北海道の食文化探訪6 -道南で愛される豚肉の「やきとり」・ハセガワストアの「やきとり弁当」-
青森から北海道新幹線で函館へ
2025年3月に青森県内各地(五所川原市、弘前市、黒石市、青森市)を訪問しました。
青森市内のホテルに宿泊した翌朝、青森駅から新青森駅へ向かいました。
(青森駅・青い森鉄道・青森ベイブリッジ)
こちらの写真は、青森駅で出発を待つ「青い森鉄道」の列車です。
列車の車体の至る所に「青い森鉄道」のイメージキャラクター「モーリー」が描かれているかわいい列車です。
背景には青森ベイブリッジも見えます。
私は向かいのホームに入線した奥羽本線の列車に乗って、新青森駅へ向かいました。
新青森駅に着くと、早朝ということもあり、人の姿はまばらでした。
(新青森駅・北海道新幹線発車標)
北海道方面への1番列車「はやて91号」に乗って新函館北斗を目指します。
(新青森駅・はやて91号・新函館北斗行)
出発時刻の少し前に出発ホームに着くと、はやて91号が入線していました。
2号車(指定席)に乗車したところ、新青森発の早朝便ということもあり、乗客は私1人でした。
(北海道新幹線・E5系・2号車・車内)
普通車指定席ですが、高級感のある車内です。
高校生の時に在来線で青函トンネルを渡って以来、人生2回目となる青函トンネル通過に心躍りました。
青函トンネル手前で、新幹線がこれから青函トンネルに入る旨のアナウンスが流れました。
かつて営業されていた竜飛海底駅や吉岡海底駅を見ることができるかもと思っていたのですが、北海道新幹線開通により両駅が廃止され、新幹線で素早く通過する今となっては確認すらできませんでした。
やがて列車がトンネルを抜け出て目の前が明るくなったことで、北海道に上陸したことを知りました。
(新幹線車内から眺めた風景・木古内駅付近)
「北海道の大地にやってきた」という感動を覚えました。
実際は青森県側とそんなに違いはないのでしょうが…。
約1時間で新函館北斗(しんはこだてほくと)駅に到着しました。
(北海道新幹線・新函館北斗駅ホーム)
青森県側、北海道側ともに、陸地を走る距離が長いこともあり、新幹線でも意外と時間がかかるものだなというのが感想です。
函館市に向かうため、「はこだてライナー」に乗り換えました。
(はこだてライナー・新函館北斗駅ホーム)
「はこだてライナー」は、新函館北斗駅と函館市内を結ぶアクセス列車です。
車体に紫色のラインが入っていますが、これは北海道のライラック、ルピナス、ラベンダーを想起させる「彩香パープル」と呼ばれる色で、JR北海道が使用する新幹線「H5系」に合わせて採用されています。
「はこだてライナー」に乗り、五稜郭駅へ向かいました。
ハセガワストアの「やきとり弁当」
五稜郭駅で下車し、歩いて五稜郭へ向かいました。
五稜郭駅という名称ですが、実際には五稜郭までかなりの距離があります。
五稜郭手前にある「ハセガワストア五稜郭店」に伺いました。
(ハセガワストア五稜郭店)
「ハセガワストア」は、北海道函館市で創業し、「ハセスト」の愛称で親しまれているコンビニエンスストアです。
北海道函館市・北斗市・七飯町(ななえちょう)に店舗展開されています。
手作り総菜が充実したコンビニエンスストアで、看板商品は「やきとり」・「やきとり弁当」です。
北海道の道南では「やきとり」の肉として「鶏肉」ではなく「豚肉」が使われることが多いのですが、ハセガワストアの「やきとり」も豚肉がメインとなっています。
「ハセスト」の「やきとり弁当」を味わうべく、お店に入りました。
店内には、やきとり実演販売コーナーが併設されており、お店の方がやきとりを焼いておられました。
(やきとり実演販売コーナー)
「やきとり屋さんを備えたコンビニエンスストア」という印象です。
やきとりコーナーへ行き、口頭で「やきとり弁当」を注文しようとすると、「注文内容を書いた注文書で注文してください」とお願いされました。
(やきとり弁当・やきとり ご注文書)
やきとり弁当のサイズ(小・中・大)、味(たれ・塩・塩だれ・うま辛・みそだれ)、数量を記入し、お店の方にお渡しする注文方法です。
やきとり単品もこの注文書で注文します。
私はやきとり弁当の「小(やきとり3本)」・「たれ(甘い醤油だれ)」で注文しました。
(やきとりを焼く様子)
「やきとり」や「つくね」が焼かれています。
「つくね」は合鴨のつくねで、さすがに豚肉ではありませんでした(笑)
実は豚肉だけでなく、「とり肉」、「とり皮」、「とり軟骨」など鶏肉のメニューも充実しています。
そして、やきとりの「かくし味」として、やきとりに霧吹きで「はこだてわいん(赤ワイン)」が吹きかけられていました。
出来上がりを待つ間、店内を見て歩きましたが、美味しそうな総菜やパンがたくさん並べられ、お手頃な値段で販売されていました。
しばらくして、注文した「やきとり弁当」が出来上がりました。
お店の窓側にあるイートインでいただくことにしました。
(やきとり弁当(テイクアウト))
フタには、やきとりを焼く「ぶたちゃん」が描かれています。
フタを開けてみました。
(やきとり弁当(串))
海苔を敷いたごはんの上に、串刺しのやきとりが3本のせられていました。
この「やきとり弁当」には、ハセガワストアおすすめの食べ方(やきとり弁当「通」の食べ方)があります。
