広島のレモン菓子・レモンケーキ21 -「ひろしまんきつフェア」宮島レモンクリーム大福・4種の生レモンケーキ-
ヒロシマルシェエット「ひろしまんきつフェア」
「ヒロシマルシェエット(Hiroshimarche Etto)」(そごう広島店5階)で、広島・瀬戸内の魅力ある商品が集められたイベント「ひろしまんきつフェア」(2023年7月18日~30日)が開催されています。
(「ひろしまんきつフェア」広告)
(「ひろしまんきつフェア」広告を一部抜粋・引用)
広電宮島口旅客ターミナルに直結する観光商業施設「etto(エット)」と「ヒロシマルシェエット」のコラボレーションイベントで、「etto(エット)」に出店されているお店の商品やイベントオリジナル商品が販売されています。
「えっと(エット)」とは、広島弁で「たくさん」とか「ずいぶん」という意味の言葉です。
例えば「えっと食べんさい(たくさん食べてね)」、「えっと考えたんよ(ずいぶん考えたのよ)」、「えっと先じゃ(ずいぶん先のことだ)」という風に使います。
「ヒロシマルシェエット」や「etto(エット)」の「えっと」には「広島の魅力をたくさん集めたお店」という意味が込められているように思います。
私も先日「ヒロシマルシェエット」のカフェコーナーに伺い、「ひろしまんきつフェア」に出展されたお菓子をいただきました。
パティスリーパック「宮島レモンクリーム大福」
「ひろしまんきつフェア」のカフェ(イートイン)コーナーで2種類のレモンのお菓子をいただきました。
まずは「宮島レモンクリーム大福」から御紹介します。
(宮島レモンクリーム大福)
広島県廿日市市の洋菓子店「パティスリーパック(Pâtisserie Pâques)」の「宮島レモンクリーム大福」です。
冷やした状態で御提供いただきました。
(宮島レモンクリーム大福(中身))
やわらかい求肥(餅)の中には、クリームチーズ風味のクリームと広島県産レモンジャムが包まれていました。
ひんやりとして甘酸っぱいクリームチーズに、レモンの酸味・風味が凝縮されたレモンジャムがアクセントとなり、レモン風味の効いた冷たいクリームチーズケーキをいただいている感じでした。
レモン風味の白あんを餅で包んだ和菓子のレモン大福をよく見かけるようになりましたが、今回のような洋菓子感覚でいただけるレモン大福は珍しく、今後の動向が注目されます。
島ごころ「生レモンケーキ」
続いては、広島県尾道市瀬戸田町のレモン菓子店「島ごころ」の「生レモンケーキ」を御紹介します。
このレモンケーキは、今回のイベントのために作られた特別なレモンケーキです。
目の前に出された瞬間、「えっ」と驚きました。
(「ひろしまんきつフェア」限定・4種の生レモンケーキ)
4種の生レモンケーキ(島ごころオリジナル・スイカゼリー・ラムネゼリー・レモネードゼリー)をそれぞれ十字に4等分し、その4分の1ずつのパーツを集めて1個のレモンケーキの形に再現されています。
つまり、1個で4種の味を楽しむことができるレモンケーキなのです。
(「ひろしまんきつフェア」限定・4種の生レモンケーキ(中身))
レモンケーキに各種ゼリーがコーティングされ、冷やすことで生タイプのレモンケーキに仕上げられています。
ケーキ生地の中にはレモンピールがザクザク入っています。
いただいてみました。
4等分にカットされたレモンケーキ1つ1つが、ちょうど良い一口サイズになっていました。
(すぐバラバラになるのでテイクアウトは難しいですが…(笑))
夏らしいスイカ、ラムネ、レモネードのレモンケーキを味わうことができました。
お店の方に「このレモンケーキはとても珍しいですね」とお話しすると、お店の方は「欲張ったレモンケーキにしたいと、今回のイベントのために無理言って特別に作ってもらったんです」と嬉しそうにおっしゃっていました。
「ひろしまんきつフェア」で広島のレモン菓子を「えっと」満喫しました。
<関連サイト>
「ヒロシマルシェエット(Hiroshimarche Etto)」(広島市中区基町6-27 そごう広島店本館5階)
「etto(エット)」(広島県廿日市市宮島口 宮島口旅客ターミナル隣)
「パティスリーパック(Pâtisserie Pâques)」(宮島口etto店 広島県廿日市市宮島口1-11-8)
「島ごころ」(広島県尾道市瀬戸田町沢209-32)
<レモンケーキ関連記事>
「レモンのお菓子」(「chibiaya日記」)
埼玉県在住のchibiayaさんが,関東で販売されているレモンケーキを中心に,レモンケーキの情報を詳しく紹介されています。
当ブログ「食文化関連記事一覧表・索引」の「食文化事例研究」にある「レモンケーキ・レモン菓子」も御参照ください。
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小田急線には「小田急マルシェ」という商業施設があるので、パクって「エノシマルシェ」や「えのしまんきつフェア」を催すよう指示しておきます (^。^)v
「宮島レモンクリーム大福」はさっぱりとして涼しげ!
「生レモンケーキ」はエチオピアカラーでインパクトがありますね!
4種の味が楽しめるとは、えっとえっと芸が細かい(^_^o)
投稿: なーまん | 2023年7月30日 (日) 13時23分
なーまん 様
なーまんさん、こんにちは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。
さすが、そちらは江ノ島の名前でイベントできますね!
横浜でも「ヨコハマルシェ」、「よこはまんきつフェア」を開催するよう指示をお願いします(笑)
「宮島レモンクリーム大福」、おっしゃるとおりクリームチーズが冷たくて軽い口当たりでした。その分、レモンジャムの酸味がアクセントとして生かされていました。
「生レモンケーキ」はエチオピアカラーとは、言われてみれば「なるほど!」と感心致しました。
こんなレモンケーキは、提案される方も作られる方も遊び心がないと実現しませんよね。
通常のレモンケーキより、えっと作業が必要となりますが、その分、食べる喜びもえっと増えます\(^o^)/
投稿: コウジ菌 | 2023年7月30日 (日) 16時47分
宮島レモンクリームは雪見だいふくっぽいですね。
ということは、雪見だいふくにレモン味があったら、売れそうな気がします。
すごい色のレモンケーキ!
黄色に赤なので、一瞬オムライスにも見えてしまいました(笑)
スイカとレモンって合うんですね?いまいち味が想像できない…
投稿: chibiaya | 2023年7月30日 (日) 21時25分
chibiaya 様
chibiayaさん、こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。
大正解です。求肥のお餅で、半解凍のクリーム大福ですので、まさに雪見だいふくなのです!
個別の商品名を出すのはどうかと控えたのですが、一番イメージしていただきやすいのは雪見だいふくです(笑)
雪見だいふくの中にレモンジャムを加えると「瀬戸内レモン雪見だいふく」になりますね(笑)
島ごころの「生レモンケーキ」、カラフルなレモンケーキに仕上がってますよね。
表面にレモンチョコの代わりにゼリーがコーティングされています。
ゼリーは表面に薄くコーティングされているのですが、それぞれのゼリーの風味・甘味・酸味が強く、特徴がよく表現されていました。
スイカゼリーなら、まずスイカの味がして、その後にレモンケーキの味が追っかけてきます。ラムネゼリーやレモネードゼリーも同様です。
相性を考えてというよりは、夏というテーマのもと、視覚的にも楽しめるレモンケーキを作られたのだと思います。
投稿: コウジ菌 | 2023年7月30日 (日) 22時14分