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2024年10月

2024年10月27日 (日)

クロアチア料理の特徴と主な料理 -シュトゥルクリ・チェヴァプチチ・アイバル・フリタヤ・ポレンタ・山羊のチーズ・クレームシュニッタ-

クロアチアとクロアチアの食文化

 東京で世界の朝食が味わえるお店「World Breakfast Allday(ワールド・ブレックファースト・オールデイ)」。

 2024年10月・11月限定の朝ごはんは「クロアチアの朝ごはん」です。

 クロアチアは、東ヨーロッパのバルカン半島に位置する国です。

(クロアチア)
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 (帝国書院白地図の一部を引用・加工)

 クロアチアは、1991年に旧ユーゴスラヴィアから独立するまで、周辺国・地域との合併と分離が繰り返された歴史があります。

 食文化においても、かつてのハプスブルク帝国(オーストリア・ハンガリーなど)やオスマン帝国(トルコ・ハンガリーなど)、そしてイタリアなどの影響を受けた多層的な食文化が形成されています。

(クロアチアと周辺国)
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 (帝国書院白地図の一部を引用・加工)

 東西南北に広がるクロアチアは、アドリア海(地中海)沿岸部ではイタリアの影響を受けたシーフード・オリーブ(オイル)・ぶどう・ハーブなどが、北部・東部ではオーストリア・ハンガリー・トルコの影響を受けたチーズなどの乳製品や肉、パプリカやニンニクなどが料理に使われています。


クロアチアの朝ごはん

 今回「World Breakfast Allday」で御用意いただいたクロアチアの朝ごはんプレートがこちらです。

(クロアチアの朝ごはんプレート)
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 シュトゥルクリ、チェヴァプチチ、アイバル、フリタヤ、ポレンタ、そして山羊のチーズが盛り付けられたプレートです。

 それでは順に料理を御紹介します。


【シュトゥルクリ】

 「シュトゥルクリ」は、小麦粉(パスタ生地)を練った皮にチーズを包んだ、クロアチアの伝統的家庭料理です。

(シュトゥルクリ)
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 「ペチェニ・シュトゥルクリ」と呼ばれる焼いたタイプと、「クハニ・シュトゥルクリ」と呼ばれるゆでたタイプがあります。

 今回お店で提供されたシュトゥルクリは、焼いたタイプでサワークリームが添えられていました。

 生地は表面がこんがり焼けてサクサクで、パイのようでした。

 中の具は、白い粒状のもので、その食感は豆腐の「おから」に似ていました。

(シュトゥルクリ(中身))
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 お店の方に中身を尋ねると、2種類のチーズとナツメグで作られたとのことでした。

 チーズはフェタチーズ(塩味の強いギリシャ生まれのフレッシュチーズ)やカッテージチーズ(白くてやわらかい、そぼろ状のチーズ)だと思います。

 挽き肉のミートパイのような感覚でいただきました。


【チェヴァプチチ】

 「チェヴァプチチ」は、スパイスで調味した挽き肉を小さく筒状に丸めてグリルした料理です。

(チェヴァプチチとアイバル)
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 赤いペースト「アイバル」と玉ねぎ(みじん切り)が添えられています。

 「アイバル」は、パプリカをオイル・ニンニク・塩などとあわせて煮込み、ペースト状にした保存食です。

 「チェヴァプチチ」はトルコ料理のケバブに由来するものです。

 また「アイバル」もトルコが発祥とされています。

 チェヴァプチチの食感は弾力のあるソーセージ、味はハンバーグそのもので、付け合わせのアイバルとの相性も抜群でした。


【フリタヤ】

 「フリタヤ」はオムレツのようなクロアチアの卵料理です。

 イストラ地方の名産・アスパラガスを具にしたフリタヤをいただきました。

(フリタヤ)
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 アスパラガス入りのスクランブルエッグだと思いました。

 料理名や使われる食材がイタリア料理の「フリッタータ」とよく似ており、イタリアの食文化の影響を受けた料理となっています。


【ポレンタ】

 「ポレンタ」はイタリア北部の代表的な料理で、トウモロコシ粉を「お粥(おかゆ)」や「マッシュポテト」のように煮た料理です。

 クロアチアでは「ジュガンツィ」と呼ばれています。

 様々な歴史を経てイタリアからクロアチアに伝えられたのでしょう。

(ポレンタ)
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 今回提供されたポレンタは、ほのかに甘いカラメルのデザートのような仕上がりで、粒々の食感を楽しみながらいただきました。