それは、①容器の端の溝(ミゾ)に串をのせ、②再度フタをかぶせ、③フタを手で押さえつつ、もう一方の手で串をクルクル回しながら引き抜き、④フタを開けて食べるというものです。
(やきとり弁当(串を容器から出した様子))
串を赤い矢印のように回しながら引くと、簡単に肉やネギを串から外すことができるのです。
(やきとり弁当(串抜き・紅しょうが追加))
紅しょうがを添えて、いただきました。
出来たて、アツアツなのが何より嬉しいところです。
豚肉は、表面はこんがりと、中は柔らかくジューシーに焼かれていました。
醤油だれは、かくし味の赤ワインが加えられたことにより、とろみが増し、より深い甘さとコクを感じました。
コンビニエンスストアというより、やきとり屋さんのお弁当と言ってもいいような気がします。
食事を終え、お店を出る時も、やきとりコーナーではお店の方が絶え間なく「やきとり」を焼いておられました。
あらかじめテイクアウト用に注文されるお客さんも多いようです。
お店の入口には、「ハセストグッズ」のコーナーもあり、「やきとり弁当」にちなんだ筆記具、マグネット、Tシャツなど様々なグッズが販売されていました。
地元の人々に愛されるコンビニエンスストアだなと思いつつ、お店を後にしました。
その後、五稜郭タワーに寄り、お土産コーナーやアトリウムを見て回りました。
(土方歳三ブロンズ像)
五稜郭タワーのアトリウムに展示されている土方歳三(ひじかたとしぞう)のブロンズ像です。
新選組副長から旧幕府軍陸軍奉行並に転じ、新政府軍と戦った人物です。
お土産コーナーにも、土方歳三にまつわるグッズがたくさん販売されていました。
函館観光の際に、近くのハセガワストアで「やきとり弁当」を味わうのもおすすめです。
<関連サイト>
「ハセガワストア」(五稜郭店 北海道函館市五稜郭町4-1 ほか)
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最新の新幹線は鼻先がドンドン伸びて、子供の頃団子鼻新幹線に乗っていた
人間から見たら、まるで未来にタイムスリップした様です(^^;;
ハセガワストアは昔風に言うとよろずやさんですね(^.^)
焼き鳥風焼き豚を焼くぶたちゃん、ちょっぴりブラックで面白いですね!
なーまんならとり皮を追加注文したいと思います^o^
近藤勇の写真を見たときはちょっぴり微妙な気分でしたが、土方歳三は今
でもイケメンですよね(^_^)
投稿: なーまん | 2025年9月14日 (日) 18時15分
ハセガワストアのやきとり弁当、何かつい最近見たような…と必死に記憶をたどって思い出しました。
最近よく見ているYouTubeのこの動画でした。
https://www.youtube.com/watch?v=zPJN-Egm79E
函館に行ったら絶対食べないといけないですね(^^)
埼玉の東松山の「やきとり」も豚肉です。
豚肉なのに「とり」と呼ぶ地域って全国にあるんですね。
投稿: chibiaya | 2025年9月14日 (日) 22時37分
なーまん 様
なーまんさん、こんばんは。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。
北海道新幹線には初めて乗ったのですが、確かに今回のE5系やH5系の新幹線は鼻はとても長いですね。
トンネルに入る時の衝撃音対策なのでしょうが、運転手も出入りが大変なことでしょう。
ハセガワストアは、おっしゃるように、昔のよろず屋さん・総菜屋さん・ファストフード店ですね。
店内でやきとりを焼くコンビニエンスストアは初めて見ました(笑)
やきとりを焼く「ぶたちゃん」、私もなーまんさんと同じことを考え、焼き台に「ぶたちゃん」が寝っ転がったら、豚の丸焼きになっちゃうじゃないかと思ってしまいました(笑)
なーまんさんは、とり皮がお好きなんですね。
私も好物で、いつか再訪することがあったら、今度は鶏肉のやきとりも味わってみたいと思います。
土方歳三は、あの有名な写真のままの顔だったら、確かにイケメンですね。
男の私でも、土方歳三はカッコイイと思います。
と言いつつ、私はイケメンよりハセストに興味を持ったのですが…(^^ゞ
投稿: コウジ菌 | 2025年9月14日 (日) 22時58分
chibiaya 様
chibiayaさん、おはようございます。
いつもコメントいただき、ありがとうございます。
YouTubeのギリックさんの動画、拝見しました。
私は高校生の時に4人グループで広島から函館へ行ったことがあるのですが、青春18きっぷでひたすら在来線・夜行快速に乗り、広島~新宿~村上(新潟)~秋田~青森~函館と行ったので、よく似た感じで楽しめました。
函館では、ハセガワストアの「やきとり弁当」が紹介されてますね(笑)
函館で有名な食べ物なので、機会があればお召し上がりください。
埼玉・東松山市と言えば、大東文化大学とか松山女子高等学校とか、書道が盛んな街というイメージが強いのですが、豚肉の「やきとり」も有名なんですね!
こちらも貴重な情報をありがとうございました。
これこそ、東松山へ行ったら絶対食べなきゃいけない料理です。
串に刺して焼いた肉であればイメージ的に「やきとり」と呼ばれるのかもしれませんね。
豚肉だから「焼き豚」と言えば、別の料理になってしまいますし…(笑)
投稿: コウジ菌 | 2025年9月15日 (月) 08時23分