え」により「お好み焼き」や「もんじゃ焼き(「文字焼き」から変化した名称)」に発展したとする説もあります。

 もしその説が正しくて,尾道で「お好み焼き」と「ふなやき」を食べたとしたら,尾道ならではの,しかもルーツが同じ食べ物を食べたことになります。


尾道の「ふなやき」を味わう

 「ふなやき」について理解を深めたところで,実際の尾道の「ふなやき」を御紹介します。

 今回は,「御菓子司 中屋」の「ふなやき」をいただきました。

(「ふなやき」)
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 丸くて薄い小麦粉の生地(皮)であんこを巻いたお菓子です。

 京都の「あん入り生八つ橋」のようにも見えます。

 半分に切ってみました。

(「ふなやき(中身)」)
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 中のあんこは,生地にぎっしり詰められているのではなく,丸い団子の形で中心部に包まれています。

 いただきました。

 皮(小麦粉の生地)は適当な厚みがあって弾力があり,ほんわずかに塩味もついていました。

 一方,あんこは小豆で作られた上品な甘さの「こしあん」でした。

 一緒にいただくと,皮のほんのりとした塩味があんこの甘さを見事に引き立て,素朴で純粋な味わい・食感を楽しむことができました。

 毎年夏には尾道へ行って味わいたいと思うほど,魅力的なお菓子でした。


まとめ

 「ふなやき」は比較的簡単に作れて,しかも美味しいことから,全国に広がり,現代に受け継がれているのでしょう。

 こうした全国で人気のある食べ物ほど,地域によって名称が異なったり,様々なバリエーションが生まれてくるものです。

 「ふなやき」の写真を御覧になって,特に関東にお住まいの方は「桜餅に似ている」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 私も「ふなやき」をいただいて,その見た目や使われている食材,食感などから,関東風の桜餅(長命寺桜餅)にとてもよく似ていると思いました。
 (最近では西日本でも関東風の桜餅を見かけるようになりました。)

 関東風の桜餅は,本当に「麩の焼き」や「助惣焼き」のアイデアをもとに作られたお菓子なのかも知れません。

 私はさらに,東京・月島で「もんじゃ焼き」をいただいた後にデザートとしていただいた「あんこ巻き」にも似ていると思いました。

 そしてさらに,広島で「お好み焼き」を作る際,水に溶いた小麦粉を鉄板に薄くのばして作られるお好み焼きの生地にもそっくりだと思いました。

 となると,「麩の焼き」に始まる「助惣焼き」も「ふなやき」も「桜餅」も「もんじゃ焼き」も「お好み焼き」も,すべて同じ発想・ルーツで,様々な応用・変化が加えられて生まれたものではないかと思えるのです。

 同じ発想・ルーツと思われるものが,時代を経て各地方・地域でどう変化しているか,こうした視点から各地で食のフィールドワークをしてみるのも楽しいと思います。


<関連サイト>
 「御菓子司 中屋」(広島県尾道市高須町東新涯4835-3)
 菓子資料室 虎屋文庫「千利休とふの焼」(「歴史上の人物と和菓子」株式会社「虎屋」)
 「亀屋清永」(京都市東山区祇園石段下南)(「麩のやき」せんべいが販売されています)
 「小麦粉から作る広島お好み焼き」(オタフクソース株式会社)

<関連記事>
 「関東の和菓子と関西の和菓子 -和菓子の比較検証-

<参考文献>
 宮崎正勝「知っておきたい「食」の日本史」角川ソフィア文庫
 シャオヘイ「熱狂のお好み焼 ~お好み焼ラバーのための新教科書~」ザメディアジョン
 高浜寛「ニュクスの角灯 2」リイド社

2021年8月 7日 (土)

餃子(ぎょうざ)の自動販売機 -餃子家「龍」のもち豚餃子(広島ご当地餃子)-

広島・横川に餃子(ぎょうざ)の自動販売機

 広島市西区の横川を訪問しました。

 JR横川駅に隣接する「フレスタモール カジル横川」の一角で,面白い自動販売機を見つけました。

 「餃子の自動販売機?!」

(餃子の自動販売機)
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 井辻食産株式会社が経営する餃子専門店「餃子家 龍」の広島ご当地餃子が自動販売機で販売されていました。

 この会社は,餃子や春巻きの皮の製造を専門とし,広島県内のスーパーマーケットなどで餃子や春巻きの皮を販売されています。

 私はこの会社の経営するイタリアンレストラン「ピッツェリア カナダカン」の長年のファンなので,面白い会社であることも理解しています。

 この自動販売機にも,「ありがとう餃子(ぎょざ)います」(井辻社長お気に入りの言葉です),「冷凍生餃子 24h 営餃中(営業中?)」,「NO GYOZA,NO LIFE!」などと記載されており,その面白さが伺えます。