【山羊のチーズ】

 トッピングとして「山羊のチーズ(シェーブルチーズ)」を付けていただきました。

(山羊のチーズ)
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 水分が少なめで、口に含むとポロポロと崩れます。

 塩辛いので、薄くスライスしていただくのが適していました。

 クセがなく、おつまみ感覚でいただけるチーズでした。


【クレームシュニッタ】

 デザートとして「クレームシュニッタ」をいただきました。

 「クレームシュニッタ」は、カスタードクリームをパイ生地ではさんだ、クロアチアの代表的なお菓子です。

 クロアチアの首都・ザグレブに近い「サモボル」の名物でもあります。

(クレームシュニッタ)
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 厚めのパイ生地に、冷たいカスタードクリームがたっぷりとサンドされていました。

 しっかりと焼き上げられたパイ生地とやわらかいカスタードクリームの組合せなので、ナイフとフォークで容易に切ることができず、パイ生地にナイフを10往復ぐらいさせて慎重に切り分けました。

 フランスのミルフィーユに似ています。

 クロアチアでは軽い食感のカスタードクリームが人気で、クロアチア人のカスタードクリームの取り扱いは抜群に上手なのだそうです。


<関連サイト>
 「World Breakfast Allday」(東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F(外苑前店)ほか)

<関連記事>
 「セルビアの朝食(コーンブレッド・アイバル・ヨーグルト)と手作りアイバル
 世界の料理については,当ブログ「食文化関連記事一覧表・索引」の「各国料理の特徴と主な料理」も御参照ください。

<参考文献>
 「World Breakfast Allday」クロアチア料理紹介リーフレット
 地球の歩き方編集室「世界のグルメ図鑑」Gakken
 地球の歩き方編集室「世界のお菓子図鑑」Gakken

2024年10月20日 (日)

ビッグ錠先生の世界16 -ビッグ錠誕生日祭(味平ライス・タワーリングカレー・肉なしハンバーグ・寿司サンドイッチ・釘師サブやんバースデーケーキ)-

ビッグ錠誕生日祭

 2024年10月13日、神奈川県藤沢市湘南台のバー「アルスノーバ」で、グルメ漫画家・ビッグ錠先生の誕生日祭(漫画飯オフ会&シャンソン歌手・浜野ケイ子氏ライブ)が開催されました。

 私は当日の早朝に広島の自宅を出発し、湘南台の会場へ向かいました。

(飛行機の窓から眺めた富士山)
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 広島発羽田(東京)行き、JAL252便の機内から眺めた富士山です。

 頂上が冠雪してない富士山(主翼の先に見える山)に驚きました。

 少し早く着いたので、湘南台で軽く食事を済ませ、正午過ぎに会場の「アルスノーバ」を訪問しました。

 店内にはマスターやズボラさん、運営スタッフをされるお店の常連さんなどがおられ、久しぶりの再会を喜びました。

 お店の正面に「ビッグ錠誕生日会」のチラシが貼ってありました。

(「ビッグ錠誕生日会」チラシ)
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 今回もビッグ錠先生や寺沢大介先生などに御参加いただき、一次会が漫画飯再現料理イベント、二次会がシャンソン歌手・浜野ケイ子さんのライブという構成で開催されました。

 ズボラさんが今回のイベントに参加されるビッグ錠先生や寺沢大介先生などの書籍やグッズを用意し、会場に展示されました。

 ズボラさんと運営スタッフで調理器具の準備や料理の下拵えなどをし、14時からの開始を目指しました。

 お店入口には参加者名簿が用意されました。

 私はコウジ菌(広島)、紹介欄には「ビッグ錠先生のズッ友」と記載されていました。

 漫画飯YouTubeオフ会ということで、地元神奈川など関東圏を中心に、全国からファンが集まりました。

 漫画家の寺沢大介先生・ピエール手塚先生や、「マンガ食堂」のブログ・本を執筆なさっている梅本ゆうこさん、「異世界ラーメン屋台」などの作家・森月真冬さんなども来場されました。

