今日は8月6日,広島に原子爆弾が投下された日です。
平和を祈念し,広島の平和の耳かきを御紹介します。
広島駅構内の「おみやげ街道」で購入しました。
耳かきに折り鶴が飾られているのですが,1本1本折り紙の色や柄が異なり,手作り感があることに魅力を感じました。
毎年夏になると,私も職場で折り鶴を折っていますが,最後の決め手となる鶴の頭の部分がきれいにならないことが多いです(笑)
この折り鶴も,その頭の部分にリアルな手作り感があるのが気に入っています。
広島の原爆ドームの向かいには「おりづるタワー」という観光施設があり,自分で折った折り鶴を「おりづるの壁」に投入して,参加者みんなで「おりづるの壁」を作ることができます。
今日8月6日には,広島平和記念公園の「原爆の子の像」をはじめ,広島市内各地でたくさんの折り鶴が飾られています。
岡山県真庭市の魔除けスイトンの耳かきです。
ヒルゼン高原センターで購入しました。
耳かきの台紙にはスイトンについての説明書きがあります。
「『和漢三才図絵』には,木客とか,山𤢖とか水虎,魍魎など恐ろしくもあり滑稽でもあり,時には可愛いらしくもある奇妙なものが沢山載っているが,蒜山には古くから『粋呑』という怪物が住んでいた。『粋呑』は,人間の思ったことをすべて知っている。だからもし悪いことをたくらんだり他人に迷惑をかけたりした者は,どこからともなくスイーと現れトンと一本足で立った『粋呑』にたちまち引き裂かれて食われてしまうという,だから蒜山には悪人が居ない」
悪人はスイトンに引き裂かれて食われてしまう…恐ろしいですね。
ちなみにスイトンの後ろには,「スイトン」・「ひるぜん」と名前と地名が書かれています。
「かわいいところあるじゃん」と笑ってしまった私は,そのうちスイトンに食われてしまうかもしれません(笑)
出雲の勾玉(まがたま)の耳かきです。
松江市の「めのうの店 川島」で購入しました。
松江市玉造は「めのう」と呼ばれる鉱物の産地です。
かつて,玉造温泉街など松江市内でお土産用の「めのう」を売るお店をたくさん見かけましたが,今では貴重な鉱物となり,高級な装飾品・お土産品として販売されています。
その「めのう」で作られた勾玉が金属製の耳かきの頭に付けられています。
三種の神器(鏡・剣・(勾)玉)の1つでもある勾玉の耳かき。
今回は特別公開です(笑)
宮島しゃもじの耳かきです。
しゃもじには厳島神社の大鳥居が彫られています。
宮島は,日本三景・世界遺産の観光地として有名ですが,しゃもじの産地としても有名です。
なので,宮島のお土産屋さんには,厳島神社の大鳥居が描かれたしゃもじや,縁起の良い文字が書かれたしゃもじがたくさん売られています。
しゃもじの「飯取る」を「(相手を)召し取る」とかけて,広島のスポーツチームの応援でしゃもじが使われることもあります。
また,宮島しゃもじと並んで「宮島彫り」と呼ばれる木工細工も有名です。
この耳かきは,宮島の伝統工芸品である「しゃもじ」と「宮島彫り」を耳かきで表現したもので,宮島らしさがうまく表現された,お土産に最適な耳かきだと言えるでしょう。
山口県のキャラクター「ちょるる」の耳かきです。
山口県周防大島町の「グリーンステイながうら」で購入しました。
「ちょるる」という名前は,「~(し)ている」という表現を,山口弁で「~(し)ちょる」と言われることに由来しています。
(関西弁の「~(し)よる」・「~(して)はる」,広島弁の「~(し)とる」のような表現です。)
頭は「山」を,顔は「口」を示しています。
イラストのように,赤い長ズボンのまま泳ぐほどの頑張り屋さんです(笑)
2011年に山口県内で開催された「おいでませ!山口国体」・「おいでませ!山口大会」のマスコットキャラクターとしてデビューし,現在は山口県PR本部長として活躍しています。
ご当地耳かきPR本部長の私も「ちょるる」を応援しちょるよ!
「山口県PR本部長ちょるる公式ウェブサイト」
広島市南区宇品神田,電車通り沿いにある「翔庵工房」の手作り耳かきです。
黒竹で作られた珍しい耳かきです。
理容院「ネクストクラウン」の店主さんが理容院の隣に工房を併設され,理容業と並行して耳かきなどの製作に取り組んでおられます。
店主さんは「耳かきがしたい」(上野 玲著・ジャイブ)という本や広島のテレビなどでも紹介された有名な方です。
耳かきコレクターの私は,購入した耳かきを実際に使うことはないのですが,今回の耳かきは興味を持って使ってみました。
先が細くて弾力があり,耳垢をしっかりと掻き出すことができました。
双方向が耳かきになっているので,好みで使い分けることも出来ます。
1本1本,時間をかけて丁寧に作られているので,使い心地がいいです。
この度,当ブログを御覧いただいた翔庵工房の御親戚の方から,こうした手作り耳かきのネット販売を始められたとのお知らせをいただきました。
サイトを御紹介しますので,御興味がある方は御覧ください。
「翔庵工房」(広島市南区宇品神田5-19-24)
<関連記事>
「翔庵工房 黒竹の耳かき -広島県広島市-」
広島市南区宇品神田,電車通り沿いにある「翔庵工房」の手作り耳かきです。
職場の方からいただきました。
黒竹で作られています。
理容院「ネクストクラウン」の店主さんが理容院の隣に工房を併設され,理容業と並行して耳かきなどの製作に取り組んでおられます。
店主さんは「耳かきがしたい」(上野 玲著・ジャイブ)という本や広島のテレビなどでも紹介された有名な方です。
工房を訪問し,店主さんから直接お話を伺う機会があったのですが,耳かきの製作以外にも,写真,料理,旅行,音楽など様々な趣味をお持ちで,軽く1時間以上楽しくお話しさせていただきました。
私が「ご当地耳かきのコレクターなので,実際に耳かきを使うことはないのです」というお話をすると,店主さんから「この耳かきは使ってこそ価値があるんです!」と注意されてしまいました(笑)
散髪用のはさみを2本に分解して,耳かき製作用のナイフまで作られていたのが印象的でした。
自宅の近くに,耳かきつながりの人がいらっしゃるなんて,とても不思議です。
「翔庵工房」(広島市南区宇品神田5-19-24)
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