 餃子の販売では,少し前に「24時間営業 無人餃子直売所 餃子家 龍」をオープンされたことでも話題になりました。

 そのため,店名がわかった瞬間から「次は餃子の自動販売機にチャレンジされたんだ(笑)」という思いに変わりました。

 興味を持ったので,買ってみることにしました。

(餃子の自動販売機(メニュー))
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 「ドラえもん」ではなく「ど冷えもん」という名の自動販売機です(笑)

 定番・人気No.1の「もち豚餃子」をはじめ,5種のチーズ入り「チーズ餃子」,にんにく増し増しの「スタミナ餃子」,広島市安佐南区の「川中醤油」や広島県呉市の「ますやみそ」とコラボした「オリジナル餃子ダレ」が販売されていました。

 私は広島県産の「瀬戸のもち豚」やキャベツが使用された「もち豚餃子」を購入しました。

 「ど冷え」の餃子の箱が取出口からなかなか出せず,苦労しました(笑)

 こちらが「もち豚餃子」のパッケージです。

(「もち豚餃子」パッケージ)
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 「広島の『ぶちうまい』を包んどるけぇ」

 地元の私が県外の旅行先でこんな話し方をしている人に出会ったら,ちょっと恥ずかしくなります(笑)

 箱の裏には餃子の説明書きがありました。

(「もち豚餃子」パッケージ(説明書き))
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 よく見ると,「広島で愛される」,「まごころ」,「ぶちうまい」,「ご当地餃子」と記載された箇所の文字サイズが微妙に大きく強調されています。

 このパッケージで「トゥーザ(ギョーザ?)ワールド」に通販もされているのですね(笑)

 ちなみに,この自動販売機のあるショッピングモールの2階に「餃子家 龍 横川駅前店」があり,自動販売機の商品の補充などもされています。

(餃子家 龍 横川駅前店)
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冷凍生餃子「もち豚餃子」を調理する

 「もち豚餃子」を自宅へ持ち帰り,箱を開けてみました。

(もち豚餃子(中身・冷凍))
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 説明書きに一口餃子とあったので,ミニサイズの餃子かと思いましたが,普通の大きさの餃子が20個ずらりと入っていました。

 レシピには「冷凍の餃子をそのまま,油をひいて熱したフライパンにのせ,焦げ目がついたら熱湯を注いで3~4分蒸し焼きし,水分がなくなったら最後に油をさっとかけて皮がパリッと香ばしくなったら完成」とありました。

 解凍なし,ひっくり返す必要なしで,簡単に作れるのが魅力です。

 調理のコツは,餃子をフライパンで焼く際,間隔をあけて並べることと,蒸し焼きの際には水ではなく「熱湯」を注ぐことです。


「もち豚餃子」の実食

 「もち豚餃子」が焼き上がりました。

(もち豚餃子)
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 出来立ての餃子をいただきました。

 「ぶちうまい!」(笑)

 もっちりと弾力がある餃子の皮,うま味が凝縮されプリプリした歯ごたえの広島県産もち豚,シャキシャキ感が出るよう大きめにカットされた甘い広島県産キャベツ,パワーの出るにんにくが一体となり,何個でも食べられそうな美味しさでした。

 いつでも気軽に買えて,簡単に調理でき,しかもお手頃価格で美味しいので,また利用したいと思います。

 今回は,ちょっと珍しい餃子の自動販売機のお話で餃子いました。


<関連サイト>
 「井辻食産株式会社」(広島市安佐南区長束五丁目6-8)
 「餃子家 龍」(「横川駅前店」広島市西区横川町3-2-36 カジル横川2階 ほか)
 「川中醬油株式会社」(広島市安佐南区伴中央四丁目1-6)
 「株式会社ますやみそ」(広島県呉市西中央三丁目7-40)

2021年8月 6日 (金)

平和(折り鶴)の耳かき -広島県広島市-

今日は8月6日,広島に原子爆弾が投下された日です。

平和を祈念し,広島の平和の耳かきを御紹介します。

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広島駅構内の「おみやげ街道」で購入しました。

耳かきに折り鶴が飾られているのですが,1本1本折り紙の色や柄が異なり,手作り感があることに魅力を感じました。

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毎年夏になると,私も職場で折り鶴を折っていますが,最後の決め手となる鶴の頭の部分がきれいにならないことが多いです(笑)

この折り鶴も,その頭の部分にリアルな手作り感があるのが気に入っています。

広島の原爆ドームの向かいには「おりづるタワー」という観光施設があり,自分で折った折り鶴を「おりづるの壁」に投入して,参加者みんなで「おりづるの壁」を作ることができます。

今日8月6日には,広島平和記念公園の「原爆の子の像」をはじめ,広島市内各地でたくさんの折り鶴が飾られています。

2021年8月 1日 (日)

広島のレモン菓子・レモンケーキ17 -スターバックス「広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」-