 またしても、近所にお住まいの主役・ビッグ錠先生が開始時刻になっても来場されず、冷や冷やしましたが、しばらくして来られ、イベント開始となりました。


包丁人味平「味平ライス」

 「味平ライス」は、ビッグ錠先生のグルメ漫画「包丁人味平」に登場する焼き飯です。

 「味平ライス」のストーリーは次のとおりです。

 包丁貴族・団英彦が豚肉の極上の部位「宝肉」を使う一方で、味平は豚のクズ肉を使って料理対決をすることとなりました。

 そこで味平はクズ肉をチャーシューにし、その具で焼き飯を作って「味平ライス」と名付けたのです。

 その「味平ライス」をズボラさんが再現されました。

(味平ライスの盛り付け)
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 この写真は、イベント開始前に、ズボラさんが作られた味平ライスを運営スタッフがホールケーキの形に盛り付けている様子です。

 この「味平ライス」は、角切りチャーシュー、玉子、ネギなどの具をごはんと一緒に炒めたものです。

(バースデー味平ライス)
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 味平ライスの表面にグリーンピースをのせ、それを囲うように紅しょうがを置き、頂点に味平と仲間たちのイラストを飾りました。

 この味平ライスに、さらに目玉焼きをのせることとしました。

 味平ライスがビッグサイズなので、それに合わせ、目玉焼き用の卵も鶏卵ではなくダチョウの卵が用意されました。

(ダチョウの卵)
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 ズボラさんが通信販売を利用し、1個6千円で購入されたそうです。

 目玉焼きなので、中の黄身を崩さないよう、硬い殻に穴を開け、少しずつむしり取りました。

 殻の中身をのぞき込むと…

(ダチョウの卵(中身))
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 すでに白身と黄身が混ざってしまっているような…

 中身を熱したフライパンに出してみると…

(ダチョウの卵で目玉焼きを作る様子)
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 中心が白身、周りが黄身という、通常の目玉焼きとは逆の状態になりました。

 これでは「玉目焼き」です(笑)

 中心部まで火を通す(卵を固める)には、かなり時間がかかりそうだったので、味平ライスに巨大目玉焼きをのせるのは、とりあえずパスしました。

 バースデー味平ライスに85歳を意味する「8」と「5」のバースデーキャンドルと花火を差し、火を付けてビッグ錠先生のもとへ運びました。

(バースデー味平ライスと花火・キャンドル)
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 ビッグ錠先生は花火に顔を近づけながら、その先のバースデーキャンドルの火を吹き消されました。

 その瞬間、みんなで一斉にクラッカーを鳴らし、拍手をして、ビッグ錠先生のお誕生日をお祝いしました。


スーパーくいしん坊「タワーリングカレー」

 続いてズボラさんによる「タワーリングカレー」の実演イベントが始まりました。

 「タワーリングカレー」はビッグ錠先生の漫画「スーパーくいしん坊」に登場するカレーライスです。

 寸胴(ずんどう)の中心に筒を置いてカレーを注ぎ、その筒の周りにごはんを敷き詰めて、筒と寸胴を抜くと、タワーのように高く積み上げられたカレーライスができるというものです。

 今回の実演では、寸胴と筒の代わりに、丸い金属製の型枠を5つずつ積み上げたものを使用しました。

 私も型枠にテープを貼って積み上げ、準備を手伝いました。

(タワーリングカレー調理器具)
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 こうすれば、上から1つずつ型枠を抜くことが可能となります。

 ガスコンロには、キーマカレーが火にかけられ、スタンバイしています。

(キーマカレーとダチョウの卵焼き)
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 キーマカレーの隣は、ダチョウの卵焼きです。

(レーズン入りバターライス)
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 カレー用のライスには、レーズン入りバターライスが使われました。

 私はカウンター内で、ボウルに入れた大量のバターライスとレーズンを混ぜ合わせたのですが、ごはんが重くて大変でした。

(カレーを注ぐ様子)
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 こちらは、ズボラさんが外枠にライスを敷き詰めた後、中枠にカレーを注がれている様子の写真です。

 型枠にライスとカレーを詰めた状態で、まずは中枠が取り外されました。

(タワーリングカレー(中枠取り外し))
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 会場内で「おおっ」と歓声があがりました。

 続いてライスを支える外枠が上から1つずつ取り外されました。

(タワーリングカレー(外枠取り外し))
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 リング状のライスと中心部のカレーが登場しました。

(タワーリングカレー(外観))
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 カレーライスのタワーが見事に完成しました。

