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2024年3月10日 (日)

東京都中央卸売市場食肉市場・一休食堂の「煮込み定食」

 早朝、東京都港区の品川駅に到着しました。

(朝の品川駅(港南口))
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 品川駅から歩いて数分の場所に、東京都中央卸売市場食肉市場があります。

(東京都中央卸売市場食肉市場)
Photo_20240121112201

 こちらは品川駅(港南口)から眺めた東京都中央卸売市場食肉市場の様子です。

 東京都にある中央卸売市場の中で唯一、食肉を取り扱う市場で、その取扱高は全国一の規模を誇ります。

 私は今回で2回目の訪問となります。

 前回は、食肉市場センタービルの6階にある「お肉の情報館」を訪問して食肉市場や食肉について学び、食肉の文化知識情報がまとめられた「はなしのご馳走」という冊子もいただきました。

 今回の目的は、食肉市場の敷地内にある食堂「一休食堂」で肉料理をいただくことです。

 「一休食堂」は、食肉市場の正門を入って左に進んだ所、食肉市場センタービルの手前にあります。

(「一休食堂」店舗)
Photo_20240121112601

 平日のみ(土曜・日曜休業)で、早朝6時から営業されています。

 私は朝7時過ぎに伺ったのですが、店内は大勢のお客さんで賑わっていました。

 メニュー表をしばらく眺め、私はお店の「人気No.1看板メニュー」でもある「煮込み定食」を注文しました。

 単品メニューには「もつ煮込み」のほかに「牛皿(ほほ肉)」という料理もあったので、この牛皿も一緒に注文しようとすると、お店の方が「煮込み定食に付いてますよ」と親切に教えてくださいました。

 そこで「煮込み定食」だけを注文し、定食が運ばれてくるのを待ちました。

 しばらくして、テーブルに煮込み定食が運ばれてきました。

(煮込み定食)
Photo_20240121121001

 ご飯、味噌汁、もつ煮込み、牛皿(ほほ肉)、生卵、味付け海苔、漬物(きゅうり)で構成された定食です。

 ご飯がどんぶり飯というのが嬉しいところです。

(もつ煮込み)
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 こちらが定食の名前にもなっている「もつ煮込み」です。

 牛の小腸(マルチョウ、コプチャン)を味噌でじっくり煮た料理です。

 肉がとてもやわらかく、脂のコクと旨味も楽しめました。

 味噌の煮汁が肉と脂をうまく包み込み、脂っぽさを感じさせず、煮汁まで美味しくいただけました。

 続いて、牛皿をいただきました。

(牛皿(ほほ肉))
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 牛のほほ肉(ツラミ)を甘辛い醤油の煮汁でじっくり煮た料理です。

 ほほ肉の大きな角切りが盛り付けられています。

 こちらも肉がとてもやわらかく、豪華なすき焼きをいただいている感じがして、思わずほほが緩みました。

 もつ煮込みも牛皿も、ご飯との相性が抜群なことは言うまでもありません。

 そして味噌汁をいただくと…あれっ?

(もつ入り味噌汁)
Photo_20240121113601

 なんと、味噌汁の具にも「もつ(小腸)」が入っていました。

 白ねぎともつの味噌汁でした。

 味噌の包容力で、もつをさっぱりと美味しくいただけました。

 食肉市場のお店ならではの、もつの持つ旨味を存分に味わえる定食です。


<関連サイト>
 「東京都中央卸売市場食肉市場」(東京都港区港南2-7-19)
 「一休食堂」(東京都港区港南2-7-19)
 「公益社団法人日本食肉協議会」(「はなしのご馳走」の紹介等)

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コメント

「一休食堂」は市場関係者が仕事の合間に一休みする食堂ですか?
だとすると、プロも納得する上質の肉料理が食べられそうですね ( ̄∇ ̄)
品川のオフィス街も近いので、昼時は混雑するでしょうね!

この市場のこと、平松洋子さんの本で読んだような…
と思って調べたら「肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行」でした。
そうだ、それで食肉市場まつりのことが書いてあって、行ってみたいなーと思ったんでした。
それにしても、品川駅前の一等地にこんな施設があるなんて思いもしないですよね。

なーまん様

なーまんさん、こんばんは。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。

一休食堂では、確かに常連さんがたくさんおられ、ひと休みされているような感じでした。
「とんち」が試される食堂ではありませんよ(笑)
食肉市場内にあるからか、メニューに肉料理が多かったです。そして美味しかったです。
早朝とお昼が混雑してそうです。
肉料理なので、スタミナがつきました。

chibiaya様

chibiayaさん、こんばんは。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。
平松洋子さんの本で紹介されているとのお話ですが、よく覚えておられますね。
食肉市場まつり、行ってみたいです。
chibiayaさんからのお話にもあるように、
品川駅のすぐ近くに食肉市場があるなんて、御存知ない方も多くいらっしゃるでしょうね。

そうそう、阿川佐和子さんの記事が「翼の王国」(2024年3月号)にも掲載されていましたよ。
https://tsubasa.ana.co.jp/
よかったらお読みください。

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