私流スターバックスの楽しみ方

 私はコーヒーをブラックで飲むのが好みです。

 そのため,スターバックスを利用し始めた頃は,「本日のコーヒー」しか知らず,そればかり注文していました。

 そのうち,自分好みのコーヒー豆でコーヒーが味わえる「コーヒープレス」や,エスプレッソをお湯で割った「カフェ アメリカーノ」,すっきりした飲み心地のアイスコーヒー「コールドブリューコーヒー」などの存在を知り,こうしたコーヒーも楽しむようになりました。

 お店でいただいたスターバックスの「コーヒーパスポート」も利用しています。

(スターバックス・コーヒーパスポート(冊子))
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 コーヒーの豆知識やスターバックスで取り扱っておられるコーヒー豆の紹介,味わったコーヒーのメモ帳などが冊子になっています。

(スターバックス・コーヒーパスポート(内容例))
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 私の好きなコーヒー豆の1つ,エチオピアのメモ欄・シールです。

 このように,私は自分の好みのコーヒー豆を「コーヒープレス」で味わい,そのコーヒー豆のシールを「コーヒーパスポート」(冊子)に貼付して記録しています。

 コレクション感覚で楽しむことができます。

 あと,夜遅くにコーヒーを飲む場合は,カフェインレスの「ディカフェ」にカスタマイズします。

 「ディカフェ」だと料金が少し高くなり,多少時間もかかるのですが,ディカフェ用に一杯ずつコーヒーを淹れてくださり,淹れたてのコーヒーを味わうことができます。


広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ

 2021年夏,日本全国のスターバックスで,「47 JIMOTO Frappuccino」というイベントが開催されています。

 スターバックスの店員(パートナー)が,地元の人々に楽しんでいただくことを目的に,全国47都道府県別にその地域ならではのフラペチーノを開発し,地域・期間限定で販売するイベントです。

 全国47種類あるフラペチーノのうち,広島県の店舗では「瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」という,瀬戸内レモンを使ったフラペチーノが販売されることを知りました。

 瀬戸内レモンを使ったドリンクに興味を持った私は,早速近所のスターバックス店舗を訪問しました。

 お店には「広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」のバナースタンドがありました。

(「広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」バナースタンド)
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 広島のイメージカラーには「赤」が使われることが多いです。

 紅葉や広島カープ,宮島の大鳥居の赤色にちなんでいるからでしょう。

 店内に入り,この「広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」を注文しました。

 「フラペチーノ」を注文することも,カウンターでドリンクの仕上がりを待つことも初めての体験でした。

 周りを見渡すと,イートイン・テイクアウトいずれもこの赤い「広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」を購入されているお客さんを多く見かけました。

 ちなみに,パッションティーをブラックティー(紅茶)に変更することも可能とのことでした。

 御用意いただいたのがこちらです。

(「広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」)
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 「広島のフラペチーノはこれじゃけぇ(笑)」

 ハイビスカスをベースにした赤いパッションティーと黄色い瀬戸内レモンのフラッペ(スムージー)に,オレンジなどシトラスのソース,ホイップクリームなどで美しく仕上げられています。

 ドリンクのベースとなっている赤色は,広島県民の郷土愛や情熱の強さを表現しています。

 そして,このドリンクの上には,ハチミツをかけたホイップクリームがたっぷりとのせられています。

 こちらのベースとなっている白色や,ほっとする甘さは,広島の「PEACE(平和)」を表現しています。

 ドリンクのラベルを確認しました。

(「広島 瀬戸内レモン&シトラスじゃけえ フラペチーノ」ラベル)
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 「HIROSHIMA F」と記載されていました。「ひろしまフラペチーノ」という意味なのでしょう。

 「HIROSHIMA JYAKE F(ひろしまじゃけえフラペチーノ)」という感じに少し遊び心を入れると,もっと楽しそうです。

 フラッペ(スムージー)のシャリシャリ感,パッションティーのさわやかな香りと甘み,瀬戸内レモンの酸味,オレンジなどシトラスの粒々感,ホイップクリームとハチミツの甘みやコクを楽しむことができる,夏にぴったりのドリンクでした。

 また,このドリンクのカスタマイズとして,シトラス果肉を増量させた「ぶちシトラスじゃけぇ Ver.」や,ブラックティーにバレンシアオレンジを増量させた「ぶちさわやかじゃけぇ Ver.」も用意されていました。

 広島の人々は郷土愛や情熱が強いので(一方で,熱しやすく冷めやすい傾向もありますが…),赤が似合っていると思います。

 後日,職場で後輩から,「スタバで真剣な表情でドリンクを撮影されてる姿を見かけましたよ。SNSか何かに投稿されるんですか?」と言われ,思わず顔が真っ赤になりました…(笑)


<関連サイト>
 「スターバックス コーヒー ジャパン

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