 このタワーを上から順に輪切りにし、皿に盛り付ければ、次々にカレーライスができるというシナリオですが…

(タワーリングカレー)
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 お決まりのごとく、タワーが少し崩れてしまいました(笑)

 この「タワーリングカレー」は、ズボラさんが事前にチャレンジされた様子が紹介されているので、こちらも御覧ください。

(【漫画飯オフ会の練習しとこう】タワーリングカレー スーパーくいしん坊 アニメ飯再現料理 再現レシピ)

  (YouTube「ズボラの漫画飯再現料理」)


ミスター味っ子「肉なしハンバーグ」

 続いてズボラさんが、寺沢大介先生の漫画「ミスター味っ子」に登場する「肉なしハンバーグ」を実演されました。

 キャベツと玉ねぎをみじん切りにして油で炒め、さらに牛乳・小麦粉・バターを加えて炒めます。

 これをボウルに移して手でこね、ハンバーグの形に成形し、その上から小麦粉をまぶしたものがこちらです。

(肉なしハンバーグ(タネ))
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 この「肉なしハンバーグ」のタネを焼くところから実演が始まりました。

 実演は、当日参加されていた日本ハンバーグ協会理事長のバーグマン田形さんにお願いしました。

(肉なしハンバーグを焼く様子)
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 原作者の寺沢大介先生(写真奥)の目の前で実演されました。

 仕上げにデミグラスソースをかけて完成です。

(肉なしハンバーグ)
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 実際の味は、ハンバーグよりもお好み焼に近いようです。

 この「肉なしハンバーグ」もズボラさんのサイトで紹介されていますので御覧ください。

(【漫画飯再現レシピ】肉なしハンバーグ ミスター味っ子料理を再現 今回はずぼら飯でもなければガスコンロも使ってハンバーグを作っていきます)

 (YouTube「ズボラの漫画飯再現料理」)


ミスター味っ子「寿司サンドイッチ」

 夕方、湘南台の「日の出寿司」さんから特注のお寿司が届きました。

 寺沢大介先生の漫画「ミスター味っ子」に登場する「寿司サンドイッチ」です。

(寿司サンドイッチの紹介)
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 原作では、ロールパンに寿司ネタをのせたオープンサンドイッチが紹介されています。

 今回の寿司サンドイッチは、食パンに具をのせ、海苔巻き状にクルクル巻いたものを御用意いただきました。

(寿司サンドイッチ(いくら・海苔・サーモン))
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 いくら・海苔(佃煮とキュウリ)・サーモンを食パンで巻いた寿司サンドイッチです。

 本当のお寿司屋さんで作られたところがスゴイです。

 会場の参加者全員に召し上がっていただくため、寿司サンドイッチを包丁で半分に切りました。

(寿司サンドイッチ(いくら)と包丁)
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 私が包丁で切ったのですが、パンも中の具もやわらかいので、切る度に布巾で包丁を拭き、押し切りにならないよう注意しながら切りました。

(寿司サンドイッチ(海苔)の盛り付け)
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 この寿司サンドイッチを斜めに3等分に切って寿司桶に立てた方が見栄えが良いはずですが、食パンを丸めた状態だったので、こうするとバラバラに崩れてしまう危険性がありました。

 「味平ライス」、「タワーリングカレー」、「肉なしハンバーグ」、「寿司サンドイッチ」…私は運営スタッフだったので、何も食べておらず、読者の皆様にどんな味だったかお伝えできないのが申し訳ないところですが、その分、様々な写真で御想像ください。

 途中、カウンターでずっと立ちっぱなしだった私に、梅本ゆうこさん(「マンガ食堂」ブログ・本の執筆者)が温かく声をかけてくださり、グルメ漫画や食の話で盛り上がりました。

 これで一次会(漫画飯オフ会)はお開きとなり、参加者の皆さんには一旦御退場いただき、私を含む運営スタッフは二次会の準備に取りかかりました。


「シャンソン歌手・浜野ケイ子氏ライブ」と「釘師サブやん」バースデーケーキ

 二次会に向け、会場の掃除・後片付けや音響設備のセットなどをし、開始時刻の19時を迎えました。

(アルスノーバ)
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 さぁ、二次会の始まりです。

 二次会はシャンソン歌手の浜野ケイ子さんの歌と音楽を楽しみながら、みんなでビッグ錠先生の誕生日をお祝いしました。

(浜野ケイ子さんとビッグ錠先生)
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 店内の照明を落とし、シャンソンやダンスで盛り上がりました。

