魚柄仁之助先生の世界5 -ミズホ学級ファイナル講演会「毎日が命日」・食事会-
ミズホ学級運営委員からのお知らせ
2018(平成30)年11月7日は、私にとって思い出深い日です。
この日に横浜で開催されたミズホ学級の講演会に参加したことがきっかけとなり、魚柄仁之助先生やミズホ学級の皆様とのお付き合いが始まったからです。
「ミズホ学級」は、食の文化を考えることをテーマにした横浜市の生涯学習グループです。
これまでに、魚柄仁之助さん(食文化史研究家)をはじめ、平野雅章さん(食文化史研究家)、郡司和夫さん(フリージャーナリスト)、永山久夫さん(食文化史研究家)、雁屋哲さん(「美味しんぼ」著者)、周富徳さん(中国料理)、小泉武夫さん(東京農業大学名誉教授・農学者)、藤田紘一郎さん(医師・寄生虫学)といった第一線で活躍されている方々を講師としてお迎えし、食文化の研究をされてきました。
このミズホ学級運営委員の皆様とは、この講演会に参加させていただいて以来、とてもお世話になっています。
2023年8月。運営委員の方から、同年11月25日にミズホ学級の講演会・食事会を開催することを教えていただきました。
講師は魚柄仁之助先生です。
ミズホ学級の諸事情を踏まえ、今回が最後となることも教えていただきました。
新型コロナウイルスの影響で数年間開催できなかった定例会が再開されることを嬉しく思う一方で、これがミズホ学級最後の定例会となることをさみしく思いました。
開催日が待ち遠しいような、最後の日を迎えたくないような、複雑な気持ちで開催当日を迎えました。
ミズホ学級ファイナル講演会「毎日が命日」
開催2日前、魚柄仁之助先生からメールが届き、「(開催当日)私は早めに会場入りして椅子・テーブルの設営をしています。ゆっくりお会いできるのは始まる前ではないかと…」とのお話がありました。
「早めに行き、会場設営を手伝う必要がある」と深読みした私は、開催予定時刻の約1時間半前、8時30分に「産業貿易センタービル」に到着しました。
(産業貿易センタービル)
会場となる会議室に着いたら…まだ誰もいない(笑)
そのうち、ミズホ学級運営委員の方々が来られました。
しばらくして魚柄仁之助先生も来られました。
久しぶりの再会を喜びつつ、みんなで会場設営をしました。
ミズホ学級最後の会であり、70名前後の方が出席されるとのことだったので、椅子やテーブルのセッティングも大がかりなものとなりました。
会場設営が一段落し、会場の裏でホッと一息ついていると、不意に魚柄仁之助先生が来られました。
その場で、魚柄仁之助先生手作りの干瓢(かんぴょう)、「練り粕(ねりかす)」(酒粕を寝かせたもの)、だし醤油をいただきました。
(干瓢・練り粕・だし醤油)
写真手前が干瓢、上の褐色のものが練り粕、左の筒に入っているのがだし醤油です。
その後、魚柄仁之助先生から、干瓢や練り粕の話を中心に興味深い食のお話を伺いました。
次第にミズホ学級のメンバーが集まり、会場が賑やかになりました。
私は会場の一番奥で聴講しようと思っていましたが、ミズホ学級運営委員さんの御厚意で、最前列の右端で聴講させていただきました。
(講演会資料・記念品)
講演会の資料・記念品として、魚柄仁之助先生の本・しおり、ミズホ学級30周年の際に配付された「ミズホ学級30年のあゆみ」、そして「節約レシピ集」をいただきました。
しおりは、冷蔵庫に貼っておくと食品を腐らせない御利益があるそうです。
魚柄仁之助先生の本は、出席者がくじ引きを楽しんでもらうよう、写真右上のように、中が見えないビニール袋に包まれていました。
私は最初、大判の本を選んだのですが、明らかに持っている本だとわかったので、謝ってもう一度、本のくじ引きに参加させていただきました。
運営委員の方からは「もうすでにお持ちの本も多いでしょうから、中身を見て選ばれてもいいですよ」とおっしゃっていただいたのですが、これ以上不公平なことをしたくないと思い、「この本に決めます」と申し上げ、覚悟を決めていただきました。
その本がこちらです。
(魚柄仁之助「おいしいごはんはこう作る」新星出版社と直筆サイン)
魚柄仁之助先生が執筆された「おいしいごはんはこう作る」という本です。
本の中表紙に直筆のサインもいただきました。
この本は、今回配付された11種類の本の中で、唯一持っていない本だったのでラッキーでした。
定刻を少し過ぎた頃、魚柄仁之助先生の講演会が始まりました。
簡単に講演会の内容を御紹介します。
○1984(昭和59)年度から始まるミズホ学級の強みは、会員制ではなく、きちんと食生活について学び、実践しようという思いの人が集まったことにある。
