晩秋から冬が旬の魚 ハタハタ -ハタハタの塩焼き・ハタハタの卵「ぶりこ」の魅力-
ハタハタについて
ハタハタ(鰰)は日本海側や北海道で漁獲される魚で、旬は晩秋から冬(10月~1月)です。
ハタハタは日本海側や北海道では昔からよく食べられてきた魚で、秋田県では県魚とされています。
(八森いさりび温泉ハタハタ館・産直ぶりこ)
この写真は、秋田駅から青森駅へ五能線経由で向かう「リゾートしらかみ」が「あきた白神駅」に停車した際、車内から撮影した「八森いさりび温泉ハタハタ館」と「産直ぶりこ(産直施設)」の外観です。
秋田県など東北地方の日本海側では、昔はハタハタの卵(ぶりこ)が海岸を埋め尽くすほどたくさん獲れたそうですが、1970年代以降、乱獲によってハタハタの漁獲量が減少しました。
こうした状況に対し、資源保護のための漁業規制が各地で行われ、一時は回復傾向も見られました。
しかしながら、それも長続きせず、特に近年は記録的な不漁となっています。
この現象は、乱獲による影響だけでなく、地球温暖化の影響で海水温が高くなり、ハタハタの産卵や成長にも影響が及んでいることも関係しているようです。
そのため、ハタハタは現在、高級魚として高値で取引されています。
特に11月から12月にかけてみられる、産卵期の卵を抱えたメス(子持ちハタハタ)は重宝され、高値で取引されています。
一方、餌を求めて回遊しているハタハタは、卵はありませんが、とても脂がのっています。
うろこがなく、調理しやすいのもハタハタの特徴です。
ハタハタの塩焼き
2025年12月、広島市内のデパ地下の鮮魚売場を散策していると、これまで見たことないような大きなハタハタが販売されていました。
(ハタハタ(包装))
北海道産のハタハタが2尾で1590円(税込1718円)で、訪問時はその価格の3割引となっていました。
広島市内の鮮魚店(鮮魚売場)で売られているハタハタは、小さくて卵がない塩干物が中心で、こんなに大きくて、なおかつ卵を持ったハタハタが売られているのは珍しいことです。
ぶりこ(卵)がある大型のハタハタに魅力を感じ、購入しました。
(ハタハタ(トレー))
お腹は銀白色、背は黄褐色に黒褐色の斑点があるのが特徴です。
(ハタハタ)
ぷっくりとしたお腹にぶりこがたくさんありそうで、期待が高まりました。
ハタハタの塩焼き
ハタハタをシンプルに焼いていただくことにしました。
(ハタハタ(グリル皿))
ハタハタをグリル皿に並べ、オーブンレンジで焼き過ぎないよう慎重にグリルしました。
(ハタハタ(焼き上がり))
ハタハタが、身を上向きに反らし、口を大きく開けて「熱かったよぅ」と訴えかけているようでした。
(ハタハタの塩焼き)
ホッケなど大きな魚に使う大皿に、ハタハタを盛り付けました。
ぶりこがお腹から弾け出しています。
(ぶりこ)
ハタハタのお腹は、ぶりこ(卵)でいっぱいでした。
(ぶりこ(ほぐした様子))
ぶりこをほぐしてみると、ねっとりとしたかたまりの中に、卵がぎっしりと詰まっていました。
いただいてみました。
ぶりこは、口の中で一粒一粒がわかるほど卵の表面に弾力があり、プチプチとした食感でした。
粒が大きい「数の子」をいただいている感じがしました。
一方、ハタハタの身は、プリッとした白身で、ほどよく脂ものっていました。
「ホッケ」の身に似た食感・味だと思いました。
ホッケの漁獲量が減少していることで、特に大型の子持ちハタハタはすっかり高級魚となっていますが、一尾にぎっしりと(一度に食べるのが申し訳ないほど)「ぶりこ(卵)」が詰まっており、大きな魅力があります。
<関連サイト>
「八森いさりび温泉 ハタハタ館」((秋田県山本郡八峰町八森字御所の台51))
「産直ぶりこ(インスタグラム)」(秋田県山本郡八峰町八森字御所の台51)
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