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2024年4月 7日 (日)

ポーランド料理の特徴と主な料理2 -ラツーシュキ・プラツキ・トファルク・トマト入りスクランブルエッグ・キェウバサ・シャルロトカ-

ポーランドの朝ごはんプレート

 東京・外苑前の「World Breakfast Allday」(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)を訪問しました。

 2024年2月・3月のスペシャルメニューは、「ポーランドの朝ごはん」です。

(ポーランドの朝ごはんプレート)
Photo_20240407071901

 今回は、この「ポーランドの朝ごはん」を御紹介します。


【ラツーシュキ】

 ポーランドの代表的な果物としてリンゴが挙げられます。

 「ラツーシュキ」は、そのリンゴが入った甘いパンケーキです。

(ラツーシュキ)
Photo_20240407072001

 表面はサクサク、中はフワフワのパンケーキです。

 パンケーキの中には、角切りのリンゴが入っており、おやつ感覚でいただきました。


【プラツキ】

 ポーランドの代表的な食材の1つにジャガイモがあります。

 「プラツキ」は、すりおろしたジャガイモをフライパンで焼いたパンケーキです。

(プラツキ)
Photo_20240407072101

 ハッシュドポテトのようなザクザク感が楽しめました。

 塩気と酸味のあるサワークリームを添えると、より一層美味しくいただけました。


【トファルク】

 「トファルク」は、生乳を軽く発酵させて作られる、酸味の効いた白いフレッシュチーズ(カッテージチーズ)です。

 今回は、ラディッシュや白ネギを混ぜ、パンにのせた状態で提供されました。

(トファルクとパン)
Photo_20240407073201

 軽く黒コショウを振り、ディルが添えられています。

 さっぱりとして、ほのかに塩気と酸味が感じられるフレッシュチーズで、野菜やパンとの相性も抜群でした。


【トマト入りスクランブルエッグ】

 プレートにトマト入りのスクランブルエッグがありました。

(トマト入りスクランブルエッグ)
Photo_20240407074801

 トマトの旨味が加わった、トロトロのスクランブルエッグでした。


【キェウバサ】

 「キェウバサ」は、ポーランド語で「ソーセージ」を意味します。

(キェウバサ)
Photo_20240407075001

 今回は、ソフトな食感の粗挽きソーセージが提供されました。

 ソーセージと言えばドイツをイメージしますが、ポーランドでも数多くのソーセージが食べられています。


シャルロトカ

 食後のデザートとして、「シャルロトカ」を注文しました。

 「シャルロトカ」は、ポーランドのリンゴケーキです。

(シャルロトカ)
Photo_20240407080601

 バニラアイスとミントが添えられています。

 表面はホロホロのクランブル(※)、中はリンゴを褐色になるまで煮詰めたコンポート(リンゴジャム)、底はサクサクのタルト生地で、アップルクランブルタルトに似たお菓子でした。
 ※小麦粉、バター、砂糖などをそぼろ状に混ぜ合わせた生地。シュトロイゼル。

 ポーランドは「セルニク(セルニック)」と呼ばれるチーズケーキも有名で、セルニクとシャルロトカがポーランドの代表的なケーキとなっています。


<関連リンク>
 「World Breakfast Allday」(外苑前店・東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F ほか)

<関連記事>
 「ポーランド料理の特徴と主な料理1 -ピエロギ・ビゴス風スープ・チョコとベリーのケーキ,食の多様化と食堂車-

<参考文献>
 沼野恭子編「世界を食べよう!東京外国語大学の世界料理」(東京外国語大学出版会)

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各国料理の特徴と主な料理」カテゴリの記事

コメント

ベルリンからポーランド国境まで100km足らずの様なので、広島市から福山市へ行くより近いかもしれませんね^ ^
「ソーセージ」が「キェウバサ」?
言葉はだいぶ違う様ですが(^^;;
日本に「手前味噌」という言葉がある様に、ポーランドにも「手前チーズ」という言葉があったりして(^。^)

美味しそうなプレートですねー。
サワークリームを使うところが東欧っぽい感じです。
東京に泊まったら、いつも必ずここで朝食(?)を召し上がるのですか?

なーまん 様

なーまんさん、こんばんは。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。

広島県の事、よく御存知ですねー(^-^)
おっしゃるとおり、広島市から福山市まで約100kmですので、ベルリンからポーランド国境までの方が近いのですね(笑)

「ソーセージ」は、ドイツ語で「ヴルスト」、フランス語で「ソシス」ですが、ポーランド語の「キェウバサ」はちょっとつながりが感じられませんよね。
気になって、手元の「ハム&ソーセージ大全」という本で調べてみると、
「キールバーサ(キェウバサ)」はポーランド語で「ソーセージ」を意味し、「ポーリッシュソーセージ(ポーランド風ソーセージ)」とも呼ばれる。ロシアでは「カルサバ」と呼ばれる。
とありました。
「カルサバ」は日本で馴染み深いドライソーセージ「カルパス」の語源にもなっているようです。
ドイツから伝わり、呼び方はロシア風となっているようです。

手前チーズのお話、確かにチーズは、日本人の味噌や醤油、豆腐のように、ポーランド人にとってとても馴染み深く、なくてはならない食べ物のようです。
「トファルク」のようなカッテージチーズは、各家庭で御自慢の味がありそうですね。
カッテ-な想像ですが(^^ゞ

chibiaya 様

chibiayaさん、こんばんは。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。

今回はジャガイモのパンケーキにサワークリームが添えられていましたが、おっしゃるとおり、サワークリームがあると東欧の料理だと感じられますね。
逆にサワークリームでもないと、パンケーキばかりでは味が単調で飽きそうです(笑)

かつては東京で泊まり、翌朝原宿にあった「ワールドブレックファーストオールデイ」へ行くことが多かったのですが、現在は湘南台で泊まり、翌朝、小田急と東京メトロで外苑前のお店へ行くことが多いです。
朝早くから食事ができるお店は限られていますので…。

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