 私も少し余裕ができたので、再会した寺井広樹さん(実業家、映画「散歩屋ケンちゃん」監督・まずい棒考案者)と会話を楽しみました。

 その中で、ビッグ錠先生の「包丁人味平」に登場する「ブラックカレー」を商品化し、銚子電鉄で販売されているとの情報をいただきました。

 広島市南区の会社(「有限会社オフィスシン」)で開発された商品とのことです。

 私の自宅の近くで密かにブラックカレーが開発されていたとは…

(銚電ブラックカレー)
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 このブラックカレーは、寺井広樹さんが納得のいくまで何度も作り直されたようで、終盤は感覚が麻痺してしまったとのお話でした。

 私が「感覚が麻痺してこそ、ブラックカレーじゃないですか!」とお応えすると、寺井さんは「確かに」と笑っておられました。

 銚子電鉄のウェブサイトには、
「「銚電ブラックカレー」で、ブラック(黒字)企業としての立ち位置を定着させていきたい…という願いを込めました」
と紹介されていますが、「ブラック企業」という表現は誤解されますよ(笑)

 私から寺井さんへは、湘南台駅のファミリーマートに「銚子電鉄ぬれせんべい」の垂れ幕があったことをお話ししました。

(ファミリーマート「銚子電鉄ぬれせんべい」垂れ幕)
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 相鉄ステーションリテール株式会社が運営するファミリーマート32店舗(相鉄沿線、神奈川、東京)で販売されているようです。

 しばらくして、寺井さんがケーキの箱を取り出されました。

 そして寺井さんからビッグ錠先生へ、特製のバースデーケーキがプレゼントされました。

(特製「釘師サブやん」バースデーケーキ)
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 ビッグ錠先生の漫画「釘師サブやん」のコミックスやイラストがケーキで再現されています。

 会場の参加者から歓声があがり、皆さん写真を撮っておられました。

 少年誌にパチンコの漫画を連載すること自体、ぶっ飛んでいるのですが…(笑)

(ビッグ錠先生と「釘師サブやん」バースデーケーキ)
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 寺井広樹さん撮影

 バースデーケーキと一緒に、上機嫌のビッグ錠先生です。

 大盛況のうちに二次会もお開きとなり、無事イベントは終了しました。

 その後、ビッグ錠先生や浜野ケイ子さんとお話しすることができ、ビッグ錠先生から特製バースデーケーキも少しいただきました。

(「釘師サブやん」バースデーケーキ実食)
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 この時初めて知ったのですが、このケーキは、上のコミックスの部分だけが食べられるケーキで、下の大きな台は発泡スチロールで作られた飾りでした。

 台の部分から食べようとスプーンを入れたところ、発泡スチロールがポロポロ出てきたようです(笑)

 希少なケーキをいただくことができました。

 ビッグ錠先生がお帰りになる時、私は店の外へ出てお見送りをしたのですが、私からビッグ錠先生へ「お気を付けてー」とお話しすると、ビッグ錠先生から「はいよー」とお返事がありました。

 私がすかさず「知らんけどー」と叫ぶと、ビッグ錠先生は暗闇の中でズッコケておられました。


 マスターやズボラさん、運営スタッフの方々(アルスノーバの常連さん)は、12時間以上ずっと立ちっぱなしで頑張りました。

 夜も更けたので、お世話になったマスターや運営スタッフの皆さんにお礼申し上げ、私もお店を後にしました。

 とても疲れましたが、ビッグ錠先生をはじめ、皆さんと楽しいひと時を過ごせたこと、そして運営スタッフの一員としてお手伝いできたことに幸せを感じました。


まとめ

 後日、ズボラさんが今回の「ビッグ錠誕生日祭・漫画飯オフ会第8弾」の様子を動画でアップされました。

(【漫画飯オフ会8弾】タワーリングカレー&肉なしハンバーグ スーパーくいしん坊&ミスター味っ子 再現料理 アニメ飯再現レシピ ビッグ錠誕生日祭)

 (YouTube「ズボラの漫画飯再現料理」)


 「百聞は一見に如かず」で、この動画を御覧いただければ、臨場感あふれるイベント当日の様子がよくわかります。

 お忙しい中、このようなイベントを企画・実施してくださるズボラさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