○食文化の鑑識家として研究を続けているが、「伝統食」と呼ばれる料理はほとんどがウソだった。
○日本が長寿国となったのは、(長寿)食のおかげではなく、医療の発達や衛生観念の浸透によるところが大きい。
○和食の基本は「出汁(だし)」ではない。過去に鰹節や昆布を使うことができたのは、わずかな特権階級・料理屋・商人だけで、庶民は使えたとしても「煮干し」程度。
○味噌汁は、野菜や魚などから出る出汁でとるのが一般的だった。(特に濃い旨味が出るのが鰹節や昆布だったというだけ)
○昭和40年代に鰹節削り器の売り上げが伸びたが、実際使われ続けたのはごくわずか。旨味調味料の出汁を使っていることに引け目を感じる必要はない。
○いなり寿司は元々すし飯ではなく、豆腐の「おから」を詰めていた。中にチキンライス(ケチャップライス)を詰めた「洋風いなり寿司」もレシピとして紹介されたこともある。
○マグロの刺身について「昔の人は大トロを食べなかった」と言われるが、大トロが嫌いだったわけではなく、冷蔵庫がない時代には、脂がのった大トロはすぐに傷んだため「大トロが食べられる地域・人は限られていた」というのが事実。
○最近すべて国産食材を使っていることを強調したおせちが販売されているが、これは輸入食品が高騰しているからでもある。
○食料(食糧)は強力な兵器にもなる。
○食の安全について、食べ物自体の安全のほかに、量的に確保できるかどうかの安全も考える時代になっている。
○これからは、産直市などで食料(食糧)生産者と密な関係を構築し、「自分の生産地を持つ(生産地とのつながりを持つ)」ことが求められる。
○私が14歳の時、目に針金が刺さり、医者から「数日の命かも知れない」と言われたのがきっかけで「毎日が命日」と悟った。
○ミズホ学級は約40年もの歴史がある。これだけしつこく来ている会はない。今後はインターネットやSNSも活用しながら、アカデミックな「ミズホ学会」として運営されてはどうか。
食の話だけでなく、魚柄仁之助先生の生い立ちや、ミズホ学級とのかかわりについても知ることができた、ミズホ学級最後の講演会でした。
ミズホ学級食事会
講演会会場を後片付けした後、道路をはさんで隣の神奈川県民ホールへ移動しました。
(神奈川県民ホール)
この施設の6階の「レストラン英一番館」が食事会場です。
「英一番館」と言えば、朝、産業貿易センタービルへ向かう途中に石碑があったことを思い出しました。
(英一番館跡)
この石碑は、大さん橋の手前、シルクセンター横にあります。
(英一番館跡・案内板)
横浜が開港し、この地でイギリス人のウイリアム・ケズウィックが貿易を始めました。
案内板には、「この場所にあった建物は「ジャーディン・マセソン商会」と称したが、当時の人々は「英一番館」と呼んだ」と紹介されています。
今回の食事会場「レストラン英一番館」はこの「英一番館」にちなんでいることがわかりました。
人数が多いので、1フロア貸し切りでした。
(英一番館からの眺望)
ガラス張りの窓からは、横浜港が一望できました。
講演会会場だった産業貿易センタービルも見えました。
(産業貿易センタービル(英一番館からの眺め))
私はミズホ学級運営委員の皆様のお取り計らいで、魚柄仁之助先生と同じテーブルに席を御用意いただきました。
ミズホ学級の歴史の中では新参者、しかも県外出身者である私を、食事会に招待していただくどころか、一番上座に座らせていただくこととなり、ありがたさと申し訳なさを感じつつ着席しました。
しばらくして、デミグラスハンバーグをメインとしたランチが供されました。
(ハンバーグランチ)
ハンバーグが大きく、ライスも山盛りでボリューム満点の美味しいランチでした。
魚柄仁之助先生やミズホ学級の皆様との会話も楽しみました。
食事中、運営委員の方から「ここのテーブルは1名欠席となったので、その人の食事をどなたか召し上がってください」というお話がありました。
メインのハンバーグを食べる人はすんなり決まったのですが、山盛りライス・スープ・サラダは残ったままとなりました。
私の目の前には、残された料理と「食べつくす」ことを提唱されている魚柄仁之助先生のお姿…私の頭のコンピューターがガチャガチャと動き、「私が山盛りライスとスープとサラダをいただく」という解答を導き出しました(笑)
(コーヒーゼリーとコーヒー)
食後のデザートは、コーヒーゼリーとドリンク(コーヒー又は紅茶)でした。
紅茶を注文された方も、お菓子はコーヒーゼリーでした(笑)
ミズホ学級運営委員の皆様からいただいたお土産
食事会もお開きとなり、解散の時が近づいてきました。
私は広島のお土産として、もみじ饅頭や藻塩を運営委員の皆様へお渡ししました。
