侍MANEKI珈琲(兵庫県姫路市)のアーモンドトーストとバックハウスイリエ(兵庫県尼崎市)のクリームパン
侍MANEKI珈琲のアーモンドトースト
兵庫県姫路市を訪問しました。
JR姫路駅で有名なのが「まねき食品」の「えきそば」です。
(まねきのえきそば(ディスプレイケース))
この「えきそば」の特徴は、「そば」という名称で、和風のそばつゆなのですが、麺に黄色い中華めん(かんすい入りのラーメンのような麺)が使われていることです。
最初に食べた時は少し違和感を感じたのですが、食べる回数が増えるにつれ、姫路駅へ寄った時は必ず食べたいと思うほどになりました。
地元の熱烈なファンの中には、姫路駅の入場券を買って、この「えきそば」を食べに来られる強者(つわもの)までいらっしゃるようです。
そして忘れてはならないのが、「まねき食品」は日本で初めて「幕の内弁当」を販売された会社だということです。
そんな「まねき食品」が、2022年4月23日に、JR姫路駅構内2階(新幹線コンコース)に喫茶店「侍MANEKI珈琲」をオープンされました。
(侍MANEKI珈琲・店舗)
朝、新幹線でJR姫路駅へ到着した際にお店を見つけた私は、「なるほど、まねき食品さんはカフェ事業も展開されたのか」と思ったのですが、お店の入口の電子看板に目が釘付けになりました。
(トーストモーニングセットの電子看板)
「このお店で姫路の名物・アーモンドトーストが味わえるんだ!」
そうと知ったからには、素通りすることはできず、お店に入りました。
朝7時から11時の時間帯は、ドリンク料金にプラス150円で「トーストモーニングセット」をいただくことができます。
お店の入口で注文・精算し、セルフで席へ運ぶ方式かと思っていましたが、テーブル席へ案内され、席に着いてから注文する喫茶店方式でした。
モーニングセットを注文する際、厚切りトーストに塗るものとして「姫路名物・自家製アーモンドバター」か「マーガリン」か「いちごジャム」を選ぶことができます。
私は迷うことなくアーモンドバターを注文しました。
また、ドリンクはホットコーヒーを注文しました。
すると、お店の方がコーヒーを淹れ、食パンにアーモンドバターを塗ってこんがりとトーストしてくださいました。
しばらくして、席にトーストモーニングセットが提供されました。
(トーストモーニングセット(コーヒー・アーモンドトースト・ゆで卵))
ホットコーヒー、厚切りトースト(アーモンドトースト)、そしてゆで卵のセットです。
コーヒーは、「トアルコトラジャ(インドネシア・スラウェシ島・トラジャ地方のコーヒー豆)」が使用されています。
コクと深みがありながら、ストレートでも飲みやすく、フルーティーな風味を感じました。
(アーモンドトースト・ゆで卵)
ゆで卵は、兵庫県市川町の「タズミの卵」が使われています。
そして姫路名物のアーモンドトーストです。
関西では、厚切りの食パンが好まれる傾向にありますが、期待どおりの厚切りで、アーモンドバターがたっぷり塗られていました。
姫路のアーモンドトーストは、アーモンドバターを贅沢に厚塗りし、表面がふつふつとなるぐらいこんがりと焼くことで美味しくなるのですが、まさにその仕上がりのアーモンドトーストでした。
粗目に砕いたクラッシュアーモンドのザクザク感・ゴロゴロ感が楽しめる、ほどよい甘さのアーモンドバターです。
ちなみに、このお店のアーモンドバターは、「侍MANEKI珈琲特製ザクゴロアーモンドバター」として、通信販売もされているようですので、御興味を持たれた方は御利用ください。
back haus IRIE(バックハウスイリエ)のクリームパン
阪急三宮駅から阪急電車に乗って、園田駅にやってきました。
園田駅から北へ向かって徒歩約10分の場所に「back haus IRIE(バックハウスイリエ)」園田本店があります。
(back haus IRIE(バックハウスイリエ)園田本店)
カスタードクリームパンで有名な老舗ベーカリーで、現在はフィナンシェなどの洋菓子で有名な「アンリシャルパンティエ」と同じシュゼットグループのお店です。
クリームパンは、これまで年間100万個を売り上げた記録をお持ちの人気店です。
お店に入ると、焼きたてのクリームパンが「ばんじゅう(プラスチック製運搬ケース)」に入った状態で販売されていました。