 この場をお借りして、お礼申し上げます。


<関連サイト>
 「ズボラの漫画飯再現料理」(ずぼら料理研究家)
 「マンガ食堂」(梅本ゆうこ)
 「日本ハンバーグ協会
 「散歩屋ケンちゃん」(「散歩屋ケンちゃん」製作委員会 )
 「有限会社オフィスシン」(広島市南区西旭町4-9)

<関連記事>
 「ビッグ錠先生の世界8 -ビッグ錠誕生日祭(チャップマンさんの漫画めし料理 包丁人味平の「味平カレー」と「ブラックカレー」)-
 「ビッグ錠先生の世界14 -映画「散歩屋ケンちゃん」DVD制作プロジェクト 「デキらぁめん」・「ブラックカレー」をビッグ錠先生と食べる会-

2024年10月13日 (日)

グラスフェッドバターの特徴と魅力 -グラスフェッドバターとバターの違い-

グラスフェッドとは

 「グラスフェッド(grass fed)」とは、英語で「草・牧草(grass:グラス)」を「(飼料として)与えられた(fed:フェッド、feedの過去分詞)」という意味です。

 牛は本来、牧草を食べて育つ草食動物なのですが、限られた敷地の中で、成長を促進し、乳量を増やすため、畜産業界・畜産農家では穀物や濃厚飼料を与えて育てることが一般的となっています。

 牧草のみで育てようとすると、広大な牧草地を用意する必要があり、飼育効率も下がるなど、コストが高くつくからです。

 しかしながら、近年「食の安全・安心」や「健康意識の高まり」、「環境への配慮」そして「アニマルウェルフェア(家畜福祉)」といった観点から、牧草で育てられた牛の肉(グラスフェッドビーフ)、乳(グラスフェッドミルク)、チーズ(グラスフェッドチーズ)、バター(グラスフェッドバター)などが注目され始めています。

 私も食の情報誌などで「グラスフェッド」が話題になっていることは知っていたのですが、
「健康や環境、アニマルウェルフェアなどへの意識・関心が高い人が買い求めるのだろう」
「グラスフェッドとそうでないものは、価格は大きく異なっても、味の差は大したことないのだろう」
との思い込みから、特に興味は持っていませんでした。


グラスフェッドバターとの出会い

 ところがある日、その考えが一変します。

 広島県福山市のフランス料理店でコース料理をいただいた際、シェフから「パン用のバター、グラスフェッドバターも御用意していますが、いかがでしょう」と尋ねられ、私は「ものは試しに」とグラスフェッドバターを注文したのです。

 すると、普通のバターとグラスフェッドバターが並べて提供されました。

 そのグラスフェッドバターは濃い黄色をしており、パンに塗っていただくと、濃厚なコクとうま味を感じました。

 私が抱いていたグラスフェッドバターに対するイメージは、
「牧草で育った牛の乳から作られたバターはあっさりしている」
「穀物や濃厚飼料を食べた牛の乳で作ったバターの方がコクとうま味が強い」
というものですが、このイメージがあっさりと覆されました。

 私はこの瞬間からグラスフェッドバターのとりこになりました。


グラスフェッドバターの特徴

 グラスフェッドバターは、「牧草を飼料として与えられて育った牛の乳から作られたバター」です。

 後日、フランス料理店のシェフから教えていただいたグラスフェッドバターが広島市内で販売されていたので、購入しました。

(三良坂フロマージュ・グラスフェッドバター(包装))
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 広島県三次市三良坂町にある、チーズをはじめとした乳製品の販売店「三良坂フロマージュ」のグラスフェッドバターです。

 「山地酪農」は、牛や山羊をなだらかな山地に放牧して育てる循環型酪農を言います。

 日本では希少な「ブラウンスイス種」の牛を、牧草のみで育て、その牛のミルクから得られた少量のクリームから作られた貴重なバターです。

 それでは開封してみましょう。

(グラスフェッドバター(三良坂フロマージュ))
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 菊の御紋か仏壇に供える砂糖菓子(落雁)のような形をした、高級感あふれるバターが登場しました。

 普通のバターと並べて色の違いを見てみましょう。

(グラスフェッドバターとバター)
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 写真左の三角形がグラスフェッドバター、写真右の四角形が普通のバターです。