一方で、運営委員の皆様から私へもお土産をいただきました。
(有田焼の器)
こちらは有田焼のおちょこ(ぐい吞み)です。
横浜・石川町の松本陶磁器店で選んでいただいたようです。
朱色が映えるかわいい器で、とても気に入りました。
(ラムボール(箱))
こちらは横浜・喜久家の「ラムボール」と呼ばれる洋菓子です。
喜久家の紙袋の中にはお手紙も入っていて、
「ほぼ100年前、喜久家ベーカリーの山手居留地のご婦人からたのまれて作り始めたのが、このラムボールといわれています。少々ですが、横浜のお味をお楽しみください」
とありました。
恥ずかしながら、横浜にこんな素敵なお菓子があることを知りませんでした。
(ラムボール(中身))
ラム酒入りのスポンジケーキをチョコレートでコーティングしたお菓子で、ゴルフボールぐらいの大きさがあります。
スポンジケーキはラム酒の香りが効いており、しっとり・みっしりとした食感です。
中にレーズンも入っています。
コーティングされたチョコレートとラムケーキの相性も抜群でした。
横浜の味を堪能できました。
まとめ
ミズホ学級ファイナルの講演会・食事会を終え、名残惜しい気持ちを抱えつつ、皆様とお別れしました。
グダグダと居続けてもかえって御迷惑になると思い、私から「横浜の海を見て帰ります」と切り出して会場を後にしました。
外に向かって歩き出したところ、皆さんが「ちょっと、ちょっと」と私を引き留めてくださいました。
立ち止まって後ろを振り返ると、海は反対方向とのこと(笑)
気持ち新たに山下公園へ向かい、大さん橋や赤レンガ倉庫を眺めながら帰りました。
1人になると急にさみしさが込み上げ、「また横浜に来る機会があるだろうか」と思いつつ、横浜の街を歩きました。
魚柄仁之助先生、ミズホ学級の皆さん、今回も本当にお世話になりました。
また機会があれば横浜へ伺います。お元気で楽しい毎日をお過ごしください。
<関連サイト>
「英一番館」(横浜市中区山下町3-1 神奈川県民ホール6階)
<関連記事>
「魚柄仁之助先生の世界1 -講演会「食生活が急速に変化した昭和の時代~昭和初期の非常食が生んだ今日のグルメ料理~」に参加して-」
「魚柄仁之助先生の世界2 -巣ごもり焼きそば 魚柄仁之助先生の巣ごもりごはんをヒントに-」
「魚柄仁之助先生の世界3 -長野の自家製かんぴょう(かんぴょう煮・かんぴょうの油炒め・かみなり汁)-」
「魚柄仁之助先生の世界4 -魚柄仁之助先生の手作り醤油を味わう -醤油・乾燥醬油の実・ゆかり・とんコマキャベツ・おにぎり・こむすび・手抜きうどん-」
<参考文献>
魚柄仁之助「おいしいごはんはこう作る」新星出版社
魚柄仁之助「うおつか流 食べつくす!」農文協
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藤沢だけでなく、横浜でもズッ友待遇ですね!
広島から一番乗りする真摯なお人柄が、人々の心に響くのでしょうね(^_^)
魚柄仁之助先生も、講師なのにお手伝いですものね!
私は一応歴史オタクなので「伝統食」に限らず「日本古来」というものを、鵜呑みにすべきではないと思っています^o^
鰹節と昆布は、海があっても江戸や大阪では取れませんからね(^.^)
いなりのおから詰め食べてみたいです!
私も藤沢市北部と、もっと繋がりを持たなければいけない!
そう思いました(^_^)
投稿: なーまん | 2023年12月 3日 (日) 17時40分
なーまん 様
なーまんさん、こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。
横浜市のミズホ学級、今回で一区切りとなっただけに、ズッ友で続けられたらという思いは強いです。
「遠方から来た人だから特別待遇」を超えた、人と人とのお付き合いができればいいなと思っています。
ミズホ学級の皆さんのお人柄に私が救われて続いているという方が合っています。
講師やゲストが会場設営というのも面白い話ですよね(笑)
でも私は、こうして皆さんのお役に立てる方が嬉しいです。
「日本古来」、「伝統」という言葉を用いると、世の中すべてがそうだったかのような印象を受けますが、実はごく一部の話だったり、意外と歴史は浅かったりすることも多いようです。
そしておっしゃるとおり、鰹節や昆布は船で江戸や大坂へ運ばれた食材ですね。
いなり寿司は、天保の飢饉で米が不作となった際に「おから」を詰めて作られたのが始まりで、その後、江戸・日本橋のいなり寿司屋が甘いすし飯を詰めて売ったら繁盛して広まったようです。
いなりにおからを詰めるなら、おからを甘辛くした方が美味しそう!