クリームパンを購入しようとレジで順番を待っていたところ、店内に「園田本店限定商品 絞りたてたっぷりクリームパン」の広告が目に留まりました。
こちらも気になり、私に順番が回ってきた際、お店の方に「クリームパン」と「絞りたてたっぷりクリームパン」との違いについて伺いました。
するとお店の方から、
「「クリームパン」はオリジナル商品で、ただいまアツアツの焼きたてを販売しております」
「「絞りたてたっぷりクリームパン」はこのお店でしか売ってない商品で、カスタードクリームが加熱されていない(パンを焼き上げた後にクリームを注入する)ため、冷やした状態で販売しております」
「絞りたてたっぷりクリームパンのカスタードクリームの量はクリームパンの1.5倍です」
と御説明いただきました。
オリジナルのクリームパンと本店限定のクリームパン、どちらも食べてみたくなり、両方購入しました。
再び園田駅まで戻り、2種類のパンを確認しました。
(バックハウスイリエのクリームパン(別包装))
クリームパンはまだ焼きたてで温かく、逆に絞りたてたっぷりクリームパンは冷たかったので、別々に包装していただいたのですが、こうした対応にお店の方のクリームパンへの愛情が感じられました。
マチ付きビニール袋の底には、クリームパンの形が崩れないように厚紙まで敷かれていました。
(「クリームパン」と「絞りたてたっぷりクリームパン」)
今思えば、焼きたてのクリームパンをすぐに食べてみるべきでした…。
自宅に帰り、「クリームパン」と「絞りたてたっぷりクリームパン」をいただきました。
まずはバックハウスイリエの看板商品「クリームパン」から御紹介します。
(バックハウスイリエのクリームパン)
艶やかなパンの上に、スライスアーモンドがのせられています。
(バックハウスイリエのクリームパン(中身))
中にはカスタードクリームがたっぷりと入っていました。
あんこの代わりにカスタードクリームが入った薄皮まんじゅうのようです。
いただいてみると、パンはふんわりとしてとてもやわらかく、甘い香りがしました。
そしてカスタードクリームの味ですが、この味はズバリ「カスタードプリン」です(笑)
しっかりと卵の味がするカスタードプリンがパンにたっぷりと詰められているイメージです。
人気の理由が理解できました。
続いて「園田本店限定商品 絞りたてたっぷりクリームパン」を御紹介します。
(絞りたてたっぷりクリームパン)
オリジナルのクリームパンに比べて、中に詰められているカスタードクリームの量が多い分、パンの山が高くなっています。
パン自体も、オリジナルのクリームパンと比べて生地がしっかりしている(弾力がある)ものとなっています。
(絞りたてたっぷりクリームパン(中身))
別名「飲めるクリームパン」とも呼ばれるだけあって、カスタードクリームの量がすごいことになっていました。
オリジナルのクリームパンもカスタードクリームたっぷりなのですが、その1.5倍ともなると、ずっしりと重量感があり、厚みも大きく異なります。
こちらのカスタードクリームも、やはりカスタードプリンの味なのですが(笑)、パンと一緒に加熱されてない分、くちどけがよく、より生のカスタードクリーム感がありました。
ちなみに、オリジナルの「クリームパン」が260円(税抜)、「絞りたてたっぷりクリームパン」が280円(税抜)でした。(※)
※2024年12月時点の価格
わずか20円程度の差でカスタードクリームの量が1.5倍とはお得感があります。
絶大な人気を誇る「クリームパン」と園田本店限定の「絞りたてたっぷりクリームパン」、どちらも魅力的なクリームパンです。
<関連サイト>
「まねき食品」(兵庫県姫路市北条953)
「侍MANEKI珈琲(インスタグラム)」(兵庫県姫路市南駅前町125 JR姫路駅構内2F)
「トアルコトラジャ」(キーコーヒー)
「back haus IRIE(バックハウスイリエ)」(園田本店:兵庫県尼崎市東園田町2-48-2 ほか)
「back haus IRIE(バックハウスイリエ)(インスタグラム)」(園田本店:兵庫県尼崎市東園田町2-48-2 ほか)
<関連記事>
「姫路の食文化探訪 -姫路のカフェ・喫茶店でアーモンドトーストを味わう-」
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