 グラスフェッドバターの方が濃い黄色であることがわかります。

 これは、牛が食べた牧草に「ベータカロテン(βカロテン)」が多く含まれているからです。

 ベータカロテンは濃いオレンジ色(赤色)の色素であり、これがバターの色に関係しているのです。

 ベータカロテンはニンジン、カボチャ、ホウレンソウなどの緑黄色野菜や、ミカン、スイカなどの果物にも多く含まれており、抗酸化作用や免疫力を高める効果があるとされています。

 また、体内で必要に応じてビタミンAに変換されるため(プロビタミンA)、ビタミンAの効果も期待できます。

 グラスフェッドバターと普通のバターを焼いた食パン(トースト)にのせてみました。

(グラスフェッドバターとバター(トースト))
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 トーストの左側がグラスフェッドバター、右側が普通のバターです。

 トーストの熱で、普通のバターよりもグラスフェッドバターの方が早く溶けました。

 普通のバターに比べ、グラスフェッドバターの方が溶けやすい(融点が低い)のです。

 これは、グラスフェッドバターに不飽和脂肪酸が多く含まれるために起こる現象です。

 まとめると、グラスフェッドバターは、
①普通のバターと比べて不飽和脂肪酸が多い
②マーガリンと比べてトランス脂肪酸が少ない
という「いいとこ取り」をした食用油脂だと言えます。

 ただし、不飽和脂肪酸が多い分、酸化しやすく、風味の劣化も早いので、早く食べ切る必要があります。


グラスフェッドバターの魅力

 グラスフェッドバターの一番の魅力は、そのおいしさにあります。

 牧草で飼育するには時間がかかりますが、牛にかかるストレスが少ないため、風味のよい生乳となり、コクのあるバターができるのです。

(バタートースト(グラスフェッドバター))
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 グラスフェッドバターは熱で溶けやすいので、トーストにスイスイ塗れます。

 また、グラスフェッドバターをパンに塗るのではなく、切ってのせて食べると、贅沢感が増して、より美味しくいただけます。

 グラスフェッドバターは、普通のバターと比べて値段が高いのですが、バターがお好きな方は一度お試しいただく価値ありです。

<関連サイト>
 「三良坂フロマージュ」(広島県三次市三良坂町仁賀1617-1)

2024年10月 6日 (日)

あずきの研究18 -御座候 書写山麓店の赤タルト・赤ブレンド珈琲・豆紡(まめつむぎ)-

姫路の御座候と書写山

 兵庫県姫路市にやってきました。

(姫路駅前から眺めた姫路城)
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 姫路駅から真正面に位置する姫路城を眺めると、姫路に来たことを実感します。

 ここ姫路は、回転焼(今川焼、大判焼)で有名な「御座候(ござそうろう)」の本拠地です。

 その御座候が、令和4(2022)年4月に手仕事をテーマとした旗艦店、手仕事喫茶「御座候」書写山麓店(しょしゃさんろくてん)をオープンされました。

 こちらのお店で小豆を使ったオリジナルケーキや、回転焼「御座候」の赤あん・白あんに合うオリジナルコーヒーが味わえるという情報を得たので、訪問することとしました。

 書写山は姫路市街から車で約20分の場所にあり、姫路駅から気軽に歩いて行ける距離ではないため、姫路駅北口から神姫(しんき)バスの「書写山ロープウェイ」行きを利用して書写山を目指しました。

 姫路駅からバスで約30分で終点「書写山ロープウェイ(山麓駅)」に到着しました。

(書寫山圓教寺案内図)
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 書写山山頂にある「書寫山圓教寺(しょしゃさん えんぎょうじ)」は天台宗のお寺で、「西の比叡山」とも呼ばれています。

(書写山ロープウェイ)
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 書写山の山麓と山頂を結ぶ、書写山ロープウェイです。


御座候 書写山麓店

 書写山ロープウェイ山麓駅のすぐ近くに「御座候 書写山麓店」があります。

(御座候 書写山麓店 駐車場案内看板)
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 手仕事を意識し、手作り感のある駐車場案内看板がありました。

(御座候 書写山麓店 入口)
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 お店の入口には、石積みの門と店名が書かれた表札がありました。

 通路の中心に大きな木がありますが、それをあえて残されているところに、自然の恵みを生かし、大切にされているお店のお心遣いを感じました。

 中に入ると、きれいに手入れされた庭の先にお店がありました。

(御座候 書写山麓店 店舗)
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 のれんのデザインが、赤あんと白あんの「御座候(回転焼)」に見えます。

