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2021年12月19日 (日)

ひろしまMaaS「グルっとライドチケット」で広島県内周遊(前編)-クロッフル・尾道あんぱん・こだまのおはぎ-

ひろしまMaaS「グルっとライドチケット」

 2021年11月23日,ひろしまMaaS「グルっとライドチケット」を利用して,広島県内の公共交通機関の旅を楽しみました。

 「MaaS(マース)」は,「Mobility as a Service」の略で,あらゆる交通手段の検索から予約,支払いまでを1つのサービスとして利用者に提供できる移動サービスのことです。

 その広島県版「ひろしまMaaS」の1つとして,「グルっとライドチケット」が期間限定(2021年10月16日~12月12日)で発売されました。

(「グルっとライドチケット」利用可能エリアマップ)
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(ひろしまMaaS「グルっとライドチケット」チラシの一部を引用)
 ※画面をクリックすると拡大します。

 「グルっとライドチケット」は,広島県内全域のバス・広電電車・船・ロープウェーが自由に利用できる定額デジタルチケットで,全国初の試み(実証実験)です。

 土日・祝日限定利用で,1日券が大人2,500円(小児1,250円),2日券が大人3,900円(小児1,950円)で販売(枚数限定)されました。

 この情報を入手した私は,これはチャンスと思い,インターネットのデジタルチケットサービス「MOBIRY」に登録して,「グルっとライドチケット」(1日券)を購入しました。

 今回は,この「グルっとライドチケット」を使った広島県内の旅を御紹介したいと思います。


ローズライナーで広島市から福山市へ

 2021年11月23日早朝,自宅近くのバス停から「グルっとライドチケット」の旅が始まりました。

 6時40分
 広島市南区の自宅を出発。自宅近くのバス停から広電バス(路線バス)で広島市中区の「広島バスセンター」へ

 7時25分
 「広島バスセンター」(広島市)着

 7時40分
 広島市と福山市を結ぶ高速バス「ローズライナー」に乗車

 9時26分
 高速バス「ローズライナー」福山駅前(福山市)着


「ふくやま美術館」と「あさひ喫茶」のクロッフル

 9時30分~10時30分
 福山駅から徒歩で「ふくやま美術館」訪問

(「ふくやま美術館」)
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 「ふくやま美術館」では,秋季所蔵品展『食と美術 -「いただきます」から「ごちそうさま」まで』(2021年9月16日~12月5日)を中心に鑑賞しました。

 その後,館内の喫茶ルーム「あさひ喫茶」で「クロッフル(チョコレートソース)」とコーヒーをいただきました。

(クロッフル(チョコレートソース))
Photo_20211128094001

 「クロッフル」は,クロワッサンをワッフルメーカーで焼いたお菓子です。

 クロッフルの上にバニラアイスがのせられ,その上からチョコレートソースがたっぷりとかけられています。

 福山城公園を眺めながら,わずかな時間でしたがカフェタイムを楽しみました。


トモテツバスで福山市から尾道市へ

 次に尾道市を目指しました。

 「福山駅前バスのりば」からトモテツバスの路線バス「尾道線」に乗車しました。

 10時45分
 「福山駅前バスのりば」からトモテツバス「尾道線」尾道駅前(尾道市)行き乗車

(福山駅前バスのりば・トモテツバス・尾道線・尾道駅前行き)
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 福山へは車で行くことが多いので,車でいつも走る道を路線バスで走るというだけで楽しめました。

(トモテツバス車内の様子・福山市神村町付近)
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 県内は乗り放題なので,運賃も気になりません。

 その代わりにスマートフォンの画面を提示する必要があるので,スマートフォンのバッテリーや移動中の電源の方が気になりました。

 乗車から約45分後,尾道駅の手前の「長江口」(尾道市)で下車しました。

 11時30分
 「長江口」バス停(尾道市)着

 長江口バス停から徒歩でロープウェイの駅へ向かい,ロープウェイに乗りました。

 11時40分~12時00分
 「尾道千光寺山ロープウェイ」往復利用

 この日は大勢の観光客がロープウェイを利用されていたので,15分おきの運行ではなく,ピストン輸送で運行されていました。

(尾道千光寺山ロープウェイ・山麓駅)
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 ロープウェイに乗って山頂を目指していると,千光寺が見えました。