なーまん様におかれましては、湘南観光大使として、藤沢市北部とのつながりもよろしくお願いします!(^^)!
投稿: コウジ菌 | 2023年12月 3日 (日) 19時06分
毎度のことながら、コウジ菌さんの人脈には驚かされます。
ひとえにお人柄なんだろうなあと思います。
いなり寿司はもともとおからを入れていたというのは知りませんでした。
それはそれで美味しそうですが、ちょっともそもそしてそうな(^^;)
喜久家のラムボールは有名ですね。
喜久家にはレモンケーキ(いわゆるあのレモンケーキとは見た目が全然違います)があるので、横浜まで買いに行きましたよー。
もちろんラムボールも買いました。チョコとラムって何でこんなに合うんでしょうか。
投稿: chibiaya | 2023年12月 3日 (日) 22時24分
chibiaya 様
chibiayaさん、こんばんは。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。
出会った人のお人柄が良く、私に付き合ってくださっているのだと思います。
いなり寿司、天保の飢饉により米が不作でおからを入れたのが始まりで、その天保の飢饉は、日本の裏側・中米で起こった大噴火により、火山灰が成層圏を覆ってしまったこと(日照不足になったこと)が原因だったようです。
確かに、おからには十分に水分を含ませないと、モソモソして食べづらそうです(笑)
喜久家のラムボール、そちらで有名なお菓子なのですね。
地元(横浜)の人がおすすめのお店・お菓子って、とても貴重な情報ですし、当たりが多い気がします。
そしてレモンケーキ。
確かにchibiayaさんのブログで紹介されていますね。
http://chibiaya.cocolog-nifty.com/chibiaya/2018/10/post-05f4.html
さすがです!
また横浜へ行く機会があれば、私も喜久家でレモンケーキを味わってみたいです。
投稿: コウジ菌 | 2023年12月 4日 (月) 23時20分
ウォッカそれからジンからのお名前なんですね魚柄仁之助さん。
ご利益しおり、腐らせないばかりか魔がよけていきそうとも見えます…。
ミズホ学級、生涯学習の場ということで、そこでの学びから
料理の道へと精進に入った方もいるのかなって思ったり。
ミズホ学級出身の料理人さんとか…。
食料は、色んな意味で、兵器であり武器であり凶器になると思います
(食料とは、ほんとはとても物騒なしろものと…)。だからこそ、
おいしいものが食べられるってことに、ほんとしみじみとありがたいです。
SNSを駆使したミズホ学級が新たに誕生したなら、世界的にも人との
繋がりに広がりそうですね。でも、やっぱり人が一つの場に直接顔を合わせて
話し語り合う場って必要と(個人的にですけど)思いますので、残念です。
投稿: サウスジャンプ | 2023年12月 9日 (土) 23時23分
サウスジャンプ 様
サウスジャンプさん、おはようございます。
いつもコメントいただき,ありがとうございます。
魚柄仁之助さん、お酒の席で御一緒したことはありませんが、御自分で「どぶろく」を作られるほど、お酒がお好きなようです。
御利益のしおり、こんな強烈なしおりが貼られていたら、細菌も逃げていきますよね(笑)
ミズホ学級は、食の文化を中心に学ぶことを目的とした横浜市の生涯学習グループです。
食に強い関心を持つ横浜市の主婦の方が中心で、食に関する知識・意欲のレベルは相当高い方々ばかりです。
主に御家庭で学ばれたことを実践されているものと思います。
魚柄仁之助先生だけでなく、ミズホ学級の皆様と食のお話をすることからも刺激を受けました。
食料は武器になる…国同士の争いで食料供給(輸入)が閉ざされたら大きなダメージを受けますし、毒物が混入した食物で殺される可能性だってあることを考えると、輸入に頼り、食料自給率も低い日本は特に意識しておく必要があるでしょうね。
普通に美味しいものが食べられることに感謝の気持ちがあれば、食べ残しだって減ってくるように思いますが…。
今後のミズホ学級は、インターネットやSNSを通じたつながりが広がっていくことを願っております。
実際、講演会の日に魚柄仁之助先生がミズホ学級の方々とライングループを作り、食の話を中心に情報交換されるようになりました。
これでグッと身近になったのですが、サウスジャンプさんのおっしゃるように、不定期でも、お茶会レベルでも、実際に交流できる場が継続されたらいいなと思っております。
そんな話があって、私もお誘いいただければ、すぐに横浜へ行くでしょう(笑)
投稿: コウジ菌 | 2023年12月10日 (日) 08時28分