 どんなあずきの世界が待っているのか、期待しながらお店に入りました。


赤タルトと赤ブレンド珈琲

 入口では、お店の方が「御座候(回転焼)」を焼いておられました。

 テーブル席に着き、メニューを見ると、
・焼きたての「御座候(赤あん、白あん)」
・小豆を使ったオリジナルケーキ「赤タルト」、「赤ロール」
・赤あんや白あんの風味に合わせた「赤ブレンド珈琲」、「白ブレンドコーヒー」
・同じく赤あんや白あんの風味に合わせた「赤の煎茶(冷茶)」、「白の煎茶(冷茶)」
・「あずき茶」、「和紅茶」
・「ぞうすい」、「うどん」、「赤飯おにぎり」(ランチタイム)
などが用意されていました。

 あずき好きの私は、このお店でしか味わえない「赤タルト」と「赤ブレンド珈琲」を注文しました。

 その際、お店の方から、持ち帰り用の「御座候(回転焼)」の注文の有無を確認されました。

 喫茶ルームで過ごした後、帰りに焼きたての「御座候(回転焼)」を用意していただけるようです。

 遠方ということもあり、私は「赤タルト」と「赤ブレンド珈琲」のみ注文しました。

 テーブル席から外の庭を眺めながら待っていると、しばらくしてタルトとコーヒーが運ばれてきました。

(赤タルトと赤ブレンド珈琲)
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 あずき好きにはたまらない、夢のような組合せです。

 「赤タルト」をアップで見てみましょう。

(赤タルト)
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 タルトの表面に寒天でつやを出した小豆がのせられている様子は、和菓子の「水無月(みなづき)」を連想させます。

 サックリと焼かれたタルト生地の上に、しっとりとしたあんこクリームの生地がのせられ、表面には粒あんがたっぷりとかけられています。

 タルトの周囲には生クリームがデコレーションされ、和菓子好きも洋菓子好きも喜ぶお菓子となっています。

 「赤タルト」を味わってから「赤ブレンド珈琲」をいただきました。

 私はコーヒーをストレートで飲むため、濃すぎたり苦すぎたりするコーヒーは苦手なのですが、このコーヒーは繊細な小豆の味を生かすよう、まろやかで苦味も少なく仕上げられています。

 「小豆にはお茶」という概念を覆す、ストレート派にも嬉しいハンドドリップコーヒーでした。


書写山麓店限定「豆紡(まめつむぎ)」

 喫茶タイムを楽しんだ後、店内の販売商品を見て回りました。

 すると、書写山麓店限定で「豆紡(まめつむぎ)」というお菓子が販売されていました。

(豆紡(包装))
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 遠方から来られたお客さん向け、お土産向けに開発された商品です。

 日持ちがし、小豆やてぼう豆の風味を最大限生かした豆粉のお菓子です。

(豆紡(詰め合わせ))
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 写真左列の茶色のお菓子が「珈琲(エスプレッソ)」、中央列の紫色のお菓子が「あずき」、右列の若草色のお菓子が「煎茶」です。

 丸いコイン形をした、直径約3.5cm、厚さ約0.8cmのお菓子です。

(豆紡(あずき・煎茶・珈琲))
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 こちらの写真は、上が「あずき」で御座候(回転焼)を焼く職人の姿が、右下が「煎茶」で重箱に詰められた和菓子が、左下が「珈琲(エスプレッソ)」でお餅を搗く臼と杵がそれぞれ描かれています。

(豆紡・あずき(中身))
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 見た目は落雁(らくがん)のようですが、落雁より甘さは控えめで、しっとりとしています。

 豆粉を氷砂糖の粉末で固めたお菓子です。

 「あずき」があるのは当然として、なぜ「珈琲(エスプレッソ)」があるのか、なぜ抹茶ではなく「煎茶」なのかと思いましたが、よく考えるとお店の喫茶のドリンクメニューと一致していることに気付きました。

 「お店の味を御家庭でも」が商品コンセプトだと思います。

 豆粉特有のホロッとした食感で、豆とそれぞれの素材の濃厚な味わいを楽しむことが出来ました。


 「御座候 書写山麓店」は、あずき好きにはたまらない、手仕事喫茶で御座候。


<関連サイト>
 「御座候 書写山麓店」(兵庫県姫路市書写1199-3)

<関連記事>
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