(千光寺)
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 山頂に着き,尾道市立美術館のカフェへ寄ろうと思いましたが,新型コロナウイルス感染症対策でカフェのみの利用はできなかったので,またの機会に譲り,再び山頂駅に戻りました。

(尾道市立美術館)
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(尾道千光寺山ロープウェイ・山頂駅)
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(尾道千光寺山ロープウェイから眺めた尾道市街・尾道水道)
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 尾道千光寺山ロープウェイから眺めた尾道市街・尾道水道です。

 こうした景色を眺められるだけでも,ロープウェイに乗る価値はあると思いました。

 麓のバス停からバスに乗車し,尾道駅を目指しました。

 12時10分
 バス停「渡場通り」(尾道市)からおのみちバス「東西本線」乗車

 12時15分
 尾道駅前バス停(尾道市)到着


リトルマーメイド尾道駅店の「尾道あんぱん」

 尾道駅に隣接する「リトルマーメイド尾道駅店」のイートインコーナーで,休憩も兼ねてパンとコーヒーをいただきました。

(「尾道あんぱん」とコーヒー)
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(「尾道あんぱん」)
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 「尾道あんぱん」は,中に粒あんとホイップクリームが入ったご当地あんパンで,表面に「尾道」の焼き印が押されています。

 お土産にしても喜ばれると思います。


おのみちバス・トモテツバスで尾道市から三原市へ

 続いて尾道駅前バス乗り場から,おのみちバスの路線バス「東西本線」に乗って,三原市を目指しました。

 12時39分
 尾道駅前バス停(尾道市)からおのみちバス「東西本線」鳴滝登山口行き乗車

(尾道駅前・おのみちバス・東西本線・鳴滝登山口行き)
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 尾道駅前から三原駅前までの直通バスがないため,途中の「鳴滝登山口」(尾道市)というバス停で乗り換えをする必要があります。

 バス停「鳴滝登山口」でバスをうまく乗り換えられるか,少し不安を感じながらバスに乗車しました。

 12時52分
 バス停「鳴滝登山口」(尾道市)到着

(バス停「鳴滝登山口」に到着したおのみちバス)
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 尾道市と三原市の市境に近いバス停「鳴滝登山口」に到着しました。

 国道2号の途中にあるバス停なので,きちんと乗り継ぎができるか少し不安でしたが,まもなく三原駅前行きのバスがやってきて,ホッと安心しました。

(鳴滝登山口・おのみちバスとトモテツバス)
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 尾道駅前から鳴滝登山口まで乗車したおのみちバス(写真右側)と,これから鳴滝登山口から三原駅前へ向かうトモテツバス(写真左側)です。

(鳴滝登山口・トモテツバス・三原駅前行き)
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 このバスは三原駅前行きのトモテツバスです。

 鉄道(JR)を使えば尾道駅から三原駅まで簡単に行くことができますが,あえて路線バスを乗り継いで行くところに今回の旅の美学があるのです。

 13時04分
 トモテツバス「福地線」乗車。バス停「鳴滝登山口」(尾道市)出発

 三原駅前へ向け,出発進行!

 バスは三原市に入りました。

 途中,バスの車窓からしまなみ海道の因島大橋が見えました。

(トモテツバスからの車窓・因島大橋・三原市木原町付近)
Photo_20211219151401

 瀬戸内海の眺めを楽しんでいると,やがて市街地に入り,三原駅前に到着しました。

 13時27分
 三原駅前(三原市)着

(三原駅前)
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 三原駅前の様子です。やっさ踊りの像があります。

三原駅前「おはぎの店 こだま」

 三原駅前・マリンロード沿いにある「おはぎの店 こだま」を訪問しました。

(おはぎの店 こだま)
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 このお店は,おはぎのほかに,タコ飯やとても大きなタコ天が有名です。

 おはぎや各種天ぷら・お弁当が販売されている,地元で知る人ぞ知るお店です。

 タコ天は食べ歩きには大きすぎるので,お店の前のテーブルでおはぎをいただきました。

(こだまのおはぎ)
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 小豆の風味が感じられる,やさしい甘さのおはぎです。

 おはぎで小腹を満たした後,三原駅周辺を散策しました。


 この後もバスなどの公共交通機関を乗り継ぎ,広島市へ向かいました。

 どうやって広島市までたどり着いたか,その答えは後編でお話ししたいと思います。

 後編もお楽しみに。


<関連サイト>
 「MOBIRY(モビリー)」(広島電鉄)
 「ふくやま美術館」(広島県福山市西町二丁目4-3)
 「尾道千光寺山ロープウェイ」(山麓駅:広島県尾道市長江1-3-3)
 「千光寺」(広島県尾道市東土堂町15-1)
 「尾道市立美術館」(広島県尾道市西土堂町17-19)
 「リトルマーメイド」(「尾道駅店」広島県尾道市東御所町1-1ほか)
 「おはぎの店 こだま」(広島県三原市城町1-6-1)

<関連記事>
 「美術館とカフェの魅力2 -福岡市美術館の「Wind大濠」・ふくやま美術館の所蔵品展「食と美術」とクロッフル・食と美術の考察-

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コメント

広島は広いし見所満載ですから、2日券でも周りきれないですね^^
尾道のロープウェイ乗ってみたいです(^_^)
あんぱんに焼印を押すと、昔西洋饅頭と呼ばれていたのも納得できます(^.^)
おはぎ、こちらでは俵形ですが、そちらはどうなんでしょうか?

いいですねえ、こういう乗り放題の乗車券!
エリアの距離感がよくわからないのですが、バス・電車・船・ロープウェーが使えて2500円は格安なような。
あちこち行かなきゃ損だと思って大忙しいでしょうね(笑)
あんぱんもおはぎも魅力的です。
おはぎって、どのタイミングで食べるものなのかよくわからずなかなか手が出せず何年も食べていません。
間食にしては重いし、かといってご飯代わりとして食事でっていうのも何か違う気がするし。
おはぎ、食べたいなあ…

なーまん様

なーまんさん,こんばんは(^-^)
いつもコメントいただき,ありがとうございます。

そうなんです。おっしゃるとおり広島県は広く,広島市と福山市でも片道100kmはあります。
なので,今回の乗り放題チケットも,広島市と福山市の往復バス代だけでも軽く元は取れてしまうんです(笑)
ただ,大都市圏に比べて運行本数は少ないので,余裕を持って2日券で回る方が良いでしょうね。

尾道のロープウェイは,眺めがいいので,乗るだけでも価値があると思います。
今回は私も完全に観光客気分でした。

西洋饅頭のお話,勉強になりました。
そういえば,カステラの焼き印も同じような理由なのかも知れませんね。

おはぎ,中国地方は俵形の割合が多いですが,今回御紹介したような丸いおはぎもよく見かけます。
丸餅と角餅の文化が影響しているのかも知れませんね。
西日本は青のりを使ったおはぎがありますし,広島は青きな粉を使ったおはぎもありますよ!

chibiaya 様

chibiayaさん,こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます(^^♪

埼玉県民の日の乗り放題きっぷをうらやましいなと思っていたので,私も利用してみました(^-^)

広島県は東西南北に広い県なので,全県で1日2,500円は確かにお得です。
県内を高速バスで往復するだけですぐこれくらいの額になります。
ただ,各都市間の公共交通機関の本数が少なく,さらに土日祝限定なので,スムーズに乗り継いで利用しようとすると,結構プランを練る必要がありました。

おっしゃるとおり,あちこち行かなきゃ損,高い乗り物に乗った方がお得という考えがあって,それで高価なロープウェイにも乗りました(笑)

あんぱんやおはぎ,あんこがお好きなchibiayaさんに召し上がっていただきたいです。
確かにおはぎは,それだけでボリュームがあるので,いつ食べてよいか迷いますね。
そのお気持ち,よーくわかります。
職場でお昼ごはんとしておはぎを食べている人もいて,「そういう食べ方もありなんだ」と思ったことがあります(笑)
東京・赤羽の伊勢屋のジャンボおはぎは通常サイズ5個分の大きさがあるようで,いつかこれをお昼ごはんとして食べてみたいです(笑)

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